歪像の館と消えた令嬢

葉羽

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2章

歪像の残響 - わいぞうのざんきょう

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闇に蠢く影と耳鳴りの正体

頭蓋骨の発見は、事件をさらに混迷へと導いた。警察は視界館を封鎖し、本格的な捜査を開始した。しかし、天音の行方は依然として不明のままだった。

頭蓋骨の身元は特定されていなかったが、古いものらしく、事件との関連性は低いと判断された。それでも、この不気味な発見は、視界館にまつわる様々な噂を呼び覚まし、事件はマスコミにも大きく取り上げられるようになった。

「一体、何が起こっているんだ……」

俺は書斎の椅子に座り、頭を抱えた。事件の真相は、深い霧に包まれたように、一向に見えてこない。目撃者たちの証言は錯綜し、視界館の構造は俺たちの視覚と認識を惑わせる。そして、頭蓋骨の発見は、事件に更なる謎を投げかけた。

「葉羽くん、大丈夫?」

彩由美が心配そうに声をかけてきた。彼女は頭蓋骨の発見以来、ひどく怯えていた。

「ああ、大丈夫だ。心配するな」

俺は精一杯の笑顔を作り、彩由美を安心させようとした。しかし、俺自身も、不安で胸が締め付けられるような感覚を覚えていた。

視界館での出来事を思い出すたびに、あの不気味な気配、暗闇の中で聞こえた奇妙な音、そして、頭蓋骨の不吉な言葉が、脳裏に蘇ってくる。

特に気になっていたのは、暗闇の中で聞こえた音だった。それは、何かが引きずられるような、重苦しい音だった。そして、その音は、頭蓋骨が発見された部屋の方向から聞こえてきたのだ。

「あの音は、一体何だったんだろうか……」

俺は独り言ちるように呟いた。あの音の正体を突き止めれば、事件の真相に近づけるかもしれない。

「葉羽くん、もしかして、幽霊じゃないかしら……」

彩由美が怯えた声で言った。彼女の言葉に、俺はハッとした。幽霊。非科学的な存在ではあるが、この奇妙な館では、あり得ない話ではない。

「もしかしたら、そうかもしれない……」

俺は呟いた。視界館にまつわる様々な噂、そして、俺自身が体験した不可解な出来事。それらを考えると、幽霊の存在を完全に否定することはできない。

「でも、もし幽霊だとしたら、一体誰の幽霊なんだろう……」

俺は再び考え込んだ。視界館の歴史を調べれば、何か手がかりが得られるかもしれない。

俺はインターネットで視界館の歴史について調べ始めた。すると、驚くべき事実が明らかになった。視界館は、過去に何度も所有者が変わり、その度に不可解な事件が起こっていたのだ。

最初の所有者は、謎の失踪を遂げている。次の所有者は、火事で死亡している。そして、その次の所有者は、自殺している。まるで、この館には、何か呪いのようなものがかけられているかのようだった。

