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新入生は合宿で愛を深め合う?⑦
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―――林間学校の朝食は早い。
“ドラゴンディセンダント”の5人は固まって食事をしている。
「なんでや」
ご飯としゃもじの近くに席があるというだけの理由で御堂路三男は周囲のご飯係りにされてしまているのだ。
「おかわりくらい自分でやれや。うちのチームのはええけど。誰やねんおまえら」
といいつつも逃げられそうにない、特に女性には弱いようだ。
「いやあ、めっちゃ寝ちゃったっす・・・こんなに人間て寝れるんすね。夜はいろいろしようと思っていたのになんにもできなかったっす」
「いろいろってなんや、緑川」ロミオと緑川は隣同士で向かいに如月葵、三守沙羅、秋元未来の順で座っている。ロミオと葵と三守は浴衣であとはジャージで来ている。まわりの新入生も浴衣とジャージの割合は半々くらいだ。
「まあそれは夜話すとしてっす。朝から美人に囲まれる食事ってすげえっすね。ロミオ」
「いやわしは・・・知らん」あっという間に赤面するロミオは女性陣をまっすぐ見れないようだ。
「こんな気持ちいい朝ははじめてっす。夢もすげかったんすよ」
「まあ夢っていろんなことを暗示してるゆうもんな、どんな夢や?・・・いやあんた、おかわりは自分でせえや」そういいつつ誰だか知らない生徒のおかわりを手伝っている。案外いい奴なのかもしれない。
「それがっすね。見たこともないトンデモナイ、まじでトンデモナイこの世のものと思えないくらいの美人に告白される夢なんすよ」両手を使って説明しようとしているがわけわからん。
「なんでわしがおかわり係りやねん。・・・んで、どんな美人やねん?」
「いやもうほとんど忘れたんすけど、子猫二匹抱いてるとこしか覚えて無いっす」
「ネコが出てくると正夢になるゆうて聞いたことあるで」
「まじっすか。今日あたり超美人に告られるんすかね・・・」適当に喋っていた緑川だったがまんざらでもなさそうだ。
「おかわり」
「いや、わしはおかわり係りじゃないんや・・・って如月部長でしたか。すんません」同級生にペコペコすんなよなロミオ君・・・。ロミオは山盛りにご飯を盛って如月部長に両手で持って丁寧にお椀を返していた・・・そして、こんなに食えるか・・・とキレられた。
朝食が終わると・・・女子生徒と男子生徒は一旦部屋に戻るため別々の部屋に戻るのだが。・・・しかし三守沙羅の様子がおかしい。ため息ばかりなのだ。
「はぁ・・・」
「今日はどうしたのなの?沙羅ちゃん?」たまらず未来が話しかける。
「はぁ・・やっぱり・・・」いつもと違い沙羅は冷静さをやや失っているぼーっとして独り言を言っているようだ。
「なんだよ。誰かに何かされたんならあたしが潰してやるぜ!」葵が危険なことを言ってもあまり反応がない。
3人は売店の前で腰かけて話し出した。
「いやそういうんじゃないのよ・・・」
「風邪気味なのなの?・・・救急箱持ってくるの」確かに顔はやや赤いが。
「熱はなさそうだがな・・・」
歯切れが悪く三守沙羅は少しずつ話し出しているが何の話かも見えてこない。
「違う違うの。・・・なんかね・・・」
「なんだよ?」
「悩みでもあるのなの?」
―――ボソッと葵に耳打ちしている。
「―――えええ!!!告白された?・・・男子に?」
“ドラゴンディセンダント”の5人は固まって食事をしている。
「なんでや」
ご飯としゃもじの近くに席があるというだけの理由で御堂路三男は周囲のご飯係りにされてしまているのだ。
「おかわりくらい自分でやれや。うちのチームのはええけど。誰やねんおまえら」
といいつつも逃げられそうにない、特に女性には弱いようだ。
「いやあ、めっちゃ寝ちゃったっす・・・こんなに人間て寝れるんすね。夜はいろいろしようと思っていたのになんにもできなかったっす」
「いろいろってなんや、緑川」ロミオと緑川は隣同士で向かいに如月葵、三守沙羅、秋元未来の順で座っている。ロミオと葵と三守は浴衣であとはジャージで来ている。まわりの新入生も浴衣とジャージの割合は半々くらいだ。
「まあそれは夜話すとしてっす。朝から美人に囲まれる食事ってすげえっすね。ロミオ」
「いやわしは・・・知らん」あっという間に赤面するロミオは女性陣をまっすぐ見れないようだ。
「こんな気持ちいい朝ははじめてっす。夢もすげかったんすよ」
「まあ夢っていろんなことを暗示してるゆうもんな、どんな夢や?・・・いやあんた、おかわりは自分でせえや」そういいつつ誰だか知らない生徒のおかわりを手伝っている。案外いい奴なのかもしれない。
「それがっすね。見たこともないトンデモナイ、まじでトンデモナイこの世のものと思えないくらいの美人に告白される夢なんすよ」両手を使って説明しようとしているがわけわからん。
「なんでわしがおかわり係りやねん。・・・んで、どんな美人やねん?」
「いやもうほとんど忘れたんすけど、子猫二匹抱いてるとこしか覚えて無いっす」
「ネコが出てくると正夢になるゆうて聞いたことあるで」
「まじっすか。今日あたり超美人に告られるんすかね・・・」適当に喋っていた緑川だったがまんざらでもなさそうだ。
「おかわり」
「いや、わしはおかわり係りじゃないんや・・・って如月部長でしたか。すんません」同級生にペコペコすんなよなロミオ君・・・。ロミオは山盛りにご飯を盛って如月部長に両手で持って丁寧にお椀を返していた・・・そして、こんなに食えるか・・・とキレられた。
朝食が終わると・・・女子生徒と男子生徒は一旦部屋に戻るため別々の部屋に戻るのだが。・・・しかし三守沙羅の様子がおかしい。ため息ばかりなのだ。
「はぁ・・・」
「今日はどうしたのなの?沙羅ちゃん?」たまらず未来が話しかける。
「はぁ・・やっぱり・・・」いつもと違い沙羅は冷静さをやや失っているぼーっとして独り言を言っているようだ。
「なんだよ。誰かに何かされたんならあたしが潰してやるぜ!」葵が危険なことを言ってもあまり反応がない。
3人は売店の前で腰かけて話し出した。
「いやそういうんじゃないのよ・・・」
「風邪気味なのなの?・・・救急箱持ってくるの」確かに顔はやや赤いが。
「熱はなさそうだがな・・・」
歯切れが悪く三守沙羅は少しずつ話し出しているが何の話かも見えてこない。
「違う違うの。・・・なんかね・・・」
「なんだよ?」
「悩みでもあるのなの?」
―――ボソッと葵に耳打ちしている。
「―――えええ!!!告白された?・・・男子に?」
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