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三途の川編
chapter4 戸惑と決意(現世)
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(利音視点)
現世、時は数時間前・・・
私の彼、圭助はすぐに救急車で運ばれた。そして警察病院へ……圭助の状態を聞き慌てて私は病院に駆け込んだ。圭助は点滴と包帯に巻かれた状態だ、彼のベッドの上で私は叫んだ。
「圭助起きてよ!!ねぇ、いつもの馬鹿で元気な圭助に戻って!」
ベッドを揺らしたい衝動を抑えながら、もう一度叫ぶ。
「本当はこんなの嘘だぜっ、とか言うんでしょっ!!」
『嫌だよ……こんなの……』
「・・・」
彼の反応はないが、心拍数の音は聞こえるだけだ。
「ねぇ、圭助ってばっ!お願いだから、起きてっー!!」
今意識不明の彼に泣きじゃくる。私は、圭助が高校の時から付き合っている(柳 利音 22歳)
幼なじみで、小さい頃から一緒だった。彼は正義感強く短気で危なっかしくて、ほっとけない存在だから。それに何より、本当に好きな相手。その彼が事故で意識不明と警察から聞いて、慌てて病院に駆けつけた。
「どうして……こんなことに……」
すると、病室の扉が開き後ろから男の人の声が聞こえる。
「あなたはもしかして、奈佐さんの彼女さんですか?」
そう聞きながら、医者が病室に来る。
「はい、彼は今どんな状態ですか!!助かりますよね!?」
私は、医者に無我夢中にしがみつき彼を揺さぶる。
「落ち着いて下さい!」
「あっ、す、すいません…」
医者は、私の肩を軽く押さえて少し落ち着かせた。私は、手を離し少し深呼吸する。医者はゆっくりと重たく口を開き……
「よく落ち着いて聞いてください。彼の症状は今・・・」
「えっ・・・嘘……でしょ……」
私は、それを聞き言葉を失った・・・病室が静まる。
『もう……いいよ……』
私は、医者からの話が終わると、放心状態のまま病室の屋上に行った……
病院の屋上。天候は晴天で散歩日和だ。そこに一人で私は、立っていた。本当だったら今頃は、圭助と緒にどこかに歩いてたかもしれないが今は一人だ。
『もう圭助が帰ってこないなら私生きている意味ないよね…』
そう思いながら、屋上の隅へ歩いてく。思い出が蘇る。
「はぁあの時も……」
休みに一緒に海に行った時の事、彼がクラゲに刺されてもなお、溺れてる人を必死で圭助は助けに行ったこと。あの後、すぐに医者を呼んで両方助かった。あの時も、海から引っ張り上げるなり心配で私は泣いていた。
『またあの時と同じく何かに巻き込まれ、突っ込んで今の状態になったんじゃないよね…』
そう、彼は緊急時無鉄砲に突っ込む癖がある。だからこそほっとけない。
『圭助のバカっ……!!』
風が冷たく吹き、静けさが増す。
『私、先に今行くからね、圭助』
私はそう思い、屋上の端から足をはなした。
現世、時は数時間前・・・
私の彼、圭助はすぐに救急車で運ばれた。そして警察病院へ……圭助の状態を聞き慌てて私は病院に駆け込んだ。圭助は点滴と包帯に巻かれた状態だ、彼のベッドの上で私は叫んだ。
「圭助起きてよ!!ねぇ、いつもの馬鹿で元気な圭助に戻って!」
ベッドを揺らしたい衝動を抑えながら、もう一度叫ぶ。
「本当はこんなの嘘だぜっ、とか言うんでしょっ!!」
『嫌だよ……こんなの……』
「・・・」
彼の反応はないが、心拍数の音は聞こえるだけだ。
「ねぇ、圭助ってばっ!お願いだから、起きてっー!!」
今意識不明の彼に泣きじゃくる。私は、圭助が高校の時から付き合っている(柳 利音 22歳)
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「どうして……こんなことに……」
すると、病室の扉が開き後ろから男の人の声が聞こえる。
「あなたはもしかして、奈佐さんの彼女さんですか?」
そう聞きながら、医者が病室に来る。
「はい、彼は今どんな状態ですか!!助かりますよね!?」
私は、医者に無我夢中にしがみつき彼を揺さぶる。
「落ち着いて下さい!」
「あっ、す、すいません…」
医者は、私の肩を軽く押さえて少し落ち着かせた。私は、手を離し少し深呼吸する。医者はゆっくりと重たく口を開き……
「よく落ち着いて聞いてください。彼の症状は今・・・」
「えっ・・・嘘……でしょ……」
私は、それを聞き言葉を失った・・・病室が静まる。
『もう……いいよ……』
私は、医者からの話が終わると、放心状態のまま病室の屋上に行った……
病院の屋上。天候は晴天で散歩日和だ。そこに一人で私は、立っていた。本当だったら今頃は、圭助と緒にどこかに歩いてたかもしれないが今は一人だ。
『もう圭助が帰ってこないなら私生きている意味ないよね…』
そう思いながら、屋上の隅へ歩いてく。思い出が蘇る。
「はぁあの時も……」
休みに一緒に海に行った時の事、彼がクラゲに刺されてもなお、溺れてる人を必死で圭助は助けに行ったこと。あの後、すぐに医者を呼んで両方助かった。あの時も、海から引っ張り上げるなり心配で私は泣いていた。
『またあの時と同じく何かに巻き込まれ、突っ込んで今の状態になったんじゃないよね…』
そう、彼は緊急時無鉄砲に突っ込む癖がある。だからこそほっとけない。
『圭助のバカっ……!!』
風が冷たく吹き、静けさが増す。
『私、先に今行くからね、圭助』
私はそう思い、屋上の端から足をはなした。
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