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第8話② 赤い靴を履き潰して
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「コッ……」
「カッ……」
高すぎる空の下に、男三人、影一つ。
字にしてHの形になるように、その影は落ちていた。
零春とゴッ太郎、二人は動けなかった、ピタリとも。
なぜか? それはイーグルの諸手突き正拳がちょうど二人の鳩尾に突き刺さっていたからだ。生唾を吐き出したまま、横隔膜の痙攣起こしつつ二人はフライパンのように焼けた地面に転がった。影が分かれる。高校生二人組は地面に落ちると、熱さと痛みでのたうち回った。綺麗に鳩尾に拳が入ると、横隔膜が痙攣し呼吸ができなくなる。今朝方にようやく呼吸の自由を許された零春としてはあんまりの所業である。思わず涙も出る。
「実戦はこの程度だ。養老零春と言ったな。実力は理解した。ゴッ太郎と大差ない。少々臆病者なだけだ」
イーグルは二人の倒れ込んだ少年たちを見ながらぼんやりと回想する。零春と名乗った少年が現れたのが十五分前、二対一のハンディキャップマッチを了承したのが五分前――そうなると、彼らは五分近く戦っていた結果になる。
「……よく出来たと言える。ゼロハル、君も強いウォリアーとしての素質を備えているだろう。歓迎する。続いてZAGAKUをしよう」
「よろしく……ごはっ……お願いしますかはっ」
「なんで、俺まで……ッ」
「今から君たちはチームとしてお互いに切磋琢磨し合う仲だ。同じ痛みを味わっておけ。そして誓うんだ。負けぬ、と」
イーグルは櫛で髪を整えた。歓迎会は終わりだ。
糺ノ森高校校舎内では、普段は落ち着き払った学生たちが湧いていた。猫も杓子も二年生フロアに大集結、黄色い声援が上下階にまで響き渡る。理由は簡単だ。有名人が転校して来たのだから。
どこからともなく、ざわめきが聞こえる。
「ねえ、あのAQuHAが転校生ってホントなの? えっもう来てるの? ね、いこいこ」
「おいおい、マジで言ってんのかよ。外国人じゃなかったのかよ、そういう顔してるだろ」
「さっき校門前で二回転ジャンプしてくれたんだって! さすがオリンピア出場勢って感じ!」
「ツーショ撮影カメラマン100円から受けてます!」
商魂たくましいのもいた。
彼女を一目見ようと集ってきた生徒たちは、一様にみなエレベーターホールで円を組んで待っている。エレベーターのランプがこの階まで上がってくることを、今か今かと待っているのだ。やがてランプが灯り、電子音がぽーんと間延びした音を奏でた。興奮した観客たちにとっては、既に開演合図と同じ効果をもたらしている。じり、手のひらはじっとりと濡れて少々冷たい。重たい両開きの扉が微かに開く。
ズバァーン!
そんな効果音でも出そうなくらい、その女性の登場は衝撃だった。
重苦しい扉が開くと、気流が起こった。甘くて、酸っぱくて、少々あだっぽいようなバラの香りを含んだ風が、一気にエレベーターホールを満たした。
カツン、カツン。輝かんばかりの覇気はエレベーターホールの中に、光よりも早く伝わった。完全に開ききる、その前に黄色い声は黄色い悲鳴に変わった。卒倒した女生徒が膝から崩れ落ちた。
扉が開く。姫様のようなド派手な髪にド派手な衣装――いや、髪はともかくとして衣装は制服だ。身体に合うように仕立て直されてはいるが、デザインは変わらない。だというのに、その女生徒が着ると異様に派手な衣装に見えた。身体がうるさすぎるのだ。身長が高すぎる。股下が長すぎる。膨らみにメリハリがありすぎる。どう見ても腰から下だけで八メートルくらいあるように見える。ゴッ太郎とは違った方向性でデカすぎて固定資産税がかかりそうである。ではその身体のインパクトに比べて顔はどうかというと、これもいっとう美しい、まるでコッペリアだ。彫りは深く、肖像のように一ミリの狂いもない整列された自然の芸術、人間とは思えない、その言葉がピッタリ来る。くるくると毛先で巻いたお嬢様カールの髪が風でふわっと持ち上がる。その度にエレベーターホールの中の悲鳴は大きくなる。シャッターが一斉に切られ、フラッシュが彼女を囲む。一瞬眉をぴくり、と上げた彼女だが、小さく肩を竦めると口角を上品に上げて優雅に手のひらをひらひら振って歩み出す。キャットウォークを歩くのと同じようにしただけで、ただのエレベーターホールがファッションショーに様変わりした。全身からあふれる、寸分狂いないゴージャスなオーラが全員の熱を、バイブスをブチ上げているのである。
形の整った芸術品の唇の形を美しく変化させて、彼女はホールの人々に声をかける。
「Merci beaucoup.みんな、迎えてくれてありがとう。みんなのよく知ってる名前だとインフルエンサーとしての『AQuHA』になるわね。はじめまして、お目にかかれて光栄だわ。日本には不慣れなのだけれど、これからはこの学校の一員として学ばせて頂く一生徒よ。よろしく」
恭しく上半身を折り曲げる彼女は、頭を垂れていても気高く見える。観衆の中の一人の女生徒が、彼女がオリンピアで優勝した時の写真を持って近付いた。
「あ、あの! ずっとファンで……サイン、もらえませんか!」
「ごめんなさい、実はサインはしない主義なの。わたしの書いたシルシなんてものにはなんの価値なんてないわ。でも、ツーショットならOKよ。あなたとの思い出を残すことは素晴らしいから」
女生徒は安易にサインなんて求めた自分の未熟さに反省しつつ、彼女の志の高さに卒倒した。かっこよすぎる。女生徒のふらついた身体を抱き上げると、そのまま彼女は女生徒の端末を取り出してお姫様抱っこアングルで一枚パシャリ。それを見て周りの何人かの女子も卒倒した。ちょっとした暴力よりも彼女の魅力のほうが暴力的なのである。優しく女生徒を下ろすと、撮影会が始まった。だが喧騒の度合いは既に学園の許容を超えつつあった。そしてそれは、彼女自身も自覚している。歩み寄ってくる一つの冷徹なローファーの音も、もちろん聞こえている。
「ノーベル。随分人気なようね」
人波をモーセのように割って現れたのは、冷徹と秩序と均衡の女王、御鈴波途次である。腕を組みながら『ノーベル』と呼ぶそのラフさは、彼女達が知り合いであるという事実を雄弁に語っていた。
「ミスズハ! お久しぶり、アナタ、随分背が伸びたのね」
「オリンピア出禁どころかモデルにまでなって、それでもまだ成長期のあなたに言われたくないわ」
