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第3話
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次の日の朝、私はドレスではなくいつものメイド服に袖を通す。まるで魔法が解けたみたいだなと思った。
使用人たちからは昨夜のパーティで疲れているのだから今日ぐらい休んだらどうかと言われたけれど、私が休むことを義母がよく思わない。勝手に休んだと知られたらどんな罵詈雑言が飛んでくることやら。
想像だけでも気が滅入り、とりあえず仕事をしなければと自分の部屋を出てキッチンへと向かうと何やらいつもと様子が違った。
「おはよう」
「あ、おはようございますシーラお嬢様!」
部屋の中は使用人たちでごった返していて、ドアの近くにいた侍女に声をかけると彼女は忙しなく動きながら挨拶を返してくれる。
「どうかしたの?」
「先ほど先触れが届いて、これからブランジェ公爵様が来られるそうなんです。それで旦那様から急いで準備しろと指示がありまして」
「……ブランジェ公爵?」
公爵の爵位は王家に連なる者だけ。ブランジェ公爵は現国王の弟君だと教えてもらう。そんな方がうちに何の用があるんだろう。そんなことを考えながら私も侍女たち一緒に準備に急いだ。
それから一時間もしないうちにその公爵様がやってきた。私はお客様が来たら出てこないようにと言われているならキッチンに向かっていると、廊下で義妹のレイラとすれ違った。
彼女は最近父に買ってもらったお気に入りのドレスを身に纏い、嬉々として公爵様が案内された応接間へと入っていった。
あんなに嬉しそうな彼女は見たことがない。もしかしたら彼女はその公爵様のことが好きなのかもしれなと思ったけど、私には関係ないことだった。
キッチンでシェフがお茶菓子として用意した焼き菓子の残り物を口にしていると、応接間に付いていたはずの侍女頭が入ってきて申し訳なさそうに話しかけてきた。
「お嬢様、申し訳ありませんが飲み物を応接間にお願いできますでしょうか。奥様がお嬢様に持ってこさせろと申してまして」
「……分かったわ」
私は苦笑いしながら頷いてカートに準備した紅茶を乗せてキッチンを出る。私が人前に出ることを良しとしないのに義母は時々こうやってお茶を運ばせることがある。それは親の知人が来た時に私の見窄らしい姿を見せて人前で蔑むためだ。
だけど公爵様は初めて我が家に来たと記憶している。何のために私を呼んだのだろうと考えながら廊下を進んで応接間をノックすると父の声が返ってくる。
「失礼します。お飲み物を持って――」
「君は……」
「え?」
頭を下げながら部屋に入ると耳に入ったのは父とは別の男性の声。顔を上げてその人物の顔を見た瞬間、時間が止まったように感じた。だって目の前には昨夜私とぶつかったあの人がソファに座っていたのだから。
相手も驚いたようで、彼は私を見て目を見開いている。というよりも私の服に驚いて……そこでようやく気づいた。今の私がドレスではなくメイド服を着て、まるで使用人のようにお茶を運んできたことを。
「何をしているの。早くお客様に飲み物をお出しして」
「も、申し訳ありません……」
顔から血の気が引いてその場で固まっている私に義母の鋭い声が飛んできて、我に返って慌ててカップに紅茶を注いでお客様の前に置く。その間、彼からの視線に顔を上げることができなかった。
「……それでは、失礼いたします」
「待ってくれないか。君に用があって来たんだ」
何とか全員分の飲み物を用意し終えて逃げるように部屋を出て行こうとした私に、公爵様が私を呼び止めてきた。聞き間違えかと思って後ろを振り返ると、彼はちゃんと私のほうを見ていた。アメジストの瞳が私を見ていて心臓が早鐘を打つ。
「え、わ、私、ですか……?」
「ああ。恐らく君の物だと思うんだが確認してもらえるだろうか」
