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これが俺の生きる道
4 過保護と贈り物は計画的に
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衣食住が安定してるのは良いことだ。客室の一つが俺の部屋になってる。特に何も無ければ一人の時間も確保。周りが静かで万々歳だ。
農家育ちで学がなかった。フィルが字を教えてくれた。絵本が読めるくらいになった。子供用だけど本が読めて楽しい。
二ヶ月近く経ち回復順調だ。筋力も戻り動作安定。体型も身長の平均体重近くなって診察終了。おかげでフィル達の過保護が減ってきた。これはかなり嬉しかった。
食べて寝て、屋敷内徘徊して探索してリハビリに歩き回る。本を読み、時々バルモンクを見つけて掃除を手伝う。そんな毎日になってきた。
ある日の午後。呼ばれたのは一階応接室。診察も無いのに来てるルース。仕事だかで数日不在だったフィル。レオは目の前のテーブルに山と積まれた物と、向かいに座るフィル達を交互に遠い目をした見た。
「…何だこれ」
「果物、絵本、装飾品、菓子、衣装だな」
フィルは見たままを答える。そうじゃない。
「…これは何なんだ」
「買い物してたら、レオに似合いそうな物があって新作もあった。ついでに買ってみただけだ」
装飾品と衣装を手にとり笑顔のルース。
「出先の土産を買おうとしたんだ。好みを聞き忘れてた。取り敢えず好きそうな物を買っただけだ」
菓子、果物を食えと差し出すフィル。
「……だからな、普通一個、」
「ついでだよ、ついで」
「腐らないからいいじゃないか」
まただ。お前ら何言ってんだ。人の話最後まで聞けよ。
「果物も菓子も腐る。衣類も本も虫がつく。本も装飾品も新旧流行があって、使わない見ないことを腐らすっていうだろ。物には適量ってあるだろ。前も物は一個でいいって言った。俺は居候だ。沢山あっても困るんだよ」
淡々と告げた。でも男二人はニコニコしていた。くっそ。これはスルーなのか。聞いてたよな。
「賢いんだな、レオ」
「長文も話せるんだ。初めて聞いたな」
はは、ふふと笑う。お前ら…そこ笑うとこ違う。この世界の金持ちって皆こうなのか。頭わいてんのか。変態だからか。
「……バルモンクさん」
この人なら青年層の二人より上だ。一般常識ってやつを知ってるはずだ。お茶をいれてた壮年執事に視線で助けを求めた。
「お土産が沢山ですね。良かったですね」
「え」
「そうだよ。沢山あった方が楽しいじゃないかレオ。明日これ着てみないか?」
「いいこと言うな、バル爺」
ぐぬぬ。執事は執事。主の忠実なる従僕、主の味方だった。ガクリと項垂れるレオは溜息ひとつ。
「……はぁ」
「まぁ折角だレオ、少し読めるようになったろ。前より難しいのを買ってきた。これ見てくれるか」
フィルから渋々絵本を受け取る。パラパラと見ると確かに前の本より対象年齢が上だった。子供用に国の歴史を書いて長文だ。戦争と英雄か冒険ものかな。竜なんかこれ挿絵がいいな。読めない所もあるけど大体いけそうだ。
「…あとで読めない所教えて」
「ああ、勿論だ」
時々素直に返事をする。読めない所に首を軽く傾げたり、ページを前後したり、膝の上に絵本を置くレオ。挿絵に見入り気に入ったのか時折ニコッと笑う姿は可愛かった。可愛すぎるのだ。そんな微笑ましい姿を見つめ、癒されたりする青年二人と壮年執事の視線に気付かないレオだった。
体力が付き生活動作が自立した。介助が不要になって構う必要がなくなった。
これは寂しかった。次は、レオの色々な仕草が見たいが為に、過保護の方向が物責めに移行しただけなのだった。
農家育ちで学がなかった。フィルが字を教えてくれた。絵本が読めるくらいになった。子供用だけど本が読めて楽しい。
二ヶ月近く経ち回復順調だ。筋力も戻り動作安定。体型も身長の平均体重近くなって診察終了。おかげでフィル達の過保護が減ってきた。これはかなり嬉しかった。
食べて寝て、屋敷内徘徊して探索してリハビリに歩き回る。本を読み、時々バルモンクを見つけて掃除を手伝う。そんな毎日になってきた。
ある日の午後。呼ばれたのは一階応接室。診察も無いのに来てるルース。仕事だかで数日不在だったフィル。レオは目の前のテーブルに山と積まれた物と、向かいに座るフィル達を交互に遠い目をした見た。
「…何だこれ」
「果物、絵本、装飾品、菓子、衣装だな」
フィルは見たままを答える。そうじゃない。
「…これは何なんだ」
「買い物してたら、レオに似合いそうな物があって新作もあった。ついでに買ってみただけだ」
装飾品と衣装を手にとり笑顔のルース。
「出先の土産を買おうとしたんだ。好みを聞き忘れてた。取り敢えず好きそうな物を買っただけだ」
菓子、果物を食えと差し出すフィル。
「……だからな、普通一個、」
「ついでだよ、ついで」
「腐らないからいいじゃないか」
まただ。お前ら何言ってんだ。人の話最後まで聞けよ。
「果物も菓子も腐る。衣類も本も虫がつく。本も装飾品も新旧流行があって、使わない見ないことを腐らすっていうだろ。物には適量ってあるだろ。前も物は一個でいいって言った。俺は居候だ。沢山あっても困るんだよ」
淡々と告げた。でも男二人はニコニコしていた。くっそ。これはスルーなのか。聞いてたよな。
「賢いんだな、レオ」
「長文も話せるんだ。初めて聞いたな」
はは、ふふと笑う。お前ら…そこ笑うとこ違う。この世界の金持ちって皆こうなのか。頭わいてんのか。変態だからか。
「……バルモンクさん」
この人なら青年層の二人より上だ。一般常識ってやつを知ってるはずだ。お茶をいれてた壮年執事に視線で助けを求めた。
「お土産が沢山ですね。良かったですね」
「え」
「そうだよ。沢山あった方が楽しいじゃないかレオ。明日これ着てみないか?」
「いいこと言うな、バル爺」
ぐぬぬ。執事は執事。主の忠実なる従僕、主の味方だった。ガクリと項垂れるレオは溜息ひとつ。
「……はぁ」
「まぁ折角だレオ、少し読めるようになったろ。前より難しいのを買ってきた。これ見てくれるか」
フィルから渋々絵本を受け取る。パラパラと見ると確かに前の本より対象年齢が上だった。子供用に国の歴史を書いて長文だ。戦争と英雄か冒険ものかな。竜なんかこれ挿絵がいいな。読めない所もあるけど大体いけそうだ。
「…あとで読めない所教えて」
「ああ、勿論だ」
時々素直に返事をする。読めない所に首を軽く傾げたり、ページを前後したり、膝の上に絵本を置くレオ。挿絵に見入り気に入ったのか時折ニコッと笑う姿は可愛かった。可愛すぎるのだ。そんな微笑ましい姿を見つめ、癒されたりする青年二人と壮年執事の視線に気付かないレオだった。
体力が付き生活動作が自立した。介助が不要になって構う必要がなくなった。
これは寂しかった。次は、レオの色々な仕草が見たいが為に、過保護の方向が物責めに移行しただけなのだった。
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