魔王が強くてニューゲームを始めるらしいので、次代の勇者を育成することになった。

青木十

文字の大きさ
16 / 35
『勇者ヴァルの物語』では語られない物語

辺境の冬 第三話

しおりを挟む
 暖炉の火を絶やさないように、薪をくべ火かき棒でうまく崩す。
 パチパチの小さな音を立て、火の粉を散らして薪は燃えていく。

 もうすっかり深夜を回っていた。

 アレクはあれからたまに起きつつも、ゆっくりと睡眠を取っている。
 熱はなかなか下がらないものの、果物や甘くした牛乳など、とにかく口にしやすいものを出してやるよう心掛けた。
 少しでも腹の足しになっていたのならいいのだが。
 早く元気になってほしいと俺は願った。

 辺境の夜は本当に静かで、火の粉の音とアレクの寝息だけが俺の耳に届いてくる。

 俺は適当にいろいろとぶち込んだ具沢山のスープをすすりながら、本を読み進めていた。

 この本『魔導工学の入口』の著者であるフューラー先生は、俺の魔導器学の先生で子供の頃にとても世話になった人だ。魔導具や魔導器の原理や使い方、魔石に関していろんなことを教えてくれた。
 紺色の髪を掻き上げながら眉根を寄せて困ったように笑う、そんな先生の様子が思い出された。

 先生にちょっと連絡してみようかな。
 魔導具のこと、相談してみようか。
 うちは風呂くらいしか魔導具を導入していない。金のある家なら部屋の灯りから温度調整、台所や氷室まで、一般家庭でも台所周りはひと通り魔導具だ。
 俺は今の環境を特段不便だと思っていないが、子供の頃からここに来るまでは魔導具に囲まれて生活してたわけだから、便利さを十分理解している。
 アレクにも使わせてやりたいなと思うのだ。俺が使わないからって、アレクも使うなって話じゃないんだ。
 そうだな。雪深くなる前に、フューラー先生に手紙を書いて出そう。

 そんなことを考えながら本を読んでいると、小さく名を呼ばれた。

「ヴァル……」
「どうしたアレク」

 声のした方に顔を上げると、アレクが毛布から顔を出している。少し苦しそうだ。
 本を閉じて膝の上に置き、アレクの方へと身を寄せる。
 額に手を当ててみたが、もちろん熱は下がっていなかった。
 手洗いには少し前に行ったはず。喉でも乾いたか。

「つらいか……?」
「大丈夫……」
「どうしたんだ?」

 心配になって顔を覗き込んでやる。
 潤んだ瞳が俺を見返し、小さく力なく訴えた。

「寒くて……、寒くて目が覚めちゃった……」

 まさかと思い立ち上がって、窓の方へ寄った。
 こちら側は、ベッドの反対側と全く気温が違った。
 こんなに冷え込んでいたのか。

 カーテンをずらして外を見ると、白くチラつき始めていた。部屋から漏れた光に照らされるのが視認できる。
 このタイミングでの雪。
 俺は眉根を寄せて、カーテンを厳重に閉じた。
 ベッドの際に外からの冷気が流れ込んできているのをしっかりと感じる。
 そう言えば、俺の部屋は寒かったので少し壁板を増やしたんだ。冬に客間を使うなんて考えてなかったから、完全に忘れてた。冬は俺が王都に向かうのが常だったんだ。

「すまないアレク、俺の失態だ」
「ヴァルは、何も悪くないよ……」

 あぁ、こんな時までこいつは。
 すまないなと呟きながら、毛布を肩口までかけてやる。

 今から何か用意することはできない。
 かと言って俺の部屋に連れて行くか?
 いや俺が寒くないだけで、アレクにとっては寒いかもしれない。
 なら暖かい状態を維持しているこの部屋がいいだろう。

 俺が眉間にしわを寄せていると、アレクは心配そうに見上げてくる。
 あぁ、そんな顔をさせたいわけじゃないんだ。

 壁自体に何かするのは今は無理だ。
 ベッドを動かすのも、それ以外の調度品との兼ね合いで大きな作業になる。
 どちらも難しい。

 ならアレクを寒さから守れる何かだな。

 すぐに用意できて。
 しっかり冷気を防ぎ。
 決して冷たくならず。
 できるなら温かさがあるもの。

 そんな便利なものなんか……。


 あった。


 解決策に至った俺は、アレクを安心させるように頭を撫でた。
 俺の表情が柔んだのを認めたアレクは、ふにゃっと笑って毛布に埋もれている。

「ちょっと待ってろよ」

 ストーブの火種を暖炉に移す。暖炉は薪が切れれば、火は小さくなりいずれ消えるから大丈夫だ。火種の除かれたストーブを壁の方へと押しやった。
 テーブルへと避けていたやかんに手を伸ばし、湯をコップに移し適温にした後、アレクに飲ませてやる。温かいねと小さく笑うので、よしよしと撫でてやった。数回喉を潤わせたらコップを受け取って、サイドテーブルに置いておく。ここならすぐに取れるから、アレクが欲しい時に手が伸ばせるだろう。
 アレクは忙しない俺をベッドから見上げている。
 安心させるように軽く笑んでやった。
 最後に椅子に置きっぱなしの本を、アレクの勉強机へ避けておく。椅子はベッドから遠ざけて、と。

 これでいいかな。

 ランタンの灯りを消すと、部屋が暗闇に支配される。
 暖炉の火だけが小さく揺れていた。

「ヴァル……?」

 少し不安そうなアレクの声へ大丈夫と静かに答えた後、光魔法で小さな光を数個飛ばした。
 柔らかな光球が部屋に浮かぶ。
 キラキラと室内を照らし、ふわりふわりと俺たちの周りを舞った。

