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王様のねこ
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どすっ
「ぅ……ジオ」
「にゃにゃ?にゃー?」
王様、王様苦しいの?僕も苦しいの!
じわじわ滲む涙でジオのアイスブルーの目は、普段のまるまるとした可愛さよりも煌めいて美しく見えた。苦し気なウォリックが心配で不安で堪らないのに、見つめて鳴くしか出来ない事に胸が締め付けられる。
「……横になった時絶対胸の上に乗って伺い見るよな。ジオが重くて息苦しい、ははっ」
「にゃ?にゃー?」
・・・あ、れ?
え?え?王様大丈夫なの?!
ジオはちょこんとウォリックの胸のど真ん中に居座り、警戒したスフィンクス座りで上から目線で、先程までの顔色が治っている事に首を右に左に忙しく傾げた。少しだけ汗が残り眉間にシワを寄せてはいるが、それ以外はいつもの王様だった。
「さて、茶番は終わりですかな王よ。私は自分の仕事に戻りますよ」
「ああ、助かったよ。お疲れさん」
「にゃ?」
医師はやれやれと床に並べた薬品や診察道具を回収して部屋を後にした。騒々しかった室内に残る他は壁にもたれてニヤニヤと笑むルードと、騒動に頭を抱えて突っ伏したマルカ王子。マルカはそのままの姿勢でバンっとテーブルを叩き話し始めた。音に驚いたジオの尾が膨む。
「っくし!あぁぁ、ウォリック、大丈夫なんだな?!すまない!いや、謝罪だけでは詫びの仕様もない!王は形だけだと噂と留学時代聞いてはいたさ。だがお飾りの王族だなんて誰が信じる。各国王制覇権を疑う訳がない。飾りとて王さえ居なければこの小国家は混乱っくっしゅ、転覆、介入し放題だと皆思うだろ。俺は大国に四方囲まれいつまでも安泰な小国が、ウォリックが王になっても変わらない国が気になって視察したいと、」
「暗殺はなくとも国の吸収下見ってか?毎度どこの国も暇と無駄な経費をかけるもんだなあ」
ルードの横槍は図星だったのかマルカは沈黙した。身体を起こし改めて玉座というただの椅子に腰掛けたウォリックは、膝の上にジオを置き優しく撫でながら追い討ちをかけるように問う。フスフスと鼻息が荒いネコに苦笑してからマルカへと視線を投げた。
「また知らぬ存ぜぬで握り潰し使い捨てされるだろな、さあどうする末の王子」
「……投獄でもいい。少し考えさせてくないか」
「……そうか、ルード任せる」
「ったく、王子さんよ、行くぞ」
ルードに促されマルカは部屋を後にした。これで会議室に残るは王様とネコ。部屋の前にはルードの部下が警護に戻ってはいる。まだ興奮しているのかフスフスと鼻息の聴こえる膝のジオを見てクスリと笑った。
「ジオ?」
「!」
事の全容が理解出来ないジオは混乱していた。王様に不意に小脇を持ちあげられ、視線が合ったことにブワワッと全身の毛が逆立ちネコキックを繰り出す。
「お、おおっ?」
後脚の高速キックにウォリックは滅多にしない行動に思わずジオを放した。
「意味がわかんないのーっ!!」
床に着地したと思いきやジオは獣人化していた。尻尾の毛は逆立ち広がったままバシバシ自分の足に叩きつけ、ウォリックの前に仁王立ちだ。拳になった手は握ったり開いたり落ち着かず、ご機嫌斜めは一目瞭然。
「針のけたの、毒どうなったの、そいで、そいでね、犯人また毒なの!?四角い細いあってたよ!王様に毒なの!痛いのと苦しいのイヤ!悲しいし怖いの。嫌いなのきらい、王様、一緒いるのすき。いないの、やなの!」
混乱したまま言いたい事を並べて吐き出した。言いたいことの半分も言葉に出来てない自分のバカさが悔しくて、目の前の王様がポカンと呆気に取られているのも言葉が伝わってないように見えて、悲しくなったジオは久し振りに獣人の姿でポロポロと大粒の涙を流し始めた。
「王様なの」
それは王様がすべてだと、好きだと、耳を倒した儚げな色白の白銀のネコ獣人に愛を告白されているように聞こえた。可愛さあまり余ってやまないウォリックの妄想でしかないのだが。可愛くて愛しい。こんなに好意丸出しで懐き慕ってくれる可愛いネコが他にいるだろうか。ゴシゴシと手を握ったまま目をこするジオを見て苦笑した。
