北海道防衛201X

葛城マサカズ

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1日目 第1話

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 北海道中部にある上富良野町。ここにある陸上自衛隊上富良野駐屯地で起床と「隊舎の前へ集合」を告げるアナウンスが矢継ぎ早に流れた。
 当直の隊員が隊員達が眠る隊舎の部屋を開け大声で起こす。
 隊員達はまた抜き打ちの訓練だろうと慣れた動作で作業服を着て帽子をかぶり隊舎の前へ出る。時間は午前4時30分である。本来の起床時間は6時だ。
 「災害派遣準備があってすぐに抜き打ちかよ」
 第2戦車連隊の小隊長である北島誠三等陸尉はぼやきながら作業服を着込む。上富良野駐屯地でも災害派遣の準備が進められたが昨日の夕方には解除され緊張を解いた矢先だった。
 「抜き打ちがあるとは俺も知らんぞ。どうなっているんだ?」
 北島は着替えると廊下で上官である第2戦車連隊第3中隊長の村田栄介一等陸尉と出会う。村田は不満げな顔であった。
 「中隊長も知らなかったんですか?」
 「俺だけじゃない。他の幹部も皆が抜き打ち訓練を知らん」
 服装を整えた隊員は急いで隊舎から出て所属する隊ごとに分かれて整列する。
 「全員揃いました」
 「うむ」
 上富良野駐屯地での駐屯地司令である第4特科群の司令である中里陸将は隊員が隊舎の前で揃ったのを聞くと高い声で隊員達に語り始める。
 「つい30分前に千歳の空自基地をはじめ北海道各地のレーダーサイトが攻撃を受けた。北部方面総監は方面隊の全部隊にいつでも出動できる態勢に入るように命令を出した。政府や防衛省からはまだ何も指示や命令は無いが我々はいつでも出られるように準備を進める」
 空自千歳基地は爆撃を受け炎上した。その報告を空自北部航空方面隊や千歳市内の陸自部隊から受けた札幌の北部方面総監部は総監と幕僚達が揃ってから対応策を協議した。
 まずは東京の陸自の総司令部である陸上幕僚監部へ対応を求めた。だが返答は無い。
 北部方面総監の浅井敏夫陸将は方面隊に所属する全部隊を叩き起こし臨戦態勢に入れるようにした。災害派遣を除く出動準備は方面総監だけでは決められない防衛大臣による指示が必要になる。
 「このような攻撃は空自の基地を攻撃するだけに終わらないだろう。敵対行動をする集団の軍事行動が更に続く事が予想される。幹部と隊員は装備や物資の点検を行い車輌の燃料を補給しいつでも動けるようにせよ」
 弾薬の配備などは出来ないが装備の点検と言う準備は日常業務の延長と言う意味で出来ると法務の幕僚が出した提案であった。
 解散すると部隊ごとに集合がかかる。
 「聞いての通りだ。これから何が起こるか分からん。これから戦車をはじめ装備を点検し、戦車と車輌の燃料を補給していつ出動命令が出てもいいようにしておく」
 北島や村田ら第2戦車連隊の幹部はまず連隊長から中隊長での指示があり、そこから村田ら中隊長から北島ら小隊長へ指示がなされる。
 「点検を徹底的にしろ。出動して動かない壊れたとなってはいけないからな」
 今度は北島が自分の小隊に指示を出す。電灯に照らされた隊員の顔はいきなりの非常事態に困惑し顔を固くしている。
 「小隊長。戦争になるんですか?」
 指示を言い終え小隊の皆が作業に向かう中で隊員の一人が北島に尋ねる。北島の戦車で砲手をしている下田稔二等陸曹だ。
 「正直分からん。ロシアや中国が戦争準備しているなんて聞いてないしな」
