ムンムン生徒会 ~むっつりドS君は、純情女装っ子に萌え萌え!?の巻~

いちみりヒビキ

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ムンムン生徒会(3)

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二人きりになった生徒会室。
藤崎は、思い切って鬼塚に問いかける。

「その……鬼塚君。ボクの女装はやっぱりだめかな?」

藤崎は今にも泣きそうな顔をした。

(やべぇ。会長のしょぼくれた顔。もっといじめたくなっちまう……)

鬼塚はスッと答える。

「そうですね。全然だめですね」
「うっ、うっ。ごめんなさい……」

藤崎は泣き崩れた。
それはそうだろう。

今日の為に本気で女装に挑んだのだ。
意中の人にこのように無下に否定されたのでは、溜まったものではない。

(やっぱり、会長の泣き顔、最高! なんて、可愛くてぞくぞくするんだ……はぁ、はぁ……ん? ちょっとまてよ。泣き顔以外も見たいな)

鬼塚のドS魂に火が付いた。
鬼塚は、藤崎に言った。

「会長、いいですか。会長の女装は中途半端なんです。だから、俺は会長に萌えないのです」
「中途半端? というと?」

藤崎はポカンとして鬼塚を見る。

「いいですか? まず、服装。ちょっとスカートをまくってもらえます?」
「す、スカートをまくるって……パンツ見えちゃうよ!」

藤崎は急に何を言い出すの?と驚いた顔をした。
鬼塚は、真剣な目つきで藤崎の目を見つめる。

「パンツを見たいんです。ちゃんと下着も女装をしているのか? ほら、会長って、そういうの適当かなと思って」
「な! ちゃんと下着も女装しているよ! 鬼塚君。ぼ、ボクを見くびらないでよ!」

藤崎は、小さな拳をギュッと固めて、ぷぅっと頬を膨らませた。

鬼塚は、ほら釣れたとほくそ笑む。
藤崎は至極まじめに怒っているわけだが、鬼塚は、藤崎の怒ったその顔に、キューン!と胸を突かれた。

(何これ……嘘だろ? 怒った顔もこんなに可愛いのかよ! うわー食べちゃいたい!)

鬼塚は、その喜びが顔に出ないように、敢えて不機嫌な顔をした。

「へぇ? だったら、見せてくださいよ。別に男同士なんだからパンツぐらい何でもないですよね?」

鬼塚は、さぁどうだ、と挑発する。
藤崎も先ほどバカにされたと思っているからすぐに、

「う、うん。そうだよね。男同士だもんね。パンツぐらいぜんぜん平気!」

と乗ってしまう。
鬼塚は、ちょろいな、とほくそ笑むのだが、藤崎がいざ自分でスカートを捲ろうとする姿を見て、胸がキュンキュンしてくる。

手足が小刻みに震えているのだ。
そして、敢えて鬼塚と目を合わせないようにして、懸命にスカートを捲ろうする。
でも、羞恥心がそうは簡単にいかせないのだ。
純粋無垢な恥じらい。

その一部始終を見ている鬼塚は、はぁ、はぁ、と息を荒げ自分事のように感じてしまう。

(うはっ、会長。なんて表情するんだよ……やべぇ、俺まで恥ずかしくなってきた。ああ、最高。俺、見てるだけでいっちゃいそう……)

しかし、なかなか手が進まない藤崎に鬼塚のドS心はくすぐられてしまう。

「ほら、はやく! スカートの裾をもって!」
「は、はい!」

鬼塚の怒鳴り声に藤崎は体をビクっとさせた。
命令されると素直に従ってしまう藤崎。

一気に、スカートの裾を摘まんだ手が持ち上がった。
スカートの中身があらわになる。

そこには……。

男とは思えない程のむっちりとしたふともも。
そして、逆三角形のショーツが食い込み、ぴっちりと局部を包み込む。
そのショーツは白と水色の縞々柄。

鬼塚は、思わず声を出しそうになって辛うじて我慢した。

(うはー! しまパンとか、マジ神! 神様ありがとうございました!)

脳内絶叫。
藤崎は、すぐに鬼塚の食い入る目つきに気が付き、頬を真っ赤にさせた。

(鬼塚君、そんなにじっと見つめないで……恥ずかしいよ、ぼ、ボク。でも、何故だろう……恥ずかしいのに、すごく嬉しいし、気持ちいい……)



鬼塚は、わざとらしくため息をついた。

「なるほど……まぁ、確かに女性ものですね。でも、子供っぽくないですか?」
「えっ……だって、お店の人がこれがお勧めって!」

藤崎は再び口を尖らせて怒り出す。
ランジェリーショップの店員からは「彼氏受け間違いない」と太鼓判を押されたパンツなのだ。
子供っぽくあろうはずがない。

(それに、鬼塚君だって、興味深々だったでしょ!)

