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騎士への道
聖凰騎士団
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「あの……町を救ってくれって言いましたよね? どこかの町が、一つ目の巨人に襲われているんですか?」
「ああ……ベルヘイム領にあたるが、我々フィアナ騎士が所属するアルスターとの国境に面している町が襲われている。今、ベルヘイムは他の事で手一杯なので、我々が友好国の為に援軍として派遣されているのだが……」
美羽の質問に答えながら、アーレイは唇を噛み締めた。
自分達の力では及ばない事に、悔しさを感じているのだろうか……噛み締めた唇から少し血が滲んでいる。
「町が襲われているなら、早く行かねぇと! オレ達で力になるなら、いくらでも協力するぜ!」
「そうね……それに、とりあえず森からは抜けられそうだし……ガラードの案内に従ってたら、いつ森を抜けられるか分からないもの」
航太の言葉に同意した智美は、ばつが悪そうに頭を掻くガラードに視線を移す。
「ま、森からは抜けられるかもしれねぇが……だが航太、安請け合いするモンじゃねぇぞ。フィアナ騎士団が町を守る為に出張って来てんなら、上位ナンバーの騎士も出て来ている筈だ。騎士団長のフィン・マックールや騎士団のナンバー2でもあるディルムッド・オディナ、それに、アルパスター・ディノあたりが指揮していれば、一つ目の巨人数体程度は相手にならんだろうよ」
頭を掻きながら、ガラードはアーレイとメルフィを交互に見る。
「確かに、団長とディルムッド様も来ているわ。でも、相手は聖凰騎士団……世界を滅ぼす力を持つとまで言われるアーサー・ペンドラゴンが指揮する無敵の騎士団……」
「その先兵である一つ目の巨人一体でも、あれだけの強さだ……団長達がいても、町を守りきれるかどうか……」
聖凰騎士団……そんな騎士団の名前は聞いた事がない。
ベルヘイム十二騎士団、フィアナ騎士団、赤枝の騎士団……
航太が聞いた事があるのは、この程度だ。
他にも騎士団はあるのだろうが、最強と謳われるフィアナ騎士団が脅威に感じる程の騎士団の名前がマイナーな筈もない。
「聖凰か……確かに、マックミーナ族を手懐けたって噂は聞いていたが、まさか本当だったとはね……聖凰騎士団は、突然現れた騎士団だよ。アーサーっていう凄腕の騎士が指揮する、無敵の騎士団ってね。世間知らずの航太は、知らなくて当然さ」
頭からハテナマークを次々と生み出していた航太を見て、ガラードが説明する。
「で、そのアーサーってのはヨトゥンなの? それとも人?」
「人間って話だけど……その力は、ヨトゥンなんてモンじゃないって聞いた事あるわよね? それに、その手には伝説の聖剣、エクスカリバーが握られているとか、いないとか……」
首を捻る絵美に、ニミュエが聞いた事のある話を思い出そうと空を仰ぐ。
「エクスカリバーか……流石に聞いた事あるな! ちょっと、見てみたいかも!」
「航ちゃん、感動しているトコ悪いけど、あんな巨人に町が襲われたらひとたまりもないわ! 相手が騎士団だろうがマックミーナ族だろうが、やる事は一つ! 助けられる命は、助けよう!」
智美の言葉に、航太と絵美が頷く。
「まじかよ……こいつらと旅してると、命がいくつあっても足りないぜ……」
「でも、ベルヘイムまでの道案内、約束しちゃったからね。ガラード、頑張って!」
ニミュエの言葉に、ガラードは頭を掻きながら頷く。
「皆さん、ありがとうございます!」
「礼は、町から聖凰騎士団って奴らを追い払ってからだ! 道案内、よろしく頼む!」
航太の言葉にメルフィは頷くと、走り出した。
走る航太達は、自分達を観察するように見下ろされている事に気付いていない。
自分達は強くなった……
いつの間にか、その強さに過信してしまっている事を思い知らされる事を、この時はまだ知る由もなかった……
「ああ……ベルヘイム領にあたるが、我々フィアナ騎士が所属するアルスターとの国境に面している町が襲われている。今、ベルヘイムは他の事で手一杯なので、我々が友好国の為に援軍として派遣されているのだが……」
美羽の質問に答えながら、アーレイは唇を噛み締めた。
自分達の力では及ばない事に、悔しさを感じているのだろうか……噛み締めた唇から少し血が滲んでいる。
「町が襲われているなら、早く行かねぇと! オレ達で力になるなら、いくらでも協力するぜ!」
「そうね……それに、とりあえず森からは抜けられそうだし……ガラードの案内に従ってたら、いつ森を抜けられるか分からないもの」
航太の言葉に同意した智美は、ばつが悪そうに頭を掻くガラードに視線を移す。
「ま、森からは抜けられるかもしれねぇが……だが航太、安請け合いするモンじゃねぇぞ。フィアナ騎士団が町を守る為に出張って来てんなら、上位ナンバーの騎士も出て来ている筈だ。騎士団長のフィン・マックールや騎士団のナンバー2でもあるディルムッド・オディナ、それに、アルパスター・ディノあたりが指揮していれば、一つ目の巨人数体程度は相手にならんだろうよ」
頭を掻きながら、ガラードはアーレイとメルフィを交互に見る。
「確かに、団長とディルムッド様も来ているわ。でも、相手は聖凰騎士団……世界を滅ぼす力を持つとまで言われるアーサー・ペンドラゴンが指揮する無敵の騎士団……」
「その先兵である一つ目の巨人一体でも、あれだけの強さだ……団長達がいても、町を守りきれるかどうか……」
聖凰騎士団……そんな騎士団の名前は聞いた事がない。
ベルヘイム十二騎士団、フィアナ騎士団、赤枝の騎士団……
航太が聞いた事があるのは、この程度だ。
他にも騎士団はあるのだろうが、最強と謳われるフィアナ騎士団が脅威に感じる程の騎士団の名前がマイナーな筈もない。
「聖凰か……確かに、マックミーナ族を手懐けたって噂は聞いていたが、まさか本当だったとはね……聖凰騎士団は、突然現れた騎士団だよ。アーサーっていう凄腕の騎士が指揮する、無敵の騎士団ってね。世間知らずの航太は、知らなくて当然さ」
頭からハテナマークを次々と生み出していた航太を見て、ガラードが説明する。
「で、そのアーサーってのはヨトゥンなの? それとも人?」
「人間って話だけど……その力は、ヨトゥンなんてモンじゃないって聞いた事あるわよね? それに、その手には伝説の聖剣、エクスカリバーが握られているとか、いないとか……」
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「エクスカリバーか……流石に聞いた事あるな! ちょっと、見てみたいかも!」
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智美の言葉に、航太と絵美が頷く。
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「でも、ベルヘイムまでの道案内、約束しちゃったからね。ガラード、頑張って!」
ニミュエの言葉に、ガラードは頭を掻きながら頷く。
「皆さん、ありがとうございます!」
「礼は、町から聖凰騎士団って奴らを追い払ってからだ! 道案内、よろしく頼む!」
航太の言葉にメルフィは頷くと、走り出した。
走る航太達は、自分達を観察するように見下ろされている事に気付いていない。
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