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第1章 オーレスト王国編
1章11話 その男、街に潜入する
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翌日の早朝、俺たちは魔神教が支配しているであろう街への潜入をはじめた。
「ねえ、レオール!! 私、すごいドキドキしてるわ。潜入なんて初めてなの!!」
俺は違う意味でドキドキしていた。この魔王、状況がわかってないだろ!! 昨日、魔神教がヤバい宗教だって言ってたのはなんだったんだよ!
「おい、リーネ。少し、落ち着け。ここはまだ、街の入り口だし潜入すらしてない。わかってるよな?」
そう。ここはまだ、街の入り口なのだ。よく、それで潜入した気分になったものだ。
「わかってるわよ。私たちはこの街のどこかにある魔神教の拠点を探すんでしょ!」
「わかってるならいいが、これはクエストでもないし遊びでもない。だから、俺たちが死んだり、捕らえられたりしても誰も気づかない。絶対に気を抜くなよ」
「レオール、少し、怖い顔になってるわ。レオールの方が悪人顔に見えてしまうぐらい……」
「そうか? 俺は普段通りだと思ったが……」
「やっぱり、緊張してるんじゃないの? そんなに怖かったんなら素直に言いなさいよ~」
「そんなわけねえだろ!! お前が何かやらかさないかとかリーネの気が緩みすぎてるなとか思ってたからだ!!」
「もう、照れちゃって。レオール、仕方ないわね~」
ウッザーー!! 今のリーネ、ウッザ!!
こいつ、今から何するのかわかってんのか!?
今からは俺たちだけで何もかもしないといけねえんだぞ!! 失敗しても誰も助けに来ないし、失敗したらこの街は二度と元の活気に溢れた街にはならねえんだぞ!!
「リーネ、わかったから、もう行くぞ」
俺はリーネにそう言って歩き出した。もちろん、少し、リーネに意地悪に早く歩いてやった。
「ちょっと、待ってよ~、レオール。怒らないで! 私、もうふざけないから!!」
「わかった、わかった、許してやるから、落ち着けよ! わかったな?」
「まあ、そうするしかないわね……」
リーネはやっとわかってくれたようだ。あんなテンションで拠点に入ったり、魔神教の教徒にあったりしたらヤバいもんな……
俺たちは魔神教の拠点を探すために街中を散策していた。
街中を見て回っていると、前に来たときにもあった店があり、もちろん、その店の雰囲気は変わってしまっていた。
「変わっちまったな、この街。結構好きだったんだけどな……」
つい、一人言が出てきてしまった。
「そんなに、変わったの? この街」
リーネに聞かれていたようだ。まあ、となりにいるのだから、当然か。
「ああ、変わったな。今、店の明かりがついてるところすらないだろ。こんな状況、前だったらあり得なかったくらいだからな……」
そう、今この街の店はほとんど、明かりがついていない。別に店は開店しているのだが、とにかく暗い。
こんなことをする魔神教を俺は許せなかった。
「レオール、すごく怒ってるってのがわかるぐらいの顔になってるわよ。少しはリフレッシュしなさい!! 私はこの街に来たのは初めてだけど、貴方が前に見た光景を見てみたいもの」
俺、そんなに顔に出てたのか。さっき、入り口で俺にいってたのもそういう意味だったのか。
じゃあ、さっき、ふざけてたのも俺の緊張や怒りをほぐすため……ないか。だって、リーネだし。
「ありがとな、リーネ。そうだよな。俺も少し、気負いすぎてたよ」
俺がお礼を言うとリーネは胸を張って言い張った。
「そういうことよ! 私が言いたかったことは。やっと理解したのね、レオール! えらいわね~!」
やっぱり、ウザイ。さっき、お礼をいった俺が間違えだったな。
「リーネ、少し、静かにしてろよ★」
俺はリーネにげんこつし、歩き始めた。
「ちょっと、いたい~~女の子にそんなことしたらダメなんだよレオール!!」
なんか言ってるけど無視しよう。
さあ、魔神教の拠点はどこかな~~
「ねえ、レオール。あそこの店、まだ明かりがついてるわよ!」
リーネが指を指した方を見ると、確かに明かりがついていた。そういえば、あの店は前に来たとき、世話になったところだったな。