「あら、嫌味っぽかったかしら。ごめんなさい」
ふふふ、と上品に笑う彼女からは、どこにもいやらしさを感じない。長いまつげが瞬く度に、美しさの余りに観衆からため息が上がるばかりである。
「構わないわ。あなたが気持ちの良い女だってことは、嫌ほど知っているから。だからこそ、世間話はこの辺にしましょう。あとは私が案内するわ」
暗に人集りを解散させろと言われていることがわかると、ノーベルはつま先を立ててスピンした。美しい円を描いた真円のスピンだ。彼女をメダリストに押し上げた、世界で一番の技である。
くる……と回ると、静かに彼女は頭を垂れた。観衆は、圧倒されて言葉を失った。魅了されたまま時が止まった。
「今日のショーはここで終わりみたい。ちょっとBon amiとデートしてくるわ。みんな、仲良くしてね。わたし、お勉強は少し苦手だから、困ったら、教えて――」
「ちょ、ちょっとノーベル」
彼女は踊りながら御鈴波の手を取ると、流れるように人波を縫って抜け出した。
「カッ……」
高すぎる空の下に、男三人、影一つ。
字にしてHの形になるように、その影は落ちていた。
零春とゴッ太郎、二人は動けなかった、ピタリとも。
なぜか? それはイーグルの諸手突き正拳がちょうど二人の鳩尾に突き刺さっていたからだ。生唾を吐き出したまま、横隔膜の痙攣起こしつつ二人はフライパンのように焼けた地面に転がった。影が分かれる。高校生二人組は地面に落ちると、熱さと痛みでのたうち回った。綺麗に鳩尾に拳が入ると、横隔膜が痙攣し呼吸ができなくなる。今朝方にようやく呼吸の自由を許された零春としてはあんまりの所業である。思わず涙も出る。
「実戦はこの程度だ。養老零春と言ったな。実力は理解した。ゴッ太郎と大差ない。少々臆病者なだけだ」
イーグルは二人の倒れ込んだ少年たちを見ながらぼんやりと回想する。零春と名乗った少年が現れたのが十五分前、二対一のハンディキャップマッチを了承したのが五分前――そうなると、彼らは五分近く戦っていた結果になる。
「……よく出来たと言える。ゼロハル、君も強いウォリアーとしての素質を備えているだろう。歓迎する。続いてZAGAKUをしよう」
「よろしく……ごはっ……お願いしますかはっ」
「なんで、俺まで……ッ」
「今から君たちはチームとしてお互いに切磋琢磨し合う仲だ。同じ痛みを味わっておけ。そして誓うんだ。負けぬ、と」
イーグルは櫛で髪を整えた。歓迎会は終わりだ。
糺ノ森高校校舎内では、普段は落ち着き払った学生たちが湧いていた。猫も杓子も二年生フロアに大集結、黄色い声援が上下階にまで響き渡る。理由は簡単だ。有名人が転校して来たのだから。
どこからともなく、ざわめきが聞こえる。
「ねえ、あのAQuHAが転校生ってホントなの? えっもう来てるの? ね、いこいこ」
「おいおい、マジで言ってんのかよ。外国人じゃなかったのかよ、そういう顔してるだろ」
「さっき校門前で二回転ジャンプしてくれたんだって! さすがオリンピア出場勢って感じ!」
「ツーショ撮影カメラマン100円から受けてます!」
商魂たくましいのもいた。
彼女を一目見ようと集ってきた生徒たちは、一様にみなエレベーターホールで円を組んで待っている。エレベーターのランプがこの階まで上がってくることを、今か今かと待っているのだ。やがてランプが灯り、電子音がぽーんと間延びした音を奏でた。興奮した観客たちにとっては、既に開演合図と同じ効果をもたらしている。じり、手のひらはじっとりと濡れて少々冷たい。重たい両開きの扉が微かに開く。
ズバァーン!
