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第2話-③
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「う……」
廊下を歩いてみたけど吐き気が収まらない。もう帰ってしまおうか。でも名前知られてるし、勝手に帰ったら家に連絡されるかもしれない。そうなったら両親にすごく怒られそうだ。
とりあえずお手洗いに行こうと踵を返し、口元をハンカチで押さえて前を見ずに角を曲がろうとしたその時、ドンっと強い衝撃が襲う。
「きゃっ!」
私は後ろに吹き飛ばされ思い切り尻餅をついてしまった。
「いたた……」
「申し訳ない! 大丈夫か?」
目の前に大きな手が差し出されて顔を上げると、そこにはものすごく素敵な男性が心配そうな顔をしていた。どうやら彼にぶつかって転んでしまったらしい。
黒髪と紫色の瞳の端正な顔立ちに思わず見惚れてしまっていると「レディ?」と声をかけられてしまった。
「あ……! も、申し訳ありません!」
「いや、こちらこそ申し訳なかった。怪我してないか?」
「は、はい……」
差し出されていた手を取るとぐいっと引き上げられ立ち上がる。彼は私が落としてしまったハンカチも拾ってくださって、汚れを叩いて綺麗に畳んで差し出してくれる。
「ありがとうございます……」
「汚してしまったのは私のせいだ。代わりのものを持ってこさせよう」
「い、いえ! そこまでしていただかなくて大丈夫です!」
「……そうか? 君は彼のパーティに招待されている方かな」
「は、はい」
「なら広間まで案内しよう」
「あ、えっと、その……」
せっかくのご厚意だけれど頷けずに俯いてしまう。広間に戻ったらまたあのお貴族様に捕まってしまうだろう。でも私が戻らなかったら他のご令嬢が捕まってしまうかもしれない。
私なんかがお役に立てるなら戻らなきゃと思うのに気分と足が重い。どうしたら……。
「……もしかして体調でも悪いのか?」
「……え?」
「顔色が悪い。そんな状態で戻るのは難しいだろう。馬車まで送ろう」
「で、でも……」
「大丈夫。彼はこれから用事ができてパーティーは解散になる」
「そうなんですか……?」
「ああ。だから安心していい」
彼はそう微笑む顔に嘘偽りを感じなかったから本当なのだろう。どうしてこの方がそんなことを知っているのかは分からないけれど、他のご令嬢が犠牲にならなくていいことにほっと胸を撫で下ろす。戻らなくていいんだと思ったらさっきまでの気持ち悪さは消えていた。
「行こうか」
さっと彼の手が肩に添えられて歩くように促される。さっきの男にされたことと同じことなのに全く気持ち悪くない。それどころか、すごく心臓が高鳴っていて聞こえてしまわないかと心配になる。
「いえ、貴方様のお手を煩わせるわけにはいきません。私一人で大丈夫です」
「気にするな。体調の悪いレディを一人で行かせるわけにはいかない」
「本当に大丈夫です。お気遣いありがとうございます」
こんなイケメンな方の隣を歩くのは不釣り合いというのと、馬車まで送られてしまうと私の家名を知られてしまう。きっと彼もレイラのことは知っているだろう。彼にレイラと比べられるのだけは嫌だった。
頑として譲ろうとしない私を彼はじっと見下ろしてきて、小さく息を吐いた。
「分かった。ならせめて護衛をつけさせてくれ。それまでは私が一緒に行く」
「……分かりました。ありがとうございます」
それから私たちは会話のないまま静かな廊下を歩いていく。
彼の数歩後ろを歩きながら大きな背中を盗み見る。私はずっと家にいたから貴族の方の顔を知らないけれど、佇まいからして上の身分な気がする。もう会うことはないと思ったら何故か寂しかった。
暫く歩いていると警備の騎士が立っていて、彼は騎士に馬車までの案内を頼む。私が深々と頭を下げると彼は小さく手を上げて来た道を戻っていく。
誰かも知らないのに最後まで優しくて、母や使用人たち以外から優しくされたのが初めてだからこんなにも彼の遠ざかる背中から目が離せないのだろうか。
騎士に馬車まで送ってもらい家路に向かっている最中もずっと彼の方のことが頭から離れなかった。
(あ! 名前聞くの忘れてた……私の馬鹿……)
いっぱいいっぱいで全く頭になかった。これじゃあお礼をすることもできないと思ったけれど、私がもう社交の場に出ることはないから会うこともないし、家族に聞いて追求されるのは避けたい。
自分の不甲斐なさにため息を吐きながら頬に流れる髪を耳にかけた時、違和感を覚えた。慌てて耳たぶに触れるとそこにあるはずの物がない。
「ない……お母様のイヤリング……」
私は慌ててドレスの裾を振ってみても目的のものは出てこなくて顔から血の気が引く。
「そんな……」
もう片方の耳にはイヤリングが付いているからつけ忘れたということはない。たぶんぶつかった時に落としたんだ。
これは亡き母が作ってくれた大事なイヤリング。丸い透明の球体の中に、靴の形をした小物が入っているだけの素朴なイヤリング。
私の好きな絵本に出てくるガラスの靴がほしいと母に我儘を言ったら、母は侍女に父と義母にバレないように買い物を頼んでその材料で作ってくれたのだ。
私の大事な宝物。レイラが両親から買ってもらうような宝石が付いているわけではないけれど、私にとってこれは宝石と同等の物だ。
探しに行きたいけれど私がもう家を出ることは許されないし、あんな小さい物なんて気づかれなくてゴミとして捨てられてしまうかもしれない。馬車は会場からだいぶ離れていてもう戻ることは難しかった。
数少ない母との思い出を無くしてしまうなんて。こんな私が少しでも浮かれてしまった罰なのだろうか。
「……っ」
じわりと涙が滲み、私は御者に気づかれないように声を殺して涙を流した。
廊下を歩いてみたけど吐き気が収まらない。もう帰ってしまおうか。でも名前知られてるし、勝手に帰ったら家に連絡されるかもしれない。そうなったら両親にすごく怒られそうだ。
とりあえずお手洗いに行こうと踵を返し、口元をハンカチで押さえて前を見ずに角を曲がろうとしたその時、ドンっと強い衝撃が襲う。
「きゃっ!」
私は後ろに吹き飛ばされ思い切り尻餅をついてしまった。
「いたた……」
「申し訳ない! 大丈夫か?」
目の前に大きな手が差し出されて顔を上げると、そこにはものすごく素敵な男性が心配そうな顔をしていた。どうやら彼にぶつかって転んでしまったらしい。
黒髪と紫色の瞳の端正な顔立ちに思わず見惚れてしまっていると「レディ?」と声をかけられてしまった。
「あ……! も、申し訳ありません!」
「いや、こちらこそ申し訳なかった。怪我してないか?」
「は、はい……」
差し出されていた手を取るとぐいっと引き上げられ立ち上がる。彼は私が落としてしまったハンカチも拾ってくださって、汚れを叩いて綺麗に畳んで差し出してくれる。
「ありがとうございます……」
「汚してしまったのは私のせいだ。代わりのものを持ってこさせよう」
「い、いえ! そこまでしていただかなくて大丈夫です!」
「……そうか? 君は彼のパーティに招待されている方かな」
「は、はい」
「なら広間まで案内しよう」
「あ、えっと、その……」
せっかくのご厚意だけれど頷けずに俯いてしまう。広間に戻ったらまたあのお貴族様に捕まってしまうだろう。でも私が戻らなかったら他のご令嬢が捕まってしまうかもしれない。
私なんかがお役に立てるなら戻らなきゃと思うのに気分と足が重い。どうしたら……。
「……もしかして体調でも悪いのか?」
「……え?」
「顔色が悪い。そんな状態で戻るのは難しいだろう。馬車まで送ろう」
