10 / 86
第2章:騎士学校編
2-3. 父から騎士学校を受験しろと言われる
しおりを挟む
仕事に対する哲学も、羊飼いという孤独な旅を強いられる職業の反動からくるひょうきんさも間違いなく父の魅力だ。
「お前が小便を俺より遠くまで飛ばせるようになった頃、このルートはお前に譲る。ひとりで羊飼いをするときのために景色と道を覚えろ」
「うん! 俺、父さんみたいな羊飼いになる!」
父を語る上で、彼のもうひとつの顔を忘れてはならない。
父は羊飼いであるのと同時に――いや、羊飼いだからこそ――優秀なモンスターハンターでもあった。
モンスターにとって羊は格好の餌だ。手強い他のモンスターや熊やヘラジカや、狡猾な狼や狐や、すばしっこいウサギやイタチよりも、大人しい羊の方が狩りやすい。
当然、モンスターは羊を襲ってくる。
そのモンスターを撃退する能力こそが、羊飼いに最も求められる技能だ。
痩せこけていた父は短い手槍と棍棒を巧みに操り、自分よりも大きなモンスターすら撃退した。
この世界にも、いわゆる冒険者ランクというのが存在しており、父はB級だった。羊飼いとして遊牧する傍らで、辺境の山奥にしかない薬草を採取したり、レアなモンスターを倒して得た素材を売ったりするうちに、気づいたら上がっていたらしい。
本業の合間の功績だけでB級なのだから、冒険者活動を専門にしていればA級にすらなれるだろう。
それは国でも一握りのエリートに相当する。
なんで『レベル』があるのに『冒険者ランク』もあるのかというと、認定する団体の違いだ。
ラルム教やリュテ教などの『教会』が認定するのが『レベル』で、冒険者組合が定めているのだ『冒険者ランク』だ。
地球のセンチとインチのように、相いれないんだろうな。
一応『レベル』が戦闘能力を基準にしていて、『冒険者ランク』が問題解決能力を基準にしているという違いはある。だから、戦闘能力が皆無でも、遺跡の調査や古文書の解読で『冒険者ランク』は上がる。
ちなみに魔王城手前時点の俺はレベル32で、冒険者ランクはC。俺も父さんと同じように、羊飼いの傍らに素材を採取していたら、街でもそこそこ知られるくらいの評価を得ていた。
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
Cってどんな感じなの?
────────────────────
■自分
あー。だいたいこんな感じの基準だ。
S:歴史に名を残す偉業を達成した
A:国家の発展に多大な貢献した
B:大都市の発展に多大な貢献した
C:街の発展に多大な貢献した
D:村の発展に多大な貢献した
E:初心者
────────────────────
今まで生きてきて、たまにBランクの人を見かけるくらいだ。
SやAなんて王都の何かしらの研究所の奥にでもいるのだろう。
さて。街に行くようになってから知るのだが、俺が日本的な基準により不健康という印象を抱いていた父は、都市民よりも遙かに健康的で筋力に優れていた。
というのも山間部では、羊や山羊の乳や肉から動物性タンパク質をとれるからだ。
都市周辺では馬や牛が飼育されるが、それらは労働力だから、食料にはならない。都市では農産物や保存食も手に入ったが、やはり動物性タンパク質の摂取量は少なかった。
つまり、父のように山で暮らし旅を続けている者は、豊富な動物性タンパク質と運動により良質な筋肉が鍛えあげられているのだ。
そんなフィジカルエリートが、年中、周囲の気配を探り、いつモンスターと遭遇するか分からない生活を送っていた。依頼があったときにだけ冒険したりダンジョンに潜ったりする冒険者や、戦時のみ徴用されるような兵士よりも戦闘力に優れていただろう。
父はいつも、自然や動物たちの様子からモンスターの接近を察知し、軽敏な動きで先手をうち、牧羊犬代わりの相棒モンスターと連携し、100頭の群れを守り切った。
────────────────────
■自分
おっと。いけない。
多少、回想の順番が変になるが、『初めてのぶちのめすぞ編』を思いだすなら、このタイミングだな
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
お。いよいよか。
おい、犬コロ、起きろ
────────────────────
■ケルリル@ケルベロスとフェンリルのハーフ
わーい! ごはん! ごはん!