 いきなり起こされて千歳基地やレーダサイトが攻撃されたと言われてもまだ状況をよく呑み込めてないないのが北島の正直な心情だった。
 「師団長はこれからも攻撃をされるかもしれないと言っている。もしかしたらはあるかもな。そうなったらお前の腕が頼りだぞ」
 北島がそう言うと「はい」と下田ははっきりした声で答えて点検作業へと向かった。
 (みんなは不安だろうな。いきなり戦争になると言われて)
 戦争の兆候を知っていれば気持ちの整理ができる。だがいきなり攻撃を受けたと言われはしたが目の前にその光景が無いのだから実感が湧かないのだから困惑しているのだろう。
 (小隊長として俺は戸惑ってはいかんな)
 北島は自分に言い聞かせて点検作業に勤しむ小隊へと戻る。

 
 北島達が起こされた10分後の午前4時40分に平沢は眠い顔をしまま総理執務室に現れた。出迎えるのは岸野と安永であった。その二人も眠気を帯びている顔をしている。
 「総理。お休みのところすみません」
 「で、北海道が攻撃されたと言うのは本当か?」
 岸野の挨拶もそこそこに平沢は不機嫌に尋ねる。
 「空自からの報告では北海道西部のレーダーサイトと千歳基地が攻撃を受けて炎上しています」
 安永は同行させた防衛大臣秘書官の持って来たノートPCで北空から空幕へ送られた炎上する千歳基地の画像を見せた。
 「事故による火災ではないな…」
 基地全体が燃えている様子を見て平沢はそう呟く。
 「何処が攻撃したんだ?ロシアか?」
 平沢が安永に訊く。
 「空自の報告では北海道西部の日本海から国籍不明機の編隊200機が侵入したそうです」
 「やはりロシアか。だが何でロシアから攻撃されないといけないんだ」
 寝不足で不機嫌なせいで平沢は感情的になっている。
 「ロシア軍の可能性は高い。しかしロシア軍とは分かっていない」
 安永は念を押す。
 「自衛隊でも外務省でも誰が犯人か早く教えろ」
 平沢はぼやきながら煙草を吸い始める。
 「総理。自衛隊に出動命令を出さねば」
 岸野は平沢が煙草の煙を吐いた後で言った。
 「出動命令か。そうだな」
 平沢に迷いが見られた。
 「また攻撃を受けるだろうか?」
 平沢の問いに安永は「可能性は高いです」と答えた。
 「可能性じゃ出せんよ。何も起きないのに防衛出動命令を出したら野党やらマスコミからうるさく言われるじゃないか」
 平沢の本音が出た。
 岸野と安永は頭が痛い思いをした。そんな時にやって来たのは自衛隊のトップである統合幕僚長の堀田武典海将が総理官邸に到着した。
 「北海道を攻撃したのは何者か分かったか?」
 平沢はまず堀田に攻撃をしたのは誰か訊いた。
 「不明です。接近した国籍不明機にスクランブル発進した戦闘機が接触しましたが国籍マークや機体を何処の所属か確認は出来ませんでした」
 夜間であるせいもあるが自衛隊のF-15が近づくや国籍不明機がミサイルを放ち肉眼で確認が出来なかったからだ。
 「しかしレーダを装備した早期警戒機が千歳を攻撃した不明機の編隊がロシア沿海州の方へ向かうのをレーダー探知で判明しています」
 「じゃあロシアが攻撃したのか」
 「可能性は高いです」
 堀田と話す平沢はつい唸った。
 「また可能性か。ロシア軍がやったのは間違いないのだろう?」
 可能性と安永と堀田から聞かされて平沢は曖昧さに苛立つ。
 「総理。私もロシア軍による攻撃と思います。しかし断定する情報が少ないのです。警察が犯人を現行犯以外で逮捕する場合は証拠固めをよくしてから逮捕に向かうのと同じ事です」
 堀田の説明に平沢は納得し2本目の煙草の煙と共に苛立ちを消し去った。
