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第5章 外国編
皇女の動揺
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「それなら、他の場所を見てみようぜ。ミーラ!」
「あっ! はい!」
今度はミーラにローグの声がかかって、ミーラは気を引き締めて返事をした。
「これから帝城をぐるっと回るから、お前の【解析魔法】でも中の様子とかを調べてみてくれ。分かったことは全部話せ」
「うん、分かった!」
「リオさんもそれでいいな? 案内を頼むぞ」
「……分かった」
三人は帝城の周りを回ってみて外側の様子を見てみることにした。それと並行してミーラの【解析魔法】で間接的に帝城の内部を探手も見てみる。その行動は後に驚くべき事実を証明した。
数時間後。
リオルは頭を抱えて叫んだ。
「なんということだ、ここまで警備が薄くなるなんて!」
リオルの叫びも無理はなかった。帝城の周りを回ってみた結果、ほとんどの門番も見張りもいなかったのだ。叫んでも気付かれなくて済むほどにだ。更には、
「……ミーラ、内部の様子はさっきと変わってないんだな」
「うん。さっきも言ったけど、ほとんどの兵士が城の中で走り回ったり、下のほうで何か大きな魔力を持った人が暴れてるみたい。ほとんどの兵士はそこに集まってきているかな? 上のほうで全く動かない人が二人ぐらいいるけど、その二人はリオルさんと似た魔力を感じる……」
「まさか、そんな……にわかに信じられないが、それが本当なら……」
ミーラの話をもう一度聞いて、リオルの声が震える。それでもローグは冷静に分かりやすくまとめて言った。
「皇族が上で待機して、多くの兵士が下で何かと戦っていることになるな」
「そんな!?」
「さっきも言ったけど信じてもらえなかったが、警備が薄くなるどころか無くなってる現状を見ても信じられないか?」
「……っ!」
見て回る最中に、ミーラは【解析魔法】で感じたことをそのまま言っていた。それをローグが要約して城の内部で戦闘が起こっていると推察した。流石にリオルはこの目で見るまでは半信半疑だったが、警備がここまで薄いどころか全く無くなっている以上、信じるしかない。
ただ、ミーラの言ったことを信じるということは、何か恐ろしいことが起こっていることを示す。兵士が何と戦っているのか分からないが、上で待機している皇族が『二人』ということも気になる。それが何を意味するのかというのは、リオルの家族三人のうち一人の所在が不明だということだ。
「兄上やサーラは、父上はどうなったんだ!? 何故二人だけが上に待機なんだ!?」
「へぐうっ!?」
リオルはミーラの肩に掴みかかってガクンガクンと揺らす。そんなことをしてもミーラの集中力が乱れて分からなくなるだけなのだが、リオルは相当動揺してしまったようだ。
「おい! 答えろ! もっと探ってくれ! 何が起きてるんだ!?」
「はわわわわわわ!? あ、あの、落ち着いて……」
「【外道魔法】!」
ビリビリッ!
「うあっ!?」
「きゃっ!」
【外道魔法】を最小にとどめて軽い電気ショックを掛けたのだ。リオルのあまりの動揺ぶりにローグはショックを与えたほうが早いと思い、無理矢理リオルとミーラを引き離したのだ。
「あっ! はい!」
今度はミーラにローグの声がかかって、ミーラは気を引き締めて返事をした。
「これから帝城をぐるっと回るから、お前の【解析魔法】でも中の様子とかを調べてみてくれ。分かったことは全部話せ」
「うん、分かった!」
「リオさんもそれでいいな? 案内を頼むぞ」
「……分かった」
三人は帝城の周りを回ってみて外側の様子を見てみることにした。それと並行してミーラの【解析魔法】で間接的に帝城の内部を探手も見てみる。その行動は後に驚くべき事実を証明した。
数時間後。
リオルは頭を抱えて叫んだ。
「なんということだ、ここまで警備が薄くなるなんて!」
リオルの叫びも無理はなかった。帝城の周りを回ってみた結果、ほとんどの門番も見張りもいなかったのだ。叫んでも気付かれなくて済むほどにだ。更には、
「……ミーラ、内部の様子はさっきと変わってないんだな」
「うん。さっきも言ったけど、ほとんどの兵士が城の中で走り回ったり、下のほうで何か大きな魔力を持った人が暴れてるみたい。ほとんどの兵士はそこに集まってきているかな? 上のほうで全く動かない人が二人ぐらいいるけど、その二人はリオルさんと似た魔力を感じる……」
「まさか、そんな……にわかに信じられないが、それが本当なら……」
ミーラの話をもう一度聞いて、リオルの声が震える。それでもローグは冷静に分かりやすくまとめて言った。
「皇族が上で待機して、多くの兵士が下で何かと戦っていることになるな」
「そんな!?」
「さっきも言ったけど信じてもらえなかったが、警備が薄くなるどころか無くなってる現状を見ても信じられないか?」
「……っ!」
見て回る最中に、ミーラは【解析魔法】で感じたことをそのまま言っていた。それをローグが要約して城の内部で戦闘が起こっていると推察した。流石にリオルはこの目で見るまでは半信半疑だったが、警備がここまで薄いどころか全く無くなっている以上、信じるしかない。
ただ、ミーラの言ったことを信じるということは、何か恐ろしいことが起こっていることを示す。兵士が何と戦っているのか分からないが、上で待機している皇族が『二人』ということも気になる。それが何を意味するのかというのは、リオルの家族三人のうち一人の所在が不明だということだ。
「兄上やサーラは、父上はどうなったんだ!? 何故二人だけが上に待機なんだ!?」
「へぐうっ!?」
リオルはミーラの肩に掴みかかってガクンガクンと揺らす。そんなことをしてもミーラの集中力が乱れて分からなくなるだけなのだが、リオルは相当動揺してしまったようだ。
「おい! 答えろ! もっと探ってくれ! 何が起きてるんだ!?」
「はわわわわわわ!? あ、あの、落ち着いて……」
「【外道魔法】!」
ビリビリッ!
「うあっ!?」
「きゃっ!」
【外道魔法】を最小にとどめて軽い電気ショックを掛けたのだ。リオルのあまりの動揺ぶりにローグはショックを与えたほうが早いと思い、無理矢理リオルとミーラを引き離したのだ。
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