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第1章 オーレスト王国編
1章12話 その男、潜入する
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翌日、俺とリーネは宿屋のおじさんに教えてもらった魔神教の拠点に潜入することになった。
なので、昨日はよく眠った。なんなら、今、起きたばかりだ。
おじさんが俺たちに話したことによれば、魔神教は1か月前ぐらいからこの街にきて布教を始めたようだ。
おじさんたちは胡散臭かったから、教えを受けていないらしい。でも、他の街の商人たちは儲かるという言葉にひかれて教えを受けてしまったそうだ。
そして、魔神教の教えを受けた人は洗脳されたようになるようだ。
……なんて、簡単な人たちなんだ!! こんなのでよく商人をやっていけたと思う……
まあ、いくら言っても仕方ないので、とりあえず拠点を潰して、街の人々の洗脳? らしきものを解きたいと思う。
「ねえ、レオール。魔神教は何をしてくるかわからないわ。だから、極力、魔法を使わないようにして!」
「そうなのか。でも、何で魔法を使わない方がいいんだ? 別に俺の魔力は無尽蔵にあるから大丈夫だぞ!!」
俺はリーネが何を言いたいのかわからなかったが、リーネは俺の話を聞くとため息をついて、言葉を続けた。
……俺、何か変なこといったかな?
「そうだったわね。貴方の魔力は無尽蔵にあったわね。……って、そういうわけじゃないのよ!! 魔神教は不思議な武器を使ってくるのよ。だから、魔法は使わないで!!」
「なるほどな。じゃあ、魔神教は魔法に対抗できる武器を持っているってことか?」
「まあ、そんな感じよ。私も魔神教の武器には苦労したから」
「そうだったのか。なら、使わないでおくよ」
どうやら、リーネは魔神教の人と戦ったことがあるみたいだ。まあ、魔王だからな。
「じゃあ、レオール! ご飯を食べたら、拠点に向かうわよ~!!」
「そうするか。こんなによく眠ったのは久しぶりだし、作戦はうまくいきそうだな」
「そうね。私もとてもよく眠れたわ。絶対に魔神教を倒しちゃうんだから!!」
俺たちは宿屋のおばさんのおいしい朝飯を食べて、宿屋を後にした。
「じゃあ、おじさんとおばさん。絶対に街を元に戻してやるからな」
俺は宿屋の店主夫妻に宣言した。
「また、ありがとな。レオールさんには助けられてばかりだよ」
「そうね。私とこの人もたまたま洗脳にかからなかっただけだからねえ……」
「じゃあ、拠点を制圧したら帰ってきますから、待っていてください」
『じゃあ、頑張ってくださいね、レオールさんとリーネさん』
『もちろん、任せてくれ(なさい)』
俺たちは拠点に向かった。
宿屋から、拠点の施設までは意外と近かった。街の中心より少し、東よりのところにある。ちなみに、宿屋は街の東にある。
施設は普通の商会のような感じだった。
「レオール、潜入するんだから、ばれないようにしないといけないわよ! どうするつもり?」
リーネは潜入は初めてなのか……まあ、こういうときにすることは決まっている。
「まずはこの施設全体に睡眠魔法をかける。まあ、自分を透明にする魔法を使ってもよかったけど、睡眠魔法の方が楽だ」
「……貴方、本気で言ってるの? それ。私が知ってる潜入はばれないように施設に入って、見つかったらその見つけてきた人を倒すって感じじゃないの?」
リーネは不思議そうに俺を見つめていた。
「そんなことしたら、めんどくせえだろ! 俺はそんなことはしない。正規の入口から入って、欲しい情報を抜き出したら、施設から出る。わかったか?」
「は~……貴方には何を言っても無駄だとわかったわ。もう、突っ込まない……」
リーネに俺には呆れられたみたいだが、どうしてだろうか。俺は一番最善な方法を言ったと思うんだけど……
「じゃあ、魔法を使うぞ。『スリープ』」
俺は施設全体に魔法をかけた。これで、中にいる人は夢の中だ。
「こんな魔法……私、睡眠魔法がこんなに使えるものなんて知らなかったわ!!」
「まあ、俺みたいに魔力がなかったら、睡眠魔法なんて、子守りの魔法でしかないからな」
リーネの感覚は正しい。睡眠魔法っていうのは人を眠らせる魔法なので戦闘では使えない。
戦争とかで使えば相手を無力化できるんじゃないか? と思うかもしれないが、そんなに魔力を持つ人はほとんどいないからな。
だから、広範囲に睡眠魔法をかけるなんて、世界で俺しかしないだろうな……これは俺でも初めて使ったときは驚いたからな。たしか、ダンジョン攻略の時だっけ……
「じゃあ、入ろうぜ!! とりあえず洗脳を解く方法を見つけたら、脱出するからな」
「そうね。私もそれでいいと思うわ」