「で、でも……」
「大丈夫。彼はこれから用事ができてパーティーは解散になる」
「そうなんですか……?」
「ああ。だから安心していい」
彼はそう微笑む顔に嘘偽りを感じなかったから本当なのだろう。どうしてこの方がそんなことを知っているのかは分からないけれど、他のご令嬢が犠牲にならなくていいことにほっと胸を撫で下ろす。戻らなくていいんだと思ったらさっきまでの気持ち悪さは消えていた。
「行こうか」
さっと彼の手が肩に添えられて歩くように促される。さっきの男にされたことと同じことなのに全く気持ち悪くない。それどころか、すごく心臓が高鳴っていて聞こえてしまわないかと心配になる。
「いえ、貴方様のお手を煩わせるわけにはいきません。私一人で大丈夫です」
「気にするな。体調の悪いレディを一人で行かせるわけにはいかない」
「本当に大丈夫です。お気遣いありがとうございます」
こんなイケメンな方の隣を歩くのは不釣り合いというのと、馬車まで送られてしまうと私の家名を知られてしまう。きっと彼もレイラのことは知っているだろう。彼にレイラと比べられるのだけは嫌だった。
頑として譲ろうとしない私を彼はじっと見下ろしてきて、小さく息を吐いた。
「分かった。ならせめて護衛をつけさせてくれ。それまでは私が一緒に行く」
「……分かりました。ありがとうございます」
それから私たちは会話のないまま静かな廊下を歩いていく。
彼の数歩後ろを歩きながら大きな背中を盗み見る。私はずっと家にいたから貴族の方の顔を知らないけれど、佇まいからして上の身分な気がする。もう会うことはないと思ったら何故か寂しかった。
暫く歩いていると警備の騎士が立っていて、彼は騎士に馬車までの案内を頼む。私が深々と頭を下げると彼は小さく手を上げて来た道を戻っていく。
誰かも知らないのに最後まで優しくて、母や使用人たち以外から優しくされたのが初めてだからこんなにも彼の遠ざかる背中から目が離せないのだろうか。
騎士に馬車まで送ってもらい家路に向かっている最中もずっと彼の方のことが頭から離れなかった。
(あ! 名前聞くの忘れてた……私の馬鹿……)
いっぱいいっぱいで全く頭になかった。これじゃあお礼をすることもできないと思ったけれど、私がもう社交の場に出ることはないから会うこともないし、家族に聞いて追求されるのは避けたい。
自分の不甲斐なさにため息を吐きながら頬に流れる髪を耳にかけた時、違和感を覚えた。慌てて耳たぶに触れるとそこにあるはずの物がない。
「ない……お母様のイヤリング……」
私は慌ててドレスの裾を振ってみても目的のものは出てこなくて顔から血の気が引く。
「そんな……」
もう片方の耳にはイヤリングが付いているからつけ忘れたということはない。たぶんぶつかった時に落としたんだ。
これは亡き母が作ってくれた大事なイヤリング。丸い透明の球体の中に、靴の形をした小物が入っているだけの素朴なイヤリング。
私の好きな絵本に出てくるガラスの靴がほしいと母に我儘を言ったら、母は侍女に父と義母にバレないように買い物を頼んでその材料で作ってくれたのだ。
私の大事な宝物。レイラが両親から買ってもらうような宝石が付いているわけではないけれど、私にとってこれは宝石と同等の物だ。
探しに行きたいけれど私がもう家を出ることは許されないし、あんな小さい物なんて気づかれなくてゴミとして捨てられてしまうかもしれない。馬車は会場からだいぶ離れていてもう戻ることは難しかった。
数少ない母との思い出を無くしてしまうなんて。こんな私が少しでも浮かれてしまった罰なのだろうか。
「……っ」
じわりと涙が滲み、私は御者に気づかれないように声を殺して涙を流した。
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