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THEサイタマ
サイタマと言えば吉見百穴(ヨシミヒャッケツ)
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埼玉県といえば吉見百穴だよね。
吉見百穴というのは無数の横穴が掘られた謎の岩山のことだよ。
工事中だけど今掘っているわけではないよ。掘られたのは5世紀か6世紀か7世紀くらいの昔の話だよ。
埼玉県民なら誰でも知ってる吉見百穴。
埼玉県民以外は誰も知らない吉見百穴。
埼玉県民だけど知らないって人はおそらく上玉してきた山の民、所謂「准埼玉県民」
早い話が2等県民だね。
47分の1を引き当て埼玉で産まれ、埼玉で育ってきた者のみが真の埼玉県民だからね。
全ての真の埼玉県民。
全ての真民は吉見百穴を知っている。これは至極当然のことだよ。
しかし2等民の本質は、山で産まれ山で育った山の民であって真の埼玉県民とは程遠い存在だから吉見百穴を知らないんだ。
吉見百穴を知る者だけが真の埼玉県民であり
吉見百穴を知らない者は2等県民もしくは県外者なんだ。
そんな埼玉県民の証である吉見百穴とは一体何なのか?
岩山の無数の横穴は一体何のために掘られたのか?
一体これは何なのでしょうか?
吉見百穴とは一体何なのか?
それは、よくわかりません。
よく、わからないのです。
調べろよ!と思うかもしれませんが、私もそう思います。
実は昔、東大の偉い人が調べたことがあり、その結果は「コロポックルタウンじゃね?」ということでした。
「ここはコロポックルタウンだったけど、その跡地を人間が墓地として使ったかも」的なことを言い始めました。
東大の偉い人が調べた結果では、吉見百穴はコロポックルタウン。
ちなみにコロポックルとは北海道原産の妖怪です。
マジかお前、マジでコロポックルとか言ってるの?埼玉ナメてんのかと、2~3発ほど引っ叩きたいところですが、東大まで行かせた息子がコロポックルとか言い始めてしまった親御さんの気持ちを考えると中々誰も手が出ません。
そんな中、さすがに同僚がコロポックルとか言っちゃう事に危機感を覚えたのか別の偉い人が「普通に集団墓地でいいんじゃないかな……コロポックルは別に……」と小声で言いました。
ここにコロポックル説と集団墓地説の全面戦争が勃発しました。
コロポックルは墓へ直行すると思われましたが、意外なことに現代でも決着はついていません。
なぜならコロポックルタウンであるという証拠も、コロポックルタウンではないという証拠も見つけることができないからです。
なにやら悪魔の証明じみてきましたがそうでもないです。
彼らが吉見百穴から持ち帰った多くの出土品や資料の数々を全ロストさせたからです。
少し無くしちゃった。とかではありません、“全”ロストです。
1個か2個くらい残って……いません。資料全ロストです。
もはやコロポックルタウンだったかどうかなんてレベルではなく、吉見百穴について何一つ調べることが出来なくなってしまったのです。
お前ら、埼玉ナメてんのか?といった感じですがおそらくナメてます。さすがに2発くらい殴ったほうが彼らのためでもあると思います。
まぁそんなわけで吉見百穴について調べることはもう不可能なのです。
コロポックルタウンであった証拠も、集団墓地でしかなかった証拠も呈示することも出来ないのです。
もう何も調べることができないのです。
吉見百穴そのものを調べようにも第二次世界大戦時にコロポックルタウンを軍需工場にしようと大改修しました。
デカいトンネルまで掘ってみたんですが、そんなところで戦争終結。
その無駄無駄トンネルは現在でも見ることができます。
まぁ第二次世界大戦に比べたらコロポックル戦争とかどっちでもよくね?的な感じで今ではどうでも良くなっています。
次に吉見百穴の見どころ!それは
何と言っても【ヒカリゴケ】です。
その名の通り光ったりはしません。
苔ですからね、光るわけがありません。「なんか光ってるように見えない?」系の苔です。
この苔が自然に自生しているのはとても非常に珍しことなので最近では枯れないようにきちんと管理してあげています。
優しいですね。
そして最後に吉見百穴のスゴいところです。マジでスゴいです。
吉見百穴には200前後の横穴が有るのですが、すぐ近所に吉見百穴の倍近い大規模コロポックルシティがあると言われています。
あると言われています。ありそうな気がするんです。
なぜハッキリしないのかというと調べていないからです。
おそらく1000年以上前のコロポックルシティ。
おそらく手つかずの状態で保存されているであろう大規模コロポックルシティ。
でも「おそらく」です。
なぜなら誰も調べていないからです。
「調べればいいだろ!」と思うかもしれません。
私もそう思います。
みんな、そう思っています。
懐かしのダチョウモードです。
いや、誰もやらない逆ダチョウモードです。
上島竜兵のいない逆ダチョウモードです。
「調べろよ」
みんな、そう思っています。
吉見百穴というのは無数の横穴が掘られた謎の岩山のことだよ。
工事中だけど今掘っているわけではないよ。掘られたのは5世紀か6世紀か7世紀くらいの昔の話だよ。
埼玉県民なら誰でも知ってる吉見百穴。
埼玉県民以外は誰も知らない吉見百穴。
埼玉県民だけど知らないって人はおそらく上玉してきた山の民、所謂「准埼玉県民」
早い話が2等県民だね。
47分の1を引き当て埼玉で産まれ、埼玉で育ってきた者のみが真の埼玉県民だからね。
全ての真の埼玉県民。
全ての真民は吉見百穴を知っている。これは至極当然のことだよ。
しかし2等民の本質は、山で産まれ山で育った山の民であって真の埼玉県民とは程遠い存在だから吉見百穴を知らないんだ。
吉見百穴を知る者だけが真の埼玉県民であり
吉見百穴を知らない者は2等県民もしくは県外者なんだ。
そんな埼玉県民の証である吉見百穴とは一体何なのか?
