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第二章 派手に、生まれ変わります!
74 報復をしたいのです!
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「そこまでだ」
怒気を孕んだ鋭い声に、その場の全員の動きがぴたりと止まる。
振り返ると、そこにはユリウスが酷く険しい顔つきで、クリスたちを睨み付けていた。
「なぁんだ、男爵令息じゃない」コートニーは小馬鹿にするように鼻で笑う。「部外者は引っ込んでいて!」
「そうよ。男爵令息ごときがパリステラ家の事情に口を挟まないでちょうだい」と、クリスも物怖じせずにぎろりと睨み返す。
「これは犯罪ですよ、侯爵夫人」
「だったらなんなのかしら」クリスは冷笑する。「いいこと? あたくしは侯爵家、対してあなたは男爵家。下の身分の者が偉そうに指図しないでくださる?」
「犯罪に身分など関係ありません」
「貴族にはあるのよ? 王都では常識なの。もしかして知らなかったのぉ~? ま、田舎者には分からないかしらね」
「……ならば――」
――――、
そのとき、クロエがおもむろに起き上がった。
「クロエ! 大丈夫か? 怪我は?」
ユリウスは慌てて彼女のもとへと駆け寄る。
「特に問題ないわ」
彼女は異変を感じた瞬間、自らに魔法をかけていた。体内に侵入した闇魔法の成分を魔法で塞き止めていたのだ。
今度は一時停止をした時間を戻して、それを逆流させる。身体から黒いもやが出て行って、宙で掻き消された。
彼はほっと胸を撫で下ろして、
「無事で良かったよ。君が血相を変えてどこかへ向かったって聞いたときは、なにか良からぬ事件でも起きたんじゃないかって心配だったんだ」
「……来てくれてありがとう」
「わざわざ時間を止めなくても、近くに警備を呼んであるのに。まぁ、君が望むのなら――クロエ?」
「…………」
クロエは軽く全身を動かして、特に異常がないことを確認すると、クリスの持っている幻覚剤の小瓶を取った。
ゆっくりと丁寧に蓋を開けて、その中身を継母と異母妹の口の中へと一滴ほど垂らす。そして顎を持ち上げて体内へと滑り込ませた。
こういった薬は、直接体内に取り込んだほうが効力が倍増するからだ。
「なにをやっているんだ?」と、ユリウスは咎めるように訊く。
クロエはきょとんとした顔で首を傾げてから、
「なにって……見ての通りよ」
「これは闇魔法でできている危険な薬なんだぞ!?」
「その薬を彼女たちは私に使おうとしたわ」
彼女は彼の言外の批判なんて気にも留めずに、今度は継母と異母妹を床に横たえた。そして、ドレスの上半身を軽くはだけさせる。
「おい!」
「……やっぱり、こういうのって女性が上のほうが衝撃的で映えるかしら?」
彼女はくるりと踵を返して、次はゴロツキたちのもとへと向かった。それから彼らを横たえて、それを跨ぐ格好になるように継母たちを動かす。
「クロエ!」
出し抜けに彼が彼女の手首を掴んで制止する。
「……なにかしら?」と、彼女はむっとした顔で彼を見た。
二人とも硬直したように少しも身体を動かさず、ちょっとのあいだ視線を交際させて牽制し合う。
ややあって彼は軽く息を吐いてから、
「彼女たちは、闇魔法を使用したという時点で、もう極刑が決まったも同然だ。特に異母妹のほうは、魔石に続いて二度目の犯罪だからな。……だから、これ以上君が手を汚す必要はない」
「…………」
彼女はまだ動かない。
「これ以上すると、パリステラ家の名誉も傷付く。それは、聖女クロエの名も……君自身のことも貶めていることと同じなんだ。仮に復讐が完了しても、不名誉な噂はずっと付いて回るぞ。もっと自分を大切にしてくれっ!!」
「…………」