俺たちは施設に潜入した。
施設の中は普通の教会のようだった。外見は普通に商会のようだったので意外だった。
「ここが魔神教の拠点……見事にみんな眠ってるわね……まさか、敵の拠点にこんなに効率よく入れるなんて思わなかったわ!」
「そうだな。とりあえず施設にある資料や本を全部、頭に入れろ! そしたら、終わるから」
いちいち資料を確認するのはめんどくさいので、こういうときは資料を全部頭につめるに限る。
「は~!?レオール、それどういうことよ!!必要な資料を見つけるだけでしょ!! 全部見る必要はないじゃない!!」
「そんなことしてたら、全員起きっちまうだろ!! だから、資料を頭に全部入れるんだよ。そしたら資料を読む手間が省けるだろ」
「だ・か・ら~!! そんなことできるわけないじゃない!! ちゃんと説明してよね」
リーネは大声で叫んでいる。……コイツらが起きたらどうするんだよ。本当に騒がしいやつだな。
「記憶魔法の『サイン』を使って、無理やり脳に書き込むんだよ!! そんなことも知らねえのか!?」
記憶魔法の『サイン』は頭に無理やり情報を書き込む魔法だ。だから、初めて使ったときはとても頭が痛かった。
でも、魔族はこんなことも知らないのか……俺は学院のテストをパスするためによく使ってたんだけど……普通は使わなかったわ!? これ、俺しかやってなかったわ!!
「そんな方法があるのね! 是非、教えてちょうだい」
リーネは目を輝かせている。仕方ない、教えてやるか。本当にこうしているときはかわいいよなリーネ。
「わかった。『サイン』は頭に無理やり情報を書き込む魔法だから。頭が痛くなるかもだけどやってくれよ」
「そんなこと大丈夫よ。頭痛が痛くなっても私は大丈夫よ」
……頭痛が痛いってなんなんだよ!? あと、めちゃくちゃ嫌そうな顔をしてるじゃねえか。大丈夫かな、リーネ。
「わかった。じゃあ、ここにある資料で見本を見せるから使えるようになったら、作業を分担するぞ」
「わかったわ。じゃあ、早速見せてよ!」
本当にかわいい顔をしやがる。これが魔王だったなんて誰も信じないだろうな~。
「じゃあ、見とけよ! 『サイン』」
俺は魔法を使って、そこにあった資料を記憶した。この資料はあまり何も書かれていないな。この街の財源ぐらいか……今は必要ないな。
「わかったわ。私も使ってみる!」
リーネはすぐに魔法を使えるようになった。相変わらず、成長が早いことだ。
「レオール、見て!! 私、できるようになったわ。これで、私は天才になれるわ~!」
「すごい、すごい!! でも、頭が痛くならないように加減しろよ!!」
「ダイジョーブ。私に任せなさい!!」
そう言って、リーネは『サイン』を使い続けた。まあ、後でどうなったとしてもほっておこう。
こうして、俺たちは拠点にある資料を全て頭に入れて施設から出た。そろそろ、魔神教徒たちが目が覚める頃だろう。早く、遠くにいかないとな。
俺たちは一度街から出て、情報を交換することにした。
しかし、
「私、頭が痛いわ。だから、話し合いは明日にしましょう!! じゃあ、おやすみなさ……」
リーネは街から出て、一息着こうとしたところで眠ってしまった。
そりゃ、あんなに一気に情報を頭に入れたら、そうなるだろうな。
仕方ないから、リーネが目が覚めるまで待っておこう。
流石に明日までは待たない。洗脳の解除は今日中に終わらせる。解き方はわかったけど、こんなに簡単にいくなんて、どこか引っ掛かる。
だから、リーネの情報を聞いてからじゃないと迂闊に行動はできない。
だから、リーネはしばらく寝かせておこう。
まだ、正午もまわっていないのだから。まだまだ今日は残っている。少し、休んでも問題はないだろう。
なので、昨日はよく眠った。なんなら、今、起きたばかりだ。
おじさんが俺たちに話したことによれば、魔神教は1か月前ぐらいからこの街にきて布教を始めたようだ。
おじさんたちは胡散臭かったから、教えを受けていないらしい。でも、他の街の商人たちは儲かるという言葉にひかれて教えを受けてしまったそうだ。
そして、魔神教の教えを受けた人は洗脳されたようになるようだ。
……なんて、簡単な人たちなんだ!! こんなのでよく商人をやっていけたと思う……
まあ、いくら言っても仕方ないので、とりあえず拠点を潰して、街の人々の洗脳? らしきものを解きたいと思う。
「ねえ、レオール。魔神教は何をしてくるかわからないわ。だから、極力、魔法を使わないようにして!」
「そうなのか。でも、何で魔法を使わない方がいいんだ? 別に俺の魔力は無尽蔵にあるから大丈夫だぞ!!」
俺はリーネが何を言いたいのかわからなかったが、リーネは俺の話を聞くとため息をついて、言葉を続けた。
……俺、何か変なこといったかな?