めちゃくちゃ優しいおじさんとおばさんがやっている宿屋だ。
「そうだな。リーネ、俺はあの店を知ってるし、少し、入ってみるか?」
「そうするに決まってるでしょ!!」
俺たちは店に入ることにした。
「ようこそ、私の宿屋に何かようですか?」
店主のおじさんは何かに怯えているように見えた。多分、魔神教だろうな。
「おじさん、俺だよ。前に泊めてもらった男だよ、覚えていないか?」
おじさんは俺のことを思い出したような顔をしてくれた。
「レオールさんか。あのときはお世話になったな~。まさか、本当に古龍を倒してくれるなんて……本当に感謝していますよ」
そうだったな。たしか、ここに来たのは古龍を討伐するためだったな。
すると、リーネは俺に驚いた顔で話しかけてきた。
「ねえ、レオール! 古龍を倒したって本当なの? あれは私でも倒せるかわからないような敵よ」
「まあな。確かに、魔神の次ぐらいに強かったな。でも、問題はなかったかな」
「……貴方が私を余裕で倒せたのは納得だわ」
「まあな。でもリーネ、お前はあのとき本気出してないだろ?」
リーネは滅びの魔法を使えるのに俺と戦うときは使わなかった。つまり、本気を出していないということだ。
「まあね。でも、貴方も本気ではなかったでしょ。だから、私は滅びの魔法を使わなかったのよ。それに、あれは周りの自然も滅ぼしちゃうから、私は嫌いなのよ」
「そうだったのか」
まあ、リーネらしい理由だな。
「別に本気じゃなかった訳でもないしね。滅びの魔法を使わない状態での本気だったわよ!」
そうなのか。別に俺をなめてたってわけじゃないってことを言いたいんだろうな。
「ところで、レオールさん。私に何かようでしょうか? 私に答えられることならお答えしますよ」
やっぱり、いい人だな~この店主。
「まあ、そんな感じですね。俺が聞きたいのは魔神教のことですけど、いいですか?」
「あの、胡散臭い宗教のことですか。もちろん、お話ししますよ。あと、レオールさん、今日はここで泊まって行きませんか?」
「もちろん。ここが魔神教と関係ないのなら、泊めさせてもらう」
ここは店主の言葉に甘えて泊まらせてもらうことにした。
「はい。では、さっきの話は食事をしながらでも話しましょう」
そう言って、店主は俺たちに魔神教がここで布教を始めたとたんに街の活気がなくなったことと、魔神教の拠点を教えてくれた。
本当にいい人過ぎるな。それと、店主の奥さんの料理はとてもうまかった。
この街では、普通の宿泊はできないと思っていたのに……よかったな~、この人たちがいてくれて。
こうして、俺たちは明日の拠点襲撃の作戦をたててから眠りについた。
拠点を潰して、できれば教徒も2、3人ぐらい捕まえたいところだ。
こうして、俺たちの拠点襲撃作戦が始まるのだった
「ねえ、レオール!! 私、すごいドキドキしてるわ。潜入なんて初めてなの!!」
俺は違う意味でドキドキしていた。この魔王、状況がわかってないだろ!! 昨日、魔神教がヤバい宗教だって言ってたのはなんだったんだよ!
「おい、リーネ。少し、落ち着け。ここはまだ、街の入り口だし潜入すらしてない。わかってるよな?」
そう。ここはまだ、街の入り口なのだ。よく、それで潜入した気分になったものだ。
「わかってるわよ。私たちはこの街のどこかにある魔神教の拠点を探すんでしょ!」
「わかってるならいいが、これはクエストでもないし遊びでもない。だから、俺たちが死んだり、捕らえられたりしても誰も気づかない。絶対に気を抜くなよ」
「レオール、少し、怖い顔になってるわ。レオールの方が悪人顔に見えてしまうぐらい……」
「そうか? 俺は普段通りだと思ったが……」
「やっぱり、緊張してるんじゃないの? そんなに怖かったんなら素直に言いなさいよ~」
「そんなわけねえだろ!! お前が何かやらかさないかとかリーネの気が緩みすぎてるなとか思ってたからだ!!」
「もう、照れちゃって。レオール、仕方ないわね~」
ウッザーー!! 今のリーネ、ウッザ!!
こいつ、今から何するのかわかってんのか!?
今からは俺たちだけで何もかもしないといけねえんだぞ!! 失敗しても誰も助けに来ないし、失敗したらこの街は二度と元の活気に溢れた街にはならねえんだぞ!!
