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対決、そしてこれからもずっと
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「まあ、結果オーライということで。美桜、手は大丈夫か?」
私の赤くなった腕に視線を向ける。
「少し痛いけど大丈夫よ」
腕を擦りながら言うと、テツは不機嫌な表情で恐ろしいことを口にした。
「アイツ、こんなになるまで掴みやがって。一発ぐらい殴っておけばよかった」
「そ、その気持ちだけで十分だよ」
顔に似合わず物騒なことを言うのは止めて欲しい。
「とりあえず、これでストーカー問題も解決だな」
そう言われてハッとした。
ストーカーのことがあったから、私はテツと一緒に住むことになった。
それが解決したということは、もう同居の必要はないということだ。
ストーカー問題が解決して嬉しいはずなのに心は晴れない。
テツとの生活が居心地良くて、それが解消されるのが嫌だと思う私がいた。
「そうだね。私がテツの家に居させてもらう理由はなくなった……よね」
「理由がないってどういうことだよ」
「だって、ストーカーのことがあったから一緒に住むことになったでしょ。それが解決したってことは同居は解消するんじゃないの?」
「何言ってるんだ。俺たちは恋人同士だから離れる必要はないだろ。それに、俺は結婚しようと言っただろ。俺はこれからもずっと美桜と一緒にいたいと思っている」
一切の迷いのない言葉と真剣な眼差しで見つめられて、胸が締め付けられた。
そう言えばそうだった。
私の初めてをもらったから責任を取ると言っていたことを思い出す。
「親にも婚約者だといって紹介しているんだから、今さら無理とか言われたらショックで寝込むぞ」
「無理なんて言わないよ。私、本当にずっといていいの?」
「当たり前だろ。美桜が嫌だって言っても俺は手放したりしない。今更、美桜がいない生活なんて考えられない。それに、俺は美桜の初めての男で、最後の男だからきっちり責任を取らないとな」
ニヤリと笑い、私を抱き寄せた。
どこにも逃がさないとばかりに抱きしめられ、私もそれに応えるように広い背中に腕を回した。
自分の居場所はここなんだと思わせてくれるような安心感を覚え、胸の奥が温かくなる。
最初はテツの強引な態度に戸惑った。
でも、彼の言動すべては私のことを一番に考えてくれた末のものだった。
一緒に過ごしているうちにテツのそばにいることが当たり前になり、離れたくないと思うようになっていた。
私にとって、テツはかけがえのない大切な存在なんだ。
テツは抱きしめていた腕を緩めると、顎をすくわれて唇を塞がれた。
チュッと音を立ててすぐに離れた唇は、私に向かって愛を囁く。
「美桜、愛してるよ」
不意打ちでそれは心臓に悪いけど、私もやられてばかりじゃない。
背伸びしてテツの頬に唇を押し付けた。
「私もよ」
勢いで言ってみたものの、恥ずかしさで顔が赤くなる。
それを見たテツがプッと吹き出し、左手を差し出してきた。
「腹減ったな。飯、食べに行こうか」
私はその手を握り、好きな人に愛される幸せに浸りながら街灯に照らされた道を歩く。
これからもずっとテツと一緒にいられますように……と願いながら。
end.
私の赤くなった腕に視線を向ける。
「少し痛いけど大丈夫よ」
腕を擦りながら言うと、テツは不機嫌な表情で恐ろしいことを口にした。
「アイツ、こんなになるまで掴みやがって。一発ぐらい殴っておけばよかった」
「そ、その気持ちだけで十分だよ」
顔に似合わず物騒なことを言うのは止めて欲しい。
「とりあえず、これでストーカー問題も解決だな」
そう言われてハッとした。
ストーカーのことがあったから、私はテツと一緒に住むことになった。
それが解決したということは、もう同居の必要はないということだ。
ストーカー問題が解決して嬉しいはずなのに心は晴れない。
テツとの生活が居心地良くて、それが解消されるのが嫌だと思う私がいた。
「そうだね。私がテツの家に居させてもらう理由はなくなった……よね」
「理由がないってどういうことだよ」
「だって、ストーカーのことがあったから一緒に住むことになったでしょ。それが解決したってことは同居は解消するんじゃないの?」
「何言ってるんだ。俺たちは恋人同士だから離れる必要はないだろ。それに、俺は結婚しようと言っただろ。俺はこれからもずっと美桜と一緒にいたいと思っている」
一切の迷いのない言葉と真剣な眼差しで見つめられて、胸が締め付けられた。
そう言えばそうだった。
私の初めてをもらったから責任を取ると言っていたことを思い出す。
「親にも婚約者だといって紹介しているんだから、今さら無理とか言われたらショックで寝込むぞ」
「無理なんて言わないよ。私、本当にずっといていいの?」
「当たり前だろ。美桜が嫌だって言っても俺は手放したりしない。今更、美桜がいない生活なんて考えられない。それに、俺は美桜の初めての男で、最後の男だからきっちり責任を取らないとな」
ニヤリと笑い、私を抱き寄せた。
どこにも逃がさないとばかりに抱きしめられ、私もそれに応えるように広い背中に腕を回した。
自分の居場所はここなんだと思わせてくれるような安心感を覚え、胸の奥が温かくなる。
最初はテツの強引な態度に戸惑った。
でも、彼の言動すべては私のことを一番に考えてくれた末のものだった。
一緒に過ごしているうちにテツのそばにいることが当たり前になり、離れたくないと思うようになっていた。
私にとって、テツはかけがえのない大切な存在なんだ。
テツは抱きしめていた腕を緩めると、顎をすくわれて唇を塞がれた。
チュッと音を立ててすぐに離れた唇は、私に向かって愛を囁く。
「美桜、愛してるよ」
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背伸びしてテツの頬に唇を押し付けた。
「私もよ」
勢いで言ってみたものの、恥ずかしさで顔が赤くなる。
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「腹減ったな。飯、食べに行こうか」
私はその手を握り、好きな人に愛される幸せに浸りながら街灯に照らされた道を歩く。
これからもずっとテツと一緒にいられますように……と願いながら。
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