中二病でも世界征服したい〜世界征服したりタイムマシン作ったりラジバンダり〜

タイムマシン製造計画（完成

タイムマシンはできませんでした。その４相対性理論って知ってる？オレは知らないよ。

オレが読んだ本っていうのは「バカでもわかる相対性理論」みたいな本。
その本によると、タイムマシンはもうあるって言うんだ。
どこにあるかというと、それはみんなの心の中にあるんだ・・・。

どういうことかと言うと、相対性理論によると早く動くと未来に行けるらしいんだ。すっごくお手軽だよね。実際、ものスゴいスピードで飛んでる宇宙ステーションにいる人は地球上にいる人より少しずつ未来に行っているんだ。
つまり、宇宙ステーションにいる人の腕時計は地球上にいる人の腕時計より進むのが少し遅いんだって。宇宙にいる人の時計がまだ一時間しかたっていないのに、地上の人の時計は2時間進んでたりするわけだね。この場合は、宇宙にいる人は地上の人より１時間だけ未来に行っているわけだね。
宇宙ステーションで「１２時ださあお昼食べよう！」って地球に帰ってきたら、地球の人はもうお昼を食べ終わってお昼休みも終わって午後の仕事を始めていたような感じかな。これを浦島効果というらしいよ。

こんな感じにね、宇宙みたいな大変なところで地球と宇宙ステーションで時計がズレたら色々大変だから、宇宙にある時計は少しだけ早く進むようになっているらしいんだよね。ウソ臭いけど本当らしいよ。本に書いてあった。
でも秒速数十キロで飛んでいる宇宙ステーションでも遠い未来に行けるほどのスピードには全然足りなくて、宇宙飛行士と地上民の時間の差はとっても小さなもので、宇宙飛行士が地球に帰ってきたらお昼休みが終わってたなんてことはなくて、ホントに小さな僅かな差なんだ。具体的にどれくらいかというと、もちろん知らないよ。
ちなみにこの知らないくだりは死ぬほど擦るからね。

でね、この相対性理論タイムマシンがどういう理屈かというとね、話は長くなるよ。

まずＡさんとＢさんがいるとするね。Ａさんは突っ立っているだけなんだけど、Ｂさんの足はすごく速くて時速３０キロで走ることができるんだ。
突っ立っているＡさんのところからＢさんが時速３０キロで走り始めたとするよ。Ａさんの時計が１時間経った時、Ａさんから３０キロ離れた所にＢさんがいたよ。当たり前だよね。ここまではいいよね。

次にね、突っ立っているＡさんからもう一回時速３０キロでＢさんが走り始めるんだ。でも今度はＡさんのところからBさんと一緒に一緒に光も発射してみるよ。光は時速一億キロだかなんだかよくわからないけどすごく速いんだけど、割り算が面倒だからここでは時速１００キロにするね。光の時速は１００キロね。

で、Aさんから時速３０キロのBさんと、時速１００キロの光が同時にスタートするね。
それで、Aさんの腕時計が１時間経ちました。するとＡさんから３０キロ離れた所にＢさんがいてね、光は１００キロ離れた所にありました。ここまではいいよね？

でね、ここからが大事なんだけど、Bさんの腕時計が１時間経った時にね、Bさんが光はどこにあるかな？って見てみたら光はBさんから１００キロ離れた所にあったんだ。つまりAさんからは１３０キロ離れた所にあったんだ。

え？なんで？って思うよね、オレも思った。というか世界中の人がなんで？って思ったんだ。
でも何回やっても同じ結果になったんだ。
おかしいじゃんって思うよね、うんオレもおかしいじゃんって思った。というか世界中の人がおかしいじゃんって思ったんだ。