59 / 252
第2章 奴隷編
VSバルムドとハイド
しおりを挟む
ローグは「魔法協会をつぶす」という宣戦布告を告げて、『堕落の壁』の範囲から出た。バルムドとハイドは、攻撃態勢に入る。
「魔法協会をつぶす? 笑わせんな!」
「貴様らに何ができる? 叩き潰してやる!」
「来るぞ坊主! 嬢ちゃんは下がれ!」
「ロー! 逃げて!」
「ルドガーさんはミーラを守ってろ。俺が相手してやるよ」
「な、何?」
「え?」
(どんな魔法が来る? 見せてもらおうか)
どんな攻撃が来るか期待するローグは、バルムドの周囲の温度が下がっていくことに気付いた。ハイドは何やら顔が獣のようになってきている。そして、バルムドが先行して攻撃を繰り出した。
「結界から出たことを後悔するんだな! 貴様を捕獲する! 【氷結魔法】『氷矢・雨』!」
「【獣魔法】『狼化』! 死なない程度に殺してやる! ぐるあああああああああああ!」
(ほう、【氷結魔法】と【獣魔法】か。なかなかの魔法じゃないか)
ハイドは狼の姿に変身し、そのまま襲い掛かってきた。バルムドの周りに氷の矢が形成され、氷の矢はそのままローグに向かって飛んできた。ローグは【昇華魔法】で身体能力を強化して彼らの攻撃をうまくよける。
ヒュン! ヒュン! ヒュン! ガチン! ガチン! ガチン!
氷でできた矢と狼になったハイドの爪と牙をかわしながら、ローグは敵の魔法を分析する。【氷結魔法】は戦闘に利用できるが相手を凍らせれば拘束できる、多様性も広い。【獣魔法】は狼をはじめ、あらゆる『獣』の能力を使いこなせる、こちらも多様性も広い。この二人がローグにたどり着いたのは、狼になったハイドの嗅覚を利用したのだろう。
(姿を変えてもにおいのことは考えなかったな、これから気を付けるか)
「どうしたあ! かかってこないのかあ! がるるるるるる!」
「来ないならこっちから行くぞ! 【氷結魔法】『氷の剣』!」
「何!?」
矢を飛ばしていたバルムドが手に氷の剣を出して向かってきた。どうやら矢を打ってもよけられると思ったバルムドは、直接攻撃に切り替えたようだ。ハイドもそれを見て、バルムドに合わせた動きに変わる。
(身体能力が高いなら遠距離で魔法を打ってもかわされる。ならば二人で直接向かっていけば対応が難しくなるはず)
(俺の『狼化』とバルムドの『氷の剣』の猛攻があれば、一人で戦ってるやつなんざ楽勝だ!)
二人がそんなことを考えている中で、ローグは勝利を確信した。後は二人が同時に攻撃してくれればいいのだから。この二人はローグの魔法を見誤った。
(この二人は俺の魔法は『防御と探知もできる魔法』としか見てないな、攻撃手段を観察してから攻め方を変えるべきだったな)
ガチン! ガチン! ガチン! シュッ! シュッ! シュッ!
二人が交互に攻撃してくる中で、ローグは同時に攻撃させるために、わざと挟み撃ちの状態になって隙を見せた。すると、二人はうまくかかってくれた。同時攻撃だ。ハイドの牙とバルムドの氷の剣がローグを仕留める寸前に、ローグの魔法が発動する。
「今だ!」
「がるあああああああ!」
「かかったな! 『理不尽の拡散』!」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!
「ぐるあああああああああああ!?」
「ぐあああああああああああああ!」
ドサッ ドサッ
(【外道魔法・憤怒】『理不尽の拡散』。この魔法は俺自身を中心とした全体攻撃系の魔法だ。近ければ近いほどダメージを食らう。うまくいけばこの二人みたいになる)
二人はローグの罠にかかり、二人同時に倒れてしまった。その拍子に二人の魔法も解除された。
「魔法協会をつぶす? 笑わせんな!」
「貴様らに何ができる? 叩き潰してやる!」
「来るぞ坊主! 嬢ちゃんは下がれ!」
「ロー! 逃げて!」
「ルドガーさんはミーラを守ってろ。俺が相手してやるよ」
「な、何?」
「え?」
(どんな魔法が来る? 見せてもらおうか)
どんな攻撃が来るか期待するローグは、バルムドの周囲の温度が下がっていくことに気付いた。ハイドは何やら顔が獣のようになってきている。そして、バルムドが先行して攻撃を繰り出した。
「結界から出たことを後悔するんだな! 貴様を捕獲する! 【氷結魔法】『氷矢・雨』!」
「【獣魔法】『狼化』! 死なない程度に殺してやる! ぐるあああああああああああ!」
(ほう、【氷結魔法】と【獣魔法】か。なかなかの魔法じゃないか)
ハイドは狼の姿に変身し、そのまま襲い掛かってきた。バルムドの周りに氷の矢が形成され、氷の矢はそのままローグに向かって飛んできた。ローグは【昇華魔法】で身体能力を強化して彼らの攻撃をうまくよける。
ヒュン! ヒュン! ヒュン! ガチン! ガチン! ガチン!