 「よく分かった。自衛隊への出動命令は攻撃した者が誰か分かるまで出さないでおこう」
 堀田の説明から平沢は改めて防衛出動命令を出さない決心をした。
 「しかし総理。出動命令がないと次の攻撃に備えられません」
 平沢の決心に掘田が慌てる。
 「その次の攻撃が起きると言えるのか?」
 「言い切れませんが。次の攻撃が来る可能性は高いです」
 堀田は毅然と言う。
 「また可能性だ。不明確ではいかん」
 平沢に堀田が絶望しそうになった。
 「ならば防衛出動待機命令だけでもさせて下さい。これは準備だけ行えます」
 怒りを抑えつつ堀田は求めた。
 「準備か。まあそれならいいだろう」
 平沢が認めると堀田は安永に防衛出動待機命令の下達を求めた。防衛出動待機命令は閣議決定が無くても総理大臣承認でできるからだ。
 「総理。この出動待機では部隊の展開も可能です。ただし交戦は正当防衛や緊急避難の条件を除いて行えません。部隊の展開もよろしいですね?」
 堀田は更に平沢へ求めた。
 「いや。それは待て。あくまで基地や駐屯地での準備だけにしてくれ」
 「分かりました。すぐに伝えます」
 堀田は自衛隊へ出動準備命令が下ったことを伝えるべく執務室を出る。
 「戦争はしたくないなあ」
 堀田が出たのを確かめてから平沢は言った。
 「それは私もです」
 安永が同意する。
 「戦争になったら虐殺があっただの、家や畑を壊されたとか補償問題とか頭が痛くなる。それに株価や円相場が悪くなって財界の連中に怒られる。下手をすれば俺が戦争を起こした悪者だ」
 平沢は煙草を灰皿の中で押し潰しながらぼやく。
 「総理が悪人と呼ばれるかはともかく。戦争になった場合は経済の悪化や金がかかる事が多くなる。たまりませんねえ」
 岸野が平沢に同感かのように言う。安永も頷いて肯定している。
 安全保障についてあまり正面から関わってない政治家の本心がそこにあった。

 未だ日本は自衛隊の幹部と隊員を全て叩き起こしただけにすぎない
 それでも事態は進む。
 まず三沢から発進して警戒中のE-2Cがサハリン南部と国後島から低速であり低空で侵入する編隊が北海道に迫るのを探知した。時間にして午前4時40である。
 同じ時刻に海上保安庁第一管区所属の巡視船「つがる」が天塩沖の日本海で消息を絶った。最後の無線では「爆発が発生。ミサイルか爆弾による攻撃を受けた」と報告をする。
 また北海道最北端の稚内で宗谷海峡の監視をしている陸自第301沿岸監視隊がサハリンの方向から船団または艦隊の集団が集結していると報告する。
 午前5時にはこうした情報が防衛省や総理官邸に北部方面総監部へ集まっていた。
 「政府はどうしたんだ?」
 北部方面総監の浅井敏夫陸将は苛立っていた。明らかに敵が近づいている。なのに防衛出動待機命令だけしか言って来ない。
 「このままでは北海道の半分はすぐ取られてしまいます」
 運用担当もとい部隊の行動を担当する作戦参謀と言える第3部長の内田周雄一等陸佐が不安を口にする。総監部の誰もが緊急を伝える報告が入る度に苛立ちを募らせていた。浅井はそうした皆の心理を知り「東京からはまだか?」とは言っていたがそこまで愚痴はこぼしていない。
 この鬱積が感情が爆発した時に抑えるために浅井は口を慎み幕僚達には自由に言わせている。
 「第2師団と第5旅団から偵察の派遣要請が来ています」
 北海道第2師団と第5旅団は自分達の担当地域に迫る脅威を感じ取り偵察を出す許可を浅井に求めていた。
 「許可する。ただし戦闘になる場合はすぐに撤収せよ」
