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第0章 豹変編
VS門番
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数日後。
村の門番二人が退屈そうにしていると、一人の少年を見つけて笑い出した。退屈しのぎだとして声をかけ始めた。
「おい、見ろよあれ。ローじゃないか、あの魔法なしの」
「本当だ。いなくなったと思ったら戻ってきやがったのか、あの恥さらしが」
「まったくだ。魔法なしの役立たずが」
それはロー・ライト。数日前、村から姿を消した少年だった。
「よう、良く戻ってきやがったなロー、この魔法なしが」
「何しに来たんだよ、ああ?」
「……改めてみるとほんとに嫌な奴らだな」
スパン ドサッ
「ああ? 何だと!? この魔法なしが! ……え?」
男が間抜けな声を発したのは、拳を振り上げようとした腕が手首の方から切り落とされていたからだ。そして、その痛みはすぐに襲い掛かってくる。
「ぐあああああああああ! 腕があああああああああああああ!?」
「あ、相棒! ロー、貴様! なにしやがったあ!?」
「手首を切ったけど?」
「ふざけんな! よくも!」
もう一人の男が剣を構える。怒りの形相でローを睨みつける。
「俺は正当防衛なんだけど?」
「何ふざけたこと言ってんだ! てかなんてことしやがった!」
「復讐さ。命までは奪わないから安心しろ」
「魔法なしが! なめんじゃねえええええええええええ!!」
(ぶっ殺してやる! 魔法なしめ!)
この男は気付くべきだった。ローが無いはずの魔法で手首を切ったんだと。そうすれば、少しは抵抗できた、そうすればローの魔法の餌食にはならなかったかもしれない。
「えい」
「な!? これは!? がああああああああああああ!?」
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!
門番はローの手から出た赤紫色の光を正面から受けてしまった。彼は黒焦げではないにしろ、大やけどを負った。ローの言った通り、命だけは助かっている。そのまま気絶してしまったので、ローは仕事に支障をきたすくらいに切り刻んだ。そして、もう一人の方に近づく。腕をなくした方に。
「な!? 何でだ!? 何でお前が魔法を!? 魔法なしのくせに!」
「ああ。最近使えるようになったんだよ。おかげで復讐できる」
「そっそんな!? 馬鹿な!? ありえねえだろ!?」
「さあて、どうしてやろうか?」
「待て! 待ってくれ! 今までのことは悪かったから……」
「駄目。許してやらない。えい」
「ぎゃあああああああああああああああ!!」
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!
「さて、次は仕事場の連中か」
もう一人も大やけどにした後(ついでに腕の傷口は血が止まるほど焼き尽くした)、ローは村の外の仕事場に向かう。かつての同僚と上司に会うために。そして復讐のために。
「……まだすっきりしないしな。……まあ、今の俺じゃなあ」
村の門番二人が退屈そうにしていると、一人の少年を見つけて笑い出した。退屈しのぎだとして声をかけ始めた。
「おい、見ろよあれ。ローじゃないか、あの魔法なしの」
「本当だ。いなくなったと思ったら戻ってきやがったのか、あの恥さらしが」
「まったくだ。魔法なしの役立たずが」
それはロー・ライト。数日前、村から姿を消した少年だった。
「よう、良く戻ってきやがったなロー、この魔法なしが」
「何しに来たんだよ、ああ?」
「……改めてみるとほんとに嫌な奴らだな」
スパン ドサッ
「ああ? 何だと!? この魔法なしが! ……え?」
男が間抜けな声を発したのは、拳を振り上げようとした腕が手首の方から切り落とされていたからだ。そして、その痛みはすぐに襲い掛かってくる。
「ぐあああああああああ! 腕があああああああああああああ!?」
「あ、相棒! ロー、貴様! なにしやがったあ!?」
「手首を切ったけど?」
「ふざけんな! よくも!」
もう一人の男が剣を構える。怒りの形相でローを睨みつける。
「俺は正当防衛なんだけど?」
「何ふざけたこと言ってんだ! てかなんてことしやがった!」
「復讐さ。命までは奪わないから安心しろ」
「魔法なしが! なめんじゃねえええええええええええ!!」
(ぶっ殺してやる! 魔法なしめ!)
この男は気付くべきだった。ローが無いはずの魔法で手首を切ったんだと。そうすれば、少しは抵抗できた、そうすればローの魔法の餌食にはならなかったかもしれない。
「えい」
「な!? これは!? がああああああああああああ!?」
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!
門番はローの手から出た赤紫色の光を正面から受けてしまった。彼は黒焦げではないにしろ、大やけどを負った。ローの言った通り、命だけは助かっている。そのまま気絶してしまったので、ローは仕事に支障をきたすくらいに切り刻んだ。そして、もう一人の方に近づく。腕をなくした方に。
「な!? 何でだ!? 何でお前が魔法を!? 魔法なしのくせに!」
「ああ。最近使えるようになったんだよ。おかげで復讐できる」
「そっそんな!? 馬鹿な!? ありえねえだろ!?」
「さあて、どうしてやろうか?」
「待て! 待ってくれ! 今までのことは悪かったから……」
「駄目。許してやらない。えい」
「ぎゃあああああああああああああああ!!」
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!
「さて、次は仕事場の連中か」
もう一人も大やけどにした後(ついでに腕の傷口は血が止まるほど焼き尽くした)、ローは村の外の仕事場に向かう。かつての同僚と上司に会うために。そして復讐のために。
「……まだすっきりしないしな。……まあ、今の俺じゃなあ」
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