この世界じゃ本気出してないだけー異世界冒険録ー

硝子

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モテたい!

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本当に次の日の夕方に街に着いた。
オレはもうヘトヘトで死にそうだった。
でも辿り着いたんだ。
こんなに必死になったのは少年野球以来だな。
あの頃は頑張ってたな…万年ベンチだったけど。

入口に警備の兵士が居た。
身分証等はいらず少しのお金を払っていた。
明らかにやばそうだったら入れないんだろうか?

中々大きな中世っぽい街で、真ん中に大きな教会がある。

「ここはルミナス教の教会がかなり権力を持っている様ですね」

「まぁゼウスのおっさんよりはルミナスの姉ちゃんの方が信じる気持ちにはなるな」

「え、ジークルミナスっていう神様も知ってるの?」

「嗚呼。勇者には夢の中で結構神様が会いに来るんだ」

それから宿を取って今お風呂なうだ。

シャワーが無くて、湯船からお湯をすくって洗うタイプだ。
大きめなので中に人が居てもあまり気にならない。

汗と泥を洗い流してつかって居ると、ジークが話しかけてきた。

「なぁミロク。そっちの世界にもこういう風呂はあったのか?」

ヴォーレンも興味津々で顔をコチラに向けている。

「ああ。外にあったり、お湯に電気が通ってたり、泡でマッサージできたりしたよ」

「それは凄いな!オレも行ってみたいぜ」

「いつか温泉やどやりたいなぁ。こっちに無いアイディア入れて!…例えば風呂上がりのコーヒー牛乳。あ、牛乳ってミルクの事ね」

「ん?コーヒー牛乳?コーヒーとミルクはあるけど熱くて良くなくないか?」

「キンキンに冷やすんだよ。こっちではそういう文化ないのかな?」

「モノを冷やす魔石というモノがあるので、水やエールビールなどは冷やしますね。ただコーヒーは温かいままですね」

ヴォーレンが答えてくれた。

「勿体無い!今度やってみよう」

「今度と言わず今からやろうぜ」

そう言うとジークは急いで出て行った。オレとヴォーレンも続く。

結果大成功だった。2人とも偉く喜んでいた。
店の主人も興味津々で、これから定番メニューにしてコーヒー牛乳で店を売り出すと意気込んでいた。
なんと宿代と飯代を無料にしてくれたんだから、その熱量が分かる。

次の日宿を出てアルバニアを目指すと思いきや寄り道しようという事になった。

そうだ。あの大きな教会に行くのだ。
大丈夫かな?教会とか役所とかしっかりした所のアレルギーがあるから。
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