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第一章
第三話
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「さてラング、どうしようか」
入学式だからか自己紹介を行ったロングホームルームの後すぐに下校となり、フリートはラングとついでに領地が近くて知己の男たちと学園近場の軽食屋に来ていた。
他の者達はともかく流石に名指しされたラングはしっかりと悩んでいたらしく、どうしようねえ、と深刻な表情を見せる。
「はあ、なんで一人も上位貴族がいないんだろうねえ……。第二皇子派閥の侯爵家の子が確か同年代にいたよね?」
「まあ、いたな。でも結局のところ学園って国営だから国の意向がある程度は行ってるんだろうな。第二皇子派閥がでかくならなければ跡継ぎ争いが激化しにくいだろうし」
ーーまあ実際は関係なく内乱になるんだけど。
当然そんなことを言える訳もなく、また言ったところで現在ぶち当たっている問題に対し意味はない。
「なるほどねえ……。てか、もうこれ断れなくない? あの様子からして断ったら絶対になんかしてくるよ」
「だよなあ……」
実際問題そうなのだ。第二皇子の様子からして、側仕え、というか取り巻きはクラス内で誰かがやらなくてはいけない。そして侯爵家以上の者がいなくて不機嫌だったというのに、子爵以下の側仕えなど認められないというのは容易に想像がつく。
「はあ……断れないか。だったらもう必要以上に近づかないようにするしかないな。あとは、第一皇子とも関係を持っておくしかないか……」
「そうだね。一応父上にも手紙を送っておくけど、まあ何とか周りに誤解されないようにするしかないね……」
ラングの言葉に軽く頷いて、頼んでおいたお茶を一口含む。伯爵家だったってそう簡単にできることじゃない。
最も、コーラなどはないのだが。
一息ついてからフリートは他のメンツに顔を向けた。直接的ではないとはいえ、おそらく間接的には迷惑をかけるだろうことになる者達だ。
「悪いな……、多分迷惑をかけることがあると思う」
「いや、大丈夫ですよ。むしろ頼ってください」
「ありがとう」
全くいい奴らだな、とフリートは思う。
彼らはシントール伯爵領及びハイナ伯爵領近隣に領地を持つ下位貴族や、各領内にいる領地を持たない貴族たちの子。要は、フリートが一度は会ったことのある者達ということだ。必然的にその関係は現時点では他の学友よりも深く、第二皇子から断れない大変なものを頼まれた際にフリートとラングが手伝いを求めることになる者達でもある。
普通あらば嫌な顔の一つでもしそうなものだが、そのような雰囲気を出すものはいない。
貴族社会特有のポーカーフェイスも理由の一つかもしれないが、大きい理由の一つとしては親同士家同士の仲が良好であるという点だろう。
シントール伯爵領は、帝都を取り囲む王爵家の広大な領地のそのまた外。いわば帝都の二周目の壁と言える部分の北部に位置していた。その立地が示すように周囲は譜代の、特に公爵家が固めており、その中にある伯爵家はある意味異質な存在である。それゆえ隣り合った二つの伯爵家が手を取ったのはまず必然であろう。勿論近くの公爵家に近づくという手もあっただろうが、偶然既に婚姻によって関係を強めていたのが影響した。
帝都にそれだけ近い領地を与えられているのだ、つまり皇帝からの信任は厚く、実力もあったことは容易にうかがえる。そうしたことから地位ではなく実力を重視する者たちが多く集まるようになり、メンバーの増減こそあれ、関係を良好に保ちながら徐々に現在のシントール・ハイナを中心とした集団が形成されていった。一部にはシントール・ハイナ閥とまで言われている。
現在もその勢力は保っており、派閥とまではいかないものの無視できない集団として有力者には認知されている。
