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第3章 組織編
新しい魔法
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魔法協会の門前。
大混乱に陥っている魔法協会の前で、5人の男女が立っている。
「うまくいったな」
「……うん。何ていうか、大騒ぎどころじゃない、かな……」
「こんな方法を使うとはな……」
「「…………」」
地面に手を付けて魔法協会に魔力を流している少年がローグ・ナイト。そのローグの背中に手を触れて魔法をかけ続けている少女がミーラ・リラ。その二人を守るように立つ、剣を携えた男がルドガー・バーグ。そして、仮面をつけた二人の男がいる。彼らは、正確にはローグ・ミーラ・ルドガーの3人は魔法協会を潰しに来たのだ。残り二人は利用されるだけだ。
ローグは、『呪い探し』を使って、魔法協会の全ての魔術と魔道具の場所を感知した。ミーラがローグに触れているのは、ローグを通じて感知した魔術と魔道具に干渉するため、具体的には魔術と魔道具を暴走させるためだ。そんなことができる理由は、ローグがミーラに【解析魔法】を与えたからだ。
ミーラは【解析魔法】『魔力崩し』の発展形、『魔力暴走』を使用している。『魔力暴走』はその名の通り、対象の魔力を暴走させることができる。それは魔力を持っているものなら、人間はおろか、魔術や魔道具にも適用される。ミーラがローグに触れているのは、広い範囲に『魔力暴走』をかけるため、魔術と魔道具の場所を感知したローグの『呪い探し』を通じて、正確に魔法をかけるためだ。
本来なら、ミーラにこんなことはできなかった。ミーラが以前に持っていたのは【透明魔法】。【解析魔法】は【透明魔法】と系統が違うため、すぐに使いこなせるはずがない。ましてや、『魔力崩し』が発展した『魔力暴走』を使うなど不可能だ。ミーラが【解析魔法】を取得してから、五日間しかたっていないのだから。
それを可能にしたのがローグの【昇華魔法】だ。ローグはミーラに五日間、【昇華魔法】『超順応』の魔法をかけ続けていた。『超順応』は環境適応能力を高める魔法だが、それを応用してミーラに【解析魔法】を早く馴染ませたのだ。もちろん、それだけではない。ミーラは早く【解析魔法】を使いこなせるように、しっかり訓練(拷問)をほどこされた。……【解析魔法】の元の持ち主が誰なのかミーラには分かっていたが、その情報が役立つことは無かったほど厳しかった。
「いい調子だ。反応がまたいくつか消えた。結構、死人が出てくれてるよ」
「……そうなんだ。そこまで……」
「この魔法協会相手にそこまでとは……」
ローグの言っている言葉は事実だとミーラは理解できる。ローグを通じて魔法をかけているため、そして【解析魔法】の効果もあって、嘘をついていないことがはっきり分かってしまうのだ。どれだけ人の命が失われているのかも。
それでも、ミーラは止まることはない。何故なら、魔法協会に恨みがあるという理由もあるが、それ以上に、愛するローグの役に立ちたいという思いがあるからだ。だから、ミーラは喜んでローグの指示(命令)に従う。それがどんなに残酷なことであっても。
「ミーラ、大きな魔力を4人分感知したけど、会長ってやつと幹部の3人かな?」
「えっ、そ、そうね……会長と幹部の人が一番高い魔力を持ってるって聞いてるけど……」
「たぶんそいつらで間違いねえぞ、緊急時に4人一緒にいるなら、なおさらだ」
大きな魔力反応4っつが一緒に行動している。それを感知したローグは、ミーラとルドガーに伝えることで、敵の最高戦力だと確認した。そして……。
「それなら、この4人に『魔力崩し』をくれてやろう。その後で魔術の暴走が対処されたら、この『二人』を使ってやろう」
この後しばらくして、、ローグは新たな攻撃を仕掛ける。
大混乱に陥っている魔法協会の前で、5人の男女が立っている。
「うまくいったな」
「……うん。何ていうか、大騒ぎどころじゃない、かな……」
「こんな方法を使うとはな……」
「「…………」」
地面に手を付けて魔法協会に魔力を流している少年がローグ・ナイト。そのローグの背中に手を触れて魔法をかけ続けている少女がミーラ・リラ。その二人を守るように立つ、剣を携えた男がルドガー・バーグ。そして、仮面をつけた二人の男がいる。彼らは、正確にはローグ・ミーラ・ルドガーの3人は魔法協会を潰しに来たのだ。残り二人は利用されるだけだ。
ローグは、『呪い探し』を使って、魔法協会の全ての魔術と魔道具の場所を感知した。ミーラがローグに触れているのは、ローグを通じて感知した魔術と魔道具に干渉するため、具体的には魔術と魔道具を暴走させるためだ。そんなことができる理由は、ローグがミーラに【解析魔法】を与えたからだ。
ミーラは【解析魔法】『魔力崩し』の発展形、『魔力暴走』を使用している。『魔力暴走』はその名の通り、対象の魔力を暴走させることができる。それは魔力を持っているものなら、人間はおろか、魔術や魔道具にも適用される。ミーラがローグに触れているのは、広い範囲に『魔力暴走』をかけるため、魔術と魔道具の場所を感知したローグの『呪い探し』を通じて、正確に魔法をかけるためだ。
本来なら、ミーラにこんなことはできなかった。ミーラが以前に持っていたのは【透明魔法】。【解析魔法】は【透明魔法】と系統が違うため、すぐに使いこなせるはずがない。ましてや、『魔力崩し』が発展した『魔力暴走』を使うなど不可能だ。ミーラが【解析魔法】を取得してから、五日間しかたっていないのだから。
それを可能にしたのがローグの【昇華魔法】だ。ローグはミーラに五日間、【昇華魔法】『超順応』の魔法をかけ続けていた。『超順応』は環境適応能力を高める魔法だが、それを応用してミーラに【解析魔法】を早く馴染ませたのだ。もちろん、それだけではない。ミーラは早く【解析魔法】を使いこなせるように、しっかり訓練(拷問)をほどこされた。……【解析魔法】の元の持ち主が誰なのかミーラには分かっていたが、その情報が役立つことは無かったほど厳しかった。
「いい調子だ。反応がまたいくつか消えた。結構、死人が出てくれてるよ」
「……そうなんだ。そこまで……」
「この魔法協会相手にそこまでとは……」
ローグの言っている言葉は事実だとミーラは理解できる。ローグを通じて魔法をかけているため、そして【解析魔法】の効果もあって、嘘をついていないことがはっきり分かってしまうのだ。どれだけ人の命が失われているのかも。
それでも、ミーラは止まることはない。何故なら、魔法協会に恨みがあるという理由もあるが、それ以上に、愛するローグの役に立ちたいという思いがあるからだ。だから、ミーラは喜んでローグの指示(命令)に従う。それがどんなに残酷なことであっても。
「ミーラ、大きな魔力を4人分感知したけど、会長ってやつと幹部の3人かな?」
「えっ、そ、そうね……会長と幹部の人が一番高い魔力を持ってるって聞いてるけど……」
「たぶんそいつらで間違いねえぞ、緊急時に4人一緒にいるなら、なおさらだ」
大きな魔力反応4っつが一緒に行動している。それを感知したローグは、ミーラとルドガーに伝えることで、敵の最高戦力だと確認した。そして……。
「それなら、この4人に『魔力崩し』をくれてやろう。その後で魔術の暴走が対処されたら、この『二人』を使ってやろう」
この後しばらくして、、ローグは新たな攻撃を仕掛ける。
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