────────────────────
■自分
ごはんじゃなくて『初めてのぶちのめすぞ編』だ
────────────────────
■ケルリル@ケルベロスとフェンリルのハーフ
わーい! 楽しみ!
────────────────────
さて。幼少期から羊飼いとしての英才教育を受けていたが俺だが、実は他の進路もありえた。
村から南東へ1ヶ月ほど旅したところに、パレンミラという街がある。大貴族が治めている土地の首都的な場所なので、かなり発展している。教会堂、市場、ギルド会館、武器屋、防具屋、道具屋、病院、公衆浴場、床屋、造幣所……おおよそファンタジー世界に存在していそうな施設はひととおりそろっている。
そして、騎士学校もあった。
冬の到来を控えた13歳の晩秋。
父さんが使役している獣と羊たちを近くの山に残し、俺たち親子はパレンミラに続く街道を歩いていた。
ふたりとも背中に大きな荷物を背負っている。
遊牧中に作ったチーズや毛皮を売り、お金や食料と交換しに行くところだ。しかし、父が普段とは違う話題を始めた。
「――というわけだ。アレル。試験を受けるだけ受けてみろ」
「僕は羊飼いになる。別に、騎士になんてなりたくない」
「そう言ってくれるのは嬉しい。だが、騎士になれば収入が安定する。いいか? 騎士には大きく2種類ある。教会系と、王国系だ。教会系はその名のとおり、教会から叙任される。魔族を倒すために戦う騎士だ。名誉や宗教的情熱や信仰心を示すことを目的とする。聖戦で勇者になるような英雄は、ここから現れることが多い」
「僕は英雄になんかなりたくないよ。魔王だって怖いし……」
「そうか。なら王国系だ。王国系は国王や領主から叙任される。国を護るために、主に他国(魔族か人間かは問わない)との戦争に参加する。国から給料が貰えるため生活が安定する」
「戦争なんて、もっとやだよ!」
「だが、お前が生まれてからは大きな戦争は起きていない。分かるだろ? 父さんが若かった頃に魔王は倒された。今は平和な時代だ。王国騎士になってする仕事といえば、盗賊対策やモンスター退治だろう。俺は、こっちを勧める」
「試験で優秀な成績をおさめれば、学校が生活費を出してくれるのは知っている。庶民が出世するための、数少ないルートのひとつだということも分かってる。でも、僕は寮に入って家族と離ればなれになるのはいやだ。もっと父さんから学びたい」
「お前……。嬉しいことを言ってくれるなあ……」
父さんが手を伸ばし、俺の髪をくしゃくしゃにかき混ぜてくる。
俺は父さんの大きな手が好きだった。
「まあ、試験だけでも受けてみよう。お前が同年代の子どもの中でどれだけのもんか、分かるぞ」
「……分かった。でも、期待しないでよ。僕は魔法がレベル0だし」
「なあに。魔法以外も見られるんだから合格の可能性はあるぞ。俺はお前をモンスターはもちろん、並の特異魔法もちにも負けないよう鍛えているつもりだ」
「……うん。そう言われると、父さんの教え方が上手いってことを証明しなきゃって気になる。やれるだけのことはやってみるよ」
「おう」
俺たちはパレンミラにつくと、羊毛とチーズを売ってお金に換えた。
それから、騎士学校に向かった。外から見る限り、立派な建物のように見えた。もっとも、城塞都市というのは道幅が狭く建物が多いから、視界を遮られてばかりで、学校の全容はまるで分からないのだが……。
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
読めた!
受験生を全員ぶちのめして、お前が唯一の合格者になる展開だ!
────────────────────
■ケルリル@ケルベロスとフェンリルのハーフ
アレルすごーい!
ぶちのめして! ぶちのめして!