ということはつまりその中心家の子であるフリートとラングはたかが伯爵と言うには力を持っており、皇子の取り巻きになることを「許す」と言われるほどの立場ではない。
ーーまあ、それでも王爵家とかの派閥には到底及ばないし、皇帝に目を付けられたら軽く吹き飛ぶ。結局第二皇子のご機嫌伺いはほどほどにやらなければいけないのだ。
なんともいえない着地点となり、フリートは思わずため息をこぼす。本当に問題な頼みは打ち消せる程度の力はある。それがあるだけでも随分マシなのだが、それはそれとして憂鬱なものである。
「そんなに辛気臭い顔しないでよ。……あ、そうだそうだ。フリートは知ってる? 特待生の話」
「特待生がどうかしたのか?」
ーー入学式でのイベントは確か革命の聖女関係と、あとは皇女関係だったか。さて、どっちかな。
「特待生選抜のテストで武術が満点だったらしいよ! いやあ、すごいよね。うちに仕官してくれないかな」
ーーなんだ、その話か。まあその代わりに筆記がダメっていう設定だったしな。しかし今思うと唯の脳筋だよなそれって。
「バカ言うなよ。特待生はほぼ100%王宮に仕官するのが決まってんだ。優秀な人材を見つけるための特待生制度なんだからな。まあ一応仕官先は本人の自由ではあるけど、うちに来るぐらいなら他に行きたいところがあるだろうよ」
「いやでも平民出身は大変だと思うけどなあ……? ザックさんの例もあるし」
「ああ……まあな」
ザックさんとは、シントール・ハイナ閥所属である騎士だ。具体的には、ハイナ伯爵軍の団長をしている。彼も元は特待生でそのまま王宮に仕官したのだが、身分差別が酷く一年で辞めてしまったのだという。そしてそれを先代ハイナ伯爵に拾われる形で来たのだとか。
「まあでも普通は辞めては無いしな。身分差別はあるだろうけど、逆にそれのせいで辞表が出せないこともあるだろうし」
「はあ、嫌な話だねえ」
「まったくだな」
ーーまったく、これじゃあ辛気臭い顔のままだよ。
入学式だからか自己紹介を行ったロングホームルームの後すぐに下校となり、フリートはラングとついでに領地が近くて知己の男たちと学園近場の軽食屋に来ていた。
他の者達はともかく流石に名指しされたラングはしっかりと悩んでいたらしく、どうしようねえ、と深刻な表情を見せる。
「はあ、なんで一人も上位貴族がいないんだろうねえ……。第二皇子派閥の侯爵家の子が確か同年代にいたよね?」
「まあ、いたな。でも結局のところ学園って国営だから国の意向がある程度は行ってるんだろうな。第二皇子派閥がでかくならなければ跡継ぎ争いが激化しにくいだろうし」
ーーまあ実際は関係なく内乱になるんだけど。
当然そんなことを言える訳もなく、また言ったところで現在ぶち当たっている問題に対し意味はない。
「なるほどねえ……。てか、もうこれ断れなくない? あの様子からして断ったら絶対になんかしてくるよ」
「だよなあ……」
実際問題そうなのだ。第二皇子の様子からして、側仕え、というか取り巻きはクラス内で誰かがやらなくてはいけない。そして侯爵家以上の者がいなくて不機嫌だったというのに、子爵以下の側仕えなど認められないというのは容易に想像がつく。
「はあ……断れないか。だったらもう必要以上に近づかないようにするしかないな。あとは、第一皇子とも関係を持っておくしかないか……」
「そうだね。一応父上にも手紙を送っておくけど、まあ何とか周りに誤解されないようにするしかないね……」
ラングの言葉に軽く頷いて、頼んでおいたお茶を一口含む。伯爵家だったってそう簡単にできることじゃない。
最も、コーラなどはないのだが。
一息ついてからフリートは他のメンツに顔を向けた。直接的ではないとはいえ、おそらく間接的には迷惑をかけるだろうことになる者達だ。
「悪いな……、多分迷惑をかけることがあると思う」
「いや、大丈夫ですよ。むしろ頼ってください」