 浅井は許可を出した。とはいえこの場合の偵察は防衛出動前なので非武装で行われる。だから戦闘をせず撤収せよと命じたのだ。
 「北海道知事から電話です」
 総監部が何度も道庁へ連絡して呼んで貰っていた北海道知事の和久井壮吉知事とようやく話せる時が来た。
 「こんな時間にすみません。実は千歳の自衛隊基地と北海道のレーダーサイトが攻撃を受け現在も国籍不明の編隊が北海道へ近づいています。北海道は戦場になっております。その事をお伝えしたかったのです」
 浅井は丁寧に起きたばかりであろう和久井へ説明した。和久井は「うん、うん」と返事をして聞き終えると質問する。
 「これから日本はロシアとか何処かの国と戦争になるのだね。自衛隊はもう出動しているのですか?」
 「いいえ。出動準備の出動待機命令までは出ていますが出動命令はまだ政府から出ておりません」
 浅井の回答に和久井は「やはり」と呟く。
 「東京の連中はこれだからいけない」
 和久井のぼやきに浅井は無言で同意した。
 「ともかく私はこれから道庁に対策本部を立ち上げます。総監部からも連絡要員の派遣をお願いします」
 「分かりました。すぐに連絡官を派遣します。また情報があればお伝えします」
 通話を終えると浅井は東京もこれぐらい話が分かればなあと思った。
   「稚内分屯地から緊急連絡。50機以上のヘリが宗谷海峡を北から飛行中。東へ向かう。空港へ向かう模様」
 「総監!警察から連絡です。稚内と釧路の空港に多数のヘリが飛来し武装した兵士を降ろして占拠されたそうです」
 とうとう来たと浅井は顔と心を強張らせる。
 「陸幕と統幕へ連絡しろ。北部方面隊は作戦行動可能なりだ」
 浅井ができる感情的な発露だった。
 「総監。もしもの場合は各駐屯地司令や師団・旅団長権限で撤退の判断を任せましょう」
 幕僚長の迫田伸盛陸将補が進言した。
 「そうだな。今のままでは駐屯地で各個撃破されてしまう」
 防衛出動命令が出ていない今ではほぼ駐屯地の外には出られない。このまま敵の侵攻が続けば北部方面隊の各部隊は駐屯地に閉じ込められたまま各個撃破されてしまう懸念があった。
 「ただし駐屯地からの撤収する際の戦闘は緊急避難や正当防衛に限る」
 迫る敵から逃げるとはいえ戦闘になる場合がある。だがそれは「回避できない場合」である救急避難や正当防衛と言う限られた時に限定した。まだ政府からの戦闘許可である防衛出動命令が出てないからだ。
 こうして日本国内に明確な最前線が出来つつある中で自衛隊はまだ戦えなかった。
 
 北海道稚内市には最北端の自衛隊基地がある。
 それは海自で稚内基地であり陸自では稚内分屯地、空自では稚内分屯基地と呼ぶ場所である。かと言って三自衛隊ごとに別々にあるのではなく同じ敷地に三自衛隊の部隊が同居している。
 そんな稚内にあるのは空自のレーダーサイトに陸自の宗谷海峡を監視する第301沿岸監視隊・海自の稚内港の警備を担当する部隊がある小さくは無いが国境のこじんまりとした拠点である。
 とはいえここは対ロシアの情報収集の最前線であり自衛隊の情報機関である情報本部の電波部東千歳通信所稚内分遣班が置かれている。
 その情報本部の面々は何者かの攻撃で炎上したレーダーサイトを気にせず傍受した無線の内容に見入っていた。
 「どう見てもウラジオストクやこの近くある艦隊はソ連太平洋艦隊と名乗っています。冗談には見えません」
 集まる情報を分析すると発信者や受信者はソ連軍を名乗っている。ソ連はもう30年近く前に崩壊した筈でありそんな名前を名乗るのは冗談にしか聞こえない。
