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これが俺の生きる道
11 冷静でも気付かないことがある
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あ。れ?
ここはベッド、か。知ってる天井だ。
……一回言ってみたかっただけだし。
窓の外は、まだ暗い。変な時間に目が覚めた。そうか。俺、フィルにおぶられて、そのまま寝たのか。夕飯も食べず…まだ体力も無いんだな。背も肉も足りない。
はぁ…。体を起こし膝を抱えて、頬から頭を乗せてみた。体育座り。日本が懐かしい。
俺、ほんと小さい。体も、気も。男気っての?昔はなるようになれってドーンと構えてた。また次があるしって。
ここ数回はただ流されてる。飢饉なかったら絶対農民のままだった。多分フィルに起死回生の人生貰ったから、テンション上がってたんだ。
冷静に考えて、転生パターンも焦って変なコースに突入した気がする。もうパターン未消化なのって、恋人とかの最終コースだけじゃないか。あ、七話参照だ。俺も忘れてた。
俺は…俺は、今世どう生きればいいんだ。
というか、根本的に俺は何で延々と転生してるんだ。クッソ、クッソ。うんこだ。誰に罵倒していいかも分からない。絶対、神か何か怒らせたんだ。
俺が、神、を?
ゴッド、に、会った?
……無いな。
まあ。現状は従僕。あとは見習い執事として自分を鍛える。変態どもから身を守り、仕事を覚えて自立に向け頑張るしかない。俺はまだ若い。先の事を考えすぎて気負いすぎなんだ。やっぱ意地張ってたんだと思う。昨日の事があって目が覚めた気がする。
それに変態…。フィルって見た感じ三十前半かな。子供成人してんだよな。俺の今の歳にはもう子持ちか。じゃあ、もう世代はおじいちゃんか。ふ、ふふふ。じじぃか。過保護は子煩悩とか親心かもしれない。
ぐううううぅぅぅ……
「腹減った…」
ふとみると、窓の外は景色が青に染まってた。ブルーモーメントだ。いい物が見れた。夜明け前と日没の十分くらいしか見れないやつ。雲がない空気の澄んだ日だけの太陽光と闇夜の共存の時間。これも前世からの受け売りだけどね。
格好良いことを呟いておいて、俺は厨房に盗み食いに向かう。だって朝食まで、まだ数時間ある。そんなに待てない。
一階の厨房は応接室より奥で、空腹には辛い移動だった。明かりがついてるな。もう朝食の準備か。話し声もする。バルモンクと…、フィル?思わず入り口付近で立ち止まった。
「…だ、…な」
「…す、公国も懲りないですな」
「はは。数千年以上変わらん。また駆逐艦がコソコソと」
「開戦ですかなぁ」
「ああ、そろそろな」
「はは、困りますな。さあ、どうぞ」
「ああ、すまない」
ぐううぅぅ…きゅるるる~
「…あ」
「…レオ」
「おやおや」
フィルとバルモンクが俺に気付く。今日使う肉用なのか、小型獣が吊り鉤にぶら下がる。血抜きしてたのか床が汚れ厨房が血生臭い。フィルの手のグラスにはトマトジュース、より赤黒い。獣の血、かな。
「起きたのか」
フィルはグラスを降ろし、さり気なく隠す。
「おはよ……腹減った」
「ははは、夕飯抜きで寝てたからな」
「何か急ぎで作りましょう。レオは食堂で待ってて下さい」
「…うん」
大欠伸して、食堂で座り大人しく待つ。食事はバル爺が作ってたらしい。何でもできる執事だな。もしかして、執事見習いの俺も料理するのかな…まあ出来るだろ。
フィルが来て、俺の頭をくしゃりとして席に着く。手はぺって払っといた。バル爺かスープと肉野菜ソテーを並べる。美味そうだ。相変わらずフィルに料理は並ばない。もう食べたのか?早いな。さっきの血は聞いていいのか。訊くか。
「…滋養強壮で飲むのか」
「…まあ、そうだな」
困ったように、はにかんだフィル。日本だってあれだ。スッポンの生き血飲むとかあったもんな。フィルは爺だし変態だからな。嗜好品なんて人それぞれだ。余り気にしない。
「ふーん、そっか」
スープを飲む。美味しいな。拾われて良かった。今、恵まれてる。少し頭が冷えた俺。ハーレムは妄想だけど、溺愛偏愛コース回避はできる。その都度対処してのんびり行こうと思った。
「おいしい…」
「そうですか。口に合ってよかったです」
「ゆっくり食べろよ」
フィルとバルモンクは何か困った様な顔をして俺を見てた。
ここはベッド、か。知ってる天井だ。
……一回言ってみたかっただけだし。
窓の外は、まだ暗い。変な時間に目が覚めた。そうか。俺、フィルにおぶられて、そのまま寝たのか。夕飯も食べず…まだ体力も無いんだな。背も肉も足りない。
はぁ…。体を起こし膝を抱えて、頬から頭を乗せてみた。体育座り。日本が懐かしい。
俺、ほんと小さい。体も、気も。男気っての?昔はなるようになれってドーンと構えてた。また次があるしって。
ここ数回はただ流されてる。飢饉なかったら絶対農民のままだった。多分フィルに起死回生の人生貰ったから、テンション上がってたんだ。
冷静に考えて、転生パターンも焦って変なコースに突入した気がする。もうパターン未消化なのって、恋人とかの最終コースだけじゃないか。あ、七話参照だ。俺も忘れてた。
俺は…俺は、今世どう生きればいいんだ。
というか、根本的に俺は何で延々と転生してるんだ。クッソ、クッソ。うんこだ。誰に罵倒していいかも分からない。絶対、神か何か怒らせたんだ。
俺が、神、を?