といつになく挑戦的である。
鬼塚は、言った。

「まさか、会長、自分で買いにいったんですか?」
「う、うん。悪い?」

鬼塚は、女性の下着を自ら買いに行ったという事実に驚愕した。

(やべぇ。会長が買い物している所見たかった! きっと、顔を真っ赤にして店員さんに声を掛けていたんだろうな……うわっ。想像しただけで勃起してくる)

「会長、男がパンティーを買いに行くなんて変態ですね。恥ずかしくないんですか?」
「は、恥ずかしいに決まっているよ! ボクだって男なんだ。でも、店員さんはすごく親切だったから、もしかして女と思われたかも……」

藤崎は顔を真っ赤にさせた。
鬼塚は、藤崎が思い出しては恥ずかしさで身が引き裂かれるような想いをしているかと思うと、体の芯がゾクゾクっとして悶え死にしそうになるのだ。

「ねぇ、鬼塚君。もうスカート下ろしていい? ボク、恥ずかしいよ」

藤崎の恥ずかしさは限界点。
しかし、ドSの鬼塚はそれを許さない。

(そう簡単に許してなるものか。それにしても、よく女物の小さいパンティーに男のモノが収まるよな。本当にあれは付いているのか? よし、試してみるか)

「ちょっと、待ってください。会長。あれ? このシミは?」
「えっ? なに?」

鬼塚は、おもむろに手を差し伸べる。
もちろん向かう先は、股の間、パンツのど真ん中。

「ここのシミ。ん? これは先走り汁じゃないんですか?」
「えっ、や、やめて。そんなのないから」

「本当ですかね?」

鬼塚は、ちょうどペニスの当たりをむぎゅっと握った。
藤崎は、キャッっと小さな悲鳴を上げる。
ちっちゃくて可愛いものが布越しの鬼塚の手のひらでピクンとした。

(うはっ! ついていたよ! 会長のおチンチン……ん? なんだ。こうやって揉むと固くなってくる。感じているのか……)

鬼塚は、これ見よがしに、ぎゅ、ぎゅ、っと執拗に揉み始める。

「あっ、ダメ……そんな風に触ったら……あぁは、はぁ、はぁ」

藤崎は、両足を内股にモジモジさせて抗おうとするが、鬼塚は、むぎゅっと太ももを無造作につかみ、強引に股間を広げ揉み上げる。
藤崎は、目に涙を溜めて訴える。

「お願い……鬼塚君。お願いだから、やめて……」
「いいですけど、会長。ほら、自分のパンツみてくださいよ。シミができているじゃないですか? いやらしい」

鬼塚が触っていた辺りには先走り汁のシミがじわっと広がっていた。

「だって……それは、鬼塚君が……」
「俺のせいだっていうんですか? 男なのに女物のパンティーを穿いているの会長ですよね?」

鬼塚の意地の悪い言い草に、藤崎は、

「うっ……うう」

と、何も言い返せずに黙った。
そして、鬼塚は追い討ちをかける。

「会長。女装して勃起して、挙句の果てに先走り汁なんか出して。これは単なる変態ですよね? 俺、こんな変態には萌えられません」

藤崎は、この理不尽過ぎる鬼塚の攻めに何も言い返せない自分に不甲斐なさを感じていた。
しかし、同時に別の感情も芽生えている事に気づいた。

(でも、どうして? ボク、こんなに悔しいはずなのに、心の底では、鬼塚君にもっと意地悪して欲しいって思っている。どうして? ボクっておかしいの?)

藤崎は鬼塚の顔を覗き見た。
すると、いつもの無表情だけど、心無しか楽しそうに見える。
憎らしい筈なのに、その顔を見ていると、先ほど触られたペニスが鬼塚の手の温もりを思い出したかのように反応してくるのだ。

(もう! ボクったら、はしたない!)

そう懸命に自戒する。
一方、鬼塚の心中はといういと……。

先ほど、藤崎のペニスを握ってからというものの、いきり勃つ自分のペニスを抑えきれない。

(会長のあそこを触っただけでこれかよ。もう、とまらねぇぜ)

とムラムラした気持ちが既に爆発しそうになっていた。
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