しばらく冷たい沈黙が停滞する。ユリウスは懇願するかのように彼女を見て、クロエは感情が乗っていないかのように無表情で彼を見た。
そして、
彼女は彼から掴まれた手を出し抜けにぱしりと弾いて、黙々と作業を続けた。
「クロエっ!」
彼の強い叫び声が部屋中に響いた。
彼女ははたりと動きを止めて、
「だって……」
さっきまでとは打って変わって、身を震わせながら涙目で彼を見る。
「一体、どうしたんだよ? いつも冷静な君なのに、らしくないじゃないか」
「この人たちはまたお母様を侮辱したのよ! 逆行前も、今回も! ……絶対に許せない!」
クロエはさっきの継母の言葉がどうしても受け入れられなかったのだ。
母親の思い出の前で、なんて……なんて汚らわしい。あまりに気持ち悪くて吐き気がした。
こんな同じ人間とも思えない物体に、なぜ同情心なんて持たないとけないのだろうか。人とも思えない所業を平然と行うのなら、同じことをされたって自業自得じゃないか。
「それに、あなただって私の好きにしていいって言ったじゃない! この前だって……。だから、母の報復は自身の手で行うわ!」
「君は……母君の思い出の詰まった場所で、こんなおぞましいことをやらせるつもりか!?」
すっかり頭に血が上って冷静さを失ったクロエの頭に、清涼剤のようなユリウスの言葉が響いた。
「っつ……!」
途端に、彼女の荒れ狂った波のような黒い心が、凪いだ。
改めて部屋中を見渡す。
そこには、母が生前大切にしていた数々の品が綺麗に整頓されてあって、まるでそこに母が生きているような面影が見えたのだ。
それは、今にも母が笑顔で話しかけてくれるような。
「お母様……っ…………」
クロエの頬に静かに涙が伝った。
彼の言う通りだった。
母がいるこの場所を汚すわけにはいかない。母の思い出を守らなければ。
クロエは、おもむろに扉の外へと歩き出す。
そして、時間停止の魔法を解いて、
「きゃああぁぁぁぁぁっ!!」
中庭に向かって、思い切り叫んだ。
怒気を孕んだ鋭い声に、その場の全員の動きがぴたりと止まる。
振り返ると、そこにはユリウスが酷く険しい顔つきで、クリスたちを睨み付けていた。
「なぁんだ、男爵令息じゃない」コートニーは小馬鹿にするように鼻で笑う。「部外者は引っ込んでいて!」
「そうよ。男爵令息ごときがパリステラ家の事情に口を挟まないでちょうだい」と、クリスも物怖じせずにぎろりと睨み返す。
「これは犯罪ですよ、侯爵夫人」
「だったらなんなのかしら」クリスは冷笑する。「いいこと? あたくしは侯爵家、対してあなたは男爵家。下の身分の者が偉そうに指図しないでくださる?」
「犯罪に身分など関係ありません」
「貴族にはあるのよ? 王都では常識なの。もしかして知らなかったのぉ~? ま、田舎者には分からないかしらね」
「……ならば――」
――――、
そのとき、クロエがおもむろに起き上がった。
「クロエ! 大丈夫か? 怪我は?」
ユリウスは慌てて彼女のもとへと駆け寄る。
「特に問題ないわ」
彼女は異変を感じた瞬間、自らに魔法をかけていた。体内に侵入した闇魔法の成分を魔法で塞き止めていたのだ。
今度は一時停止をした時間を戻して、それを逆流させる。身体から黒いもやが出て行って、宙で掻き消された。
彼はほっと胸を撫で下ろして、
「無事で良かったよ。君が血相を変えてどこかへ向かったって聞いたときは、なにか良からぬ事件でも起きたんじゃないかって心配だったんだ」
「……来てくれてありがとう」
「わざわざ時間を止めなくても、近くに警備を呼んであるのに。まぁ、君が望むのなら――クロエ?」
「…………」
クロエは軽く全身を動かして、特に異常がないことを確認すると、クリスの持っている幻覚剤の小瓶を取った。