氷でできた矢と狼になったハイドの爪と牙をかわしながら、ローグは敵の魔法を分析する。【氷結魔法】は戦闘に利用できるが相手を凍らせれば拘束できる、多様性も広い。【獣魔法】は狼をはじめ、あらゆる『獣』の能力を使いこなせる、こちらも多様性も広い。この二人がローグにたどり着いたのは、狼になったハイドの嗅覚を利用したのだろう。
(姿を変えてもにおいのことは考えなかったな、これから気を付けるか)
「どうしたあ! かかってこないのかあ! がるるるるるる!」
「来ないならこっちから行くぞ! 【氷結魔法】『氷の剣』!」
「何!?」
矢を飛ばしていたバルムドが手に氷の剣を出して向かってきた。どうやら矢を打ってもよけられると思ったバルムドは、直接攻撃に切り替えたようだ。ハイドもそれを見て、バルムドに合わせた動きに変わる。
(身体能力が高いなら遠距離で魔法を打ってもかわされる。ならば二人で直接向かっていけば対応が難しくなるはず)
(俺の『狼化』とバルムドの『氷の剣』の猛攻があれば、一人で戦ってるやつなんざ楽勝だ!)
二人がそんなことを考えている中で、ローグは勝利を確信した。後は二人が同時に攻撃してくれればいいのだから。この二人はローグの魔法を見誤った。
(この二人は俺の魔法は『防御と探知もできる魔法』としか見てないな、攻撃手段を観察してから攻め方を変えるべきだったな)
ガチン! ガチン! ガチン! シュッ! シュッ! シュッ!
二人が交互に攻撃してくる中で、ローグは同時に攻撃させるために、わざと挟み撃ちの状態になって隙を見せた。すると、二人はうまくかかってくれた。同時攻撃だ。ハイドの牙とバルムドの氷の剣がローグを仕留める寸前に、ローグの魔法が発動する。
「今だ!」
「がるあああああああ!」
「かかったな! 『理不尽の拡散』!」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ!
「ぐるあああああああああああ!?」
「ぐあああああああああああああ!」
ドサッ ドサッ
(【外道魔法・憤怒】『理不尽の拡散』。この魔法は俺自身を中心とした全体攻撃系の魔法だ。近ければ近いほどダメージを食らう。うまくいけばこの二人みたいになる)
二人はローグの罠にかかり、二人同時に倒れてしまった。その拍子に二人の魔法も解除された。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
英雄召喚〜帝国貴族の異世界統一戦記〜
駄作ハル
ファンタジー
異世界の大貴族レオ=ウィルフリードとして転生した平凡サラリーマン。
しかし、待っていたのは平和な日常などではなかった。急速な領土拡大を目論む帝国の貴族としての日々は、戦いの連続であった───
そんなレオに与えられたスキル『英雄召喚』。それは現世で英雄と呼ばれる人々を呼び出す能力。『鬼の副長』土方歳三、『臥龍』所轄孔明、『空の魔王』ハンス=ウルリッヒ・ルーデル、『革命の申し子』ナポレオン・ボナパルト、『万能人』レオナルド・ダ・ヴィンチ。
前世からの知識と英雄たちの逸話にまつわる能力を使い、大切な人を守るべく争いにまみれた異世界に平和をもたらす為の戦いが幕を開ける!
完結まで毎日投稿!
【完結】発明家アレンの異世界工房 ~元・商品開発部員の知識で村おこし始めました~
シマセイ
ファンタジー
過労死した元商品開発部員の田中浩介は、女神の計らいで異世界の少年アレンに転生。
前世の知識と物作りの才能を活かし、村の道具を次々と改良。
その発明は村の生活を豊かにし、アレンは周囲の信頼と期待を集め始める。
魔道具は歌う~パーティ追放後に最高ランクになった俺を幼馴染は信じない。後で気づいてももう遅い、今まで支えてくれた人達がいるから~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界転生者シナグルのスキルは傾聴。
音が良く聞こえるだけの取り柄のないものだった、
幼馴染と加入したパーティを追放され、魔道具に出会うまでは。
魔道具の秘密を解き明かしたシナグルは、魔道具職人と冒険者でSSSランクに登り詰めるのだった。
そして再び出会う幼馴染。
彼女は俺がSSSランクだとは信じなかった。
もういい。
密かにやってた支援も打ち切る。
俺以外にも魔道具職人はいるさ。
落ちぶれて行く追放したパーティ。
俺は客とほのぼのとした良い関係を築きながら、成長していくのだった。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
エレンディア王国記
火燈スズ
ファンタジー
不慮の事故で命を落とした小学校教師・大河は、
「選ばれた魂」として、奇妙な小部屋で目を覚ます。
導かれるように辿り着いたのは、
魔法と貴族が支配する、どこか現実とは異なる世界。
王家の十八男として生まれ、誰からも期待されず辺境送り――
だが、彼は諦めない。かつての教え子たちに向けて語った言葉を胸に。
「なんとかなるさ。生きてればな」
手にしたのは、心を視る目と、なかなか花開かぬ“器”。
教師として、王子として、そして何者かとして。
これは、“教える者”が世界を変えていく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる