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第0章 豹変編
ローグ・ナイト
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「はあ、……はあ、……体……だるい……」
魔術は成功した。その代償に、ローは魔力のほとんどを使ってしまった。
「はあ、……村は…どう…なった……?」
カバンから魔力回復薬と体力回復薬を取り出して飲んだ。魔力と体力が半分ほど戻ったローは、目と耳に【昇華魔法】をかけて、視力・聴力を向上させて村がどうなったかかくにんしてみた。その結果はローの望んだものだった。
「どうなってやがる!? 何で魔法が使えないんだ!?」
「怪我人がこんなにいるのに回復魔法もダメだって!?」
「私や子供たちまで! 仕事にも必要なのに! 」
「これからどうして生きていけばいいんだ!?」
「くっ、くそ! ちくしょう!」
魔法なしとなった村人たちの様子が確認できた。そのことでローはとても満足した。これから彼らは、魔法なしだった『ロー・ライト』と同じ生活を強いられるのだ。『ロー・ライト』としてはこれ以上ない復讐だ。
「……やった…やったぞ…ははは…最高の…復讐だ…」
(これであいつらは、魔法なしの人生を一生歩んでいくんだ。俺と同じ気持ちを味わって生きていくんだ。ざまあみろ!)
ローは心の中で、村人たちの絶望する様子を笑っていると、こんな声が聞こえてきた。
「なあ! これって、ローの仕業じゃないのか!? 俺たちに恨みがあってこんなことを!」
「そうだよ! あいつ、得体のしれない力を持ってたじゃないか!」
「だとしたらなんてことをしてくれたんだ! ふざけやがって!」
「絶対に許さねえ! 捕まえて元に戻させるんだ!」
村人たちはさっそく、ローを疑い始めた。村全体に恨みを持つ者と言えば、ロー・ライトしか当てはまらないのだろう。
「当然だよな。最も、お前らに俺が捕まるかな?」
体力がだいぶ戻ったローがそう言うと、こんな声も聞こえてきた。
「……魔道具で……王都に……連絡しろ…」
「「「「「村長!」」」」」
「奴を…野放しに…するな…あの5人にも…伝えるんだ」
(あの5人! あいつらのことか! そういや、村を出たんだっけか)
迷宮に迷い込む前に、5人の若者が村を出ていた。彼らはローの幼馴染で友達だったが、ローをいじめる側になった者たちだ。彼らにも復讐したいローだが。
「そうだ! 王都に連絡して指名手配してもらうんだ! 逃げられないようにな! 」
「奴の似顔絵や特徴を細かく伝えろ! 青い瞳で、赤い髪に少し黒が混ざった頭髪なんて分かりやすい奴はそんなにいない!」
「あの5人は優秀だ! きっと力を合わせて奴を倒してくれるはずだ!」
「連絡用魔道具はどこだ! 早く伝えろ!」
(連絡用魔道具? しまったな、そんなものがあったのか)
さすがのローも、連絡用魔道具があったことを失念していた。
「大変です! 全ての魔道具が機能しません!」
「こっちもだ! 魔道具が動かないぞ!」
「なんだと!? くそお! 直接王都に伝えていくしかないのか!」
(あれ? 全部壊れたのか? 俺の大魔術に当てられたのかな?)
