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結成!1年生だけのチーム⑧
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「葵ちゃん。また酷いことしたのなの?」未来はこうなることを予測していたのかすでに倒れたロミオに駆け寄っている。
「え?え?あたし何もしてないぜ」さすがに困惑している。
「姐さん・・・善良な市民を・・・」
「如月さん、倒行逆施」
「トウコウギャクシってなんすか沙羅ちゃん?」
倒れたロミオは起きてこない・・・ダメージがあったように見えなかったが。
「そんなことどうでもいいのなの。回復するのなの」
「あたし。なんにもまだしてねえって・・・なんにもしてねえ!」3人はロミオを介抱している。
乱暴者の葵の言うことを全く3人は信用していない。実際何もしてなかったけどな。
ほんの30秒ほどでロミオは目を覚ました。そしてそばにいる未来を見て真っ赤になっている「な。なんや?一体?」「大人しくしてほしいの、回復しているのなの」
みんな口々に声をかけている。
「大丈夫っすか?」
「あたし何にもしてねえよ。なんなんだよ」
「軽症の様で安心・・・」
ロミオは身体を起こしながら自分を分析しているようだ。
「ああ、すんません。ああどうも・・女子と手つないだことないもんでのぼせたみたいや。気絶するんやな。ごめんな」・・・まじか・・・。
ズルッ!
葵達4人は全員で思い切り転びそうになった。
「まじかよ!てめえロミオ!ふざけんな」葵が切れるのも仕方ない。
「今時珍しいっすね、女子に免疫が無いんすかね」お前はあるんかい。
「あなたは・・人騒がせな・・・」そして三守はあきれ顔だ。
「怪我がないならよかったなの」
しかしこいつらの周りって、いっつも騒がしいな。
「っまあでも、魔力はけっこう強そうだったな・・・」葵はなにか考えている顔だ。
「そうっすね。TMPA11000くらいはありそうっす。しかも竜族っすよね?属性はなんすか?」ロミオの正確なTMPAは12100だ・・緑川君まだまだだな。
「ああっと?地竜や」
ポケットに手を入れて勇ましい顔で葵が立ち上がる。
「よし、5人揃ったな。登録しよう」
まじ?
「えええ!まじっすか。姐さん!いいんすか?」
「別にうちはいいけど・・・」鳩が豆鉄砲を食ったような三守沙羅と秋元未来は顔を見合わせている。「わたし回復くらいしかできないのなの。っていうかロミオ君にまず聞かないとなの、チームを新しく作るつもりなのなの。5人必要なの・・・」
「ああ。ええよ」「わ!即答!」「不幸になるのなの」「えええ!ちょっとくらい悩んだほうがいいっすよ」ロミオ・・・大丈夫か・・・。
その後もロミオは自分の発言を全く覆す気ないようだ・・・チーム成立・・・まじか。予想外だな、本当に作るのか・・・葵。
「よし緑川、さっきの用紙書いて出して来てくれ」でも人任せ・・・。
「・・・えええ。ええ?まあ姐さんが言うなら仕方ないっすね」お前もそれでいいんかい。
「それでなんて名前のチームなんや?ここは?」おまえも大概やな。
「チーム名はそういえば考えて無いっすね。姐さんなんにしますか?」
「まかせるぜ、そんなの」行き当たりばったりのくせに葵はいい決め顔だ。
本気か分からないがどうもチームを作る方向で行く様子だ。
一応5人そろったようだ・・・新チームの設立は可能だが・・・1年生だけだと・・・いろいろな決まり事もしらないし・・・エントリーシートの書き方どころか・・・存在すら知らないだろう。1年生だけでチームを作ると大抵空中分解するのだ。葵の言う通り個人戦だけ出るなら問題ないが・・・。
まあどこにも入らないと駄々こね続けるよりましか。
「え?え?あたし何もしてないぜ」さすがに困惑している。
「姐さん・・・善良な市民を・・・」
「如月さん、倒行逆施」
「トウコウギャクシってなんすか沙羅ちゃん?」
倒れたロミオは起きてこない・・・ダメージがあったように見えなかったが。
「そんなことどうでもいいのなの。回復するのなの」
「あたし。なんにもまだしてねえって・・・なんにもしてねえ!」3人はロミオを介抱している。
乱暴者の葵の言うことを全く3人は信用していない。実際何もしてなかったけどな。
ほんの30秒ほどでロミオは目を覚ました。そしてそばにいる未来を見て真っ赤になっている「な。なんや?一体?」「大人しくしてほしいの、回復しているのなの」
みんな口々に声をかけている。
「大丈夫っすか?」
「あたし何にもしてねえよ。なんなんだよ」
「軽症の様で安心・・・」
ロミオは身体を起こしながら自分を分析しているようだ。
「ああ、すんません。ああどうも・・女子と手つないだことないもんでのぼせたみたいや。気絶するんやな。ごめんな」・・・まじか・・・。
ズルッ!
葵達4人は全員で思い切り転びそうになった。
「まじかよ!てめえロミオ!ふざけんな」葵が切れるのも仕方ない。
「今時珍しいっすね、女子に免疫が無いんすかね」お前はあるんかい。
「あなたは・・人騒がせな・・・」そして三守はあきれ顔だ。
「怪我がないならよかったなの」
しかしこいつらの周りって、いっつも騒がしいな。
「っまあでも、魔力はけっこう強そうだったな・・・」葵はなにか考えている顔だ。
「そうっすね。TMPA11000くらいはありそうっす。しかも竜族っすよね?属性はなんすか?」ロミオの正確なTMPAは12100だ・・緑川君まだまだだな。
「ああっと?地竜や」
ポケットに手を入れて勇ましい顔で葵が立ち上がる。
「よし、5人揃ったな。登録しよう」
まじ?
「えええ!まじっすか。姐さん!いいんすか?」
「別にうちはいいけど・・・」鳩が豆鉄砲を食ったような三守沙羅と秋元未来は顔を見合わせている。「わたし回復くらいしかできないのなの。っていうかロミオ君にまず聞かないとなの、チームを新しく作るつもりなのなの。5人必要なの・・・」
「ああ。ええよ」「わ!即答!」「不幸になるのなの」「えええ!ちょっとくらい悩んだほうがいいっすよ」ロミオ・・・大丈夫か・・・。
その後もロミオは自分の発言を全く覆す気ないようだ・・・チーム成立・・・まじか。予想外だな、本当に作るのか・・・葵。
「よし緑川、さっきの用紙書いて出して来てくれ」でも人任せ・・・。
「・・・えええ。ええ?まあ姐さんが言うなら仕方ないっすね」お前もそれでいいんかい。
「それでなんて名前のチームなんや?ここは?」おまえも大概やな。
「チーム名はそういえば考えて無いっすね。姐さんなんにしますか?」
「まかせるぜ、そんなの」行き当たりばったりのくせに葵はいい決め顔だ。
本気か分からないがどうもチームを作る方向で行く様子だ。
一応5人そろったようだ・・・新チームの設立は可能だが・・・1年生だけだと・・・いろいろな決まり事もしらないし・・・エントリーシートの書き方どころか・・・存在すら知らないだろう。1年生だけでチームを作ると大抵空中分解するのだ。葵の言う通り個人戦だけ出るなら問題ないが・・・。
まあどこにも入らないと駄々こね続けるよりましか。
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