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第6章:鹿ぶちのめし編
6-3. 森の中に入るとソフィアが服を脱ぎ始め……
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すぐにソフィアさんが何かに気づいたらしく立ち止まった。
槍1本ほどの距離を開けてついていた俺も、間隔を維持して足を止める。
「どうした? 何か見つけたのか」
「ええ」
小声で問えば、同じく小声で返ってきた。
ソフィアさんはそっと引き返してくる。
「本当に、この先もついてきますか?」
「ああ。危険なモンスターの気配でも感じたのか?」
「いえ。そういう訳では……」
「だったら俺も進む」
「……分かりました。ですが、この場に残ってください。ここに獲物を追いこみます」
「分かった」
それほど深くはないが森の中に入ってきたのだから人目はないのにも拘わらず、ソフィアさんは周囲を気にしている。
何かを探している?
落ち着かない様子だが、いったい何を気にしているんだ?
……ん?
なんだ。急に異臭が。
信じられないくらい獣臭い。寒い日に羊の群れに包まれて暖をとっている俺でも臭いと感じる臭いだ。
これは、草食獣ではない。
肉食獣の臭いだ。
彼女が見下ろす足下に、大きな糞が落ちている。
今まで気づけなかったと言うことは、俺たちが風上にいるということだ。
いや、森の中だ。そんなに風は吹いていない。
臭いが滞留していたのか?
だとすると、獣が糞をした後この辺りを移動した生き物はいない?
「……熊、もしくは肉食モンスターの糞です。ウサギやキツネも近くにいますね」
「……えっ?!」
いきなりソフィアさんが上着を脱ぎ、下着を着けていなかったので白い背中があらわになる。
彼女が着ていたのはワンピースのような貫頭衣なので、ズロースのような下着だけの格好になった。俺たちが暮らすのは比較的寒い地域なので、彼女は薄着といえる。
俺は声を漏らさないように両手で口を覆った。目を覆わなかったのは許してくれ……。相手とは親子のように精神年齢が離れているとはいえ、女子高生の年齢の娘が肌を晒すのだから、性的好奇心に抗えなかった。
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……
────────────────────
■自分
……
────────────────────
ソフィアさんはメイやサリナちゃんとは異なり、俺の美しく優しく巨乳の母さんと同じく山羊のミルクやチーズの動物性タンパク質が胸を健康的に育てたようだ。俺は背後に立っているが、彼女の脱衣動作中に体の側面が見え、それだけで、じゅうぶん彼女の胸が母さんほどではないが健康的だと分かった。
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……
────────────────────
■自分
……なんか言えよ
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……あ、はい
────────────────────
■自分
……なんか言えよ!
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……
────────────────────
■自分
……
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……
────────────────────
■自分
……無言は失礼だろ
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……おっぱいばかり気にしていて、お前も男だなあって
────────────────────
■自分
……ッ!