────────────────────
■自分
いや、まあ受験生をぶちのめのが俺の初体験だが、合格者がひとりみたいな展開にはならなかった気がする
────────────────────
「お前が小便を俺より遠くまで飛ばせるようになった頃、このルートはお前に譲る。ひとりで羊飼いをするときのために景色と道を覚えろ」
「うん! 俺、父さんみたいな羊飼いになる!」
父を語る上で、彼のもうひとつの顔を忘れてはならない。
父は羊飼いであるのと同時に――いや、羊飼いだからこそ――優秀なモンスターハンターでもあった。
モンスターにとって羊は格好の餌だ。手強い他のモンスターや熊やヘラジカや、狡猾な狼や狐や、すばしっこいウサギやイタチよりも、大人しい羊の方が狩りやすい。
当然、モンスターは羊を襲ってくる。
そのモンスターを撃退する能力こそが、羊飼いに最も求められる技能だ。
痩せこけていた父は短い手槍と棍棒を巧みに操り、自分よりも大きなモンスターすら撃退した。
この世界にも、いわゆる冒険者ランクというのが存在しており、父はB級だった。羊飼いとして遊牧する傍らで、辺境の山奥にしかない薬草を採取したり、レアなモンスターを倒して得た素材を売ったりするうちに、気づいたら上がっていたらしい。
本業の合間の功績だけでB級なのだから、冒険者活動を専門にしていればA級にすらなれるだろう。
それは国でも一握りのエリートに相当する。
なんで『レベル』があるのに『冒険者ランク』もあるのかというと、認定する団体の違いだ。
ラルム教やリュテ教などの『教会』が認定するのが『レベル』で、冒険者組合が定めているのだ『冒険者ランク』だ。
地球のセンチとインチのように、相いれないんだろうな。
一応『レベル』が戦闘能力を基準にしていて、『冒険者ランク』が問題解決能力を基準にしているという違いはある。だから、戦闘能力が皆無でも、遺跡の調査や古文書の解読で『冒険者ランク』は上がる。
ちなみに魔王城手前時点の俺はレベル32で、冒険者ランクはC。俺も父さんと同じように、羊飼いの傍らに素材を採取していたら、街でもそこそこ知られるくらいの評価を得ていた。
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
Cってどんな感じなの?
────────────────────
■自分
あー。だいたいこんな感じの基準だ。
S:歴史に名を残す偉業を達成した
A:国家の発展に多大な貢献した
B:大都市の発展に多大な貢献した
C:街の発展に多大な貢献した
D:村の発展に多大な貢献した
E:初心者
────────────────────
今まで生きてきて、たまにBランクの人を見かけるくらいだ。
SやAなんて王都の何かしらの研究所の奥にでもいるのだろう。
さて。街に行くようになってから知るのだが、俺が日本的な基準により不健康という印象を抱いていた父は、都市民よりも遙かに健康的で筋力に優れていた。
というのも山間部では、羊や山羊の乳や肉から動物性タンパク質をとれるからだ。
都市周辺では馬や牛が飼育されるが、それらは労働力だから、食料にはならない。都市では農産物や保存食も手に入ったが、やはり動物性タンパク質の摂取量は少なかった。
つまり、父のように山で暮らし旅を続けている者は、豊富な動物性タンパク質と運動により良質な筋肉が鍛えあげられているのだ。
そんなフィジカルエリートが、年中、周囲の気配を探り、いつモンスターと遭遇するか分からない生活を送っていた。依頼があったときにだけ冒険したりダンジョンに潜ったりする冒険者や、戦時のみ徴用されるような兵士よりも戦闘力に優れていただろう。
父はいつも、自然や動物たちの様子からモンスターの接近を察知し、軽敏な動きで先手をうち、牧羊犬代わりの相棒モンスターと連携し、100頭の群れを守り切った。
────────────────────
■自分
おっと。いけない。
多少、回想の順番が変になるが、『初めてのぶちのめすぞ編』を思いだすなら、このタイミングだな
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
お。いよいよか。
おい、犬コロ、起きろ
────────────────────
■ケルリル@ケルベロスとフェンリルのハーフ
わーい! ごはん! ごはん!
────────────────────
■自分
ごはんじゃなくて『初めてのぶちのめすぞ編』だ
────────────────────
■ケルリル@ケルベロスとフェンリルのハーフ
わーい! 楽しみ!