公爵様は後ろに控えていた付き人から綺麗にラッピングされた小さな箱を受け取り、ソファから立ち上がって私の前に立つとそれを差し出してきた。受け取っていいのか分からず父を見ると顎でクイと促された。
私は彼から箱を受け取り、確認しろということは開けていいものなのだろうかと公爵様を見ると彼は頷くので、私は「失礼します」と一言言って箱を飾る赤いリボンを丁寧に解いて箱を開ける。
「っ!!」
箱に入っていた物を見て息を呑んだ。それは昨夜無くした母のイヤリングの片割れだったのだ。私は驚いて公爵様の顔を見ると、彼は安心したように笑みを浮かべた。
「良かった、君のみたいだ」
「は、はい……」
「君と別れて元の場所に戻ったときにこれが落ちていることに気づいたんだ。急いで戻ったんだが既に去っていった後でね。騎士に届けさせても良かったんだが私が直接渡したかったんだ。……嫌だっただろうか」
「いいえ、いいえ……ありがとうございます公爵様……亡くなった母の形見だったのですごく嬉しいです」
「そうか。良かった」
私はイヤリングを手のひらに乗せ、涙目でお礼を伝えると公爵様は微笑んでくれる。
もう二度と手元に戻ってこないと思っていたのに。昨夜と今日、初めて会ったにも関わらず二回も助けてもらって感謝してもしきれない。私はぎゅっと強くイヤリングを握りしめる。
「では用は済んだので私はこれで失礼する」
「そうですか……シーラ、お前がお見送りに出なさい」
「え!?」
父の言葉に私だけでなく義母とレイラまで驚いた声を上げたが、父は二人のほうは見ずに私を見てくる。今までお見送りに出ろなんて言ったことなんかないのに、どうして……。
「あなた、何を……」
「閣下はシーラのためのわざわざ出向いてくださったんだ。シーラが見送るのが当然だろう」
「それは、そうですけど……」
義母は公爵様の手前、いつもの毒が抑えられているように見えたが、私を見てくるその目は恐ろしく鋭い。このあとの自分の身に起きることを想像して小さく身震いしていると、今まで静かにしていたレイラが勢いよく立ち上がった。
「お父様! お姉様が行くのなら私も!」
「その必要はない。お前は自室に戻っていなさい」
「っ、~~~!!」
レイラに激甘であるはずの父の珍しい突き放す言い方に驚いた。レイラは悔しそうに唇を噛み締め、ドレスのスカートを握りしめて部屋を飛び出してしまった。
「えっと……それではご案内いたします」
「ああ、頼む。それでは失礼」
これ以上我が家の醜聞を晒すわけにはいかないので公爵様に声をかけると、彼は特段気にした様子もなく父に声をかけて部屋を出る。
廊下には執事長が待機していたので彼を先頭に公爵様、私、公爵様の付き人の順番で玄関へと向かう。
気まずい空気に私は彼に気づかれないようにため息を吐いた。きっと変な家だと思われただろう。娘がメイド服を着て奉仕している時点でおかしな話なのだけれど。
外に出ると馬車が待機していて、彼は馬車の近くまでいくと振り返って私に向き合った。突然振り向くものだから心臓が跳ねた。
「そういえば私たちは自己紹介をしていなかったな」
「……え、あ! し、失礼いたしました! シーラ・キャロラインと申します」
普通ならここでカーテシーをするところなんだろうけど、パーティの前に身につけた付け焼き刃では失礼に値すると思い、深々と頭を下げる。
「エリック・ブランジェだ。見送りありがとうシーラ嬢」
「い、いえ……私のほうこそお忙しいなか届けてくださりありがとうございました」
「気にしなくていい。あぁ、そうだ。あの紅茶は君が淹れてくれたのかな」
「え? は、はい……お口に合いませんでしたでしょうか」
「いいや、すごく美味しかったよ。それじゃあまた」
「……はい。お気をつけてお帰りください」
公爵様を乗せた馬車は動き出し、窓越しに手を振ってくれる彼に私はまた深々と頭を下げて馬車が見えなくなるまで見送った。またと言ってくれたけれどもう彼と会うことはないだろう。