「そうだったわね。貴方の魔力は無尽蔵にあったわね。……って、そういうわけじゃないのよ!! 魔神教は不思議な武器を使ってくるのよ。だから、魔法は使わないで!!」
「なるほどな。じゃあ、魔神教は魔法に対抗できる武器を持っているってことか?」
「まあ、そんな感じよ。私も魔神教の武器には苦労したから」
「そうだったのか。なら、使わないでおくよ」
どうやら、リーネは魔神教の人と戦ったことがあるみたいだ。まあ、魔王だからな。
「じゃあ、レオール! ご飯を食べたら、拠点に向かうわよ~!!」
「そうするか。こんなによく眠ったのは久しぶりだし、作戦はうまくいきそうだな」
「そうね。私もとてもよく眠れたわ。絶対に魔神教を倒しちゃうんだから!!」
俺たちは宿屋のおばさんのおいしい朝飯を食べて、宿屋を後にした。
「じゃあ、おじさんとおばさん。絶対に街を元に戻してやるからな」
俺は宿屋の店主夫妻に宣言した。
「また、ありがとな。レオールさんには助けられてばかりだよ」
「そうね。私とこの人もたまたま洗脳にかからなかっただけだからねえ……」
「じゃあ、拠点を制圧したら帰ってきますから、待っていてください」
『じゃあ、頑張ってくださいね、レオールさんとリーネさん』
『もちろん、任せてくれ(なさい)』
俺たちは拠点に向かった。
宿屋から、拠点の施設までは意外と近かった。街の中心より少し、東よりのところにある。ちなみに、宿屋は街の東にある。
施設は普通の商会のような感じだった。
「レオール、潜入するんだから、ばれないようにしないといけないわよ! どうするつもり?」
リーネは潜入は初めてなのか……まあ、こういうときにすることは決まっている。
「まずはこの施設全体に睡眠魔法をかける。まあ、自分を透明にする魔法を使ってもよかったけど、睡眠魔法の方が楽だ」
「……貴方、本気で言ってるの? それ。私が知ってる潜入はばれないように施設に入って、見つかったらその見つけてきた人を倒すって感じじゃないの?」
リーネは不思議そうに俺を見つめていた。
「そんなことしたら、めんどくせえだろ! 俺はそんなことはしない。正規の入口から入って、欲しい情報を抜き出したら、施設から出る。わかったか?」
「は~……貴方には何を言っても無駄だとわかったわ。もう、突っ込まない……」
リーネに俺には呆れられたみたいだが、どうしてだろうか。俺は一番最善な方法を言ったと思うんだけど……
「じゃあ、魔法を使うぞ。『スリープ』」
俺は施設全体に魔法をかけた。これで、中にいる人は夢の中だ。
「こんな魔法……私、睡眠魔法がこんなに使えるものなんて知らなかったわ!!」
「まあ、俺みたいに魔力がなかったら、睡眠魔法なんて、子守りの魔法でしかないからな」
リーネの感覚は正しい。睡眠魔法っていうのは人を眠らせる魔法なので戦闘では使えない。
戦争とかで使えば相手を無力化できるんじゃないか? と思うかもしれないが、そんなに魔力を持つ人はほとんどいないからな。
だから、広範囲に睡眠魔法をかけるなんて、世界で俺しかしないだろうな……これは俺でも初めて使ったときは驚いたからな。たしか、ダンジョン攻略の時だっけ……
「じゃあ、入ろうぜ!! とりあえず洗脳を解く方法を見つけたら、脱出するからな」
「そうね。私もそれでいいと思うわ」
俺たちは施設に潜入した。
施設の中は普通の教会のようだった。外見は普通に商会のようだったので意外だった。