「ジオ、よくやった。偉いぞ。有難う」
「違うの!」
「手順通り犯人確保出来たじゃないか。無理なくわかりやすかったぞ?」
「わかんないの!王様、毒なの、痛かったの、針まだあったのなんで!」
「ん?ああ」
丸々とした目を吊り上げて怒っても可愛いだけなので、わざとプリプリさせてみて泣くとは思わなかったが満足したウォリックは漸く説明する気になった。
「証拠を片付けてしまっては犯行も実証説明が無理だろう?毒を洗浄した針で物証を残し、実演したまでだ。汗や苦しさはカランの実だ。無臭なのに強烈に辛いくせに降圧作用あるからいい感じだったろ。まあ刺さる針は痛かったが、家臣もまとめてジオが観れるいい手筈だったな。ルードも兵も手際がいい。夕べ話したのをジオが聞いてなかっただけだ。何かニコニコして頷いたり、手を握って俺の指で遊んでただろ?一人で笑って楽しそうだったしなあ。飽き性だもんなジオ」
「、……の」
「なんだ」
罰が悪そうに横を向き耳を後ろ向きにしたジオは、小声で王様に告げたが聞こえなかったようだ。そのままで、またジオは小さく呟いた。
「うう。途中で難しくなって確かにちょおっと聴いてなかったの。だって。だって王様と散歩行きたかったし……遊びたかったの」
「まだ日はあるだろ。散歩したかったのか?今日は遊べるぞ」
「もういいの。王様いるならいいの、なの」
ジオは小声でボソボソと耳を倒したり起こしたり、視線を忙しなく空を彷徨わせた。王様が無事で悪い人も捕まって、それでも混乱して八つ当たりのように泣いた自分が恥ずかしくなっての態度だったのだが、ウォリックは萌えた。不埒で邪な気持ちゲージに日々ポイントが溜まって行く。ネコだろうが男の子だろうがコレは可愛い。子供だとセーブして成人として紳士たる態度でいたいのだが、いつ迄耐えれるか。
「ジオ」
「……なあに?」
「よし。後始末はルードに全託して今から散歩行くか。外に行くまではネコに戻れよ?」
「今から?今からなのー?」
「変装して町も森も行けるぞ」
「へんそう!」
目が丸々となって王様を見つめたジオは初めて昼間に獣人化の許可が出たことにワクワクし始めた。変装。町。王様!全部が楽しく聞こえたジオは両手を見つめてから顔を上げて、真っ直ぐウォリックの優しい目を捉えて笑顔を見せた。
「王様と手繋ぐの!」
ジオは言い切るなりウォリックの膝の上に当たり前だと言わんばかりにストンと座る。いつも注意してこれだ。ウォリックはまた内心身悶えてどうしようも無い気持ちになっていた。これはまずい。まずい。コレはネコ、ネコだ。落ち着け。
「ジオ」
「んー、あ、散歩!ネコになるのー」
スルリと長い尻尾で王様の腕を撫で甘えてみてから、ジオは立とうとしてウォリックに引き止められた。
んー?と小首を傾げたジオの鼻先に王様から届いたのは甘噛みとキス。
「んふぅ。王様なの」
仲良しの挨拶だと思っているジオは満足して笑いネコに戻る。
王様の気持ちに気が付くのはまだ先のこと。
気まぐれなジオは、王様のねこ。
「さあ行くか、ジオ」
「にゃー」
完
(王様の萌えゲージが溢れる日は近い)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
暗殺調書抜粋
28例案件(記録:ルード・スタイナー)
此度の犯人捕縛に関しては目撃者の貢献が大きい。事前報告通り『四角い顔、細い眉、太めの身体、茶髪で短髪』であった。
隣国第二王子の妻の血族であり、我が国の王を亡き者とし資源を手中にと画策したものである。
第四王子のマルカは詳細を知らず、本国より王子の身柄と引換に情報と主犯に厳罰を求めるが、圧倒的身分制度が根付く国家はそれを拒否。事実誤認名誉毀損だと憤慨。最終通告としてマルカの策略だと第四王子と家臣までも帰入国拒否となる。罪を着せる形で一方的な終結。国交は自国の利潤、各国の貿易収支を鑑み継続となる。
以下、犯行の計画、参与、経緯を記す。
「ぅ……ジオ」
「にゃにゃ?にゃー?」
王様、王様苦しいの?僕も苦しいの!
