魔王が強くてニューゲームを始めるらしいので、次代の勇者を育成することになった。

青木十

文字の大きさ
32 / 35
冒険の物語

第十四話

しおりを挟む
 全員の様子を認めた後、こくりとうなずいてエドは話し始めた。

「まず、一番大事なことを伝えておくな。びっくりしすぎて目玉溢すなよ」
「なになに、勿体ぶるじゃん」
「それくらい大事なんだよ。一応ギルドの上の方は知っているが、それ以外には他言無用だ」

 興味津々なミリアの茶々にぴしゃりと返し、エドワルドは念を押す。
 向こうの三人は顔を見合わせた後、こくりとうなずいた。ミリアは更に数回繰り返す。

「いいか、よく聞けよ。ヴァルさんはな」

 エドワルドに視線が集中する。
 エドは一瞬だが俺の表情を確認し、言葉を続けた。

「――今代の勇者ヴァルなんだ」

 その言葉を聞いて、三人が一斉に俺を見る。ミリアなんて、目玉が零れ落ちそうなくらい目を見開いていた。
 数回の瞬きの後、わっと三人娘が俺に向かって体を乗り出す。

「えええええ! ゆゆゆ勇者ってあの勇者なの!?」
「まぁ勇者様……! あぁお会いできて光栄でございます!」
「ほんもの、本物の勇者様……!」

 それからわたわたと立ち上がって、三者三様の言葉を以て俺に詰め寄る。
 傍にいたアレクとエルは、危険を感じたのが少し距離を取っていた。

「歓迎してくれるのは嬉しいが、三人とも些か飲み込みが良すぎないか……?」

 そうだ。
 勇者だと紹介されたところで、誰がはいそうですかと信じられるだろうか。
 特に俺が成した討伐は、もう十五年も昔のことだ。どれだけの人が覚えている、どれだけの人にとって事実であろう。

 そう思う俺に対し、モニカがゆったりと頭を振った。

「エドが言うことです、信じますわ」

 モニカがふふっと品良く、そしてエドへの信頼を感じさせる笑顔でしっかりとうなずいた。
 エドワルドは、少々口は悪いがお人好しで不必要に謀ったり陥れたりしない。それを彼女も重々承知しているのだろう。

「わぁー、ご利益とかないかしら!」

 そう言いながら、ミリアはこちらへ手を伸ばし俺の体を撫で回した。
 なんか、すごく距離が近い子だな。
 俺が慄いていると、慌てて駆け寄ったエドがミリアを引き剥がす。

「ミリア、失礼なことすんな!」
「いいじゃない、減るもんじゃなし!」
「減るに決まってるだろ!」

 腕を引っ張るエドワルドに、果敢に抵抗して頬を抓るミリア。二人の様子を見ると、彼女の距離感の近さは理解できるな。

 そんな二人を尻目に、メルフィナは俺に対し丁寧に一礼した。

「ヴァルさま。あなたのお陰で、私はテネブラエ山の氾濫から生き残ることができました。感謝しております、とても言葉では語り尽くせません」

 更に一度、今度は深く深く頭を下げた。
 それを聞いた俺は、少し目を瞠る。

 ――テネブラエ山の氾濫。
 もう十年以上前の話だ。
 混沌の魔力が溜まりに溜まったテネブラエ山から数多の魔物が溢れ返り、ヴォールファルト王国との国境へと押し寄せたのだ。前代未聞の大規模なスタンピード。
 魔王を討って役目を終えていた俺は、ヴォールファルトの軍とともにその氾濫を抑えるべく前線に立った。あれは正直、魔王討伐よりも大変だった。倒しても倒しても押し寄せる魔物たちを退けるため、随分と無茶をしたのだけは覚えている。
 たしかエドワルドとラドウェルは国境の領土出身で、氾濫に合わせて辺境から避難してきたのだったが――。

「メルフィナは、同郷なんすよ。近隣の町の生まれで」
「そうか。メルフィナ、君が無事であったことを心から喜ぼう。我が力が君を救う一端になれたのであれば、俺としても本望だ」

