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エアリー
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「カイト、……この国を私のものに後どれぐらいだ?……これ以上あいつの好きにはさせられない……」
ユリウスのお襁褓を変えていたカイトが目をパチクリしながらリチャードを見つめた。
リチャードを見つめ、笑った。
「一ヶ月で君に献上するよ」
カイトはその後大量の本を読み耽り、商人のエアリーに会う日まで、まるで取り憑かれた様に働き続けた。
もともと考えていた案が彼にはあったが、成功する確率があまり高くなく、下手をすると自体を悪化させる可能性もあったことからあまり実行するつもりは無かったのだが、リチャードが望む以上、全力で取り組んだ。
もちろん、料理は毎回作っていたが、さすがに掃除はユキに任せた。
こうして見ると、カイトはある意味メイドのような状態だった事に気付き、少し複雑な気持ちになった。
一週間後、アレクサンダーと共にエアリーの元に向かった。
もちろんユリウスも一緒に。
赤ん坊の彼は正直人質にされる可能性の最も高い不安要因で、メイドに任せる事も、城下町の孤児院に預けることも出来ない。そのため暫くは目が離せないのだ。
成金感満載の大きな屋敷で、大き過ぎる門を通った。
装飾は王城に引けを取らない屋敷の内部に内心少し引き気味に、メイドに案内され、大部屋に通さた。
アレクはリチャードの後ろで立っていたが、ユキやカイトはリチャードと一緒にソファへと腰を掛けた。
暫くして扉が開いた。まだまだ若い、恐らく前の世界でのカイトやユキ位の年齢の女性が入って来た。
リチャードにもユキにも目もくれず、真っ先にカイトの前に立った彼女は目を輝かせて彼を見つめた。
「初めまして!お手紙を貰ってからお会いしたくて仕方がなかったわ!!貴方がカイト殿?」
リチャード達が驚いてカイトを見つめた。
「教えていただいた商品の数々!正に目から鱗!どれも素晴らしいものばかりで感激致しました!どんな博識のご老人かと思ったらまだまだお若く!開いた口が塞がりませんわ」
口を隠し、上品に笑って見せた彼女は、そのまま踊る様に向かい合ったソファーに座った。
黒く艶やかな髪に、陶器の様に滑らかな肌、引き締まった女性らしい体。正に絶世の美女がうっとりとカイトを見つめた。
ユキがふて腐れたように頬を膨らませるのを横目に、カイトは苦笑した。
「実は数日前から手紙を送っていたんだ。彼女が興味を持ちそうなもの書き込んでね。……読んでくれるかは賭けだったんだけど」
「まさか!あれを読まずして商人は名乗れませんよ!!新しい料理に見たことのないお菓子の数々!考えたこともない様な新しい機械!果ては食物の育て方まで!!育て方は今検証中ですが、論理はとても素晴らしい!!私、ここまで興奮したのは初めてですわ!!」
目がお金になり、前のめりに自身に近づく彼女に苦笑して、カイトは口を開いた。
「そこまで評価していただいてありがたいです。……残念ながら今日は別件で訪ねさせていただいたんで、ぜひその話はまたの機会にお願いしたいです」
彼女は何かを思い出した様に口を開いた。
「もちろん、そちらの手紙も読ませていただきましたわ。……失礼、初めましてリチャード様。お恥ずかしいところをお見せしてしまいましたわ……」
此方としては主人である彼を蔑ろにされ怒るべきなのだが、リチャードの人柄や、他人の目が少ない部屋の状況やエアリーの雰囲気にただただ呆れて苦笑するだけだ。
アレクサンダーは少し顔をしかめたが。
「いや、気にしてないさ。君の商人としての実直さが分かったからな。……会えて嬉しいよ、初めまして、メアリー。」
リチャードがそのまま手を差し伸べると、メアリーは少し驚きつつ握手をした。
「急で申し訳ないのですか、単刀直入にお尋ねします。私たちはリチャードを王にしたい。そのために元老院である貴方の援助を求めたい。……手紙にも書いていましたが、一ヶ月以内に元老院が招集されます。あまり言いたくは無いですが、おそらく王の訃報により、その際でのリチャードの推薦をお願いしたい」