じわじわ滲む涙でジオのアイスブルーの目は、普段のまるまるとした可愛さよりも煌めいて美しく見えた。苦し気なウォリックが心配で不安で堪らないのに、見つめて鳴くしか出来ない事に胸が締め付けられる。
「……横になった時絶対胸の上に乗って伺い見るよな。ジオが重くて息苦しい、ははっ」
「にゃ?にゃー?」
・・・あ、れ?
え?え?王様大丈夫なの?!
ジオはちょこんとウォリックの胸のど真ん中に居座り、警戒したスフィンクス座りで上から目線で、先程までの顔色が治っている事に首を右に左に忙しく傾げた。少しだけ汗が残り眉間にシワを寄せてはいるが、それ以外はいつもの王様だった。
「さて、茶番は終わりですかな王よ。私は自分の仕事に戻りますよ」
「ああ、助かったよ。お疲れさん」
「にゃ?」
医師はやれやれと床に並べた薬品や診察道具を回収して部屋を後にした。騒々しかった室内に残る他は壁にもたれてニヤニヤと笑むルードと、騒動に頭を抱えて突っ伏したマルカ王子。マルカはそのままの姿勢でバンっとテーブルを叩き話し始めた。音に驚いたジオの尾が膨む。
「っくし!あぁぁ、ウォリック、大丈夫なんだな?!すまない!いや、謝罪だけでは詫びの仕様もない!王は形だけだと噂と留学時代聞いてはいたさ。だがお飾りの王族だなんて誰が信じる。各国王制覇権を疑う訳がない。飾りとて王さえ居なければこの小国家は混乱っくっしゅ、転覆、介入し放題だと皆思うだろ。俺は大国に四方囲まれいつまでも安泰な小国が、ウォリックが王になっても変わらない国が気になって視察したいと、」
「暗殺はなくとも国の吸収下見ってか?毎度どこの国も暇と無駄な経費をかけるもんだなあ」
ルードの横槍は図星だったのかマルカは沈黙した。身体を起こし改めて玉座というただの椅子に腰掛けたウォリックは、膝の上にジオを置き優しく撫でながら追い討ちをかけるように問う。フスフスと鼻息が荒いネコに苦笑してからマルカへと視線を投げた。
「また知らぬ存ぜぬで握り潰し使い捨てされるだろな、さあどうする末の王子」
「……投獄でもいい。少し考えさせてくないか」
「……そうか、ルード任せる」
「ったく、王子さんよ、行くぞ」
ルードに促されマルカは部屋を後にした。これで会議室に残るは王様とネコ。部屋の前にはルードの部下が警護に戻ってはいる。まだ興奮しているのかフスフスと鼻息の聴こえる膝のジオを見てクスリと笑った。
「ジオ?」
「!」
事の全容が理解出来ないジオは混乱していた。王様に不意に小脇を持ちあげられ、視線が合ったことにブワワッと全身の毛が逆立ちネコキックを繰り出す。
「お、おおっ?」
後脚の高速キックにウォリックは滅多にしない行動に思わずジオを放した。
「意味がわかんないのーっ!!」
床に着地したと思いきやジオは獣人化していた。尻尾の毛は逆立ち広がったままバシバシ自分の足に叩きつけ、ウォリックの前に仁王立ちだ。拳になった手は握ったり開いたり落ち着かず、ご機嫌斜めは一目瞭然。
「針のけたの、毒どうなったの、そいで、そいでね、犯人また毒なの!?四角い細いあってたよ!王様に毒なの!痛いのと苦しいのイヤ!悲しいし怖いの。嫌いなのきらい、王様、一緒いるのすき。いないの、やなの!」
混乱したまま言いたい事を並べて吐き出した。言いたいことの半分も言葉に出来てない自分のバカさが悔しくて、目の前の王様がポカンと呆気に取られているのも言葉が伝わってないように見えて、悲しくなったジオは久し振りに獣人の姿でポロポロと大粒の涙を流し始めた。
「王様なの」
それは王様がすべてだと、好きだと、耳を倒した儚げな色白の白銀のネコ獣人に愛を告白されているように聞こえた。可愛さあまり余ってやまないウォリックの妄想でしかないのだが。可愛くて愛しい。こんなに好意丸出しで懐き慕ってくれる可愛いネコが他にいるだろうか。ゴシゴシと手を握ったまま目をこするジオを見て苦笑した。
「ジオ、よくやった。偉いぞ。有難う」
「違うの!」
