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六道・修羅、毘沙門城編
chapter42 二度も…
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酷魔達が昼を食べるその頃、圭助達も毘沙門城が見える崖を登っていた
「きっつー、この崖歩くの大変だなぁー」
汗濁で言う圭助は壁に手をついていた
「仕方ないじゃん。あの上が酷魔の城だし~」
「お前は死神だから浮遊できるしなっ」
「そうそう~、頑張れ~圭助」
「ったく、足元見やがって」
一方余裕で上る納と霊華、霊華は圭助を馬鹿にしてる
すると納の足が止まる
「圭助、早く俺の後ろにこいっ!」
「えっ…まさか…?」
「そのまさかだね…」
そう、崖の上の先に二匹のニホンオオカミの怨霊が待ち受ける
やはり黒い影と赤い目が見える
目先に圭助を狙っているのは一目瞭然だ
「城の前なのにいい度胸だね~ワンちゃん」
霊華は無論余裕の表情で武器を構えた
「撃てばいいんだろ撃てば!」
そういいながらも、楽しそうに銃を構える
「気をつけろ圭助」
「ガルルッ」
一匹が崖の上に行き、圭助を目がけ飛びかかる
霊華はわざとらしく、一匹を逃しているようだ
「あっ、しまった…圭助、納さんそっち頼む…」
棒読みで圭助に言う
「わざとだろっ、霊華!」
舌を出して圭助達に、振り向く霊華
ちなみに霊華は、あっさり鎌鼬で一匹成仏させてる
"ドンッ、ドンッ"
圭助は銃を光らせ、オオカミの目を余裕で撃つ
「キャンッ」
オオカミは体制を崩し圭助目がけ落ちる
すかさず納は振り返り、仕込み刀でオオカミの背中を斬りつけた
圭助は後ろに下がり、避けて距離を取る
「ガルルッ」
フラフラしとオオカミは立ち上がったが、足が震えて立つのがやっとだ
黒陰は上に行き、赤黒い血がポツポツと地面に落ちる
前方に圭助、後方に納
危機を感じ取ったオオカミは、獲物の圭助を狙い突撃した
"ドンッ"
圭助と納は、同時に撃ちオオカミは地面を転がり圭助にぶつかった
バランスを崩し、一人と一匹は崖から落ちた・・・
「ゲッ…マジかよっ…」
「「圭助!!」」
納と霊華は崖の下に向かい叫んだ
『ああぁー、城が目の前なのに俺は落ちるのかー!』
俺はは落下する感覚を感じ、焦りながら崖上を見た
とっくにオオカミは成仏してる
すると上から何か俺に向かって飛んできた
「危なーい!!」
その人は圭助に向かって飛び、両肩をつかみ浮遊した
我に帰った圭助、辺りを見回し上を見る
「えっと、あっ、ありがとうございます…」
「いえっ、危なかったね!」
「ははっ、成仏しかけました…あのどなたですか?」
圭助は呆然と助けた人の姿を見た、綺麗な人だと思う
確か似たような経験がある気がする
「ええ、私は大天狗の雛…後、酷魔の姉です…」
「あっ、えぇー!?」
酷魔にこんなに綺麗なお姉さんいたのかよ…
「きっつー、この崖歩くの大変だなぁー」
汗濁で言う圭助は壁に手をついていた
「仕方ないじゃん。あの上が酷魔の城だし~」
「お前は死神だから浮遊できるしなっ」
「そうそう~、頑張れ~圭助」
「ったく、足元見やがって」
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すると納の足が止まる
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そういいながらも、楽しそうに銃を構える
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「ガルルッ」
一匹が崖の上に行き、圭助を目がけ飛びかかる
霊華はわざとらしく、一匹を逃しているようだ
「あっ、しまった…圭助、納さんそっち頼む…」
棒読みで圭助に言う
「わざとだろっ、霊華!」
舌を出して圭助達に、振り向く霊華
ちなみに霊華は、あっさり鎌鼬で一匹成仏させてる
"ドンッ、ドンッ"
圭助は銃を光らせ、オオカミの目を余裕で撃つ
「キャンッ」
オオカミは体制を崩し圭助目がけ落ちる
すかさず納は振り返り、仕込み刀でオオカミの背中を斬りつけた
圭助は後ろに下がり、避けて距離を取る
「ガルルッ」
フラフラしとオオカミは立ち上がったが、足が震えて立つのがやっとだ
黒陰は上に行き、赤黒い血がポツポツと地面に落ちる
前方に圭助、後方に納
危機を感じ取ったオオカミは、獲物の圭助を狙い突撃した
"ドンッ"
圭助と納は、同時に撃ちオオカミは地面を転がり圭助にぶつかった
バランスを崩し、一人と一匹は崖から落ちた・・・
「ゲッ…マジかよっ…」
「「圭助!!」」
納と霊華は崖の下に向かい叫んだ
『ああぁー、城が目の前なのに俺は落ちるのかー!』
俺はは落下する感覚を感じ、焦りながら崖上を見た
とっくにオオカミは成仏してる
すると上から何か俺に向かって飛んできた
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その人は圭助に向かって飛び、両肩をつかみ浮遊した
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「えっと、あっ、ありがとうございます…」
「いえっ、危なかったね!」
「ははっ、成仏しかけました…あのどなたですか?」
圭助は呆然と助けた人の姿を見た、綺麗な人だと思う
確か似たような経験がある気がする
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