3 / 6
2章
中学校までの道のり
しおりを挟む
母親と妹は食卓に揃って朝食をとっていた。
「お兄、朝ご飯食べないの?」
妹の一言でようやく僕のぼーっとしていた意識はやっと目覚めた。
「僕って今中学生だっけ?」
「何言ってんのお兄?」
「頭おかしくなったの?」
どうやら僕は見た目通り中学生らしい。まあ僕が覚えている限りだと、今の僕の服装は中学生の時の制服そっくりなので見当はついていたんだが。
どうやら女の子はもういないらしい。いちおうあたりを見渡して存在の確認をするものの、僕の目では確認することができなかった。
「早く朝ごはん食べて学校行きなさい」
母親の一言のおかげで、僕は一旦女の子の行方を探すことを諦めて、朝食をとることにした。
今日の朝の朝食は半熟の目玉焼きとベーコンとレタスのサラダだった。中学生の時は好きでよく母親に作るようお願いしていたなぁ。
懐かしい思い出に耽っていたら、急に自分が今中学生であったことを思い出し、自分がタイムリープしていることを悟られないよう取り繕う。幸い母親と妹は朝食をとることに集中していたため、僕の挙動不審な行動が気づかれることはなかった。
AM 7:50
歯を磨かないと。家を出る直前に思い出した。うちは父親が歯磨きにとてもうるさかった。だからか、急にやらないといけないと思ったのだった。
歯を磨きながら思った。タイムリープした僕にそのかわりに失うものはないのだろうか?
唐突に僕のラノベの知識を活かす機会がやってきた。でも僕のラノベの知識の中にはタイムリープした主人公は生きる時間を代償にしたり、命をかけて、タイムリープしていた気がする。そんなことを考えていたら急に寒気がしてきた。自分がもしタイムリープを行った歳に追いついた時どんな代償を要求されるんだろう。怖くなった。そう考えているうちに学校に行かないとマズイ時間になってしまった。
AM 8:00
家を出た。僕の家は学校から少し離れている。だから本来なら7時55分に出なければいけなかったはずだが、考えごとをしているうちに、走らなければ間に合わない時間帯になってしまった。でも今は先ほどの考えごとの続きをどうしても考えたい気分だった。仕方なく遅刻することを決め、ゆっくりと歩き出した。
女の子の狙いはなんなのだろう。学校に行く道中に考えていた。突然家に押しかけてきて、医者の関係者だと伝え、特別な術式を行使すると言い出して。確かに僕どころか全人類が今まで見たこともないような術式を行使したのは事実。でもあまりに衝撃的なことばかりで僕の頭はパンクしそうだ。
そうやってぐるぐる考えていたら、学校の門が見えてきた。
門を抜け校庭を横切りながら歩く。奥の方で女の先生が叫んでいるようだが僕くらいになると気にしない。
階段を登り終え、下駄箱で靴を脱いでいると、とある先生がよってきた。
「お兄、朝ご飯食べないの?」
妹の一言でようやく僕のぼーっとしていた意識はやっと目覚めた。
「僕って今中学生だっけ?」
「何言ってんのお兄?」
「頭おかしくなったの?」
どうやら僕は見た目通り中学生らしい。まあ僕が覚えている限りだと、今の僕の服装は中学生の時の制服そっくりなので見当はついていたんだが。
どうやら女の子はもういないらしい。いちおうあたりを見渡して存在の確認をするものの、僕の目では確認することができなかった。
「早く朝ごはん食べて学校行きなさい」
母親の一言のおかげで、僕は一旦女の子の行方を探すことを諦めて、朝食をとることにした。
今日の朝の朝食は半熟の目玉焼きとベーコンとレタスのサラダだった。中学生の時は好きでよく母親に作るようお願いしていたなぁ。
懐かしい思い出に耽っていたら、急に自分が今中学生であったことを思い出し、自分がタイムリープしていることを悟られないよう取り繕う。幸い母親と妹は朝食をとることに集中していたため、僕の挙動不審な行動が気づかれることはなかった。
AM 7:50
歯を磨かないと。家を出る直前に思い出した。うちは父親が歯磨きにとてもうるさかった。だからか、急にやらないといけないと思ったのだった。
歯を磨きながら思った。タイムリープした僕にそのかわりに失うものはないのだろうか?
唐突に僕のラノベの知識を活かす機会がやってきた。でも僕のラノベの知識の中にはタイムリープした主人公は生きる時間を代償にしたり、命をかけて、タイムリープしていた気がする。そんなことを考えていたら急に寒気がしてきた。自分がもしタイムリープを行った歳に追いついた時どんな代償を要求されるんだろう。怖くなった。そう考えているうちに学校に行かないとマズイ時間になってしまった。
AM 8:00
家を出た。僕の家は学校から少し離れている。だから本来なら7時55分に出なければいけなかったはずだが、考えごとをしているうちに、走らなければ間に合わない時間帯になってしまった。でも今は先ほどの考えごとの続きをどうしても考えたい気分だった。仕方なく遅刻することを決め、ゆっくりと歩き出した。
女の子の狙いはなんなのだろう。学校に行く道中に考えていた。突然家に押しかけてきて、医者の関係者だと伝え、特別な術式を行使すると言い出して。確かに僕どころか全人類が今まで見たこともないような術式を行使したのは事実。でもあまりに衝撃的なことばかりで僕の頭はパンクしそうだ。
そうやってぐるぐる考えていたら、学校の門が見えてきた。
門を抜け校庭を横切りながら歩く。奥の方で女の先生が叫んでいるようだが僕くらいになると気にしない。
階段を登り終え、下駄箱で靴を脱いでいると、とある先生がよってきた。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様を書いたストーリーです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる