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弱き獲物でも、一撃を食らわしますわよ!
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「サラディーナ、もっと近くに座ってくれてもいいのだが」
メイド長の懇願もあり、サラディーナは渋々部屋から出てエリックの待つダイニングにやってきた。エリックから、サラディーナを必ず連れて来るように厳命されており、もし出来なければメイドに格下げすると言われたと、涙涙に訴えるメイド長にサラディーナは成すすべもなかった。
女医が来るまで部屋から一歩も出ず、エリックとの接触は絶対に避けるつもりだったサラディーナの目論見は、最初から躓いてしまった。
メイド長に導かれたエリックの手の届く場所の椅子ではなく、一番離れた椅子に座ったのは、サラディーナのエリックへせめてもの意趣返しだ。
「エリック様にあまりに近づきすぎると、恐れ多くてわたくし息も出来ませんわ」
(近寄ったらなにをされるからわからないわよ!)
とも言えず、やんわりとサラディーナが断る。
「確かに、触れる位に近いと、サラディーナは息が上がってしまうか。慣れれば上手に息も出来る様にはなると思うが」
先程のガゼボの事を揶揄るエリックに、口元が引きつりつつも、淑女の笑みを絶やさずにサラディーナが応じる。
「エリック様からみれば年端も行かぬ若輩者。どうぞ、慈悲の心でみていただきたいですわ」
「そうだね。焦らず、ゆっくりかな?」
会話だけを見れば、婚約者同士の微笑ましい会話だが、二人の間にはピりついた空気が流れていた。
「実は先程、マーベラス侯爵夫人から夜会の招待状が届いてね。ぜひ、サラディーナも帯同して参加してくれと書いてあった。これまでの付き合いもあるし、参加するしかないかと思っているのだが、貴方はどうか?」
「わたくしはエリック様の婚約者ですし、エリック様のお考えに否とは申しませんわ。ただ、夜会に来ていくドレスをこちらには持参してきておりませんし…」
どうにかして断れないか、そんな事を考えてサラディーナは答える。
「それは心配しなくていい。そろそろサラディーナにドレスを送ろうと準備をしていたところだったので、それを夕方までに届けてくれるように話をしておいた」
サラディーナの考える事などエリックだって予想は付くだろう。断れない様に外堀は埋められてしまった。
「左様でございますか。でも、確かにまだわたくしはエリック様の婚約者ではありますが、明後日にはそうではなくなりますのよ?お披露目する様な場にわたしくを帯同してエリック様は宜しいのですか?」
「サラディーナ、医師の確認が済むまでは、貴方は私の婚約者だ。それに、確認はしてみないと分からないからね」
ふふっと口元を緩めるエリックを見て、サラディーナは警戒をあらわにする。
「エリック様、医師を抱え込もうとしても無駄ですわよ。王都で女医といえば、わたくしも面識のある先生だと思いますし」
「そんな事は考えてないよ。医師は診断結果を本人に速やかに説明する義務があるからね。医師としてそれを守らなければ資格をはく奪されてしまうのだから」
鷹揚に答えるエリック。確かにエリックの言う通り、医師に嘘の診断をさせようとしても、断固拒否されるはず。わが国ではそれだけ医師の資格を得るには大変な努力が必要とされるから。
でも、エリックのあの余裕な態度がどうにも気にかかる。何を企んでいるのやら。
「わかりました。エリック様が良いというのであれば。ドレスが届き次第準を致しますわね。それまでは少し休ませていただきます」
席を立って部屋へ戻ろうとしたが、エリックが声をかけてきた。
「サラディーナ、私は女性の意に反した事はしない。これまでも、これからも」
「エリック様?」
(いきなりエリックは何を言いたいのだろう?)
「女性に乞われない限り、自分から事を起こしたことはないからね。それだけは約束するよ」
そういうと、エリックはサラディーナをじっと見つめた。穏やかに微笑みながらも、目は獲物を狩る狩人の様な視線で。
(!?それって、女性から誘われるから応じるだけって言いたい訳?自分から手を出すのではなくて、相手から出して欲しいと言われるからだって言いたい訳?!私もそうだろうって言いたい訳なの?!え、まさか、確認してみないと分らないって、エリックの望む様な結果が出る事が分っているって.....?)