連絡用魔道具が壊れたという嬉しい知らせが聞こえた。連絡用魔道具は精密機械のようなものだったため、あの大魔術の衝撃で壊れていてもおかしくはなかった。最も、たとえ王都に報告されてもローにとっては問題なかった。なぜなら、
「見た目も名前も変えていくつもりだったんだけどな。あいつらにも知られてるし。さて、どんな風に変えようか? …そうだ! せっかくだから『ナイトウ・ログ』の姿になろう!」
ローは『ナイトウ・ログ』の16歳の姿になると決めた。【外道魔法】の応用で目と髪の色を黒に変え、昇華魔法で髪型と髪の長さを変えた。
そして最後に顔と名前を変える。
「せっかくだから、『ロー・ライト』と『ナイトウ・ログ』を足して割った名前にしよう。どっちも俺のことだしな」
そう考えたローは、すぐに新しい名前を決めた。その名も、
「よし、決まった! 今日から俺は『ローグ・ナイト』! ローグ・ナイトだ!」
こうして、ローグ・ナイトの復讐と世界の謎の解明に挑む旅が始まったのである。
「そうだ、あいつら5人にも復讐をしなくちゃ」
魔術は成功した。その代償に、ローは魔力のほとんどを使ってしまった。
「はあ、……村は…どう…なった……?」
カバンから魔力回復薬と体力回復薬を取り出して飲んだ。魔力と体力が半分ほど戻ったローは、目と耳に【昇華魔法】をかけて、視力・聴力を向上させて村がどうなったかかくにんしてみた。その結果はローの望んだものだった。
「どうなってやがる!? 何で魔法が使えないんだ!?」
「怪我人がこんなにいるのに回復魔法もダメだって!?」
「私や子供たちまで! 仕事にも必要なのに! 」
「これからどうして生きていけばいいんだ!?」
「くっ、くそ! ちくしょう!」
魔法なしとなった村人たちの様子が確認できた。そのことでローはとても満足した。これから彼らは、魔法なしだった『ロー・ライト』と同じ生活を強いられるのだ。『ロー・ライト』としてはこれ以上ない復讐だ。
「……やった…やったぞ…ははは…最高の…復讐だ…」
(これであいつらは、魔法なしの人生を一生歩んでいくんだ。俺と同じ気持ちを味わって生きていくんだ。ざまあみろ!)
ローは心の中で、村人たちの絶望する様子を笑っていると、こんな声が聞こえてきた。
「なあ! これって、ローの仕業じゃないのか!? 俺たちに恨みがあってこんなことを!」
「そうだよ! あいつ、得体のしれない力を持ってたじゃないか!」
「だとしたらなんてことをしてくれたんだ! ふざけやがって!」
「絶対に許さねえ! 捕まえて元に戻させるんだ!」
村人たちはさっそく、ローを疑い始めた。村全体に恨みを持つ者と言えば、ロー・ライトしか当てはまらないのだろう。
「当然だよな。最も、お前らに俺が捕まるかな?」
体力がだいぶ戻ったローがそう言うと、こんな声も聞こえてきた。
「……魔道具で……王都に……連絡しろ…」
「「「「「村長!」」」」」
「奴を…野放しに…するな…あの5人にも…伝えるんだ」
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迷宮に迷い込む前に、5人の若者が村を出ていた。彼らはローの幼馴染で友達だったが、ローをいじめる側になった者たちだ。彼らにも復讐したいローだが。
「そうだ! 王都に連絡して指名手配してもらうんだ! 逃げられないようにな! 」
「奴の似顔絵や特徴を細かく伝えろ! 青い瞳で、赤い髪に少し黒が混ざった頭髪なんて分かりやすい奴はそんなにいない!」
「あの5人は優秀だ! きっと力を合わせて奴を倒してくれるはずだ!」
「連絡用魔道具はどこだ! 早く伝えろ!」
(連絡用魔道具? しまったな、そんなものがあったのか)
さすがのローも、連絡用魔道具があったことを失念していた。
「大変です! 全ての魔道具が機能しません!」
「こっちもだ! 魔道具が動かないぞ!」
「なんだと!? くそお! 直接王都に伝えていくしかないのか!」
(あれ? 全部壊れたのか? 俺の大魔術に当てられたのかな?)
連絡用魔道具が壊れたという嬉しい知らせが聞こえた。連絡用魔道具は精密機械のようなものだったため、あの大魔術の衝撃で壊れていてもおかしくはなかった。最も、たとえ王都に報告されてもローにとっては問題なかった。なぜなら、
「見た目も名前も変えていくつもりだったんだけどな。あいつらにも知られてるし。さて、どんな風に変えようか? …そうだ! せっかくだから『ナイトウ・ログ』の姿になろう!」
ローは『ナイトウ・ログ』の16歳の姿になると決めた。【外道魔法】の応用で目と髪の色を黒に変え、昇華魔法で髪型と髪の長さを変えた。
そして最後に顔と名前を変える。
「せっかくだから、『ロー・ライト』と『ナイトウ・ログ』を足して割った名前にしよう。どっちも俺のことだしな」
そう考えたローは、すぐに新しい名前を決めた。その名も、
「よし、決まった! 今日から俺は『ローグ・ナイト』! ローグ・ナイトだ!」
こうして、ローグ・ナイトの復讐と世界の謎の解明に挑む旅が始まったのである。
「そうだ、あいつら5人にも復讐をしなくちゃ」
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