「もちろん報酬も貴方の望むものを、出来るだけ与えましょう。……お返事は今日でなくて結構ですが、出来れば一週間以内に決めて頂きたい」
ユリウスのお襁褓を変えていたカイトが目をパチクリしながらリチャードを見つめた。
リチャードを見つめ、笑った。
「一ヶ月で君に献上するよ」
カイトはその後大量の本を読み耽り、商人のエアリーに会う日まで、まるで取り憑かれた様に働き続けた。
もともと考えていた案が彼にはあったが、成功する確率があまり高くなく、下手をすると自体を悪化させる可能性もあったことからあまり実行するつもりは無かったのだが、リチャードが望む以上、全力で取り組んだ。
もちろん、料理は毎回作っていたが、さすがに掃除はユキに任せた。
こうして見ると、カイトはある意味メイドのような状態だった事に気付き、少し複雑な気持ちになった。
一週間後、アレクサンダーと共にエアリーの元に向かった。
もちろんユリウスも一緒に。
赤ん坊の彼は正直人質にされる可能性の最も高い不安要因で、メイドに任せる事も、城下町の孤児院に預けることも出来ない。そのため暫くは目が離せないのだ。
成金感満載の大きな屋敷で、大き過ぎる門を通った。
装飾は王城に引けを取らない屋敷の内部に内心少し引き気味に、メイドに案内され、大部屋に通さた。
アレクはリチャードの後ろで立っていたが、ユキやカイトはリチャードと一緒にソファへと腰を掛けた。
暫くして扉が開いた。まだまだ若い、恐らく前の世界でのカイトやユキ位の年齢の女性が入って来た。
リチャードにもユキにも目もくれず、真っ先にカイトの前に立った彼女は目を輝かせて彼を見つめた。
「初めまして!お手紙を貰ってからお会いしたくて仕方がなかったわ!!貴方がカイト殿?」
リチャード達が驚いてカイトを見つめた。
「教えていただいた商品の数々!正に目から鱗!どれも素晴らしいものばかりで感激致しました!どんな博識のご老人かと思ったらまだまだお若く!開いた口が塞がりませんわ」
口を隠し、上品に笑って見せた彼女は、そのまま踊る様に向かい合ったソファーに座った。
黒く艶やかな髪に、陶器の様に滑らかな肌、引き締まった女性らしい体。正に絶世の美女がうっとりとカイトを見つめた。
ユキがふて腐れたように頬を膨らませるのを横目に、カイトは苦笑した。
「実は数日前から手紙を送っていたんだ。彼女が興味を持ちそうなもの書き込んでね。……読んでくれるかは賭けだったんだけど」
「まさか!あれを読まずして商人は名乗れませんよ!!新しい料理に見たことのないお菓子の数々!考えたこともない様な新しい機械!果ては食物の育て方まで!!育て方は今検証中ですが、論理はとても素晴らしい!!私、ここまで興奮したのは初めてですわ!!」
目がお金になり、前のめりに自身に近づく彼女に苦笑して、カイトは口を開いた。
「そこまで評価していただいてありがたいです。……残念ながら今日は別件で訪ねさせていただいたんで、ぜひその話はまたの機会にお願いしたいです」
彼女は何かを思い出した様に口を開いた。
「もちろん、そちらの手紙も読ませていただきましたわ。……失礼、初めましてリチャード様。お恥ずかしいところをお見せしてしまいましたわ……」
此方としては主人である彼を蔑ろにされ怒るべきなのだが、リチャードの人柄や、他人の目が少ない部屋の状況やエアリーの雰囲気にただただ呆れて苦笑するだけだ。
アレクサンダーは少し顔をしかめたが。
「いや、気にしてないさ。君の商人としての実直さが分かったからな。……会えて嬉しいよ、初めまして、メアリー。」
リチャードがそのまま手を差し伸べると、メアリーは少し驚きつつ握手をした。
「急で申し訳ないのですか、単刀直入にお尋ねします。私たちはリチャードを王にしたい。そのために元老院である貴方の援助を求めたい。……手紙にも書いていましたが、一ヶ月以内に元老院が招集されます。あまり言いたくは無いですが、おそらく王の訃報により、その際でのリチャードの推薦をお願いしたい」
「もちろん報酬も貴方の望むものを、出来るだけ与えましょう。……お返事は今日でなくて結構ですが、出来れば一週間以内に決めて頂きたい」
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ありがとうございます!凄く嬉しいですっ!今後も頑張ります!!