そんな効果音でも出そうなくらい、その女性の登場は衝撃だった。
重苦しい扉が開くと、気流が起こった。甘くて、酸っぱくて、少々あだっぽいようなバラの香りを含んだ風が、一気にエレベーターホールを満たした。
カツン、カツン。輝かんばかりの覇気はエレベーターホールの中に、光よりも早く伝わった。完全に開ききる、その前に黄色い声は黄色い悲鳴に変わった。卒倒した女生徒が膝から崩れ落ちた。
扉が開く。姫様のようなド派手な髪にド派手な衣装――いや、髪はともかくとして衣装は制服だ。身体に合うように仕立て直されてはいるが、デザインは変わらない。だというのに、その女生徒が着ると異様に派手な衣装に見えた。身体がうるさすぎるのだ。身長が高すぎる。股下が長すぎる。膨らみにメリハリがありすぎる。どう見ても腰から下だけで八メートルくらいあるように見える。ゴッ太郎とは違った方向性でデカすぎて固定資産税がかかりそうである。ではその身体のインパクトに比べて顔はどうかというと、これもいっとう美しい、まるでコッペリアだ。彫りは深く、肖像のように一ミリの狂いもない整列された自然の芸術、人間とは思えない、その言葉がピッタリ来る。くるくると毛先で巻いたお嬢様カールの髪が風でふわっと持ち上がる。その度にエレベーターホールの中の悲鳴は大きくなる。シャッターが一斉に切られ、フラッシュが彼女を囲む。一瞬眉をぴくり、と上げた彼女だが、小さく肩を竦めると口角を上品に上げて優雅に手のひらをひらひら振って歩み出す。キャットウォークを歩くのと同じようにしただけで、ただのエレベーターホールがファッションショーに様変わりした。全身からあふれる、寸分狂いないゴージャスなオーラが全員の熱を、バイブスをブチ上げているのである。
形の整った芸術品の唇の形を美しく変化させて、彼女はホールの人々に声をかける。
「Merci beaucoup.みんな、迎えてくれてありがとう。みんなのよく知ってる名前だとインフルエンサーとしての『AQuHA』になるわね。はじめまして、お目にかかれて光栄だわ。日本には不慣れなのだけれど、これからはこの学校の一員として学ばせて頂く一生徒よ。よろしく」
恭しく上半身を折り曲げる彼女は、頭を垂れていても気高く見える。観衆の中の一人の女生徒が、彼女がオリンピアで優勝した時の写真を持って近付いた。
「あ、あの! ずっとファンで……サイン、もらえませんか!」
「ごめんなさい、実はサインはしない主義なの。わたしの書いたシルシなんてものにはなんの価値なんてないわ。でも、ツーショットならOKよ。あなたとの思い出を残すことは素晴らしいから」
女生徒は安易にサインなんて求めた自分の未熟さに反省しつつ、彼女の志の高さに卒倒した。かっこよすぎる。女生徒のふらついた身体を抱き上げると、そのまま彼女は女生徒の端末を取り出してお姫様抱っこアングルで一枚パシャリ。それを見て周りの何人かの女子も卒倒した。ちょっとした暴力よりも彼女の魅力のほうが暴力的なのである。優しく女生徒を下ろすと、撮影会が始まった。だが喧騒の度合いは既に学園の許容を超えつつあった。そしてそれは、彼女自身も自覚している。歩み寄ってくる一つの冷徹なローファーの音も、もちろん聞こえている。
「ノーベル。随分人気なようね」
人波をモーセのように割って現れたのは、冷徹と秩序と均衡の女王、御鈴波途次である。腕を組みながら『ノーベル』と呼ぶそのラフさは、彼女達が知り合いであるという事実を雄弁に語っていた。
「ミスズハ! お久しぶり、アナタ、随分背が伸びたのね」
「オリンピア出禁どころかモデルにまでなって、それでもまだ成長期のあなたに言われたくないわ」
「あら、嫌味っぽかったかしら。ごめんなさい」
ふふふ、と上品に笑う彼女からは、どこにもいやらしさを感じない。長いまつげが瞬く度に、美しさの余りに観衆からため息が上がるばかりである。
「構わないわ。あなたが気持ちの良い女だってことは、嫌ほど知っているから。だからこそ、世間話はこの辺にしましょう。あとは私が案内するわ」
暗に人集りを解散させろと言われていることがわかると、ノーベルはつま先を立ててスピンした。美しい円を描いた真円のスピンだ。彼女をメダリストに押し上げた、世界で一番の技である。
くる……と回ると、静かに彼女は頭を垂れた。観衆は、圧倒されて言葉を失った。魅了されたまま時が止まった。
「今日のショーはここで終わりみたい。ちょっとBon amiとデートしてくるわ。みんな、仲良くしてね。わたし、お勉強は少し苦手だから、困ったら、教えて――」
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