death after

kzeroen

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終章天界・現世編

chapter69 裁判当日

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「雛…罪を認めるな…」
 
「…はい…」
 
雛の目の前には最高裁判官、閻魔。その横に竜嬉、礼が沈黙のままいた。雛の後ろには酷魔、霊華、何故か圭助までいる。
 
圭助はまだ考えがまとまらない様子で、俯き頭を抱えてる
 
「この罪は重い、加治木にはもう言っておるから…覚悟はあるな」
 
「なっ…閻魔様!いきなり加治木のところですか!?」
 
後ろにいた酷魔は、前に出ようとしたが雛が手を後ろ手で酷魔を止めた
 
「酷魔、覚悟出来てるって昨日から言ってるでしょ」
 
「姉貴…」
 
「では…」
 
「ちょっと待った、閻魔様!俺から意義してもいいか!」
 
その発言をしたのは、閻魔の隣の礼だった。全員が彼に注目する
 
礼か…厄介だからなぁ…ここは仕方ない聞くか…
 
「ああ、発言を許す」
 
「閻魔様。雛ちゃんはたった一回のミスで煉獄送りとは、情が無いにもほどがあらぁ」
 
「だが、犠牲者が出たには変わらない」
 
「でもよぉ、悪意がねぇ。それに実際に梶谷を逃がしたのは、閻魔様本人じゃねぇのか?」
 
閻魔は眉間にシワを寄せた
礼は閻魔を睨みつけると、圭助を一瞬見た。圭助はもう考えがまとまったように、目で合図する

「確かに、梶谷が植物人間のみ発覚する能力を覚醒した。そこは想定外だった…」
 
「覚醒のきっかけの発言も、閻魔様張本人と聞いたしな」
 
更に礼は閻魔を追い詰め、攻め続けた
閻魔はその言葉に何も発言出来ない
 
「それにあの時は梶谷に、手錠もしないで裁判かけらしいな。もし手錠をかけていれば、こんな大事件にはならねぇよ」
 
「だから、その罪滅ぼしを我にさせようと言うのか…」
 
「ああ、それが嫌なら俺と肩慣らしでもするか。鈍った体でよぉ」
 
礼はレイピアを閻魔に突き出し、睨みつける閻魔は礼に発言させたのを後悔した。元を正せば自分の責任だ
 
酷魔は流石と思う。何故なら、閻魔様の裁判で唯一反論を出来るのが礼だからだ
特に、女性絡みの事はかなり強い…
 
「逃がした責任は認めよう。だが雛には罪を償ってもらえばならない。そこは変わらない」
 
礼は歯を食いしばり、何か考え圭助と目を合わす
 
「あっ、俺からの発言いいですか?」
 
圭助は謙虚に手を上げた
 
「わかった。許す」
 
「もし、雛さんを罰するなら俺は蘇生しません。」
 
閻魔はその発言の意味を理解した。表情が青くなり焦る
 
圭助の発言には、礼以外全員驚きの表情だ。特に酷魔は唖然と口が開いている
 
「圭助君!これは私の罪なんだから、関係はないよ!!」
 
「ああ、でも俺は雛さんに命拾いしてもらった恩もあります。だから俺なりの恩返しです」
 
雛は言葉を失った…確かに圭助が崖から落ちた時に助けたのは自分だった
そして、今度は自分が助けてもらうとは思いもしない

「だとよ、閻魔様。雛ちゃんの罪は無しにしてもらいてぇ」
 
「閻魔様、私からもお願いします。天界を務める私は、今人手不足で非常に困っております」
 
「竜嬉…お前まで…」

その場の全員が土下座をする。あの礼までもだ

「発言を失礼します。雛さんの罪を無しという条件で私と礼は、閻魔様の責任を見逃したいと思います」
 
「ああ、蘇生出来る人間を殺したとあっちゃあ閻魔様の顔が潰れるぜ」
 
礼は勝ち誇ったように笑い、閻魔は観念した
 
「わかった…だがその代わりに、修羅の修復はお前達全員でやる事を命ずる。以上!」
 
「「承知!」」
 
竜嬉と礼は膝を立てた後、雛達の元に行った
全員が喜んでいる中に、泣き崩れている雛の中へ
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