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第5章 外国編
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ローグの電気ショックを浴びたリオルは尻もちついた。ついでにミーラも同じ目に遭った。
「くっ、何をする!」
リオルはローグに突っかかるが、ローグも怒鳴る勢いでリオルを説得する。
「落ち着け! ミーラは魔法で十分調べてくれたんだ! 後は直接中に入って見て聞いたほうがいい! 思ったよりもややこしいことになってるみたいだしな」
「! それは……!」
「そ、そうですよ。これ以上はここからじゃ何も分かりません。怖いけど中から調べたほうがいいと思います」
ミーラでさえ、リオルに意見を述べる。流石にリオルは動揺しすぎたことを理解して落ち着き始めた。
「……分かった、それもそうだな。城で何が起こってるか分からないが、追われる身になっても私は皇族の一員。動揺して焦ってる場合ではない。いや、私こそが冷静になって対処しなければならないんだ!」
「そうですよ、リオさん!」
「では、早速城に入るとしよう。お前たちついて来い」
(何回もその冷静を失ってるけどな)
どうにかリオルを落ち着かせたローグは、リオルのセリフに多少呆れながらも上手くいったと思った。だが、ここで馬鹿正直に正面から行く気はない。
「それよりも上から城に入ろうぜ。下は込み合っているみたいだしな」
「何? 上からだと? どうするつもりだ?」
「ええ?」
「リオさん、あの窓から入ったら皇族の部屋まで近道で行けるか?」
怪訝そうに見るリオルに対して、ローグは城の上のほうに設置されたベランダ付きの窓を指さす。その窓を見たリオルはこう答えた。
「……近道も何も、あれは妹のサーラの部屋の窓だ。だが、それがどうしたというのだ? まさか、登っていくつもりではあるまいな?」
「さ、流石にあそこまで登るのは、ちょっと……」
二人が微妙な顔をする中、ローグはドヤ顔で違った方法を示す。
「そんなわけないだろう。もっとも、最初にあそこに行くのは間違っていないがな」
「「え?」」
「まあ、しっかり捕まってろよ? いや、この場合は俺のほうがしっかり掴んでおく必要があるのか」
ガシッ ガシッ
「「!?」」
そう言うとローグは、ミーラとリオルの二人の腰ををしっかり抱き掴んだ。第三者が見ればまさに両手に花だ。二人はいきなりのローグの行動に顔を赤くして驚いた。
「ふ、ふわあ!? な、な、な、何をするんだあ!?」
「えええええ!? ちょ、ちょっとお!?」
「行くぞ! 【昇華魔法】『身体昇華・脚力』! えい!」
ダンッ!
「「きゃああああああ!!」」
ローグは二人を抱き掴んだまま跳躍した。向かう先はもちろん、第二皇女サーラの部屋の窓だ。事前に何も聞かされていない二人は派手な叫び声を上げてローグの首元にしがみついた。もっとも、その声に気付いた者は帝城にいなかったことが幸いだった。
「くっ、何をする!」
リオルはローグに突っかかるが、ローグも怒鳴る勢いでリオルを説得する。
「落ち着け! ミーラは魔法で十分調べてくれたんだ! 後は直接中に入って見て聞いたほうがいい! 思ったよりもややこしいことになってるみたいだしな」
「! それは……!」
「そ、そうですよ。これ以上はここからじゃ何も分かりません。怖いけど中から調べたほうがいいと思います」
ミーラでさえ、リオルに意見を述べる。流石にリオルは動揺しすぎたことを理解して落ち着き始めた。
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「そうですよ、リオさん!」
「では、早速城に入るとしよう。お前たちついて来い」
(何回もその冷静を失ってるけどな)
どうにかリオルを落ち着かせたローグは、リオルのセリフに多少呆れながらも上手くいったと思った。だが、ここで馬鹿正直に正面から行く気はない。
「それよりも上から城に入ろうぜ。下は込み合っているみたいだしな」
「何? 上からだと? どうするつもりだ?」
「ええ?」
「リオさん、あの窓から入ったら皇族の部屋まで近道で行けるか?」
怪訝そうに見るリオルに対して、ローグは城の上のほうに設置されたベランダ付きの窓を指さす。その窓を見たリオルはこう答えた。
「……近道も何も、あれは妹のサーラの部屋の窓だ。だが、それがどうしたというのだ? まさか、登っていくつもりではあるまいな?」
「さ、流石にあそこまで登るのは、ちょっと……」
二人が微妙な顔をする中、ローグはドヤ顔で違った方法を示す。
「そんなわけないだろう。もっとも、最初にあそこに行くのは間違っていないがな」
「「え?」」
「まあ、しっかり捕まってろよ? いや、この場合は俺のほうがしっかり掴んでおく必要があるのか」
ガシッ ガシッ
「「!?」」
そう言うとローグは、ミーラとリオルの二人の腰ををしっかり抱き掴んだ。第三者が見ればまさに両手に花だ。二人はいきなりのローグの行動に顔を赤くして驚いた。
「ふ、ふわあ!? な、な、な、何をするんだあ!?」
「えええええ!? ちょ、ちょっとお!?」
「行くぞ! 【昇華魔法】『身体昇華・脚力』! えい!」
ダンッ!
「「きゃああああああ!!」」
ローグは二人を抱き掴んだまま跳躍した。向かう先はもちろん、第二皇女サーラの部屋の窓だ。事前に何も聞かされていない二人は派手な叫び声を上げてローグの首元にしがみついた。もっとも、その声に気付いた者は帝城にいなかったことが幸いだった。
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