death after

kzeroen

文字の大きさ
54 / 68
六道・地獄編

chapter56 行方

しおりを挟む
「痛っつー、ここは…?」
 
俺は辺りを見まわした
しばらくぶりな気がしたが、ここは…
 
「あらっ、圭助~それに…」
 
「母さんって?あぁここって俺の部屋か?」
 
全員正美に挨拶する
そう空間の移動先は、圭助の部屋になっていた
 
「ふぅ、間に合ったー!けどこの空間移動って、霊力の消費酷いんだよね~」
 
霊華は、旅立ち前に長い札を正美に渡した。
その札は、霊華が空間移動術の移動先となっている…

「すまないな霊華。助かった」
 
「うん。あそこで使わなかったら、閻魔様に煉獄送りにされるよ~」
 
霊華は疲れて、ベッドの上に倒れている
 
空間移動術は霊華の霊力を、ほぼ全て使うため緊急時しか使わない
だが霊華は、城崩壊であのままだと全員下敷き送りになるため使った
 
「みんな、疲れたから一端寝よう…」
 
霊華の案に全員が賛成した
 
「トウジ、これヒナから…」
 
「えっ?俺に…?」
 
レナードは雛から預かった手紙を渡した
落ち込んでいた冬至は、手紙を読む…
 
「?!」
 
「ん?冬至、顔色悪いが?」
 
「あっ!酷魔さん、俺が裁判の時に持ってた物ってありますか?」
 
「ああ。使えそうだから俺の懐にいつもある」
 
なんでそこにあるんすか…
 
酷魔は懐を探り、四角いケースを渡した
 
「あざっす!酷魔さんこれ武器じゃないっす!」
 
「そっか、まぁ投げれれば問題ない」
 
危なかった…この人、危険…
 
冬至は中身を確認し、異常が無いため一安心し胸をなで下ろす

 
 
 
 
  

 「取ってきたわよ…これでしょ…?」
 
「ああ、それそれ」
 
「なら、これで私は自由よね」
 
「いいや、お前にはもうひと仕事与える」
 
男は薄笑いをし、玉連を呼んだ
玉連は雛に近づいて、手を伸ばす
 
「ふふっ、少しの間ですから」
 
「?!」
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

妻からの手紙~18年の後悔を添えて~

Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。 妻が死んで18年目の今日。 息子の誕生日。 「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」 息子は…17年前に死んだ。 手紙はもう一通あった。 俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。 ------------------------------

魅了の対価

しがついつか
ファンタジー
家庭事情により給金の高い職場を求めて転職したリンリーは、縁あってブラウンロード伯爵家の使用人になった。 彼女は伯爵家の第二子アッシュ・ブラウンロードの侍女を任された。 ブラウンロード伯爵家では、なぜか一家のみならず屋敷で働く使用人達のすべてがアッシュのことを嫌悪していた。 アッシュと顔を合わせてすぐにリンリーも「あ、私コイツ嫌いだわ」と感じたのだが、上級使用人を目指す彼女は私情を挟まずに職務に専念することにした。 淡々と世話をしてくれるリンリーに、アッシュは次第に心を開いていった。

クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?

青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。 最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。 普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた? しかも弱いからと森に捨てられた。 いやちょっとまてよ? 皆さん勘違いしてません? これはあいの不思議な日常を書いた物語である。 本編完結しました! 相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです! 1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…

さようなら、たったひとつの

あんど もあ
ファンタジー
メアリは、10年間婚約したディーゴから婚約解消される。 大人しく身を引いたメアリだが、ディーゴは翌日から寝込んでしまい…。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます

山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。 でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。 それを証明すれば断罪回避できるはず。 幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。 チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。 処刑5秒前だから、今すぐに!

処理中です...