岩山の無数の横穴は一体何のために掘られたのか?
一体これは何なのでしょうか?
吉見百穴とは一体何なのか?
それは、よくわかりません。
よく、わからないのです。
調べろよ!と思うかもしれませんが、私もそう思います。
実は昔、東大の偉い人が調べたことがあり、その結果は「コロポックルタウンじゃね?」ということでした。
「ここはコロポックルタウンだったけど、その跡地を人間が墓地として使ったかも」的なことを言い始めました。
東大の偉い人が調べた結果では、吉見百穴はコロポックルタウン。
ちなみにコロポックルとは北海道原産の妖怪です。
マジかお前、マジでコロポックルとか言ってるの?埼玉ナメてんのかと、2~3発ほど引っ叩きたいところですが、東大まで行かせた息子がコロポックルとか言い始めてしまった親御さんの気持ちを考えると中々誰も手が出ません。
そんな中、さすがに同僚がコロポックルとか言っちゃう事に危機感を覚えたのか別の偉い人が「普通に集団墓地でいいんじゃないかな……コロポックルは別に……」と小声で言いました。
ここにコロポックル説と集団墓地説の全面戦争が勃発しました。
コロポックルは墓へ直行すると思われましたが、意外なことに現代でも決着はついていません。
なぜならコロポックルタウンであるという証拠も、コロポックルタウンではないという証拠も見つけることができないからです。
なにやら悪魔の証明じみてきましたがそうでもないです。
彼らが吉見百穴から持ち帰った多くの出土品や資料の数々を全ロストさせたからです。
少し無くしちゃった。とかではありません、“全”ロストです。
1個か2個くらい残って……いません。資料全ロストです。
もはやコロポックルタウンだったかどうかなんてレベルではなく、吉見百穴について何一つ調べることが出来なくなってしまったのです。
お前ら、埼玉ナメてんのか?といった感じですがおそらくナメてます。さすがに2発くらい殴ったほうが彼らのためでもあると思います。
まぁそんなわけで吉見百穴について調べることはもう不可能なのです。
コロポックルタウンであった証拠も、集団墓地でしかなかった証拠も呈示することも出来ないのです。
もう何も調べることができないのです。
吉見百穴そのものを調べようにも第二次世界大戦時にコロポックルタウンを軍需工場にしようと大改修しました。
デカいトンネルまで掘ってみたんですが、そんなところで戦争終結。
その無駄無駄トンネルは現在でも見ることができます。
まぁ第二次世界大戦に比べたらコロポックル戦争とかどっちでもよくね?的な感じで今ではどうでも良くなっています。
次に吉見百穴の見どころ!それは
何と言っても【ヒカリゴケ】です。
その名の通り光ったりはしません。
苔ですからね、光るわけがありません。「なんか光ってるように見えない?」系の苔です。
この苔が自然に自生しているのはとても非常に珍しことなので最近では枯れないようにきちんと管理してあげています。
優しいですね。
そして最後に吉見百穴のスゴいところです。マジでスゴいです。
吉見百穴には200前後の横穴が有るのですが、すぐ近所に吉見百穴の倍近い大規模コロポックルシティがあると言われています。
あると言われています。ありそうな気がするんです。
なぜハッキリしないのかというと調べていないからです。
おそらく1000年以上前のコロポックルシティ。
おそらく手つかずの状態で保存されているであろう大規模コロポックルシティ。
でも「おそらく」です。
なぜなら誰も調べていないからです。
「調べればいいだろ!」と思うかもしれません。
私もそう思います。
みんな、そう思っています。
懐かしのダチョウモードです。
いや、誰もやらない逆ダチョウモードです。
上島竜兵のいない逆ダチョウモードです。
「調べろよ」
みんな、そう思っています。
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