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第6章:鹿ぶちのめし編
6-2. 騎士が狩りの成功を応援してくれた?
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準備を終えたので俺はソフィアさんの元に戻り合流した。
「済まない。待たせた。行こう」
「本当に……。良いのですか? 私は女ですよ? 本当に、女の私の指示に従うのですか?」
「ああ。俺は羊飼いだから草原で狩りをすることはあるんだが、森の中には入らない。いい機会だし、森での狩りの勉強をしたい。是非連れて行ってくれ」
「分かりました……」
なんだか表情に陰りがある。
ソフィアさんは女性の立場が弱い社会で生きてきたから、俺の発言に不信感を抱いたか?
俺は女性に対してもっと横柄に接するべきなんだろうが、無理だ。
「友人が狩人だから、少しは話を聞いている。だが、俺は羊飼いだ。常識に疎いところがあれば許してくれ」
基本的に俺はこの世界と価値観がズレた時は『羊飼いだから』でゴリ押す。孤独な旅を続ける職業だということは周知のことなので、誰でも大抵納得する。
ソフィアさんが近寄ってきた。胸が触れそうな近距離から見上げてくる。
「……アレルさん。初見の森を歩いた経験は?」
「ない。森の端から奥へは入らない」
「では、私から離れないようにしてください。道を見失えば帰ってこられなくなる危険があります」
「ああ。頼りにする」
さて、出発だというタイミングで大柄な騎士が近寄ってくるのが見える。
明らかにつま先を俺たちの方へ向けており、何かしら用がある様子。無視するわけにもいかないから、ソフィアさんに目配せしてから、待ってみた。
俺は、自分が会話する意図を表明するために、ソフィアさんを背後にかばうような位置に立つ。
来たのは顔をあごひげと口ひげで覆った大男だ。長旅で汗や垢まみれになっているのか服を洗濯していないのか、雨の日の犬のような臭いがする。
「おう、お前たち。そうだな。ちょうど、ここでいいか。/
:男は根がせり上がった木を指さしてから、親指で後方を指し示す。
/この木から向こうには来るな。こちら側を我らの狩り場とする」
なるほど。そういう要件か。
「分かりました。では、俺たちはこちら側で。できるだけ離れます」
「くっくっくっ。/
:俺より身長が高いのにわざわざ体を横に傾けて、俺の背後を覗きこむ。
/しかし、女が射手か。これは期待できるな。くっくっくっ」
犬臭の騎士は、明らかに馬鹿にした笑い声を漏らした。
性別関係なく弓の達人はいるし、弓が不得手でも風魔法が使えるなら百発百中の射手はいる。そんなこと騎士だって知っているだろうに……。
「お前の装備は棍棒と……。/
:犬臭の騎士は俺の背後に回りこむ。
/木製の短い槍か。くっくっくっ」
パンッ!
尻を叩かれた。不快な痛みだ。
先日、幼馴染みのアンナから叩かれた時は、その熱が活力になったものだが、今は、ただ、ただ不愉快で痛かった。
「まあ、頑張れや。獲物が獲れなくて食うものに困ったら、俺を頼るといい。それを使わせてくれたら、旅の間の飯は俺が工面してやろう。くっくっくっ」
「はあ、どうも」
……使わせてくれたら?
都会の言い回しか?
尻を叩いてきたし、その少し上に吊してある短槍のことだよな?
何に使うんだ?
肉を焼く串に使うってことか?