 俺の言葉を受けた彼女の笑みは穏やかで、今の彼女があの氾濫から立ち直っているのだと感じさせてくれた。
 俺の関わったことが少しでも人のためになっているのであれば、俺の中の色々なものが浮かばれる気がする。


「勇者様の話は後でたっくさん聞くとして、このかわいい子たちは誰?」

 いつの間にか回り込んでいたミリアは、後ろからアレクとエルら二人の肩に腕を回す。
 たくさん聞かれるのか……。面白いことなんて何もないぞと思いつつ、彼女の大らかさは気を回してくれている結果なのだろうと思い至った。
 新たな目標に据えられた二人はというと。
 エルは焦げ茶の瞳をぱしぱしさせながら、ミリアのテンションを何とか理解しようとしているようだ。アレクの方はもうどうしていいか分からないと言った顔で、視線で俺に助けを求めていた。

「二人は……、あー、ヴァルさん、どこまで話していいんですか」
「なら、俺が説明しようか。二人は『我が燈火イルミナ』で面倒を見てもらうことになった……」
「ちょっとヴァルさん! アタシたち、もうパーティメンバーでしょ」

 遮るように言うミリアがにししと笑う。
 そうか、そうだな。

「『我が燈火イルミナ』で面倒を見ることになった新人冒険者の、アレクとエルだ。二人も皆に挨拶を」

 二人はミリアの両脇からうなずき合って、自己紹介を始めた。
 もちろん、ミリアには捕まったままだ。

「僕はエルと言います。今まではサフィラ教国の神殿本部に住んでいて、今日からはここでお世話になります。よろしくお願いします」
「アレクだ。いつもはヴァルの世話になってる。これからよろしく頼む」
「かわ、かわかわ、かっわいいー。二人ともお利口さんじゃん!」

 そう言って、二人の頭をわしゃわしゃと撫でるミリア。
 彼女は、アタシはミリアだよ、よろしくねと愛らしく八重歯を見せた。

 明るいミリアと大人しい印象のメルフィナとモニカ。ここにはいないが戦士のラドウェルもミリアに近い質だから、エドワルドが緩衝材や橋渡し役となってバランスが取れているのだろう。メンバー同士、親しくできているというのは良いことだ。
 そう感じて暖かい気持ちになった。

 そこで俺は気が付く。
 四人、四人だってエドは言っていた。

「なあ、エドワルド。ラドウェルはどうしたんだ」

 俺は思わず尋ねる。
 その質問に、エドワルドの方が驚いて返してきた。

「え、連絡行ってないんですか? ラドの奴、一番にヴァルさんに知らせたって……」
「いや、何も聞いていない。何があったんだ」

 俺の様子に焦りを感じたのだろう、エドは安心させるように笑う。

「いつも通りぴんぴんしていますよ。去年結婚して、専属冒険者に転職したんです」

 そうか、よかった。俺は心から安堵した。
 冒険者には危険がつきもの。万が一があったとしたらと肝が冷えたが、杞憂でよかった。

「ギルド経由で手紙を出したって言ってましたけど……。たぶん来週、ギルドへ定期報告に来るはずなんで、その時に捕まえましょうか」
「ああ、是非。俺も久方ぶりにラドウェルに会いたいところだな」


 ラドウェルの安否も確認したところで顔合わせは一旦終わりとし、各自に部屋を割り振ってもらった。住むかどうかの最終決定は後日として、今日から数日は滞在させて貰えることになったのだ。
 エドワルドに礼を伝えると、「今まで俺がしてもらったことに比べたら、少しも返せてないですよ。覚悟しておいてくださいね」と愉快そうに笑っていた。

 その日の夕飯は、モニカたちが作り始めてくれていたものに、俺たちの分も追加で作ることになった。肉が足りなそうだというので、インベントリから辺境の森で狩って捌いておいた鹿肉を取り出すと、大変喜ばれた。
 エドからは熊の干し肉を摘みに欲しいと言われ、それも出してやる。「ヴァルさんなら絶対持ってるって思ってました」と嬉しそうに笑いながら細く割いていたので、俺の分も割いてもらえるよう頼んだ。