「手順通り犯人確保出来たじゃないか。無理なくわかりやすかったぞ?」
「わかんないの!王様、毒なの、痛かったの、針まだあったのなんで!」
「ん?ああ」
丸々とした目を吊り上げて怒っても可愛いだけなので、わざとプリプリさせてみて泣くとは思わなかったが満足したウォリックは漸く説明する気になった。
「証拠を片付けてしまっては犯行も実証説明が無理だろう?毒を洗浄した針で物証を残し、実演したまでだ。汗や苦しさはカランの実だ。無臭なのに強烈に辛いくせに降圧作用あるからいい感じだったろ。まあ刺さる針は痛かったが、家臣もまとめてジオが観れるいい手筈だったな。ルードも兵も手際がいい。夕べ話したのをジオが聞いてなかっただけだ。何かニコニコして頷いたり、手を握って俺の指で遊んでただろ?一人で笑って楽しそうだったしなあ。飽き性だもんなジオ」
「、……の」
「なんだ」
罰が悪そうに横を向き耳を後ろ向きにしたジオは、小声で王様に告げたが聞こえなかったようだ。そのままで、またジオは小さく呟いた。
「うう。途中で難しくなって確かにちょおっと聴いてなかったの。だって。だって王様と散歩行きたかったし……遊びたかったの」
「まだ日はあるだろ。散歩したかったのか?今日は遊べるぞ」
「もういいの。王様いるならいいの、なの」
ジオは小声でボソボソと耳を倒したり起こしたり、視線を忙しなく空を彷徨わせた。王様が無事で悪い人も捕まって、それでも混乱して八つ当たりのように泣いた自分が恥ずかしくなっての態度だったのだが、ウォリックは萌えた。不埒で邪な気持ちゲージに日々ポイントが溜まって行く。ネコだろうが男の子だろうがコレは可愛い。子供だとセーブして成人として紳士たる態度でいたいのだが、いつ迄耐えれるか。
「ジオ」
「……なあに?」
「よし。後始末はルードに全託して今から散歩行くか。外に行くまではネコに戻れよ?」
「今から?今からなのー?」
「変装して町も森も行けるぞ」
「へんそう!」
目が丸々となって王様を見つめたジオは初めて昼間に獣人化の許可が出たことにワクワクし始めた。変装。町。王様!全部が楽しく聞こえたジオは両手を見つめてから顔を上げて、真っ直ぐウォリックの優しい目を捉えて笑顔を見せた。
「王様と手繋ぐの!」
ジオは言い切るなりウォリックの膝の上に当たり前だと言わんばかりにストンと座る。いつも注意してこれだ。ウォリックはまた内心身悶えてどうしようも無い気持ちになっていた。これはまずい。まずい。コレはネコ、ネコだ。落ち着け。
「ジオ」
「んー、あ、散歩!ネコになるのー」
スルリと長い尻尾で王様の腕を撫で甘えてみてから、ジオは立とうとしてウォリックに引き止められた。
んー?と小首を傾げたジオの鼻先に王様から届いたのは甘噛みとキス。
「んふぅ。王様なの」
仲良しの挨拶だと思っているジオは満足して笑いネコに戻る。
王様の気持ちに気が付くのはまだ先のこと。
気まぐれなジオは、王様のねこ。
「さあ行くか、ジオ」
「にゃー」
完
(王様の萌えゲージが溢れる日は近い)
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暗殺調書抜粋
28例案件(記録:ルード・スタイナー)
此度の犯人捕縛に関しては目撃者の貢献が大きい。事前報告通り『四角い顔、細い眉、太めの身体、茶髪で短髪』であった。
隣国第二王子の妻の血族であり、我が国の王を亡き者とし資源を手中にと画策したものである。
第四王子のマルカは詳細を知らず、本国より王子の身柄と引換に情報と主犯に厳罰を求めるが、圧倒的身分制度が根付く国家はそれを拒否。事実誤認名誉毀損だと憤慨。最終通告としてマルカの策略だと第四王子と家臣までも帰入国拒否となる。罪を着せる形で一方的な終結。国交は自国の利潤、各国の貿易収支を鑑み継続となる。
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