────────────────────
ソフィアさんは下着も脱いでしまい、服と一緒に近くの木の枝にかけた。
俺は視線をそらそうとするが、彼女がうずくまったので、何事かと見続けてしまう。
次のことは俺が彼女の行為に呆気にとられてしまったため、一瞬だった。
ソフィアさんは両手で熊の糞を掬うと、頬に擦り付け、さらに体中に塗りつけていく。
事故に遭ったのかモンスターに襲われたのか、彼女の背中には細かな傷がある。その背中にも手を回して、糞を塗りつけていく。
驚いた俺は舌が震えるだけで、声が出ない。
「……それでは、行ってきます。ここに獲物を追い立てます」
ソフィアさんは弓を手にすると、俺に振り替えることなく、森の中に消えていった。
……くそ。俺は馬鹿だ。
裸体に性的な興味を抱いたり、熊の糞を体にこすりつける行為を異常なものと思ったりして、無意識のうちに彼女を侮辱してしまった。
彼女は狩人として正しい行為をしたんだ。
ソフィアさんは人間の体臭を消し、獲物を怯えさせる獣の臭いをまとった。
本物の狩人だ。
俺の友人ヨッシュが狩りの時に身につける物はすべて動物の毛皮製だ。山の主と言われた巨大ヘラジカを1週間以上追跡して狩ったときは、その道中で見つけた標的の糞に手袋や靴を浸して臭いを身につけ、その警戒心をすり抜けた。その話を何度も自慢されているし、やつの家には巨大な角が飾られている。
俺が父から羊飼いの技を学び、ヨッシュが父から大型獣の狩り方を学んだように、彼女も父や祖父から技を学んだのだろう。
本当に俺は馬鹿だ。彼女やその一族が培ってきた知識や技術に敬意を払うべきなのに、侮辱に近い感情を抱いてしまった。
そう思うと、ソフィアさんが何度か俺に、胸が触れそうな近距離まで近づいてきたことに、別の意味が見えてくる。小声で話しかけたかっただけではない。おそらく俺の臭いを嗅いでいたんだ。
俺は夜に、羊やレストを暖にして寝ることがある。手や口は清潔にしているが、体は獣臭が染みついているかもしれない。そのせいで、狩りの獲物が逃げてしまうかもしれない。
ソフィアさんは俺に近づくたびに、狩りの同行者として試していたんだ。
そんなことに気づけなかったなんて、俺は自分が恥ずかしい……!
彼女は熊の糞を体に塗りつけたときに俺が抱くであろう感情が事前に分かっていたから、ずっと居心地悪そうにしていたんだ。
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……おっぱいに興味津々だったこと、ごまかそうとしてね?
────────────────────
■自分
……ッ!
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
お前、あの仲よさそうな友人も狩人で、動物の糞をつけてたんだよな?
友人も今の巨乳女と同じことをしていたんだよな?
友人を軽蔑していないのに、巨乳女を軽蔑するのは不自然だよな?
────────────────────
■自分
……ッ!
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
お前、勃起してたのごまかすために、必死に小難しいこと考えてたんじゃね?
────────────────────
■自分
……
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……
────────────────────
■自分
……
────────────────────
■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……なんか言えよ。
無言は失礼なんだろ?w
────────────────────
■自分
……ッ!
────────────────────
槍1本ほどの距離を開けてついていた俺も、間隔を維持して足を止める。
「どうした? 何か見つけたのか」
「ええ」
小声で問えば、同じく小声で返ってきた。
ソフィアさんはそっと引き返してくる。
「本当に、この先もついてきますか?」
「ああ。危険なモンスターの気配でも感じたのか?」
「いえ。そういう訳では……」
「だったら俺も進む」
「……分かりました。ですが、この場に残ってください。ここに獲物を追いこみます」
「分かった」
それほど深くはないが森の中に入ってきたのだから人目はないのにも拘わらず、ソフィアさんは周囲を気にしている。
何かを探している?
落ち着かない様子だが、いったい何を気にしているんだ?
……ん?
なんだ。急に異臭が。
信じられないくらい獣臭い。寒い日に羊の群れに包まれて暖をとっている俺でも臭いと感じる臭いだ。
これは、草食獣ではない。
肉食獣の臭いだ。
彼女が見下ろす足下に、大きな糞が落ちている。
今まで気づけなかったと言うことは、俺たちが風上にいるということだ。
いや、森の中だ。そんなに風は吹いていない。
臭いが滞留していたのか?
だとすると、獣が糞をした後この辺りを移動した生き物はいない?
