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第1章 オーレスト王国編
1章8話 その男、殺人鬼と決着をつける
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「俺の勝ち試合ターンの始まりだ。退け、ネブァン!!」
俺はそう高々と叫んだ。
「なぜ、お兄さんが生きている? 僕がさっき、殺したはずなのに……」
あの、一撃、確かに俺は直撃した。
めっちゃ、いたかった。だけどーー
「お前の魔法は確かに俺を一度殺したな」
「なら、何で生きているんだ。僕の魔法で耐えられるわけがない」
「でも、あれは一発しか撃てねえだろ。だから、俺を殺すのは無理だな」
ネブァンの『完全死殺』は確かに強力な一撃ではあるがそのかわり、一撃しか使えない。
だから、俺が一回、復活するだけで効果はきれる。
その上、この技はあまり多発できないのだろう。
だから、俺かリーネかを選ばせた。
他に理由があるのかもしれないがこの状況を見るとこの結果しか見えてこない。やはり、間違いないだろう。
「僕のあの技は第4席でさえ傷を負ったのに……何で、何で……………決めた。僕はお兄さんを壊すよ。ぐちゃぐちゃに」
第4席? 何のことだろうか? この子はどこかの国からの使者ってことも考えられる。
「いいわ。あなたがレオールを殺すつもりなら私も貴方を倒すことになるわ」
「君達で一体何ができるの? 僕を倒せるはずがないよ。君達は追放された賢者と魔王。それが僕を倒すって……」
こいつ、何で俺たちの職業ジョブを知っていやがる? リーネも疑問に思ってたけど、これは倒したら聞いてみるか。
てか、「追放された」ってつけられるとムカつくな。……リーネもムカついてるなぁ。
「お前は大量に人を殺したんだ。だから、俺はお前を倒す。お前が何を思おうと自由だが、結果は変わらない。『太陽の輝き(ラー)』」
俺はネブァンの頭上に小さな太陽を発現させた。
「また、不思議な魔法だ。こんなの見たこともない。でも、『絶殺』」
ネブァンの一撃は俺の出した太陽を破壊した。
あの、魔剣。一体なんなんだよ!?
「魔王の魔法を喰らいなさい!! 『破滅の楽園ブラディーゾ』
リーネの魔法でネブァンの周りにあるものが破滅していく。……これが魔王の秘技・破滅の魔法。
俺と戦ったときは見せなかったが本気で殺るときはつける使うんだな。
「もう、うっとうしいな。『絶剣』」
ネブァンはリーネの魔法を打ち消そうとしたが、俺の魔法の時のようにできなかった。
なぜだ? 俺の魔法の方が威力は上のはずなんだけど……
「貴方の剣で切れるのは実体を持つもののみ。わたしの魔法はただ、破滅させるだけ。貴方の剣では切れないわ!」
「君達は何者なの? 僕は君達が使った魔法を知らない。僕が知らない魔法なんてないはずなのに……本当に不思議」
そりゃ、俺が伝承とか神話とかを聞いて作った魔法だからな。……まじでこの職業ジョブスキル、強すぎる。
「まあね。私の魔法は私が開発した魔法だもの。それに、魔王の職業ジョブスキルの力もあるのよ!! ご存知?」
「それはない。魔王はそんな権能を持ち合わせていないはず。嘘はつかないで」
ネブァンは困惑しているように見えた。最初にあった凶気はもう、ほとんどなくなっている。
やるなら、今か。
「ネブァン、お前との戦いに手加減は必要ないと判断した。だから、この魔法を使うぞ!! 俺から離れて!! リーネ」
「わかったわ。でも、無茶はダメだからね!」
リーネは俺から距離をとった。
よし、これならいける。
「僕に魔法は通じない。さっきは技を間違えただけ。だから、今代の偽賢者、君では僕を倒せない。もちろん、今、離れていった、偽魔王でも無理」