サラディーナの顔面が蒼白になる。エリックは、サラディーナがまだ純潔だという事をわかった上で、医師が来る前にそれを散らそうと考えている事に、サラディーナはようやく気が付いたのだった。
ガタっと音がして、気がつくと目の前にエリックが立っている。エリックの思惑に気が付いてショックで呆然としている間に、エリックがそばに来ていたのだ。
「サラディーナ、大丈夫か?何やら、心ここに非ずといった様子だが」
エリックの左手がサラディーナの首筋に触れる。ビクッとサラディーナの身体が震える。
「熱は無いようだ。疲れが出たのかな?色々と、あったからね」
サラディーナの熱を確かめるように。エリックの指がサラディーナの首筋をゆっくりなぞる。
「今夜は夜会だし、夕方までゆっくりやすむといい」
エリックが身を少し屈め、サラディーナの耳元で囁く。サラディーナの身体の奥を刺激する様な、官能的なエリックの声にサラディーナは怯えて抗えない。
(このままだと、エリックに負けちゃう)
エリックから逃げる為に、ラフルやジャスリンに協力してもらって頑張って、ここまでやって来た事を思いだす。サラディーナは震える声で一撃を放つ。
「エリック様、マーベラス侯爵夫人とは、随分と懇意にされているようで。確か、侯爵様は亡くなられているのでしたものね。頼りになさっていたご主人を亡くされた夫人としては、さぞかしご不安でしょう。懇意にされていたエリック様の夜会へのお越しを楽しみにされているのでは?わたくしの事はお気になさらずに、夜会を楽しんで下さいませね」
サラディーナの鎖骨のラインをなぞっていたエリックの指先がピクッと止まる。
サラディーナはエリックの目を挑戦的に見返す。エリックは目を見開き、そしてフッと苦笑した。
「......確かに、一時期懇意にはしていたね。サラディーナが知っていたとは。それは私に興味を持っていてくれたという事かな?」
「興味も何も。親切な社交界の知人達が色々と教えて下さっていたのですわ。私が望まなくても」
冷やかに答えるサラディーナの様子に、エリックはサラディーナに触れていた手を離した。
「そうか。夫人も今はご主人を亡くしたショックから立ち直られて、安定した生活を楽しんでいる様子だし、サラディーナが気に掛ける事もないよ」
分が悪いと思ったのか、エリックは素直に引いた。サラディーナもここは引き時だと理解していた。
「それではエリック様。また後で」
優雅なカーテシーをしてエリックの前を通り過ぎる。何も言わずにいるエリックに、サラディーナはホッとした。ダイニングの扉に手をかけて出ようとした瞬間、突然後ろからエリックに抱きしめられた。
「サラディーナ、私はこれまで欲しいと思ったモノは、必ず手に入れてきた。地位も名声も名誉も。そんな私が貴方の婚約者だという事を忘れない様に」
エリックの唇がサラディーナのうなじに触れる。
「あっ....,、エリック様、止めてくださ、い」
サラディーナがエリックの腕の中から逃げようとする。瞬間、うなじにツキっと小さな痛みが走る。
「貴方は私のモノだ。逃がしはしないよ」
満足そうな声でエリックがサラディーナに声をかける。エリックの腕が緩んだすきにサラディーナは震る足を叱咤してダイニングから逃げ出した。
メイド長の懇願もあり、サラディーナは渋々部屋から出てエリックの待つダイニングにやってきた。エリックから、サラディーナを必ず連れて来るように厳命されており、もし出来なければメイドに格下げすると言われたと、涙涙に訴えるメイド長にサラディーナは成すすべもなかった。
女医が来るまで部屋から一歩も出ず、エリックとの接触は絶対に避けるつもりだったサラディーナの目論見は、最初から躓いてしまった。
メイド長に導かれたエリックの手の届く場所の椅子ではなく、一番離れた椅子に座ったのは、サラディーナのエリックへせめてもの意趣返しだ。
「エリック様にあまりに近づきすぎると、恐れ多くてわたくし息も出来ませんわ」
(近寄ったらなにをされるからわからないわよ!)
とも言えず、やんわりとサラディーナが断る。
「確かに、触れる位に近いと、サラディーナは息が上がってしまうか。慣れれば上手に息も出来る様にはなると思うが」
先程のガゼボの事を揶揄るエリックに、口元が引きつりつつも、淑女の笑みを絶やさずにサラディーナが応じる。
「エリック様からみれば年端も行かぬ若輩者。どうぞ、慈悲の心でみていただきたいですわ」
「そうだね。焦らず、ゆっくりかな?」
会話だけを見れば、婚約者同士の微笑ましい会話だが、二人の間にはピりついた空気が流れていた。
「実は先程、マーベラス侯爵夫人から夜会の招待状が届いてね。ぜひ、サラディーナも帯同して参加してくれと書いてあった。これまでの付き合いもあるし、参加するしかないかと思っているのだが、貴方はどうか?」
「わたくしはエリック様の婚約者ですし、エリック様のお考えに否とは申しませんわ。ただ、夜会に来ていくドレスをこちらには持参してきておりませんし…」
どうにかして断れないか、そんな事を考えてサラディーナは答える。
「それは心配しなくていい。そろそろサラディーナにドレスを送ろうと準備をしていたところだったので、それを夕方までに届けてくれるように話をしておいた」
サラディーナの考える事などエリックだって予想は付くだろう。断れない様に外堀は埋められてしまった。
「左様でございますか。でも、確かにまだわたくしはエリック様の婚約者ではありますが、明後日にはそうではなくなりますのよ?お披露目する様な場にわたしくを帯同してエリック様は宜しいのですか?」
「サラディーナ、医師の確認が済むまでは、貴方は私の婚約者だ。それに、確認はしてみないと分からないからね」
ふふっと口元を緩めるエリックを見て、サラディーナは警戒をあらわにする。
「エリック様、医師を抱え込もうとしても無駄ですわよ。王都で女医といえば、わたくしも面識のある先生だと思いますし」
「そんな事は考えてないよ。医師は診断結果を本人に速やかに説明する義務があるからね。医師としてそれを守らなければ資格をはく奪されてしまうのだから」
鷹揚に答えるエリック。確かにエリックの言う通り、医師に嘘の診断をさせようとしても、断固拒否されるはず。わが国ではそれだけ医師の資格を得るには大変な努力が必要とされるから。
でも、エリックのあの余裕な態度がどうにも気にかかる。何を企んでいるのやら。
「わかりました。エリック様が良いというのであれば。ドレスが届き次第準を致しますわね。それまでは少し休ませていただきます」
席を立って部屋へ戻ろうとしたが、エリックが声をかけてきた。
「サラディーナ、私は女性の意に反した事はしない。これまでも、これからも」
「エリック様?」
(いきなりエリックは何を言いたいのだろう?)