「――エリック・ブランジェ様……」
彼の名前を口にした時、なぜか胸の中が温かくなって不思議な気持ちになった。
使用人たちからは昨夜のパーティで疲れているのだから今日ぐらい休んだらどうかと言われたけれど、私が休むことを義母がよく思わない。勝手に休んだと知られたらどんな罵詈雑言が飛んでくることやら。
想像だけでも気が滅入り、とりあえず仕事をしなければと自分の部屋を出てキッチンへと向かうと何やらいつもと様子が違った。
「おはよう」
「あ、おはようございますシーラお嬢様!」
部屋の中は使用人たちでごった返していて、ドアの近くにいた侍女に声をかけると彼女は忙しなく動きながら挨拶を返してくれる。
「どうかしたの?」
「先ほど先触れが届いて、これからブランジェ公爵様が来られるそうなんです。それで旦那様から急いで準備しろと指示がありまして」
「……ブランジェ公爵?」
公爵の爵位は王家に連なる者だけ。ブランジェ公爵は現国王の弟君だと教えてもらう。そんな方がうちに何の用があるんだろう。そんなことを考えながら私も侍女たち一緒に準備に急いだ。
それから一時間もしないうちにその公爵様がやってきた。私はお客様が来たら出てこないようにと言われているならキッチンに向かっていると、廊下で義妹のレイラとすれ違った。
彼女は最近父に買ってもらったお気に入りのドレスを身に纏い、嬉々として公爵様が案内された応接間へと入っていった。
あんなに嬉しそうな彼女は見たことがない。もしかしたら彼女はその公爵様のことが好きなのかもしれなと思ったけど、私には関係ないことだった。
キッチンでシェフがお茶菓子として用意した焼き菓子の残り物を口にしていると、応接間に付いていたはずの侍女頭が入ってきて申し訳なさそうに話しかけてきた。
「お嬢様、申し訳ありませんが飲み物を応接間にお願いできますでしょうか。奥様がお嬢様に持ってこさせろと申してまして」
「……分かったわ」
私は苦笑いしながら頷いてカートに準備した紅茶を乗せてキッチンを出る。私が人前に出ることを良しとしないのに義母は時々こうやってお茶を運ばせることがある。それは親の知人が来た時に私の見窄らしい姿を見せて人前で蔑むためだ。
だけど公爵様は初めて我が家に来たと記憶している。何のために私を呼んだのだろうと考えながら廊下を進んで応接間をノックすると父の声が返ってくる。
「失礼します。お飲み物を持って――」
「君は……」
「え?」
頭を下げながら部屋に入ると耳に入ったのは父とは別の男性の声。顔を上げてその人物の顔を見た瞬間、時間が止まったように感じた。だって目の前には昨夜私とぶつかったあの人がソファに座っていたのだから。
相手も驚いたようで、彼は私を見て目を見開いている。というよりも私の服に驚いて……そこでようやく気づいた。今の私がドレスではなくメイド服を着て、まるで使用人のようにお茶を運んできたことを。
「何をしているの。早くお客様に飲み物をお出しして」
「も、申し訳ありません……」
顔から血の気が引いてその場で固まっている私に義母の鋭い声が飛んできて、我に返って慌ててカップに紅茶を注いでお客様の前に置く。その間、彼からの視線に顔を上げることができなかった。
「……それでは、失礼いたします」
「待ってくれないか。君に用があって来たんだ」
何とか全員分の飲み物を用意し終えて逃げるように部屋を出て行こうとした私に、公爵様が私を呼び止めてきた。聞き間違えかと思って後ろを振り返ると、彼はちゃんと私のほうを見ていた。アメジストの瞳が私を見ていて心臓が早鐘を打つ。
「え、わ、私、ですか……?」
「ああ。恐らく君の物だと思うんだが確認してもらえるだろうか」
公爵様は後ろに控えていた付き人から綺麗にラッピングされた小さな箱を受け取り、ソファから立ち上がって私の前に立つとそれを差し出してきた。受け取っていいのか分からず父を見ると顎でクイと促された。