こいつ、「追い出された」から「偽」にったぞ。これは本気でむかつく。
「とりあえず、偽物ってのは取り消してもらえるか?」
リーネもうんうんと頷いている。どうやら、リーネも言いたかったようだ。
「君達は偽物。僕は本物を知ってる。だから、ここで排除する」
「まあ、いいよ。とりあえず、お前を捕まえて尋問するしかねえな」
俺は超神代魔法を撃つために準備をしていた。
「来ないなら、僕から行く。『完全死殺』、これで殺られて」
ネブァンが俺に迫ってくる。だが、もう、準備は終わった。
「『全能なる神光ゼウス』」
俺が魔法を使うとネブァンは吹っ飛んでいく。この魔法はあらゆるものを貫通して対象が消滅するまで攻撃し続ける。
「何で、僕が……負けるなんて……■■■■■なのに、君達は■■なのに……確かに第10席だけど……何で、君達ごときにまけ……」
ネブァンは消滅した。
「やったわ!! これで解決ね」
「うん。これでクエストクリアだね」
しかし、リーネの顔は暗かった。
「ねえ、でも、レオール、……遺体がないから証明が……ない……わ」
なんだそんなことか。
「俺の録画魔法があるから大丈夫だ」
「本当!! これで楽ができるわね!」
と、リーネが言った矢先、
「これで勝ったと思わないで!! 僕はまた、君たちを殺しに来るから」
消滅したはずのネブァンが俺たちに復讐する宣言をして、立ち去っていった。
一体、なぜ??
「ねえ、レオール、何であいつは生きてるのよ!!」
「わからない……」
俺たちに謎を残してネブァンは消えてしまった。
翌日、録画魔法を見せたことでクエストはクリアとなり、俺たちは街を出ることに決めた。
次に行くのはどこにしようか? まだ、考えていない俺であったが、リーネとなら大丈夫な気がした。
「ねえ、レオール。私の取り分、もうなくしてしまったわ。だから、お金を貸してくれない?」
「何でだよ!?」
俺が聞くとリーネは胸を張って答えた。
「服を買ったの!!」
やっぱり、この旅が不安になってきた。
俺はそう高々と叫んだ。
「なぜ、お兄さんが生きている? 僕がさっき、殺したはずなのに……」
あの、一撃、確かに俺は直撃した。
めっちゃ、いたかった。だけどーー
「お前の魔法は確かに俺を一度殺したな」
「なら、何で生きているんだ。僕の魔法で耐えられるわけがない」
「でも、あれは一発しか撃てねえだろ。だから、俺を殺すのは無理だな」
ネブァンの『完全死殺』は確かに強力な一撃ではあるがそのかわり、一撃しか使えない。
だから、俺が一回、復活するだけで効果はきれる。
その上、この技はあまり多発できないのだろう。
だから、俺かリーネかを選ばせた。
他に理由があるのかもしれないがこの状況を見るとこの結果しか見えてこない。やはり、間違いないだろう。
「僕のあの技は第4席でさえ傷を負ったのに……何で、何で……………決めた。僕はお兄さんを壊すよ。ぐちゃぐちゃに」
第4席? 何のことだろうか? この子はどこかの国からの使者ってことも考えられる。
「いいわ。あなたがレオールを殺すつもりなら私も貴方を倒すことになるわ」
「君達で一体何ができるの? 僕を倒せるはずがないよ。君達は追放された賢者と魔王。それが僕を倒すって……」
こいつ、何で俺たちの職業ジョブを知っていやがる? リーネも疑問に思ってたけど、これは倒したら聞いてみるか。
てか、「追放された」ってつけられるとムカつくな。……リーネもムカついてるなぁ。
「お前は大量に人を殺したんだ。だから、俺はお前を倒す。お前が何を思おうと自由だが、結果は変わらない。『太陽の輝き(ラー)』」
俺はネブァンの頭上に小さな太陽を発現させた。
「また、不思議な魔法だ。こんなの見たこともない。でも、『絶殺』」
ネブァンの一撃は俺の出した太陽を破壊した。
あの、魔剣。一体なんなんだよ!?
