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最終章
ローグVSレオン2
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二人が同時に動いた。そして、二人の剣がぶつかり合い火花が、いや、炎の魔力と赤紫の魔力が火花のように飛び散っていた。強力な魔法を付与された特別な剣が互いの魔力を削り合っているのだ。
(やはりレオンの剣は細部まで凝った造りになっているな。かなりの術式を組み込んだと見える。仮にもこんな時代でも魔法の専門機関を有した国の出というわけか。帝国にもうちょっといい素材があれば俺の剣をもっと造りを極めたのだが、贅沢できないのが悔しいな)
(どういうことだろうね。ローグは帝国に身を置いている。それなのにこんな剣を持ってくるなんて。迷宮の戦利品かな? それとも別の部隊の剣をとられちゃったのかな? でも、造りは新品みたいだし、剣を奪われた部隊の報告何てっ来てないし、見たこともない造りでできてるし、本当にどういうことだろう?)
互いに全く異なった思惑を抱く二人だが、相手を倒すという思いだけは同じだった。
「おらぁ!」
「うおっ!?」
ローグが力技で剣ごとレオンを押し上げた。魔法で身体能力を強化したのだ。その力技に押された反動で、レオンは後ろに飛ばされたが地に足がつくと同時にローグに飛び掛かった。
「はあっ!」
バリバリバリバリッ!
「ふっ!」
「ちっ!」
ローグも追撃のために魔法を放ったが、レオンは魔法を躱してローグの懐に入りこもうとする。その寸前にローグは剣でそれを防いだ。再び剣と剣がぶつかる。
ガキンッ!
「「うらああああああ!!」」
今度は二人同時に魔法を使った。互いに剣を媒介として魔法を使用したことで、火花を通り越して小規模な爆発が起こる。
ドッカァァァァァンッ!!
「ぐあっ!」
「くっ!」
爆発の反動で二人の距離が大きく開く。だが、二人はすぐに相手に向かって剣を振るいに行く。今度は何度も剣と剣をぶつかり合わせる。
「「おおおおおおおおおお!!」」
肉体と剣を強化し、時には魔法を放つ。二人の戦いはとてつもなく激しいものになっていた。剣と魔法がぶつかり合う激しさに。
◇
ローグとレオンの戦いを見ていたリオルは、そのすさまじい戦いに目を奪われていた。剣と魔法を使い分け、相手を確実に仕留めんとする勢いが少し離れた場所でもわかるのだ。
「す、すごい……ローグは数か月でここまで、いや……」
リオルの知るローグはここまでの強さは見せなかった。ただ、それは『剣だけ』でしかない。剣と魔法を組み合わせた戦いは手合わせ程度くらいだったため、今目の前のような力までは目にしなかったのだ。
「! 何をしているんだ私は。今は任務を遂行しなければ」
戦士として見続けたいと思う反面、皇女として作戦の遂行をなさねばならないという思いもあるリオル。彼女はローグとレオンの戦いから目を背け、自身は部下たちと共に魔道具の組み立て作業に戻る。
(必ず勝てよ、ローグ……)
(やはりレオンの剣は細部まで凝った造りになっているな。かなりの術式を組み込んだと見える。仮にもこんな時代でも魔法の専門機関を有した国の出というわけか。帝国にもうちょっといい素材があれば俺の剣をもっと造りを極めたのだが、贅沢できないのが悔しいな)
(どういうことだろうね。ローグは帝国に身を置いている。それなのにこんな剣を持ってくるなんて。迷宮の戦利品かな? それとも別の部隊の剣をとられちゃったのかな? でも、造りは新品みたいだし、剣を奪われた部隊の報告何てっ来てないし、見たこともない造りでできてるし、本当にどういうことだろう?)
互いに全く異なった思惑を抱く二人だが、相手を倒すという思いだけは同じだった。
「おらぁ!」
「うおっ!?」
ローグが力技で剣ごとレオンを押し上げた。魔法で身体能力を強化したのだ。その力技に押された反動で、レオンは後ろに飛ばされたが地に足がつくと同時にローグに飛び掛かった。
「はあっ!」
バリバリバリバリッ!
「ふっ!」
「ちっ!」
ローグも追撃のために魔法を放ったが、レオンは魔法を躱してローグの懐に入りこもうとする。その寸前にローグは剣でそれを防いだ。再び剣と剣がぶつかる。
ガキンッ!
「「うらああああああ!!」」
今度は二人同時に魔法を使った。互いに剣を媒介として魔法を使用したことで、火花を通り越して小規模な爆発が起こる。
ドッカァァァァァンッ!!
「ぐあっ!」
「くっ!」
爆発の反動で二人の距離が大きく開く。だが、二人はすぐに相手に向かって剣を振るいに行く。今度は何度も剣と剣をぶつかり合わせる。
「「おおおおおおおおおお!!」」
肉体と剣を強化し、時には魔法を放つ。二人の戦いはとてつもなく激しいものになっていた。剣と魔法がぶつかり合う激しさに。
◇
ローグとレオンの戦いを見ていたリオルは、そのすさまじい戦いに目を奪われていた。剣と魔法を使い分け、相手を確実に仕留めんとする勢いが少し離れた場所でもわかるのだ。
「す、すごい……ローグは数か月でここまで、いや……」
リオルの知るローグはここまでの強さは見せなかった。ただ、それは『剣だけ』でしかない。剣と魔法を組み合わせた戦いは手合わせ程度くらいだったため、今目の前のような力までは目にしなかったのだ。
「! 何をしているんだ私は。今は任務を遂行しなければ」
戦士として見続けたいと思う反面、皇女として作戦の遂行をなさねばならないという思いもあるリオル。彼女はローグとレオンの戦いから目を背け、自身は部下たちと共に魔道具の組み立て作業に戻る。
(必ず勝てよ、ローグ……)
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