「わぁ……」

 そのキラキラした光が、驚いて見開かれたアレクの瞳に映り込む。
 これを見せるのは初めてだったか。

 アレクが光球に手を伸ばす。
 俺は魔力を操作して、アレクの傍に寄せてやった。
 手で包むようにすると、指の間から光が漏れる。指で撫でるように手を横切らせると、部屋の中に大きく影を作った。

「これ……、きれいだね……」

 見惚れるようにつぶやくアレクを微笑ましく見守りながら、俺は羽織っていた上着を脱いで椅子にかけた。
 そしてベッドの向こう側に回り込む。
 薄手のチュニックだけでは、こちら側は少々寒いな。

「どうしたの……?」

 アレクが不思議そうに見上げてくる。

「俺がこっちで寝るよ」
「一緒に、寝てくれるの?」

 俺の言葉に驚いたようなアレク。
 ああとうなずいて窓側からベッドへと腰を掛けて、アレクを少し部屋の中側へ寄せた。
 アレクを転がした後、毛布や枕を整えつつ俺も毛布の中へと身を横たえる。

「これで、寒いの来ないだろ?」

 でかい、丈夫、温かい。

 今の我が家で俺に勝るものはない。
 我ながら良い案だ。

「ヴァル……」

 アレクは、熱で火照った顔をこちらに向けつつ、俺の名を呼んだ。

 あぁなんだ、最初からこうしておけばよかったのか。
 ずぅっと不安そうにしていたアレクの顔は、今はほっとした、安心した顔になっていた。

「これで寒くないか?」
「うん……、大丈夫……」

 ぎゅっとしがみついてくるアレクを撫でながら、毛布で包み込んでやる。
 体は熱いが、手足は冷えてしまっていた。おそらく自身の熱量が寒さに勝てていないのだろう。
 その手を握りながら、冷たい足に俺の脚を添えてやる。

「どうだ。よかったらもっとくっつけていいぞ」

 アレクはまるで甘える子猫のように俺へと寄り添った。
 つらくて、不安で、そして寂しかったのかもしれない。

 本当は一人で寝させた方が、しっかり寝れてよいのだろう。よく寝付けるだろうし、疲れも取れるし、体調も整うだろうな。

 それでも、今夜は一緒にいてやろう。

 優しく抱き込んでやると、俺の胸板にすりすりと頬を寄せた。
 父母が亡くなり一人で生きることになって、実はこういうのに飢えているのかもしれないな。お利口なことはお利口なのだろうが、それは今までずっと我慢していたからなのだろう。
 俺はちゃんと父母の代わりになれているだろうか。

 周りの光球を少し小さくし、アレクの傍をふわりと漂わせた。
 今までの苦しかった表情は落ち着き、柔らかで穏やかな様子で光を眺めている。

 光を反射する瞳は、やはり宝石のようで、俺にとって宝のような気がしてくる。

 今、俺の胸の内に湧き出ている気持ちは、愛おしさなのだろうなと思い至り、アレクの額の上へ銀の髪越しに唇を落としてやる。
 アレクは驚いたのか慌てて俺へと視線を移した。
 そして、恥ずかしかったのだろう、アレクは大層照れた様子で俺の胸元に隠れてしまった。
 それを可愛らしく思った俺は、ふふっと微笑みを溢す。
 両親がこうしてくれたのはもっと小さな頃のことだったのだろうし、気恥ずかしかったのだろうかな。

「されるの嫌だったか?」
「嫌じゃない、よ……」
「そうか」

 俺はそうつぶやいて、もう一度、今度は頭に口づけると、アレクを潰さないように気をつけて毛布をしっかりと被せてやった。

「おやすみ、アレク。よく眠るんだぞ」
「うん……、おやすみなさい、ヴァル……」
「ああ、よい夢を」

 そうして、俺たちは瞳を閉じた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~

水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。 アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。 氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。 「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」 辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。 これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される

水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。 絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。 長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。 「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」 有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。 追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

異世界で聖男と呼ばれる僕、助けた小さな君は宰相になっていた

k-ing /きんぐ★商業5作品
BL
 病院に勤めている橘湊は夜勤明けに家へ帰ると、傷ついた少年が玄関で倒れていた。  言葉も話せず、身寄りもわからない少年を一時的に保護することにした。  小さく甘えん坊な少年との穏やかな日々は、湊にとってかけがえのない時間となる。  しかし、ある日突然、少年は「ありがとう」とだけ告げて異世界へ帰ってしまう。  湊の生活は以前のような日に戻った。  一カ月後に少年は再び湊の前に現れた。  ただ、明らかに成長スピードが早い。  どうやら違う世界から来ているようで、時間軸が異なっているらしい。  弟のように可愛がっていたのに、急に成長する少年に戸惑う湊。  お互いに少しずつ気持ちに気づいた途端、少年は遊びに来なくなってしまう。  あの時、気持ちだけでも伝えれば良かった。  後悔した湊は彼が口ずさむ不思議な呪文を口にする。  気づけば少年の住む異世界に来ていた。  二つの世界を越えた、純情な淡い両片思いの恋物語。  序盤は幼い宰相との現実世界での物語、その後異世界への物語と話は続いていきます。

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】

彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』 高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。 その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。 そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?

異世界転生した双子は今世でも双子で勇者側と悪魔側にわかれました

陽花紫
BL
異世界転生をした双子の兄弟は、今世でも双子であった。 しかし運命は二人を引き離し、一人は教会、もう一人は森へと捨てられた。 それぞれの場所で育った男たちは、やがて知ることとなる。 ここはBLゲームの中の世界であるのだということを。再会した双子は、どのようなエンディングを迎えるのであろうか。 小説家になろうにも掲載中です。

処理中です...