「まさか、天音さんも……」

俺は言葉を失った。天音もまた、視界館の呪いの犠牲になったのだろうか。

その時、突然、耳鳴りがした。キーンという甲高い音が、頭の中で響き渡る。

「っ!」

俺は思わず耳を塞いだ。耳鳴りは次第に大きくなり、耐え難いほどの痛みへと変わっていく。

「葉羽くん、どうしたの!?」

彩由美が心配そうに駆け寄ってきた。しかし、耳鳴りが大きすぎて、彼女の言葉は何も聞こえない。

俺は意識が朦朧としていくのを感じた。視界がぼやけ、体が重くなる。まるで、深い闇の中に引きずり込まれるかのようだった。

その時、脳裏に一つの映像が浮かんだ。それは、歪みの部屋で見た、壁の模様だった。模様の中に刻まれた文字、そして、タイルの下に隠されていた金属製の箱。

「あれは……」

俺は意識が遠のく中で、何か重要なことを思い出そうとしていた。しかし、耳鳴りが激しすぎて、思考がまとまらない。

「葉羽くん!しっかりして!」

彩由美の声が、遠くから聞こえてきた。しかし、俺はもはや何も答えることができなかった。

意識が完全に闇に呑み込まれる直前、俺は一つの言葉を思い出した。

「残響……」

それは、まるで誰かが俺に囁いた言葉のようだった。残響。それは、一体何を意味するのか。

入れ替わりの瞬間と時間差の罠

俺は病院のベッドで目を覚ました。耳鳴りは消えていたが、まだ頭が重く、体がだるかった。

「葉羽くん、大丈夫!?」

彩由美が心配そうに顔を覗き込んできた。彼女の顔を見て、俺は安堵の息を吐いた。

「ああ、大丈夫だ。心配かけてすまない」

俺はゆっくりと起き上がり、状況を確認した。どうやら、過労で倒れてしまったらしい。

「無理しないで、葉羽くん。天音ちゃんのことは、警察に任せましょう」

彩由美は優しく言った。しかし、俺は首を横に振った。

「いや、俺は諦めない。必ず、天音さんを見つけ出す」

俺は決意を新たにした。耳鳴りが聞こえた時、脳裏に浮かんだ映像、そして、「残響」という言葉。それらは、必ず何か重要な意味を持っているはずだ。

俺は再び、視界館の謎に挑むことにした。まずは、目撃者たちの証言をもう一度洗い直す必要がある。彼らの証言には、何か重要な手がかりが隠されているはずだ。

俺は警察から入手した目撃者たちの調書を読み返した。すると、あることに気づいた。目撃者たちが天音の様子が「いつもと違っていた」と証言した時間帯には、微妙なズレがあったのだ.

葛葉は、パーティーが始まってから1時間後、白鳥は2時間後、烏丸は3時間後、そして猫屋敷は4時間後に、それぞれ天音の様子がおかしいことに気づいたと証言していた。

「この時間差は、一体何を意味するんだろうか……」

俺は考え込んだ。この時間差は、単なる偶然だろうか。それとも、何かの意図が隠されているのだろうか。

その時、一つの仮説が閃いた。もしかしたら、天音は最初から複数人いたのではないか。そして、時間差をつけて、一人ずつ姿を消していったのではないか。

「入れ替わり……」

俺は呟いた。まるで、推理小説のトリックのようだが、この奇妙な館では、あり得ない話ではない。

しかし、もし天音が複数人いたとしたら、誰が本物の天音で、誰が偽物なのか。そして、偽物の目的は一体何なのか.

俺は再び、目撃者たちの証言を読み返した。すると、それぞれの証言の中に、わずかながら矛盾点があることに気づいた。

葛葉は、天音が「白いドレスを着ていた」と証言したが、白鳥は「青いドレスを着ていた」と証言していた。烏丸は、天音が「左手に指輪をしていた」と証言したが、猫屋敷は「右手に指輪をしていた」と証言していた.

これらの矛盾点は、些細なものだった。しかし、もし天音が複数人いたとしたら、これらの矛盾点は、重要な意味を持つことになる。

俺は目撃者たちに、もう一度話を聞くことにした。彼らの証言の真偽を確かめ、入れ替わりの可能性を探る必要がある.

俺は彩由美と共に、再び視界館へと向かった。館は依然として、不気味な雰囲気を漂わせていた。まるで、巨大な獣が、俺たちを待ち構えているかのようだった.

「葉羽くん、怖い……」

彩由美が怯えた声で言った。俺は彼女の手を握り、力強く言った。

「大丈夫だ、彩由美。俺が守る」

俺は決意を新たにした。たとえ、どんな危険が待ち受けていようとも、俺は必ず真相を突き止めてみせる。

浮かび上がる容疑者たちの秘密

目撃者たちに再び話を聞いてみると、新たな事実が明らかになった.

葛葉は、天音の父親と金銭トラブルを抱えていたことが分かった。彼は多額の借金を抱えており、天音の父親に返済を迫られていたという。

白鳥は、天音の母親と、ある男性をめぐって三角関係にあったことが分かった.彼女は天音の母親を憎んでおり、復讐の機会を狙っていたという.

烏丸は、天音の会社の機密情報を盗もうとしていたことが分かった.彼はライバル会社に情報を売却し、大金を手に入れようとしていたという.

そして、猫屋敷は、過去に精神病院に入院していたことが分かった。彼は幻覚や妄想に悩まされており、現実と虚構の区別がつかない状態だったという.

これらの情報は、それぞれが天音の失踪に関与している可能性を示唆していた。しかし、誰が真犯人なのか、まだ断定することはできない.