 だがロシアの方向から飛ぶ無線は「ソビエト」と言う単語が当たり前のように付けられている。ましてや文言は「貴官と部隊の行動はソビエト人民の注視するところである」や「書記長の許可」などまさにソ連そのものである。
 壮大なジョークを受けているようにしか思えなくなったがレーダーサイトと千歳基地が炎上したのを知るとソ連が蘇ったのだと認めざるえない。
 「連中は侵攻して来るぞ。間違いない」
 飛び交う電文は日の出の時刻が近づくにつれて多くなり「日本人民を解放せよ」「ファシスト日本を打倒せよ」の文言が躍るようになる。明らかな日本への敵対意志であり侵攻をする気が満ちているのを情報部の部員達は感じた。
 そしてそれは自分達が危険地帯に居るとも自覚させた。
 「防秘に関わる資料や機器を処分する。ただちにかかれ」
 ここにソ連兵が来るかは分からないがソ連兵を見てから防衛秘密に関わるモノの処分をしていては間に合わない。だから分遣班の班長である綾川和平二等陸佐は部下へ処分を命じた。
 こうした機密の処理はあらかじめ決められていたのでその動きは素早い。書類は外で空のドラム缶の中で燃やしデータは情報本部へ全て送るとハードディスクやメモリーを抜き出しばらばらにした。
 そうした処分をしている最中に稚内の基地内は騒がしくなる。
 レーダーサイトが破壊された事態に空自は消火作業と警備以外の隊員を目視での対空監視に配置していた。その隊員が稚内空港へ向かう多数のヘリを発見した。
 北海道に居る自衛隊がはじめて侵攻する敵を目撃した瞬間だった。
 「100隻以上の艦船が接近中!ロシア海軍のものと思われる!」
 今度は海峡を監視する陸自の監視隊だ。樺太もといサハリンの方向からロシア海軍が保有しているのと同じ型の艦艇を含む集団が稚内に接近しているのを確認した。
 「処分作業はどうだ?」
 「すぐ終わります」
 「終わったら撤収だ」
 情報本部の面々は機密情報の処分が終わるや班が所有する業務車に乗り稚内から撤収する。残る機密情報は自分達の頭の中だけになったからだ。捕まり万が一にも機密情報を渡してはならないからだ。
 「他の皆はどうなりますかね?」
 基地から出ると誰かがぽつりと言った。
 「撤収するか敵に降伏するかのどれかしかない。もしも本当に敵がソ連なら降伏した後どうなるか分からんな」
 綾川が答える。第二次世界大戦での降伏したドイツ軍や日本軍の将兵に対する手酷い扱いやロシアになってからのチェチェン紛争でのロシア軍による捕虜の対応を見るに降伏するのに好ましい相手ではない。
 「先に逃げる罪悪感か?」
 「ええ、現実にこうやると。ですがこう動く必要性は理解していますが顔を知っている人が何人も居たので」
 質問した部下の気持ちは綾川にも分かる。
 「繰り返し言うが。俺達が敵に捕まる方がより迷惑や損害を生むんだ。そして俺達が情報を分析する事で救う事もできるんだ」
 綾川は今まで何度も言った事を改めて部下へ言う。いくら冷静な分析ができる者達とはいえ目の前でこれから戦闘になる事実に動揺しているのだ。
 かくいう班長も何故か蘇ったソ連軍に侵攻される事実に困惑が拭えなかった。
 「班長!あれ!」
 部下が稚内基地の方向を指す。
 そこにはヘリの影が基地の上空を旋回しているのが見えた。
 「あ!」
 ヘリは機首を基地へ向けるとロケット弾と機関砲らしきものを放ったのが見えた。基地からは爆発と黒煙が立ち昇る。
 響く爆音に誰もが後ろ髪引かれる思いを断ち切った。それは敵を目にして自分の役割を自覚したからだ。
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