ゆっくりと丁寧に蓋を開けて、その中身を継母と異母妹の口の中へと一滴ほど垂らす。そして顎を持ち上げて体内へと滑り込ませた。
こういった薬は、直接体内に取り込んだほうが効力が倍増するからだ。
「なにをやっているんだ?」と、ユリウスは咎めるように訊く。
クロエはきょとんとした顔で首を傾げてから、
「なにって……見ての通りよ」
「これは闇魔法でできている危険な薬なんだぞ!?」
「その薬を彼女たちは私に使おうとしたわ」
彼女は彼の言外の批判なんて気にも留めずに、今度は継母と異母妹を床に横たえた。そして、ドレスの上半身を軽くはだけさせる。
「おい!」
「……やっぱり、こういうのって女性が上のほうが衝撃的で映えるかしら?」
彼女はくるりと踵を返して、次はゴロツキたちのもとへと向かった。それから彼らを横たえて、それを跨ぐ格好になるように継母たちを動かす。
「クロエ!」
出し抜けに彼が彼女の手首を掴んで制止する。
「……なにかしら?」と、彼女はむっとした顔で彼を見た。
二人とも硬直したように少しも身体を動かさず、ちょっとのあいだ視線を交際させて牽制し合う。
ややあって彼は軽く息を吐いてから、
「彼女たちは、闇魔法を使用したという時点で、もう極刑が決まったも同然だ。特に異母妹のほうは、魔石に続いて二度目の犯罪だからな。……だから、これ以上君が手を汚す必要はない」
「…………」
彼女はまだ動かない。
「これ以上すると、パリステラ家の名誉も傷付く。それは、聖女クロエの名も……君自身のことも貶めていることと同じなんだ。仮に復讐が完了しても、不名誉な噂はずっと付いて回るぞ。もっと自分を大切にしてくれっ!!」
「…………」
しばらく冷たい沈黙が停滞する。ユリウスは懇願するかのように彼女を見て、クロエは感情が乗っていないかのように無表情で彼を見た。
そして、
彼女は彼から掴まれた手を出し抜けにぱしりと弾いて、黙々と作業を続けた。
「クロエっ!」
彼の強い叫び声が部屋中に響いた。
彼女ははたりと動きを止めて、
「だって……」
さっきまでとは打って変わって、身を震わせながら涙目で彼を見る。
「一体、どうしたんだよ? いつも冷静な君なのに、らしくないじゃないか」
「この人たちはまたお母様を侮辱したのよ! 逆行前も、今回も! ……絶対に許せない!」
クロエはさっきの継母の言葉がどうしても受け入れられなかったのだ。
母親の思い出の前で、なんて……なんて汚らわしい。あまりに気持ち悪くて吐き気がした。
こんな同じ人間とも思えない物体に、なぜ同情心なんて持たないとけないのだろうか。人とも思えない所業を平然と行うのなら、同じことをされたって自業自得じゃないか。
「それに、あなただって私の好きにしていいって言ったじゃない! この前だって……。だから、母の報復は自身の手で行うわ!」
「君は……母君の思い出の詰まった場所で、こんなおぞましいことをやらせるつもりか!?」
すっかり頭に血が上って冷静さを失ったクロエの頭に、清涼剤のようなユリウスの言葉が響いた。
「っつ……!」
途端に、彼女の荒れ狂った波のような黒い心が、凪いだ。
改めて部屋中を見渡す。
そこには、母が生前大切にしていた数々の品が綺麗に整頓されてあって、まるでそこに母が生きているような面影が見えたのだ。
それは、今にも母が笑顔で話しかけてくれるような。
「お母様……っ…………」
クロエの頬に静かに涙が伝った。
彼の言う通りだった。
母がいるこの場所を汚すわけにはいかない。母の思い出を守らなければ。
クロエは、おもむろに扉の外へと歩き出す。
そして、時間停止の魔法を解いて、
「きゃああぁぁぁぁぁっ!!」
中庭に向かって、思い切り叫んだ。
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