「聖女に血を流させるわけにはいかないからな。お前には頑張ってもらうぞ」
「もちろんです。俺が3人の分まで体を張りますよ」
「ふむ。覚悟はできているようだ。期待しているぞ」
「はい」
男はくっくっくっと笑いながら去っていった。
よく分からないが期待してくれているようだ。
彼なりの激励だろうか。意外といいやつかもしれない。
俺は森の中に入り、狭い獣道をソフィアさんの後に続く。
彼女は一定間隔で目線の高さにある小枝を折った。帰るときの目印にするのだろう。
「あの……。よろしいのですか?」
「何が?」
「先ほどの騎士様との会話です」
「ああ。俺は何か失礼な態度をとったか? 羊飼いをしているとひとりで過ごすことが多くて、他人との距離感が分からなくなる」
「えっと……。気づかなかったようなので、指摘しますね? 気分を害して欲しくないのですが……」
「ああ。遠慮せずに言ってくれ」
「先ほどの騎士様が言いたかったことは……。えっと……」
「そんなに言いにくいことか? 遠慮せずに話してくれ」
「はい……」と言ってからソフィアさんは数拍おいてから続ける。
「騎士様はアレルさんに『使わせてくれたら』とおっしゃっていましたよね?」
「ああ。多分、短槍を肉焼きの串にするつもりだ。相当大きな獲物を獲る自身があるのだろう」
「いえ……。彼は聖女の血を流させないともおっしゃっていましたよ?」
「ああ。もちろんだ。聖女候補の血は流させない。俺がみんなの盾になるよ。もちろん、ソフィアさんのことも護る」
「えっと……」
「……ん? どうした。言ってくれ。旅の仲間だ。遠慮は要らない」
「……聖女候補と性行為をして純血を奪うわけにはいかないから、性欲解消のためにアレルさんのお尻を使わせてくれ、という意味ではありませんか?」
「……は? ……あっ!」
やっと分かった。それであいつ、ニヤニヤしながら俺のケツを叩いたのか!
「あ、あの野郎……! ぶちのめすぞ……!」
俺は森の中で大声を出すわけにはいかないので、声は抑えた。その反動か、こめかみの当たりが小さく痙攣した。
言いようのないドロッとした熱が胃のあたりに残る。
落ち着け。
動物は人間の気配に敏感だ。
怒りの気配で気取られる。
落ち着け。
「……行こう。時間が勿体ない」
「ええ」
俺とソフィアさんは森に入った。獲物の痕跡がないか観察しながら、ゆっくり進む。
「済まない。待たせた。行こう」
「本当に……。良いのですか? 私は女ですよ? 本当に、女の私の指示に従うのですか?」
「ああ。俺は羊飼いだから草原で狩りをすることはあるんだが、森の中には入らない。いい機会だし、森での狩りの勉強をしたい。是非連れて行ってくれ」
「分かりました……」
なんだか表情に陰りがある。
ソフィアさんは女性の立場が弱い社会で生きてきたから、俺の発言に不信感を抱いたか?
俺は女性に対してもっと横柄に接するべきなんだろうが、無理だ。
「友人が狩人だから、少しは話を聞いている。だが、俺は羊飼いだ。常識に疎いところがあれば許してくれ」
基本的に俺はこの世界と価値観がズレた時は『羊飼いだから』でゴリ押す。孤独な旅を続ける職業だということは周知のことなので、誰でも大抵納得する。
ソフィアさんが近寄ってきた。胸が触れそうな近距離から見上げてくる。
「……アレルさん。初見の森を歩いた経験は?」
「ない。森の端から奥へは入らない」
「では、私から離れないようにしてください。道を見失えば帰ってこられなくなる危険があります」
「ああ。頼りにする」
さて、出発だというタイミングで大柄な騎士が近寄ってくるのが見える。
明らかにつま先を俺たちの方へ向けており、何かしら用がある様子。無視するわけにもいかないから、ソフィアさんに目配せしてから、待ってみた。
俺は、自分が会話する意図を表明するために、ソフィアさんを背後にかばうような位置に立つ。
来たのは顔をあごひげと口ひげで覆った大男だ。長旅で汗や垢まみれになっているのか服を洗濯していないのか、雨の日の犬のような臭いがする。
「おう、お前たち。そうだな。ちょうど、ここでいいか。/
:男は根がせり上がった木を指さしてから、親指で後方を指し示す。
/この木から向こうには来るな。こちら側を我らの狩り場とする」
なるほど。そういう要件か。
「分かりました。では、俺たちはこちら側で。できるだけ離れます」
「くっくっくっ。/
:俺より身長が高いのにわざわざ体を横に傾けて、俺の背後を覗きこむ。
/しかし、女が射手か。これは期待できるな。くっくっくっ」
犬臭の騎士は、明らかに馬鹿にした笑い声を漏らした。
性別関係なく弓の達人はいるし、弓が不得手でも風魔法が使えるなら百発百中の射手はいる。そんなこと騎士だって知っているだろうに……。
「お前の装備は棍棒と……。/
:犬臭の騎士は俺の背後に回りこむ。
/木製の短い槍か。くっくっくっ」
パンッ!
