【短編】妹の代わりに謝り続けた人生を、今日で終わらせます

あまぞらりゅう

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「ローゼ、いるの? 大事な話が――」

 しかし、ディアナの希望は一瞬で粉々に砕けてしまった。
 屋敷に戻って妹の部屋へ向かうと、裸のローゼが裸のアルベルトの上に跨って上下運動を繰り広げていたのだった。

「……」

「……」

「……」

 二人の激しい動きがピタリと止まる。
 顔面蒼白の婚約者。したり顔の妹。表情を無くす姉。

 次の瞬間、ディアナの中で何かがプツリと切れる音がした。

「第二王子殿下が、ローゼの無礼を許さないっておっしゃっていたわ。だから、すぐに王城へ謝罪しに行きなさい」

 抑揚のない声で要件だけ伝えると、ディアナは浮気者たちの顔も見ずに、さっさとその汚らわしい空間から立ち去った。


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