 俺たちも食事の準備を手伝おうとしたが、「今日はお祝いの席なので、お手伝いはさせません」と畏まった口調のミリアに阻まれる。
 メルフィナもモニカも賛同するものだから、そのまま言葉に甘えることになり、男四人はダイニングに押しやられた。

 アレクとエルは、荷物を解くと言って一旦部屋に戻った。
 俺は解くほど荷物がない。エドと一緒に食器を出したり干し肉を割いたりして待った。


 調理が終わり運ばれてきた食事は、とても豪華なものだった。
 肉料理も野菜料理も大皿にたくさん盛られており、それを皆で取り分けて食べた。

 アルクは、茹でた細い野菜を肉で巻いて焼いたものを食べながら、これ今度作ると俺に伝えてくる。楽しみにしていると返すと、嬉しそうに微笑んだ。
 エルは白いソースがたっぷりと乗ったグラタンが気に入ったらしく、何度も皿に盛って食べていた。
 俺はというと、ベーコンとチーズのパイやハムを摘まみながら酒を口に運んでいたら、横からアレクが俺の皿に野菜を運ぶ。アレクが「ちゃんと好き嫌いせず食え」と言うと、モニカとメルフィナがアレクくんはしっかりしていますねと微笑んだ。ミリアは「アレクお父さん!」と笑っていた。
 騎士団の連中と飲みに行ったりはするが、そういうこと以外で大勢でテーブルを囲むのは久方ぶりだった。俺自身もとても楽しく食事ができたと思う。

 珍しく酒が進み、エドワルドと飲み比べて当然のように勝った。エドにお酒で勝てる人がいるなんてと、お嬢さん方三人は驚いていたが、まあ耐性は俺の方が上なので当然だったが黙っておいた。
 エドワルドが食べきれなかった干し肉は、俺の腹に収まった。


 食事も酒席も終わり、俺がエドワルドを部屋に運んでやる。
 エドワルドを酔い潰れている状態で放置するのは心配だったので治癒をかけてやると、目を覚ましたエドは「ヴァルさんがいると酔えるまで飲めるんで嬉しいです」と言って笑った。俺もだと伝えたら「そう言ってくれたら、俺嬉しくて泣いちゃいますよ」と少し潤んだ目を綻ばせた後、ゆっくりと閉じた。
 シーツと毛布をかけてやり、魔導具を操作して灯りを消す。その頃にはエドの静かな寝息が聞こえていた。

 音をたてないように扉を閉め、俺も部屋へと向かう。

 俺に割り当てられた部屋は昔使っていた部屋で、家具は変わっているものの配置は同じ、埃もなく綺麗にされていた。
 案内された時、中を確認して思わずエドワルドを見たが、あいつは何も言わずただ微笑んでいた。
 そういうことがあったものだから、今の俺は程よく酒が回り、気分もいい。まあ、実のところは、魔法で抵抗力をがっつりと下げてるから酔えてるだけなんだけどな。ちょっと物悲しい事実はあるけれど、今晩はこの酔いのまま寝たいと思った。

 ただ食事が終わった時点で部屋に戻った子供たちが気になるところで、様子を見に行くことにした。
 二人は二つベッドが置かれた部屋に割り当てられた。二人部屋なら安心だろうと配慮してもらったのだ。今日は色々あったから疲れて寝てしまっているかもしれないが、見ておきたいと思ったのだ。
 庭にある小さな厩舎に置いてきたシュヴァルツの様子も見てやらねばな。厩舎も清潔さが保たれており、どうも庭はメルフィナ、各所の清掃はモニカの趣味――そう彼女は趣味だと言い切っていた――だそうで、普段使わないところも綺麗にされていて驚いたものだ。
 餌も水も与えてはあるが、初めての場所だ。こちらも気にかけてやりたいのだ。


 まずは、部屋着寝間着兼用の薄着に着替えることにする。
 インベントリから必要なものを取り出して、着替えていく。脱いだものはそのままインベントリに入れておけば、散らかりようもない。明日にでも整理はしなくちゃならないが。