「リーネ、わかったから、もう行くぞ」
俺はリーネにそう言って歩き出した。もちろん、少し、リーネに意地悪に早く歩いてやった。
「ちょっと、待ってよ~、レオール。怒らないで! 私、もうふざけないから!!」
「わかった、わかった、許してやるから、落ち着けよ! わかったな?」
「まあ、そうするしかないわね……」
リーネはやっとわかってくれたようだ。あんなテンションで拠点に入ったり、魔神教の教徒にあったりしたらヤバいもんな……
俺たちは魔神教の拠点を探すために街中を散策していた。
街中を見て回っていると、前に来たときにもあった店があり、もちろん、その店の雰囲気は変わってしまっていた。
「変わっちまったな、この街。結構好きだったんだけどな……」
つい、一人言が出てきてしまった。
「そんなに、変わったの? この街」
リーネに聞かれていたようだ。まあ、となりにいるのだから、当然か。
「ああ、変わったな。今、店の明かりがついてるところすらないだろ。こんな状況、前だったらあり得なかったくらいだからな……」
そう、今この街の店はほとんど、明かりがついていない。別に店は開店しているのだが、とにかく暗い。
こんなことをする魔神教を俺は許せなかった。
「レオール、すごく怒ってるってのがわかるぐらいの顔になってるわよ。少しはリフレッシュしなさい!! 私はこの街に来たのは初めてだけど、貴方が前に見た光景を見てみたいもの」
俺、そんなに顔に出てたのか。さっき、入り口で俺にいってたのもそういう意味だったのか。
じゃあ、さっき、ふざけてたのも俺の緊張や怒りをほぐすため……ないか。だって、リーネだし。
「ありがとな、リーネ。そうだよな。俺も少し、気負いすぎてたよ」
俺がお礼を言うとリーネは胸を張って言い張った。
「そういうことよ! 私が言いたかったことは。やっと理解したのね、レオール! えらいわね~!」
やっぱり、ウザイ。さっき、お礼をいった俺が間違えだったな。
「リーネ、少し、静かにしてろよ★」
俺はリーネにげんこつし、歩き始めた。
「ちょっと、いたい~~女の子にそんなことしたらダメなんだよレオール!!」
なんか言ってるけど無視しよう。
さあ、魔神教の拠点はどこかな~~
「ねえ、レオール。あそこの店、まだ明かりがついてるわよ!」
リーネが指を指した方を見ると、確かに明かりがついていた。そういえば、あの店は前に来たとき、世話になったところだったな。
めちゃくちゃ優しいおじさんとおばさんがやっている宿屋だ。
「そうだな。リーネ、俺はあの店を知ってるし、少し、入ってみるか?」
「そうするに決まってるでしょ!!」
俺たちは店に入ることにした。
「ようこそ、私の宿屋に何かようですか?」
店主のおじさんは何かに怯えているように見えた。多分、魔神教だろうな。
「おじさん、俺だよ。前に泊めてもらった男だよ、覚えていないか?」
おじさんは俺のことを思い出したような顔をしてくれた。
「レオールさんか。あのときはお世話になったな~。まさか、本当に古龍を倒してくれるなんて……本当に感謝していますよ」
そうだったな。たしか、ここに来たのは古龍を討伐するためだったな。
すると、リーネは俺に驚いた顔で話しかけてきた。
「ねえ、レオール! 古龍を倒したって本当なの? あれは私でも倒せるかわからないような敵よ」
「まあな。確かに、魔神の次ぐらいに強かったな。でも、問題はなかったかな」
「……貴方が私を余裕で倒せたのは納得だわ」
「まあな。でもリーネ、お前はあのとき本気出してないだろ?」
リーネは滅びの魔法を使えるのに俺と戦うときは使わなかった。つまり、本気を出していないということだ。
「まあね。でも、貴方も本気ではなかったでしょ。だから、私は滅びの魔法を使わなかったのよ。それに、あれは周りの自然も滅ぼしちゃうから、私は嫌いなのよ」
「そうだったのか」
まあ、リーネらしい理由だな。
「別に本気じゃなかった訳でもないしね。滅びの魔法を使わない状態での本気だったわよ!」
そうなのか。別に俺をなめてたってわけじゃないってことを言いたいんだろうな。
「ところで、レオールさん。私に何かようでしょうか? 私に答えられることならお答えしますよ」
やっぱり、いい人だな~この店主。
「まあ、そんな感じですね。俺が聞きたいのは魔神教のことですけど、いいですか?」
「あの、胡散臭い宗教のことですか。もちろん、お話ししますよ。あと、レオールさん、今日はここで泊まって行きませんか?」
「もちろん。ここが魔神教と関係ないのなら、泊めさせてもらう」
ここは店主の言葉に甘えて泊まらせてもらうことにした。
「はい。では、さっきの話は食事をしながらでも話しましょう」
そう言って、店主は俺たちに魔神教がここで布教を始めたとたんに街の活気がなくなったことと、魔神教の拠点を教えてくれた。
本当にいい人過ぎるな。それと、店主の奥さんの料理はとてもうまかった。
この街では、普通の宿泊はできないと思っていたのに……よかったな~、この人たちがいてくれて。
こうして、俺たちは明日の拠点襲撃の作戦をたててから眠りについた。
拠点を潰して、できれば教徒も2、3人ぐらい捕まえたいところだ。
こうして、俺たちの拠点襲撃作戦が始まるのだった
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