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六道・修羅編
chapter32 武器
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次の日の朝
「おーい、新入り武器できたぞ~」
「おお、爺さんありがとな~」
圭助が昨日久兵衛に預けた武器ができた。
圭助達は工房へ行く
「ほれっ、これじゃっ」
「おお、これってサーベルじゃねぇか!あの警棒二つでこれだけの物ができるのかっ!」
新しいおもちゃをもらった子供のように、
圭助は目を輝かせた
そこには、白いオーラが輝くサーベルがあった
「まぁのぉ、これは中々の霊力があってなぁ、片方は誰か長年使ってたのかのぉ?」
「ああ、親父が新入りの頃から使ってたやつだ、今のは新しいけどな!」
「なるほどなぁ、新入りの棒とうまく共鳴して作りやすかったわい」
「ははっ、どうりでしっくりくるはずだぜっ!」
古く長年使ってる物ほど霊力が高い武器になる。
また血縁関係の場合尚更力を増すのだ
「へぇ~中々いいねぇ久兵衛。でも圭助って確か銃が得意じゃなかったけ?」
「まぁなぁ、でも警察で銃よりも剣道の稽古が多かったから大丈夫だっ!」
「圭助、頼むから退治の時だけに使ってくれ。悪戯でなく」
そう、圭助は署でも悪戯をして父に怒られる事が多々あった
「わかってますよ、納さん!」
「本当か、圭助・・・」
上機嫌にサーベルを振り回す圭助を、心配そうに見る納と霊華である
これで圭助の武器は整い、
ホルダーを久米からもらった
各武器の説明と役割を聞いた圭助は、
後出発の準備をし表に出る
久兵衛、久米、蔡が見送りにきた
蔡が一つ気になった事を質問する
「あっ、あのっ、納さん!そういえば冬至さんはどこですか?!いつも二人一組のはずだと思いますがっ?!」
どうやら蔡は納がいて、冬至がいない事をやたらと気になってた。
彼の心配をする
「ああ冬至はっ…」
久兵衛が納の口を塞ぎ
「冬至なら黒い悪魔に連れさらわれたわい。早く助けにいかんとのぉ新入り?」
「黒い悪魔・・・?あっああ!そうだすっかり忘れてた!!」
「えっ、えぇー!早く冬至さんを救ってください!圭助さんお願いしますっ!」
蔡は動揺し圭助の服をつかみゆする
圭助は、城に行く事を忘れていたため苦笑いする
「大丈夫よぉ、さいちゃん。黒い悪魔は酷魔君しかおらんからねぇ、おじいさん?」
「おぉ、確かそんな名前じゃったかのぉ。ほっほっほっ」
「ふぅ、酷魔さんか…よ、よかった~」
『あのやろ、こんなに可愛い巫女を心配させやがって。必ず連れてくる』と、圭助は思った
胸をなで下ろす蔡、蔡の頭をなでながら久米は圭助の所に来た
「圭助君やぁ、君の力はまだまだだけど、いずれみなを救う力を持っておる。だから負けないでおくれ」
「ああ、ありがとな久米さん。俺は必ず梶谷を倒すぜ」
圭助と久米は力強く握手をした
「ささっ、圭助の機嫌がいいうちに行こー、納さん」
「ああ、皆さんお世話になりました」
霊華達が久兵衛達に深々とお辞儀をする
久兵衛達もお辞儀をした
こうして三人は見送る久兵衛達を背に、酷魔の城へ向かった
「おーい、新入り武器できたぞ~」
「おお、爺さんありがとな~」
圭助が昨日久兵衛に預けた武器ができた。
圭助達は工房へ行く
「ほれっ、これじゃっ」
「おお、これってサーベルじゃねぇか!あの警棒二つでこれだけの物ができるのかっ!」
新しいおもちゃをもらった子供のように、
圭助は目を輝かせた
そこには、白いオーラが輝くサーベルがあった
「まぁのぉ、これは中々の霊力があってなぁ、片方は誰か長年使ってたのかのぉ?」
「ああ、親父が新入りの頃から使ってたやつだ、今のは新しいけどな!」
「なるほどなぁ、新入りの棒とうまく共鳴して作りやすかったわい」
「ははっ、どうりでしっくりくるはずだぜっ!」
古く長年使ってる物ほど霊力が高い武器になる。
また血縁関係の場合尚更力を増すのだ
「へぇ~中々いいねぇ久兵衛。でも圭助って確か銃が得意じゃなかったけ?」
「まぁなぁ、でも警察で銃よりも剣道の稽古が多かったから大丈夫だっ!」
「圭助、頼むから退治の時だけに使ってくれ。悪戯でなく」
そう、圭助は署でも悪戯をして父に怒られる事が多々あった
「わかってますよ、納さん!」
「本当か、圭助・・・」
上機嫌にサーベルを振り回す圭助を、心配そうに見る納と霊華である
これで圭助の武器は整い、
ホルダーを久米からもらった
各武器の説明と役割を聞いた圭助は、
後出発の準備をし表に出る
久兵衛、久米、蔡が見送りにきた
蔡が一つ気になった事を質問する
「あっ、あのっ、納さん!そういえば冬至さんはどこですか?!いつも二人一組のはずだと思いますがっ?!」
どうやら蔡は納がいて、冬至がいない事をやたらと気になってた。
彼の心配をする
「ああ冬至はっ…」
久兵衛が納の口を塞ぎ
「冬至なら黒い悪魔に連れさらわれたわい。早く助けにいかんとのぉ新入り?」
「黒い悪魔・・・?あっああ!そうだすっかり忘れてた!!」
「えっ、えぇー!早く冬至さんを救ってください!圭助さんお願いしますっ!」
蔡は動揺し圭助の服をつかみゆする
圭助は、城に行く事を忘れていたため苦笑いする
「大丈夫よぉ、さいちゃん。黒い悪魔は酷魔君しかおらんからねぇ、おじいさん?」
「おぉ、確かそんな名前じゃったかのぉ。ほっほっほっ」
「ふぅ、酷魔さんか…よ、よかった~」
『あのやろ、こんなに可愛い巫女を心配させやがって。必ず連れてくる』と、圭助は思った
胸をなで下ろす蔡、蔡の頭をなでながら久米は圭助の所に来た
「圭助君やぁ、君の力はまだまだだけど、いずれみなを救う力を持っておる。だから負けないでおくれ」
「ああ、ありがとな久米さん。俺は必ず梶谷を倒すぜ」
圭助と久米は力強く握手をした
「ささっ、圭助の機嫌がいいうちに行こー、納さん」
「ああ、皆さんお世話になりました」
霊華達が久兵衛達に深々とお辞儀をする
久兵衛達もお辞儀をした
こうして三人は見送る久兵衛達を背に、酷魔の城へ向かった
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