私は彼から箱を受け取り、確認しろということは開けていいものなのだろうかと公爵様を見ると彼は頷くので、私は「失礼します」と一言言って箱を飾る赤いリボンを丁寧に解いて箱を開ける。
「っ!!」
箱に入っていた物を見て息を呑んだ。それは昨夜無くした母のイヤリングの片割れだったのだ。私は驚いて公爵様の顔を見ると、彼は安心したように笑みを浮かべた。
「良かった、君のみたいだ」
「は、はい……」
「君と別れて元の場所に戻ったときにこれが落ちていることに気づいたんだ。急いで戻ったんだが既に去っていった後でね。騎士に届けさせても良かったんだが私が直接渡したかったんだ。……嫌だっただろうか」
「いいえ、いいえ……ありがとうございます公爵様……亡くなった母の形見だったのですごく嬉しいです」
「そうか。良かった」
私はイヤリングを手のひらに乗せ、涙目でお礼を伝えると公爵様は微笑んでくれる。
もう二度と手元に戻ってこないと思っていたのに。昨夜と今日、初めて会ったにも関わらず二回も助けてもらって感謝してもしきれない。私はぎゅっと強くイヤリングを握りしめる。
「では用は済んだので私はこれで失礼する」
「そうですか……シーラ、お前がお見送りに出なさい」
「え!?」
父の言葉に私だけでなく義母とレイラまで驚いた声を上げたが、父は二人のほうは見ずに私を見てくる。今までお見送りに出ろなんて言ったことなんかないのに、どうして……。
「あなた、何を……」
「閣下はシーラのためのわざわざ出向いてくださったんだ。シーラが見送るのが当然だろう」
「それは、そうですけど……」
義母は公爵様の手前、いつもの毒が抑えられているように見えたが、私を見てくるその目は恐ろしく鋭い。このあとの自分の身に起きることを想像して小さく身震いしていると、今まで静かにしていたレイラが勢いよく立ち上がった。
「お父様! お姉様が行くのなら私も!」
「その必要はない。お前は自室に戻っていなさい」
「っ、~~~!!」
レイラに激甘であるはずの父の珍しい突き放す言い方に驚いた。レイラは悔しそうに唇を噛み締め、ドレスのスカートを握りしめて部屋を飛び出してしまった。
「えっと……それではご案内いたします」
「ああ、頼む。それでは失礼」
これ以上我が家の醜聞を晒すわけにはいかないので公爵様に声をかけると、彼は特段気にした様子もなく父に声をかけて部屋を出る。
廊下には執事長が待機していたので彼を先頭に公爵様、私、公爵様の付き人の順番で玄関へと向かう。
気まずい空気に私は彼に気づかれないようにため息を吐いた。きっと変な家だと思われただろう。娘がメイド服を着て奉仕している時点でおかしな話なのだけれど。
外に出ると馬車が待機していて、彼は馬車の近くまでいくと振り返って私に向き合った。突然振り向くものだから心臓が跳ねた。
「そういえば私たちは自己紹介をしていなかったな」
「……え、あ! し、失礼いたしました! シーラ・キャロラインと申します」
普通ならここでカーテシーをするところなんだろうけど、パーティの前に身につけた付け焼き刃では失礼に値すると思い、深々と頭を下げる。
「エリック・ブランジェだ。見送りありがとうシーラ嬢」
「い、いえ……私のほうこそお忙しいなか届けてくださりありがとうございました」
「気にしなくていい。あぁ、そうだ。あの紅茶は君が淹れてくれたのかな」
「え? は、はい……お口に合いませんでしたでしょうか」
「いいや、すごく美味しかったよ。それじゃあまた」
「……はい。お気をつけてお帰りください」
公爵様を乗せた馬車は動き出し、窓越しに手を振ってくれる彼に私はまた深々と頭を下げて馬車が見えなくなるまで見送った。またと言ってくれたけれどもう彼と会うことはないだろう。
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