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六道・地獄編
chapter59 三度目の正直
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雛さん…俺本当は戦いたくないっす…けど…
冬至の目の前には、虚ろな目、光のない瞳。まるで別人のような雛が立っている…
何かに操れているようだ、雛さん…
くっそ、あれを早く取らないと
「ひいっ!」
雛は長弓で冬至を撃ち、ギリギリで避けた…
雛はもう一本構え、玄を引く
確か酷魔さんから、長期戦は不利って言われたから早くこれをっと
冬至はライフルを構え、雛に三発撃つ
「?!」
「うぐっ…」
冬至君…うっ…
左脇に矢がかすめ、かすかに血が流れる冬至
雛は一瞬だが瞳の光が戻ったが、また元に戻る
球は一発かすかに当たったけど…雛さん強いからもう一発かな…
雛は弓を戻そうとする。その隙をつき冬至はもう四発撃つ
「つっ!!!」
あれっ今…?
雛は三発は避けたが、四発目はわざと肩に当たったように見えた…
雛は左肩を押さえ、つつも長刀を持った…
えっと後は、酷魔さんからもう一つ貰ったこれを
冬至は丸い球体を地面に叩きつける
白い煙が部屋中に広がった
冬至は走り雛の後ろに回りこむ
"ドサッ"
「雛さんすいません、押し倒してしまい…」
冬至は暴れる雛を押し倒したまま、霊力封印の効果がある手錠を雛にかける
「すいません…目覚ましてくださいっ!」
「!!?」
・・・うっ、なにこれ?変な感じが…
体が重い…けど意思が戻ってくる…
雛は目を開けると
「んっ!?んー!!」
「あっ…よ、よかった。雛さん、意思が…戻った…ようですね…」
「とっ、と、冬至君!?いったい、なっにをっ!!?」
冬至は雛に近づけていた顔を離し、赤面し目を逸らしている…
雛も冬至の行動に赤面し、恥ずかしがる
「あー、いやーその…こうした方が目覚めるかなーって…ある童話のまねっす」
「って、それで私にっ?!」
「はい…」
目が泳ぐ冬至、雛は辺りを見まわし深呼吸する
そして真顔で冬至を見た
「冬至君以外、こんなことされたら…殺してたわ…」
「えっ?」
冬至は一瞬固まり、目をキョトンとさせ…更に赤面した
「だから、そのっ冬至以外って意味!」
鈍いよ…冬至君…好きって意味もあるからっ…
「あ~っ、えっと…あっ!?すいません今はこれを解除します!」
「あっ、ちょっ…」
冬至は雛の首元の包帯を取った
雛の首元に経が掘り、金属製の極太の首輪が付けられている
手紙通り…こいつか俺と同じ…最も俺が解除の得意な爆弾…
「あの、絶対に動かないで下さい。動くと俺達吹き飛びます…」
「あっ…」
冬至は、酷魔から貰った箱を開け順番に線を切る
「雛さん…俺が梶谷にラチされた時と、同じ物を着けけられてますね…」
「ええ、私と玉連が地獄に行った時ね。その時はもう玉連は、梶谷の仲間になってた」
「そして捕まり、梶谷に脅され修羅に怨霊らを拡散させた」
「全くもってその通りよ…」
俺の二の舞だけは避けたい…
"パチッ"
冬至は最後の線を切ってから、首輪を外した
雛は麻痺弾が肩に当たり、動けなくなってきている
「解除出来たっす。これで自由っすよ雛さん!」
「ありがとう冬至君…でも体が痺れて動けないね…」
「あっ、えっと俺おぶりますから、大丈夫っす」
「へぇ~。頼んだよ冬至君」
「今日は月が綺麗だといいっすね」
少し照れながら冬至は雛をおぶる
自分のはめた手錠で、首が締まらないように注意しながら
「地獄に月はないからね~いつか冥界で見ようっか」
「はいっ!」
雛は自分が落ちないように、重心を冬至へそっと向けた
冬至の目の前には、虚ろな目、光のない瞳。まるで別人のような雛が立っている…
何かに操れているようだ、雛さん…
くっそ、あれを早く取らないと
「ひいっ!」
雛は長弓で冬至を撃ち、ギリギリで避けた…
雛はもう一本構え、玄を引く
確か酷魔さんから、長期戦は不利って言われたから早くこれをっと
冬至はライフルを構え、雛に三発撃つ
「?!」
「うぐっ…」
冬至君…うっ…
左脇に矢がかすめ、かすかに血が流れる冬至
雛は一瞬だが瞳の光が戻ったが、また元に戻る
球は一発かすかに当たったけど…雛さん強いからもう一発かな…
雛は弓を戻そうとする。その隙をつき冬至はもう四発撃つ
「つっ!!!」
あれっ今…?