尻を叩かれた。不快な痛みだ。
先日、幼馴染みのアンナから叩かれた時は、その熱が活力になったものだが、今は、ただ、ただ不愉快で痛かった。
「まあ、頑張れや。獲物が獲れなくて食うものに困ったら、俺を頼るといい。それを使わせてくれたら、旅の間の飯は俺が工面してやろう。くっくっくっ」
「はあ、どうも」
……使わせてくれたら?
都会の言い回しか?
尻を叩いてきたし、その少し上に吊してある短槍のことだよな?
何に使うんだ?
肉を焼く串に使うってことか?
「聖女に血を流させるわけにはいかないからな。お前には頑張ってもらうぞ」
「もちろんです。俺が3人の分まで体を張りますよ」
「ふむ。覚悟はできているようだ。期待しているぞ」
「はい」
男はくっくっくっと笑いながら去っていった。
よく分からないが期待してくれているようだ。
彼なりの激励だろうか。意外といいやつかもしれない。
俺は森の中に入り、狭い獣道をソフィアさんの後に続く。
彼女は一定間隔で目線の高さにある小枝を折った。帰るときの目印にするのだろう。
「あの……。よろしいのですか?」
「何が?」
「先ほどの騎士様との会話です」
「ああ。俺は何か失礼な態度をとったか? 羊飼いをしているとひとりで過ごすことが多くて、他人との距離感が分からなくなる」
「えっと……。気づかなかったようなので、指摘しますね? 気分を害して欲しくないのですが……」
「ああ。遠慮せずに言ってくれ」
「先ほどの騎士様が言いたかったことは……。えっと……」
「そんなに言いにくいことか? 遠慮せずに話してくれ」
「はい……」と言ってからソフィアさんは数拍おいてから続ける。
「騎士様はアレルさんに『使わせてくれたら』とおっしゃっていましたよね?」
「ああ。多分、短槍を肉焼きの串にするつもりだ。相当大きな獲物を獲る自身があるのだろう」
「いえ……。彼は聖女の血を流させないともおっしゃっていましたよ?」
「ああ。もちろんだ。聖女候補の血は流させない。俺がみんなの盾になるよ。もちろん、ソフィアさんのことも護る」
「えっと……」
「……ん? どうした。言ってくれ。旅の仲間だ。遠慮は要らない」
「……聖女候補と性行為をして純血を奪うわけにはいかないから、性欲解消のためにアレルさんのお尻を使わせてくれ、という意味ではありませんか?」
「……は? ……あっ!」
やっと分かった。それであいつ、ニヤニヤしながら俺のケツを叩いたのか!
「あ、あの野郎……! ぶちのめすぞ……!」
俺は森の中で大声を出すわけにはいかないので、声は抑えた。その反動か、こめかみの当たりが小さく痙攣した。
言いようのないドロッとした熱が胃のあたりに残る。
落ち着け。
動物は人間の気配に敏感だ。
怒りの気配で気取られる。
落ち着け。
「……行こう。時間が勿体ない」
「ええ」
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