────────────────────
さて。幼少期から羊飼いとしての英才教育を受けていたが俺だが、実は他の進路もありえた。
村から南東へ1ヶ月ほど旅したところに、パレンミラという街がある。大貴族が治めている土地の首都的な場所なので、かなり発展している。教会堂、市場、ギルド会館、武器屋、防具屋、道具屋、病院、公衆浴場、床屋、造幣所……おおよそファンタジー世界に存在していそうな施設はひととおりそろっている。
そして、騎士学校もあった。
冬の到来を控えた13歳の晩秋。
父さんが使役している獣と羊たちを近くの山に残し、俺たち親子はパレンミラに続く街道を歩いていた。
ふたりとも背中に大きな荷物を背負っている。
遊牧中に作ったチーズや毛皮を売り、お金や食料と交換しに行くところだ。しかし、父が普段とは違う話題を始めた。
「――というわけだ。アレル。試験を受けるだけ受けてみろ」
「僕は羊飼いになる。別に、騎士になんてなりたくない」
「そう言ってくれるのは嬉しい。だが、騎士になれば収入が安定する。いいか? 騎士には大きく2種類ある。教会系と、王国系だ。教会系はその名のとおり、教会から叙任される。魔族を倒すために戦う騎士だ。名誉や宗教的情熱や信仰心を示すことを目的とする。聖戦で勇者になるような英雄は、ここから現れることが多い」
「僕は英雄になんかなりたくないよ。魔王だって怖いし……」
「そうか。なら王国系だ。王国系は国王や領主から叙任される。国を護るために、主に他国(魔族か人間かは問わない)との戦争に参加する。国から給料が貰えるため生活が安定する」
「戦争なんて、もっとやだよ!」
「だが、お前が生まれてからは大きな戦争は起きていない。分かるだろ? 父さんが若かった頃に魔王は倒された。今は平和な時代だ。王国騎士になってする仕事といえば、盗賊対策やモンスター退治だろう。俺は、こっちを勧める」
「試験で優秀な成績をおさめれば、学校が生活費を出してくれるのは知っている。庶民が出世するための、数少ないルートのひとつだということも分かってる。でも、僕は寮に入って家族と離ればなれになるのはいやだ。もっと父さんから学びたい」
「お前……。嬉しいことを言ってくれるなあ……」
父さんが手を伸ばし、俺の髪をくしゃくしゃにかき混ぜてくる。
俺は父さんの大きな手が好きだった。
「まあ、試験だけでも受けてみよう。お前が同年代の子どもの中でどれだけのもんか、分かるぞ」
「……分かった。でも、期待しないでよ。僕は魔法がレベル0だし」
「なあに。魔法以外も見られるんだから合格の可能性はあるぞ。俺はお前をモンスターはもちろん、並の特異魔法もちにも負けないよう鍛えているつもりだ」
「……うん。そう言われると、父さんの教え方が上手いってことを証明しなきゃって気になる。やれるだけのことはやってみるよ」
「おう」
俺たちはパレンミラにつくと、羊毛とチーズを売ってお金に換えた。
それから、騎士学校に向かった。外から見る限り、立派な建物のように見えた。もっとも、城塞都市というのは道幅が狭く建物が多いから、視界を遮られてばかりで、学校の全容はまるで分からないのだが……。
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
読めた!
受験生を全員ぶちのめして、お前が唯一の合格者になる展開だ!
────────────────────
■ケルリル@ケルベロスとフェンリルのハーフ
アレルすごーい!
ぶちのめして! ぶちのめして!
────────────────────
■自分
いや、まあ受験生をぶちのめのが俺の初体験だが、合格者がひとりみたいな展開にはならなかった気がする
────────────────────
20
あなたにおすすめの小説
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
追放された万能聖魔導師、辺境で無自覚に神を超える ~俺を無能と言った奴ら、まだ息してる?~
たまごころ
ファンタジー
王国一の聖魔導師アレンは、嫉妬した王子の策略で「無能」と断じられ、国を追放された。
辿り着いた辺境の村で、アレンは「ただの治癒師」として静かに暮らそうとするが――。
壊れた街を再生し、疫病を一晩で根絶し、魔王の眷属まで癒しながら、本人はただの村医者のつもり。
その結果、「あの無能が神を超えた」と噂が広がり、王と勇者は頭を抱えることに。
ざまぁとスカッとが止まらない、無自覚最強転生ファンタジー開幕!
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる