death after

kzeroen

文字の大きさ
50 / 68
六道・修羅、毘沙門城編

chapter52 追求

しおりを挟む
目の前にプテラノドン…
 
「さてと、今は一緒にその鳥を倒そうよ雛さん…」
 
「・・・えぇ、わかったわ…」
 
霊華は雛を追い抜き、いきなり鎌鼬を怨霊に放つ

「ギャース」
 
体に当たったが、兵士を喰ったため鱗が多少硬化してる
霊華は一瞬動きを止めた

「へぇ~中々やるね。初めてだよ鎌鼬喰らって、真っ二つにならなかった怨霊は…」
 
さらに怨霊は霊華に、高速で突進した
軽々と右に避ける霊華、そこに長刀で上から叩き落とす
さらに、レナードが落ちる怨霊を見ずに球を撃ち放つ
 
だが、怨霊は床に埋まったまま、成仏はしてない
 
流石だ…でも…なんでですか…雛さん…
 
「突っ立つな冬至!前に集中!」
 
「あっ、はい…すいません…」
 
冬至は霊華達の戦闘を呆然と見てた。
目の前に集中できないため、納に注意された
 
「レナード、その鳥の留め頼んでも大丈夫?」
 
「オーケー!あっちは的が大きいから兵士達の銃と玉連、シュウヘイ達の攻撃で血まみれよー」
 
怨霊が落ちた穴の前にレナードは行く
 
確かにトリケラトプスは、道方と玉連の二人の力で圧倒している
さらに、遠隔攻撃で勝負は明白だ
 
「さてと、こっちは追求。冬至君来て」

「はっ!」
 
霊華さん本気だ…こうなると酷魔さんか、竜嬉様しか押さえられない…
でも竜嬉様は今…
 
「何故、皆に指示した後、新しい怨霊って事を知ってたの?」
 
「そっ、それはほらっ、怨霊の姿や能力がまだ変わってないじゃない!」
 
「まぁ、見ればわかるね…けど」
 
霊華は冬至に振り向き、頷く
 
「後、徹底的に変な場所があります…」
 
「えっ?」
 
「扉…壊されてないのに、どうやって恐竜は中に入ったんすか…?」
 
「・・・さっ、さぁ?わからないわ…」
 
雛は知らないという素振りをするが、明らかに目が泳いでいる

確かに扉は壊されていないにも関わらず、恐竜が二体もこの城の中にいるのはおかしい…
 
「後、いつもなら侵入口を誰かに探させるはずなのに、真っ先に兵士達に攻撃させたよね…?!」
 
「・・・」
 
「さぁ、答えないと首を飛ばす」
  
霊華は鎌を雛ひに向け、問うが雛は黙る
 
〔もういい、あれを使え。さもないとお前を…〕
 
雛の脳裏に声がする、その瞬間
 
「ヴォーーー!!」
 
いきなりプテラノドンが叫び、城中に響いた
全員その声に耳を塞ぐ
そして、トリケラトプスが煙幕を口から吐き、辺りが煙りで見えなくなる
 
「あっ、これからって時に!!」
 
「そうっすね、って…」
 
冬至の目の前に、もう一体の恐竜の怨霊がいきなり現れたっ!
 
なんでこんな時に…!
 
目の前の冬至に噛みつこうとした、その時
 
"ドン"
 
一発。恐竜の口に銃弾が当たり、怯んむ

「そんなもん喰うより、俺喰った方がいいんじゃねーのか?トカゲ野郎!」
 
「普段から気を抜くなと言ってるはずだ、冬至!」
 
この声は!!
 
冬至は後を振り向くと、いかにも悪人面の圭助と、酷魔がいた
 
えっ、やっと戻ってきたんだ…現世で組んでいた圭助が…!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

神は激怒した

まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。 めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。 ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m 世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

魅了の対価

しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。 彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。 ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。 アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。 淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

さようなら、たったひとつの

あんど もあ
ファンタジー
メアリは、10年間婚約したディーゴから婚約解消される。 大人しく身を引いたメアリだが、ディーゴは翌日から寝込んでしまい…。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

処理中です...