俺はそれぞれの容疑者たちのアリバイを調べ始めた。アリバイ工作は推理小説の定番だ。犯人は必ず、巧妙なアリバイ工作によって自らの潔白を証明しようとする。

葛葉は、天音が姿を消した時間帯、他のパーティー参加者と談笑していたと証言した。白鳥は、天音が姿を消した時間帯、化粧室にいたと証言した。烏丸は、天音が姿を消した時間帯、館の庭園を散歩していたと証言した。そして猫屋敷は、天音が姿を消した時間帯、館の地下で照明の管理をしていたと証言した。

一見完璧なアリバイ工作に見えた。しかし俺は、彼らの証言にわずかな矛盾点があることに気づいた。

葛葉と談笑していたという参加者は、葛葉の発言を裏付ける証言をしていなかった。白鳥が化粧室にいたという時間帯、誰も彼女を目撃していなかった。烏丸が庭園を散歩していたという時間帯、庭園には誰もいなかった。そして猫屋敷が地下にいたという時間帯、地下への入り口は施錠されていた。

これらの矛盾点は、些細なものだった。しかし、アリバイ工作を崩すには十分だった。俺は確信した。彼らのアリバイは、すべて偽装されたものだ。

俺は彩由美と共に、再び視界館へと向かった。館は、深い闇に包まれ、不気味な静寂を保っていた。まるで、巨大な墓標のように、静かに佇んでいた。

「葉羽くん、本当に大丈夫?」

彩由美が不安げに尋ねた。彼女の顔には、恐怖の色が浮かんでいた。

「ああ、大丈夫だ。心配するな」

俺は力強く答えた。しかし、内心では、不安と緊張が渦巻いていた。この館には、何か恐ろしい秘密が隠されている。そして、その秘密に近づくほど、危険は増していく。

館の中に入ると、再びあの異様な空気が俺たちを包み込んだ。空気は冷たく、重苦しく、まるで死の匂いが漂っているかのようだった。

俺は懐中電灯の光を頼りに、館の中を探索した。歪んだ廊下、奇妙な形状の部屋、そして、視覚を惑わせるガラス。すべてが、俺たちの精神を蝕むように設計されていた。

やがて、俺たちは歪みの部屋へと辿り着いた。部屋は、以前と変わらず、不気味な雰囲気を漂わせていた。壁の模様、床の傾斜、オブジェの形状。すべてが、俺たちの視覚と認識を歪ませるように設計されている。

俺は部屋の中を注意深く観察した。すると、壁の模様の中に、新たな文字が刻まれていることに気づいた。それは、以前にはなかった文字だった。

俺はルーペを取り出し、文字を拡大して観察した。文字は、古びた字体で書かれており、解読するのは容易ではなかった。しかし、俺はなんとか文字を読み解くことができた。

そこに書かれていたのは、「影は真実を映す」という謎めいた言葉だった。

「影は真実を映す……」

俺は呟いた。この言葉は、一体何を意味するんだろうか。

その時、部屋の照明が突然消え、辺りが暗闇に包まれた。

「きゃっ!」

彩由美が悲鳴を上げた。俺は反射的に彼女の手を握り、身を守った。

暗闇の中、再びあの不気味な気配を感じた。それは、まるで生き物のように蠢き、俺たちに近づいてくる。

その時、壁に奇妙な影が映し出された. それは、人間の影のようだったが、どこか歪んでおり、不気味な印象を与えた。

「葉羽くん、見て!」

彩由美が震える声で言った。俺は懐中電灯の光を影に向けた。

すると、影はゆっくりと動き始めた。まるで、生きているかのように、壁の上を這いずり回る。

「これは……」

俺は息を呑んだ。この影は、一体何を意味するんだろうか。そして、この影の正体は、一体何者なのか。

俺は懐中電灯の光を頼りに、影を追いかけた。影は、まるで俺たちを誘導するかのように、館の中を動き回った。

やがて、影は一つの部屋へと導いた。それは、以前には見なかった部屋だった。

部屋の扉は、固く閉ざされていた。俺はドアノブを回し、力を入れて扉を開けた.

部屋の中は、薄暗く、埃っぽい匂いが漂っていた。部屋の中央には、一台の映写機が置かれていた。そして、映写機の横には、一枚のフィルムが落ちていた.

俺はフィルムを拾い上げ、映写機にセットした。そして、スイッチを入れた。

映写機から光が放たれ、壁に映像が映し出された。それは、パーティーの映像だった。

映像には、天音が他の参加者と談笑する様子が映っていた。しかし、映像が進むにつれて、天音の様子が徐々に変化していく。彼女の表情は曇り、顔色は悪くなり、まるで別人のようになっていく。

そして、映像の最後には、天音が歪みの部屋から姿を消す瞬間が映し出されていた. しかし、その瞬間、天音の後ろに、もう一人の人影が映っていた.