 手際よく準備を終えた俺は、軽く羽織るものを手に部屋を出ようと扉へ足を向ける。

 丁度その時、部屋の扉がノックされた。

 誰だろうと思い返事をしながら扉を開けると、アレクが一人立っていた。袖が少し短めのチュニックに、柔らかいズボンを履いている。俺が寝巻用に持たせたものだ。
 アレクは、少し俯き所在なさげにぽつんと立っていた。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

真空ベータの最強執事は辞職したい~フェロモン無効体質でアルファの王子様たちの精神安定剤になってしまった結果、執着溺愛されています~

水凪しおん
BL
フェロモンの影響を受けない「ベータ」の執事ルシアンは、前世の記憶を持つ転生者。 アルファ至上主義の荒れた王城で、彼はその特異な「無臭」体質ゆえに、フェロモン過多で情緒不安定な三人の王子たちにとって唯一の「精神安定剤」となってしまう。 氷の第一王子、野獣の第二王子、知略の第三王子――最強のアルファ兄弟から、匂いを嗅がれ、抱きつかれ、執着される日々。 「私はただの執事です。平穏に仕事をさせてください」 辞表を出せば即却下、他国へ逃げれば奪還作戦。 これは、無自覚に王子たちを癒やしてしまった最強執事が、国ぐるみで溺愛され、外堀を埋められていくお仕事&逆ハーレムBLファンタジー!

悪役令嬢の兄でしたが、追放後は参謀として騎士たちに囲まれています。- 第1巻 - 婚約破棄と一族追放

大の字だい
BL
王国にその名を轟かせる名門・ブラックウッド公爵家。 嫡男レイモンドは比類なき才知と冷徹な眼差しを持つ若き天才であった。 だが妹リディアナが王太子の許嫁でありながら、王太子が心奪われたのは庶民の少女リーシャ・グレイヴェル。 嫉妬と憎悪が社交界を揺るがす愚行へと繋がり、王宮での婚約破棄、王の御前での一族追放へと至る。 混乱の只中、妹を庇おうとするレイモンドの前に立ちはだかったのは、王国騎士団副団長にしてリーシャの異母兄、ヴィンセント・グレイヴェル。 琥珀の瞳に嗜虐を宿した彼は言う―― 「この才を捨てるは惜しい。ゆえに、我が手で飼い馴らそう」 知略と支配欲を秘めた騎士と、没落した宰相家の天才青年。 耽美と背徳の物語が、冷たい鎖と熱い口づけの中で幕を開ける。

「役立たず」と追放された神官を拾ったのは、不眠に悩む最強の騎士団長。彼の唯一の癒やし手になった俺は、その重すぎる独占欲に溺愛される

水凪しおん
BL
聖なる力を持たず、「穢れを祓う」ことしかできない神官ルカ。治癒の奇跡も起こせない彼は、聖域から「役立たず」の烙印を押され、無一文で追放されてしまう。 絶望の淵で倒れていた彼を拾ったのは、「氷の鬼神」と恐れられる最強の竜騎士団長、エヴァン・ライオネルだった。 長年の不眠と悪夢に苦しむエヴァンは、ルカの側にいるだけで不思議な安らぎを得られることに気づく。 「お前は今日から俺専用の癒やし手だ。異論は認めん」 有無を言わさず騎士団に連れ去られたルカの、無能と蔑まれた力。それは、戦場で瘴気に蝕まれる騎士たちにとって、そして孤独な鬼神の心を救う唯一の光となる奇跡だった。 追放された役立たず神官が、最強騎士団長の独占欲と溺愛に包まれ、かけがえのない居場所を見つける異世界BLファンタジー!