「ここが魔神教の拠点……見事にみんな眠ってるわね……まさか、敵の拠点にこんなに効率よく入れるなんて思わなかったわ!」
「そうだな。とりあえず施設にある資料や本を全部、頭に入れろ! そしたら、終わるから」
いちいち資料を確認するのはめんどくさいので、こういうときは資料を全部頭につめるに限る。
「は~!?レオール、それどういうことよ!!必要な資料を見つけるだけでしょ!! 全部見る必要はないじゃない!!」
「そんなことしてたら、全員起きっちまうだろ!! だから、資料を頭に全部入れるんだよ。そしたら資料を読む手間が省けるだろ」
「だ・か・ら~!! そんなことできるわけないじゃない!! ちゃんと説明してよね」
リーネは大声で叫んでいる。……コイツらが起きたらどうするんだよ。本当に騒がしいやつだな。
「記憶魔法の『サイン』を使って、無理やり脳に書き込むんだよ!! そんなことも知らねえのか!?」
記憶魔法の『サイン』は頭に無理やり情報を書き込む魔法だ。だから、初めて使ったときはとても頭が痛かった。
でも、魔族はこんなことも知らないのか……俺は学院のテストをパスするためによく使ってたんだけど……普通は使わなかったわ!? これ、俺しかやってなかったわ!!
「そんな方法があるのね! 是非、教えてちょうだい」
リーネは目を輝かせている。仕方ない、教えてやるか。本当にこうしているときはかわいいよなリーネ。
「わかった。『サイン』は頭に無理やり情報を書き込む魔法だから。頭が痛くなるかもだけどやってくれよ」
「そんなこと大丈夫よ。頭痛が痛くなっても私は大丈夫よ」
……頭痛が痛いってなんなんだよ!? あと、めちゃくちゃ嫌そうな顔をしてるじゃねえか。大丈夫かな、リーネ。
「わかった。じゃあ、ここにある資料で見本を見せるから使えるようになったら、作業を分担するぞ」
「わかったわ。じゃあ、早速見せてよ!」
本当にかわいい顔をしやがる。これが魔王だったなんて誰も信じないだろうな~。
「じゃあ、見とけよ! 『サイン』」
俺は魔法を使って、そこにあった資料を記憶した。この資料はあまり何も書かれていないな。この街の財源ぐらいか……今は必要ないな。
「わかったわ。私も使ってみる!」
リーネはすぐに魔法を使えるようになった。相変わらず、成長が早いことだ。
「レオール、見て!! 私、できるようになったわ。これで、私は天才になれるわ~!」
「すごい、すごい!! でも、頭が痛くならないように加減しろよ!!」
「ダイジョーブ。私に任せなさい!!」
そう言って、リーネは『サイン』を使い続けた。まあ、後でどうなったとしてもほっておこう。
こうして、俺たちは拠点にある資料を全て頭に入れて施設から出た。そろそろ、魔神教徒たちが目が覚める頃だろう。早く、遠くにいかないとな。
俺たちは一度街から出て、情報を交換することにした。
しかし、
「私、頭が痛いわ。だから、話し合いは明日にしましょう!! じゃあ、おやすみなさ……」
リーネは街から出て、一息着こうとしたところで眠ってしまった。
そりゃ、あんなに一気に情報を頭に入れたら、そうなるだろうな。
仕方ないから、リーネが目が覚めるまで待っておこう。
流石に明日までは待たない。洗脳の解除は今日中に終わらせる。解き方はわかったけど、こんなに簡単にいくなんて、どこか引っ掛かる。
だから、リーネの情報を聞いてからじゃないと迂闊に行動はできない。
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