その人影は、フードを深く被っており、顔は見えなかった。しかし、その体格は、天音と瓜二つだった。

「これは……」

俺は息を呑んだ。この人影は、一体誰なのか。そして、天音の失踪と、この人影には、一体どんな関係があるのか。

俺は再び、目撃者たちの証言を思い出した。彼らは、天音が姿を消す直前に、彼女の様子が「いつもと違っていた」と証言していた。

もしかしたら、彼らは、本物の天音ではなく、この人影を見ていたのではないか。そして、この人影こそが、天音の失踪の鍵を握る存在なのではないか。

俺は確信した。この事件は、単なる失踪事件ではない。視界館という奇妙な舞台で仕組まれた、精巧なトリックが隠されている. そして、そのトリックを解き明かす鍵は、この「影」の中に隠されているはずだ。

俺は彩由美と共に、再び影を追いかけることにした。影は、まるで迷宮の案内人ように、俺たちを館の奥深くへと誘導していく。

廊下は迷路のように入り組み、方向感覚を失いそうになる。壁には奇妙な模様が描かれ、視覚を惑わせる。そして、館の至る所から、不気味な音が聞こえてくる。

それは、風の音かもしれないし、あるいは、誰かの囁き声かもしれない。あるいは、この館に潜む、何か別の存在の声かもしれない。

「葉羽くん、怖い……」

彩由美が震える声で言った。彼女の恐怖は、俺にも伝染する。この館には、何か恐ろしいものが潜んでいる。それは、人間の理解を超えた、何か別の存在かもしれない。

しかし、俺は諦めない。必ず、この迷宮の出口を見つけ出し、天音の失踪の真相を解き明かしてみせる。たとえ、どんな恐怖が待ち受けていようとも。

影は、俺たちを館の最上階へと導いた。最上階には、一つの部屋があった。部屋の扉は、固く閉ざされていた。

俺はドアノブを回し、力を入れて扉を開けた。

部屋の中は、薄暗く、埃っぽい匂いが漂っていた。部屋の中央には、一台のベッドが置かれていた。そして、ベッドの上には、一人の女性が横たわっていた。

女性は、白いドレスを着ており、長い黒髪を肩に垂らしていた。彼女は静かに目を閉じ、まるで眠っているかのようだった。

「天音さん!?」

彩由美が叫んだ。俺は女性の顔を確認した。

それは、確かに天音だった。しかし、彼女の顔色は悪く、まるで死んでいるかのようだった。

「天音さん!しっかりしてください!」

彩由美が天音の体を揺すった。しかし、天音は目を覚ますことはなかった。

俺は天音の脈を測った。脈は、弱々しく、しかし確かに打っていた。

「彼女は生きている。だが、意識がない」

俺は彩由美に言った。天音は、一体どうなってしまったのだろうか。そして、彼女をこんな状態にしたのは、一体誰なのか。

その時、部屋の隅に、何かが落ちていることに気づいた。それは、一枚の写真だった。

俺は写真を拾い上げ、じっくりと観察した。写真には、天音と、もう一人の女性が並んで立っている様子が写っていた。

もう一人の女性は、天音と瓜二つだった。しかし、彼女の服装は、天音とは異なっていた。彼女は、黒いドレスを着ており、長い金髪をポニーテールにしていた。

「この女性は……」

俺は息を呑んだ。この女性は、一体誰なのか。そして、天音と、この女性には、一体どんな関係があるのか。

その時、部屋の窓から、冷たい風が吹き込んできた。風は、まるで誰かの囁き声のように、俺たちに何かを伝えようとしているかのようだった。

俺は窓の外を見た。すると、窓の外には、一人の人影が立っていた。

人影は、フードを深く被っており、顔は見えなかった。しかし、その体格は、写真に写っていた女性と瓜二つだった。

人影は、ゆっくりとこちらに近づいてきた。まるで、俺たちを嘲笑うかのように、不気味な笑みを浮かべていた.

「貴様は……」

俺は低い声で呟いた。この人影は、一体誰なのか。そして、天音の失踪と、この人影には、一体どんな関係があるのか。

俺は、この館に隠された恐ろしい謎を解き明かす決意を新たにした。たとえ、どんな危険が待ち受けていようとも、俺は必ず真相を突き止めてみせる。

そして、俺は、この人影の正体を暴くことを誓った。たとえ、それが、この世の終わりを意味するとしても。
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