「魔王の魔法を喰らいなさい!! 『破滅の楽園ブラディーゾ』
リーネの魔法でネブァンの周りにあるものが破滅していく。……これが魔王の秘技・破滅の魔法。
俺と戦ったときは見せなかったが本気で殺るときはつける使うんだな。
「もう、うっとうしいな。『絶剣』」
ネブァンはリーネの魔法を打ち消そうとしたが、俺の魔法の時のようにできなかった。
なぜだ? 俺の魔法の方が威力は上のはずなんだけど……
「貴方の剣で切れるのは実体を持つもののみ。わたしの魔法はただ、破滅させるだけ。貴方の剣では切れないわ!」
「君達は何者なの? 僕は君達が使った魔法を知らない。僕が知らない魔法なんてないはずなのに……本当に不思議」
そりゃ、俺が伝承とか神話とかを聞いて作った魔法だからな。……まじでこの職業ジョブスキル、強すぎる。
「まあね。私の魔法は私が開発した魔法だもの。それに、魔王の職業ジョブスキルの力もあるのよ!! ご存知?」
「それはない。魔王はそんな権能を持ち合わせていないはず。嘘はつかないで」
ネブァンは困惑しているように見えた。最初にあった凶気はもう、ほとんどなくなっている。
やるなら、今か。
「ネブァン、お前との戦いに手加減は必要ないと判断した。だから、この魔法を使うぞ!! 俺から離れて!! リーネ」
「わかったわ。でも、無茶はダメだからね!」
リーネは俺から距離をとった。
よし、これならいける。
「僕に魔法は通じない。さっきは技を間違えただけ。だから、今代の偽賢者、君では僕を倒せない。もちろん、今、離れていった、偽魔王でも無理」
こいつ、「追い出された」から「偽」にったぞ。これは本気でむかつく。
「とりあえず、偽物ってのは取り消してもらえるか?」
リーネもうんうんと頷いている。どうやら、リーネも言いたかったようだ。
「君達は偽物。僕は本物を知ってる。だから、ここで排除する」
「まあ、いいよ。とりあえず、お前を捕まえて尋問するしかねえな」
俺は超神代魔法を撃つために準備をしていた。
「来ないなら、僕から行く。『完全死殺』、これで殺られて」
ネブァンが俺に迫ってくる。だが、もう、準備は終わった。
「『全能なる神光ゼウス』」
俺が魔法を使うとネブァンは吹っ飛んでいく。この魔法はあらゆるものを貫通して対象が消滅するまで攻撃し続ける。
「何で、僕が……負けるなんて……■■■■■なのに、君達は■■なのに……確かに第10席だけど……何で、君達ごときにまけ……」
ネブァンは消滅した。
「やったわ!! これで解決ね」
「うん。これでクエストクリアだね」
しかし、リーネの顔は暗かった。
「ねえ、でも、レオール、……遺体がないから証明が……ない……わ」
なんだそんなことか。
「俺の録画魔法があるから大丈夫だ」
「本当!! これで楽ができるわね!」
と、リーネが言った矢先、
「これで勝ったと思わないで!! 僕はまた、君たちを殺しに来るから」
消滅したはずのネブァンが俺たちに復讐する宣言をして、立ち去っていった。
一体、なぜ??
「ねえ、レオール、何であいつは生きてるのよ!!」
「わからない……」
俺たちに謎を残してネブァンは消えてしまった。
翌日、録画魔法を見せたことでクエストはクリアとなり、俺たちは街を出ることに決めた。
次に行くのはどこにしようか? まだ、考えていない俺であったが、リーネとなら大丈夫な気がした。
「ねえ、レオール。私の取り分、もうなくしてしまったわ。だから、お金を貸してくれない?」
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俺が聞くとリーネは胸を張って答えた。
「服を買ったの!!」
やっぱり、この旅が不安になってきた。
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