「女性に乞われない限り、自分から事を起こしたことはないからね。それだけは約束するよ」
そういうと、エリックはサラディーナをじっと見つめた。穏やかに微笑みながらも、目は獲物を狩る狩人の様な視線で。
(!?それって、女性から誘われるから応じるだけって言いたい訳?自分から手を出すのではなくて、相手から出して欲しいと言われるからだって言いたい訳?!私もそうだろうって言いたい訳なの?!え、まさか、確認してみないと分らないって、エリックの望む様な結果が出る事が分っているって.....?)
サラディーナの顔面が蒼白になる。エリックは、サラディーナがまだ純潔だという事をわかった上で、医師が来る前にそれを散らそうと考えている事に、サラディーナはようやく気が付いたのだった。
ガタっと音がして、気がつくと目の前にエリックが立っている。エリックの思惑に気が付いてショックで呆然としている間に、エリックがそばに来ていたのだ。
「サラディーナ、大丈夫か?何やら、心ここに非ずといった様子だが」
エリックの左手がサラディーナの首筋に触れる。ビクッとサラディーナの身体が震える。
「熱は無いようだ。疲れが出たのかな?色々と、あったからね」
サラディーナの熱を確かめるように。エリックの指がサラディーナの首筋をゆっくりなぞる。
「今夜は夜会だし、夕方までゆっくりやすむといい」
エリックが身を少し屈め、サラディーナの耳元で囁く。サラディーナの身体の奥を刺激する様な、官能的なエリックの声にサラディーナは怯えて抗えない。
(このままだと、エリックに負けちゃう)
エリックから逃げる為に、ラフルやジャスリンに協力してもらって頑張って、ここまでやって来た事を思いだす。サラディーナは震える声で一撃を放つ。
「エリック様、マーベラス侯爵夫人とは、随分と懇意にされているようで。確か、侯爵様は亡くなられているのでしたものね。頼りになさっていたご主人を亡くされた夫人としては、さぞかしご不安でしょう。懇意にされていたエリック様の夜会へのお越しを楽しみにされているのでは?わたくしの事はお気になさらずに、夜会を楽しんで下さいませね」
サラディーナの鎖骨のラインをなぞっていたエリックの指先がピクッと止まる。
サラディーナはエリックの目を挑戦的に見返す。エリックは目を見開き、そしてフッと苦笑した。
「......確かに、一時期懇意にはしていたね。サラディーナが知っていたとは。それは私に興味を持っていてくれたという事かな?」
「興味も何も。親切な社交界の知人達が色々と教えて下さっていたのですわ。私が望まなくても」
冷やかに答えるサラディーナの様子に、エリックはサラディーナに触れていた手を離した。
「そうか。夫人も今はご主人を亡くしたショックから立ち直られて、安定した生活を楽しんでいる様子だし、サラディーナが気に掛ける事もないよ」
分が悪いと思ったのか、エリックは素直に引いた。サラディーナもここは引き時だと理解していた。
「それではエリック様。また後で」
優雅なカーテシーをしてエリックの前を通り過ぎる。何も言わずにいるエリックに、サラディーナはホッとした。ダイニングの扉に手をかけて出ようとした瞬間、突然後ろからエリックに抱きしめられた。
「サラディーナ、私はこれまで欲しいと思ったモノは、必ず手に入れてきた。地位も名声も名誉も。そんな私が貴方の婚約者だという事を忘れない様に」
エリックの唇がサラディーナのうなじに触れる。
「あっ....,、エリック様、止めてくださ、い」
サラディーナがエリックの腕の中から逃げようとする。瞬間、うなじにツキっと小さな痛みが走る。
「貴方は私のモノだ。逃がしはしないよ」
満足そうな声でエリックがサラディーナに声をかける。エリックの腕が緩んだすきにサラディーナは震る足を叱咤してダイニングから逃げ出した。
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