「……熊、もしくは肉食モンスターの糞です。ウサギやキツネも近くにいますね」
「……えっ?!」
いきなりソフィアさんが上着を脱ぎ、下着を着けていなかったので白い背中があらわになる。
彼女が着ていたのはワンピースのような貫頭衣なので、ズロースのような下着だけの格好になった。俺たちが暮らすのは比較的寒い地域なので、彼女は薄着といえる。
俺は声を漏らさないように両手で口を覆った。目を覆わなかったのは許してくれ……。相手とは親子のように精神年齢が離れているとはいえ、女子高生の年齢の娘が肌を晒すのだから、性的好奇心に抗えなかった。
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
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■自分
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ソフィアさんはメイやサリナちゃんとは異なり、俺の美しく優しく巨乳の母さんと同じく山羊のミルクやチーズの動物性タンパク質が胸を健康的に育てたようだ。俺は背後に立っているが、彼女の脱衣動作中に体の側面が見え、それだけで、じゅうぶん彼女の胸が母さんほどではないが健康的だと分かった。
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……
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■自分
……なんか言えよ
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……あ、はい
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■自分
……なんか言えよ!
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
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■自分
……
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……
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■自分
……無言は失礼だろ
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……おっぱいばかり気にしていて、お前も男だなあって
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■自分
……ッ!
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ソフィアさんは下着も脱いでしまい、服と一緒に近くの木の枝にかけた。
俺は視線をそらそうとするが、彼女がうずくまったので、何事かと見続けてしまう。
次のことは俺が彼女の行為に呆気にとられてしまったため、一瞬だった。
ソフィアさんは両手で熊の糞を掬うと、頬に擦り付け、さらに体中に塗りつけていく。
事故に遭ったのかモンスターに襲われたのか、彼女の背中には細かな傷がある。その背中にも手を回して、糞を塗りつけていく。
驚いた俺は舌が震えるだけで、声が出ない。
「……それでは、行ってきます。ここに獲物を追い立てます」
ソフィアさんは弓を手にすると、俺に振り替えることなく、森の中に消えていった。
……くそ。俺は馬鹿だ。
裸体に性的な興味を抱いたり、熊の糞を体にこすりつける行為を異常なものと思ったりして、無意識のうちに彼女を侮辱してしまった。
彼女は狩人として正しい行為をしたんだ。
ソフィアさんは人間の体臭を消し、獲物を怯えさせる獣の臭いをまとった。
本物の狩人だ。
俺の友人ヨッシュが狩りの時に身につける物はすべて動物の毛皮製だ。山の主と言われた巨大ヘラジカを1週間以上追跡して狩ったときは、その道中で見つけた標的の糞に手袋や靴を浸して臭いを身につけ、その警戒心をすり抜けた。その話を何度も自慢されているし、やつの家には巨大な角が飾られている。
俺が父から羊飼いの技を学び、ヨッシュが父から大型獣の狩り方を学んだように、彼女も父や祖父から技を学んだのだろう。
本当に俺は馬鹿だ。彼女やその一族が培ってきた知識や技術に敬意を払うべきなのに、侮辱に近い感情を抱いてしまった。
そう思うと、ソフィアさんが何度か俺に、胸が触れそうな近距離まで近づいてきたことに、別の意味が見えてくる。小声で話しかけたかっただけではない。おそらく俺の臭いを嗅いでいたんだ。
俺は夜に、羊やレストを暖にして寝ることがある。手や口は清潔にしているが、体は獣臭が染みついているかもしれない。そのせいで、狩りの獲物が逃げてしまうかもしれない。
ソフィアさんは俺に近づくたびに、狩りの同行者として試していたんだ。
そんなことに気づけなかったなんて、俺は自分が恥ずかしい……!
彼女は熊の糞を体に塗りつけたときに俺が抱くであろう感情が事前に分かっていたから、ずっと居心地悪そうにしていたんだ。
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……おっぱいに興味津々だったこと、ごまかそうとしてね?
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
お前、あの仲よさそうな友人も狩人で、動物の糞をつけてたんだよな?
友人も今の巨乳女と同じことをしていたんだよな?
友人を軽蔑していないのに、巨乳女を軽蔑するのは不自然だよな?
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■自分
……ッ!
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
お前、勃起してたのごまかすために、必死に小難しいこと考えてたんじゃね?
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■自分
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■ヴォルグルーエル@闇刻魔王
……
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■自分
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……なんか言えよ。
無言は失礼なんだろ?w
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■自分
……ッ!
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