ゴッド、に、会った?
……無いな。
まあ。現状は従僕。あとは見習い執事として自分を鍛える。変態どもから身を守り、仕事を覚えて自立に向け頑張るしかない。俺はまだ若い。先の事を考えすぎて気負いすぎなんだ。やっぱ意地張ってたんだと思う。昨日の事があって目が覚めた気がする。
それに変態…。フィルって見た感じ三十前半かな。子供成人してんだよな。俺の今の歳にはもう子持ちか。じゃあ、もう世代はおじいちゃんか。ふ、ふふふ。じじぃか。過保護は子煩悩とか親心かもしれない。
ぐううううぅぅぅ……
「腹減った…」
ふとみると、窓の外は景色が青に染まってた。ブルーモーメントだ。いい物が見れた。夜明け前と日没の十分くらいしか見れないやつ。雲がない空気の澄んだ日だけの太陽光と闇夜の共存の時間。これも前世からの受け売りだけどね。
格好良いことを呟いておいて、俺は厨房に盗み食いに向かう。だって朝食まで、まだ数時間ある。そんなに待てない。
一階の厨房は応接室より奥で、空腹には辛い移動だった。明かりがついてるな。もう朝食の準備か。話し声もする。バルモンクと…、フィル?思わず入り口付近で立ち止まった。
「…だ、…な」
「…す、公国も懲りないですな」
「はは。数千年以上変わらん。また駆逐艦がコソコソと」
「開戦ですかなぁ」
「ああ、そろそろな」
「はは、困りますな。さあ、どうぞ」
「ああ、すまない」
ぐううぅぅ…きゅるるる~
「…あ」
「…レオ」
「おやおや」
フィルとバルモンクが俺に気付く。今日使う肉用なのか、小型獣が吊り鉤にぶら下がる。血抜きしてたのか床が汚れ厨房が血生臭い。フィルの手のグラスにはトマトジュース、より赤黒い。獣の血、かな。
「起きたのか」
フィルはグラスを降ろし、さり気なく隠す。
「おはよ……腹減った」
「ははは、夕飯抜きで寝てたからな」
「何か急ぎで作りましょう。レオは食堂で待ってて下さい」
「…うん」
大欠伸して、食堂で座り大人しく待つ。食事はバル爺が作ってたらしい。何でもできる執事だな。もしかして、執事見習いの俺も料理するのかな…まあ出来るだろ。
フィルが来て、俺の頭をくしゃりとして席に着く。手はぺって払っといた。バル爺かスープと肉野菜ソテーを並べる。美味そうだ。相変わらずフィルに料理は並ばない。もう食べたのか?早いな。さっきの血は聞いていいのか。訊くか。
「…滋養強壮で飲むのか」
「…まあ、そうだな」
困ったように、はにかんだフィル。日本だってあれだ。スッポンの生き血飲むとかあったもんな。フィルは爺だし変態だからな。嗜好品なんて人それぞれだ。余り気にしない。
「ふーん、そっか」
スープを飲む。美味しいな。拾われて良かった。今、恵まれてる。少し頭が冷えた俺。ハーレムは妄想だけど、溺愛偏愛コース回避はできる。その都度対処してのんびり行こうと思った。
「おいしい…」
「そうですか。口に合ってよかったです」
「ゆっくり食べろよ」
フィルとバルモンクは何か困った様な顔をして俺を見てた。
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