Let's!自分探し!(仮)

アイ

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第三章 かくれんぼだよ、全員集合!

#32 夏子さん

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―――――――――――――――――――――――

切実にお願いした。

―――――――――――――――――――――――

で、本当に俺はどうすりゃいいのか。
「夏子さん、この鬼ごっこのルールってなんだっけ?」
「確か…『逃げる人は隠れます。鬼は隠れている人を探します。しかし、隠れている人を見つけただけでは勝ちではありません。鬼は逃げを捕まえなければいけないんです。そうしたら鬼が交代します。交代するまでを1回として2回行います。3回目にいく前にボスを見つけて捕まえて下さい。鬼の時はボスが探せないようになっているのでお気をつけ下さい。逃げの時はありませんので、思う存分ボスを探して下さい。2回の逃げの時に捕まったらタイムオーバーです』と言っていたような気がします」
何故覚えている!?
「すっげぇ…」
…あ、また『すごい』が口から出てしまった。
「逃げの時は相手から逃げながらボスを探せばいいんだよね」
一郎さんが確認するように言い、その言葉を夏子さんが受け継ぐ。
「その場合、全員捕まったらアウトですね。
ですから、さっきも言いました通り、あと2人捕まえなくてはいけません」
「そういえば、出来るだけ一緒に行動して下さいって言ってたよね」
「ええっ!さっきのは??」
「あれは30秒くらいでしたし、セーフだったんじゃないですか?」
「なるほどー」
とりあえずルールは確認してみたものの、俺にわかることなどそう多くはない。わかるのは、相手を捕まえればいいってこと!相手の数あと2人!1人だけ行動(単独行動って言葉が出なかった相変わらずの太郎くん)禁止!ってこと。
ん?じゃあ捕まえた奴ってどうすればいいんだ?
俺がそんなことを考えていると、夏子さんが言った。
「捕まえた方は私に任せて下さい」
何故わかった!?(注:わかりやすいからです)
夏子さんは両手をかざした。そして、言った。
「捕まえられてしまった貴方に命じます。《Do not talk. Do not hear. Do not see. And follow us in silence.》」
ふっふー!これなら俺にもわかる。『話すな。聞くな。見るな。黙って私達について来なさい』だな!
捕まえた奴が青い光で包まれる。そして、青い光はゆっくりと消えた。
一郎さんが言う。
「夏子さん…これはどういう…?」
「さっきのは一種の催眠術のようなものです。それの呪文ですね。私、英語は特別得意ではないのですが、これはどうしてか知っていました」
「催眠術ですか…」
「解除すれば元に戻りますので心配はいりませんよ?ただ少し身体の自由を奪い、意識を混濁させて、こちらの指示に従っていただくだけです」
「「…」」
いやそれ『少し』じゃなくね!?花子さんが怖…ゲフンゲフン…なのは知ってたけど、夏子さんもゴホンゴホンなぁ…
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