「ありがとう」
全くいい奴らだな、とフリートは思う。
彼らはシントール伯爵領及びハイナ伯爵領近隣に領地を持つ下位貴族や、各領内にいる領地を持たない貴族たちの子。要は、フリートが一度は会ったことのある者達ということだ。必然的にその関係は現時点では他の学友よりも深く、第二皇子から断れない大変なものを頼まれた際にフリートとラングが手伝いを求めることになる者達でもある。
普通あらば嫌な顔の一つでもしそうなものだが、そのような雰囲気を出すものはいない。
貴族社会特有のポーカーフェイスも理由の一つかもしれないが、大きい理由の一つとしては親同士家同士の仲が良好であるという点だろう。
シントール伯爵領は、帝都を取り囲む王爵家の広大な領地のそのまた外。いわば帝都の二周目の壁と言える部分の北部に位置していた。その立地が示すように周囲は譜代の、特に公爵家が固めており、その中にある伯爵家はある意味異質な存在である。それゆえ隣り合った二つの伯爵家が手を取ったのはまず必然であろう。勿論近くの公爵家に近づくという手もあっただろうが、偶然既に婚姻によって関係を強めていたのが影響した。
帝都にそれだけ近い領地を与えられているのだ、つまり皇帝からの信任は厚く、実力もあったことは容易にうかがえる。そうしたことから地位ではなく実力を重視する者たちが多く集まるようになり、メンバーの増減こそあれ、関係を良好に保ちながら徐々に現在のシントール・ハイナを中心とした集団が形成されていった。一部にはシントール・ハイナ閥とまで言われている。
現在もその勢力は保っており、派閥とまではいかないものの無視できない集団として有力者には認知されている。
ということはつまりその中心家の子であるフリートとラングはたかが伯爵と言うには力を持っており、皇子の取り巻きになることを「許す」と言われるほどの立場ではない。
ーーまあ、それでも王爵家とかの派閥には到底及ばないし、皇帝に目を付けられたら軽く吹き飛ぶ。結局第二皇子のご機嫌伺いはほどほどにやらなければいけないのだ。
なんともいえない着地点となり、フリートは思わずため息をこぼす。本当に問題な頼みは打ち消せる程度の力はある。それがあるだけでも随分マシなのだが、それはそれとして憂鬱なものである。
「そんなに辛気臭い顔しないでよ。……あ、そうだそうだ。フリートは知ってる? 特待生の話」
「特待生がどうかしたのか?」
ーー入学式でのイベントは確か革命の聖女関係と、あとは皇女関係だったか。さて、どっちかな。
「特待生選抜のテストで武術が満点だったらしいよ! いやあ、すごいよね。うちに仕官してくれないかな」
ーーなんだ、その話か。まあその代わりに筆記がダメっていう設定だったしな。しかし今思うと唯の脳筋だよなそれって。
「バカ言うなよ。特待生はほぼ100%王宮に仕官するのが決まってんだ。優秀な人材を見つけるための特待生制度なんだからな。まあ一応仕官先は本人の自由ではあるけど、うちに来るぐらいなら他に行きたいところがあるだろうよ」
「いやでも平民出身は大変だと思うけどなあ……? ザックさんの例もあるし」
「ああ……まあな」
ザックさんとは、シントール・ハイナ閥所属である騎士だ。具体的には、ハイナ伯爵軍の団長をしている。彼も元は特待生でそのまま王宮に仕官したのだが、身分差別が酷く一年で辞めてしまったのだという。そしてそれを先代ハイナ伯爵に拾われる形で来たのだとか。
「まあでも普通は辞めては無いしな。身分差別はあるだろうけど、逆にそれのせいで辞表が出せないこともあるだろうし」
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「まったくだな」
ーーまったく、これじゃあ辛気臭い顔のままだよ。
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