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

転生したら、主人公の宿敵(でも俺の推し)の側近でした

リリーブルー
BL
「しごとより、いのち」厚労省の過労死等防止対策のスローガンです。過労死をゼロにし、健康で充実して働き続けることのできる社会へ。この小説の主人公は、仕事依存で過労死し異世界転生します。  仕事依存だった主人公(20代社畜)は、過労で倒れた拍子に異世界へ転生。目を覚ますと、そこは剣と魔法の世界——。愛読していた小説のラスボス貴族、すなわち原作主人公の宿敵(ライバル)レオナルト公爵に仕える側近の美青年貴族・シリル(20代)になっていた!  原作小説では悪役のレオナルト公爵。でも主人公はレオナルトに感情移入して読んでおり彼が推しだった! なので嬉しい!  だが問題は、そのラスボス貴族・レオナルト公爵(30代)が、物語の中では原作主人公にとっての宿敵ゆえに、原作小説では彼の冷酷な策略によって国家間の戦争へと突き進み、最終的にレオナルトと側近のシリルは処刑される運命だったことだ。 「俺、このままだと死ぬやつじゃん……」  死を回避するために、主人公、すなわち転生先の新しいシリルは、レオナルト公爵の信頼を得て歴史を変えようと決意。しかし、レオナルトは原作とは違い、どこか寂しげで孤独を抱えている様子。さらに、主人公が意外な才覚を発揮するたびに、公爵の態度が甘くなり、なぜか距離が近くなっていく。主人公は気づく。レオナルト公爵が悪に染まる原因は、彼の孤独と裏切られ続けた過去にあるのではないかと。そして彼を救おうと奔走するが、それは同時に、公爵からの執着を招くことになり——!?  原作主人公ラセル王太子も出てきて話は複雑に! 見どころ ・転生 ・主従  ・推しである原作悪役に溺愛される ・前世の経験と知識を活かす ・政治的な駆け引きとバトル要素(少し) ・ダークヒーロー(攻め)の変化(冷酷な公爵が愛を知り、主人公に執着・溺愛する過程) ・黒猫もふもふ 番外編では。 ・もふもふ獣人化 ・切ない裏側 ・少年時代 などなど 最初は、推しの信頼を得るために、ほのぼの日常スローライフ、かわいい黒猫が出てきます。中盤にバトルがあって、解決、という流れ。後日譚は、ほのぼのに戻るかも。本編は完結しましたが、後日譚や番外編、ifルートなど、続々更新中。

異世界で聖男と呼ばれる僕、助けた小さな君は宰相になっていた

k-ing /きんぐ★商業5作品
BL
 病院に勤めている橘湊は夜勤明けに家へ帰ると、傷ついた少年が玄関で倒れていた。  言葉も話せず、身寄りもわからない少年を一時的に保護することにした。  小さく甘えん坊な少年との穏やかな日々は、湊にとってかけがえのない時間となる。  しかし、ある日突然、少年は「ありがとう」とだけ告げて異世界へ帰ってしまう。  湊の生活は以前のような日に戻った。  一カ月後に少年は再び湊の前に現れた。  ただ、明らかに成長スピードが早い。  どうやら違う世界から来ているようで、時間軸が異なっているらしい。  弟のように可愛がっていたのに、急に成長する少年に戸惑う湊。  お互いに少しずつ気持ちに気づいた途端、少年は遊びに来なくなってしまう。  あの時、気持ちだけでも伝えれば良かった。  後悔した湊は彼が口ずさむ不思議な呪文を口にする。  気づけば少年の住む異世界に来ていた。  二つの世界を越えた、純情な淡い両片思いの恋物語。  序盤は幼い宰相との現実世界での物語、その後異世界への物語と話は続いていきます。

【完結・BL】俺をフッた初恋相手が、転勤して上司になったんだが?【先輩×後輩】

彩華
BL
『俺、そんな目でお前のこと見れない』 高校一年の冬。俺の初恋は、見事に玉砕した。 その後、俺は見事にDTのまま。あっという間に25になり。何の変化もないまま、ごくごくありふれたサラリーマンになった俺。 そんな俺の前に、運命の悪戯か。再び初恋相手は現れて────!?

異世界転生した双子は今世でも双子で勇者側と悪魔側にわかれました

陽花紫
BL
異世界転生をした双子の兄弟は、今世でも双子であった。 しかし運命は二人を引き離し、一人は教会、もう一人は森へと捨てられた。 それぞれの場所で育った男たちは、やがて知ることとなる。 ここはBLゲームの中の世界であるのだということを。再会した双子は、どのようなエンディングを迎えるのであろうか。 小説家になろうにも掲載中です。

処理中です...