雛は三発は避けたが、四発目はわざと肩に当たったように見えた…
雛は左肩を押さえ、つつも長刀を持った…
えっと後は、酷魔さんからもう一つ貰ったこれを
冬至は丸い球体を地面に叩きつける
白い煙が部屋中に広がった
冬至は走り雛の後ろに回りこむ
"ドサッ"
「雛さんすいません、押し倒してしまい…」
冬至は暴れる雛を押し倒したまま、霊力封印の効果がある手錠を雛にかける
「すいません…目覚ましてくださいっ!」
「!!?」
・・・うっ、なにこれ?変な感じが…
体が重い…けど意思が戻ってくる…
雛は目を開けると
「んっ!?んー!!」
「あっ…よ、よかった。雛さん、意思が…戻った…ようですね…」
「とっ、と、冬至君!?いったい、なっにをっ!!?」
冬至は雛に近づけていた顔を離し、赤面し目を逸らしている…
雛も冬至の行動に赤面し、恥ずかしがる
「あー、いやーその…こうした方が目覚めるかなーって…ある童話のまねっす」
「って、それで私にっ?!」
「はい…」
目が泳ぐ冬至、雛は辺りを見まわし深呼吸する
そして真顔で冬至を見た
「冬至君以外、こんなことされたら…殺してたわ…」
「えっ?」
冬至は一瞬固まり、目をキョトンとさせ…更に赤面した
「だから、そのっ冬至以外って意味!」
鈍いよ…冬至君…好きって意味もあるからっ…
「あ~っ、えっと…あっ!?すいません今はこれを解除します!」
「あっ、ちょっ…」
冬至は雛の首元の包帯を取った
雛の首元に経が掘り、金属製の極太の首輪が付けられている
手紙通り…こいつか俺と同じ…最も俺が解除の得意な爆弾…
「あの、絶対に動かないで下さい。動くと俺達吹き飛びます…」
「あっ…」
冬至は、酷魔から貰った箱を開け順番に線を切る
「雛さん…俺が梶谷にラチされた時と、同じ物を着けけられてますね…」
「ええ、私と玉連が地獄に行った時ね。その時はもう玉連は、梶谷の仲間になってた」
「そして捕まり、梶谷に脅され修羅に怨霊らを拡散させた」
「全くもってその通りよ…」
俺の二の舞だけは避けたい…
"パチッ"
冬至は最後の線を切ってから、首輪を外した
雛は麻痺弾が肩に当たり、動けなくなってきている
「解除出来たっす。これで自由っすよ雛さん!」
「ありがとう冬至君…でも体が痺れて動けないね…」
「あっ、えっと俺おぶりますから、大丈夫っす」
「へぇ~。頼んだよ冬至君」
「今日は月が綺麗だといいっすね」
少し照れながら冬至は雛をおぶる
自分のはめた手錠で、首が締まらないように注意しながら
「地獄に月はないからね~いつか冥界で見ようっか」
「はいっ!」
雛は自分が落ちないように、重心を冬至へそっと向けた
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