高校男子デビュー!

いちみりヒビキ

文字の大きさ
19 / 27

19 恋する日常(3) ~アオイ~

しおりを挟む
落ち着きを取り戻したオレ達。
なんだか変なフェラになってしまったが、リュウジをしっかりいかせてやったのだから満足。

リュウジは言った。

「さて、アオイ。お前もオナニーしておくか? いや、いっそうの事、セックスするか? ははは」
「え? ああ、でも、オレはいいや……」

と、断るのだが……。
当然ながらフェラしている最中から、リュウジとセックスしたくてしょうがなかった。

目の前のリュウジのペニスにどうしても目がいく。
こいつが欲しい。
オレのアナルをこじ開けて奥まで突いてくるのを想像すると、それだけで下半身が熱くなってくる。

はぁ……。
オレはすっかりリュウジとのセックスの虜。
リュウジの力強い攻めが心地良くて、オレは何度だって気持ちよくなってしまう。

とは言っても……。
ここは学校だ。

オレは理性的な人間。
だから、ちゃんと節度ある行動をとることができる。
ここは我慢だ。

リュウジは、首を傾げて言った。

「ん? 何でだ? アオイだって、セックスしたそうな顔をしているぞ?」
「ば、バカ! こんな所でできるかよ。誰か入ってくるかもだろ?」

オレはあごで入り口を指す。
扉が壊れているようでうっすら光が漏れている。
リュウジは、構わずに続ける。

「遠慮する事ないって……俺の欲しいんだろ?」

リュウジは、自分のペニスを指差す。

「だから、まずいだろって……あっ、ダメだ」

リュウジは、オレを捕まえると自分の膝の上にちょこっと座らせた。
背中に固いものが当たる。

リュウジは、そのままオレの背中に被さるように抱きつきながら、耳元で囁いた。
それも、とびっきりエロく甘い声で。

「アオイ、セックスさせろよ……」

あっ……。
その声に背筋がゾクっとする。

「ダメ……」

無意識に声が漏れる。
リュウジはペロッとオレの耳を舐めた。

「あっ、はぁああ……」

快感で体がギュッとしなる。
オレの中のエロスイッチがパチッと入る感じがした。

リュウジの奴め……オレの事は何でもお見通しかよ……。

オレはシャツを脱がされ、リュウジの手が回り込む。
その手で体中を撫でまわされつつ、舌が首筋をつうっと這った。

あっああん、気持ちいいよ……。

体中が性感帯になったかのように、ビクッ、ビクッと痙攣する。

リュウジは、オレの背中に顔を押し付けて囁く。

「水着の日焼けのあと……すげぇエロい……」
「はぁあん……し、しょうがないだろ?」

そうなのだ。
これは夏休みにリュウジとプールに行ったときにできたもの。

リュウジたっての願いで、少しセクシーなビキニを着て行ったのだが、日焼け止めが効かずにあとになって残ってしまったのだ。
お陰で、肩ひもと背中の線、そして、おっぱいを囲むトップスの形がくっきりと出てしまったのだ。

オレは恥ずかしくなって胸をクロスで隠す。
しかし、その手を強引につかみ、リュウジは日焼け後の肌を舐め回す。

「ああ、しょうがない……最高にしょうがないなぁ……はぁ、はぁ……エロくてしょうがない」
「あっ、あぁあん……」

と、そこへ扉が開く音が聞こえた。

ガラガラガラ!

「やっ、やばい!」

オレ達は脱ぎ散らかした服を手に取り、サッカーボールの籠の裏へ隠れた。
抱き合う形で息を潜める。

「おーい、誰かライン引きを頼む。お前達はハードルな」
「オス!」

何人かが体育倉庫に入ってきた。
そして、道具の運搬作業が始まった。

陸上部だろうか?

ということは、いつの間にか部活動の時間になってしまったって事だ。

(リュウジ、まずいよ!)

リュウジは下半身丸出し。
オレは上半身裸。
今、見つかったらタダじゃ済まないだろう。

(ん? ペロペロ)
(あっ、バカ! 何しているんだよ!)

(何って? アオイのおっぱいチュッチュッだが)

リュウジは、何事もなかったかのように愛撫を続ける。
この状況が分かっていないのだ。

オレは、叱ろうと思うのだが、体が言うことを聞かない。
乳首辺りを入念に舐めあげるリュウジの舌使いがあまりにも気持ちよくて、抵抗ができないのだ。

(あっ、やめろって……ああはぁ、はぁ、はぁ)
(美味しいな、アオイのおっぱい。んっぱっ!)

(あっああん……ダメ!)

思わず声が漏れた。

「ん? 誰かいるのか!?」

オレは慌てて手で口を塞いだ。
陸上部員らしき生徒達は耳を澄ます。

そこへ別の生徒が体育倉庫に入ってきた。

「どうした?」
「いやー、今、物音が……」

(このまま、ジッとしていれば……)

しかし、リュウジはお構いなし。

(はむっ……ちゅ、ちゅっ)
(ば、バカ。やめろ、リュウジ! ダメだ……声がでちゃうっ……あっ、ああぁん)

万事休すか……。

その時、生徒達の声が耳に入る。

「……気のせいみたいっす」
「よし。じゃあそのハードルで最後だ。先にアップを始めておけ!」
「ウッス!」

ガラガラガラ……。

危機一髪。
生徒達が去っていくのを確認すると、オレは、起き上がった。
そして、リュウジの頭をポカポカ殴った。

「はぁ、はぁ。リュウジ! てめぇ、何してるんだよ!」
「へ? 何って?」

「何で、人が来てるのにオレの乳首を舐めるんだ!」
「アオイ、お前なぁ!」

オレが必死になって怒ると、リュウジは逆切れしたかのように声を荒立てた。
オレはひるんで、声が小さくなる。

「な、なんだよ……」
「アオイ、よく聞け? お前、今日の走り高跳び、チラチラとシャツがめくれていたよな!」

「はぁ? まぁ、ジャンプするんだから、そんな事もあるだろ。で、それが何か?」
「何かじゃねぇ。うっすら、乳首が見えていたんだよ! お前がそうやって俺の事を誘惑するから、ずっと舐めたくて仕方なかったんだよ!」

リュウジは、さも被害者のように威張る。
でも、よくよく聞いてみれば大した事ではない。
オレは、負けじと言い返す。

「なんだよ。リュウジが勝手に見ただけだろ? それに男の乳首なんて普通だろ?」
「バカ! アオイのおっぱいは特別なんだ! まぁ、お陰でいい物を見させてもらった訳だどな……サンキューな、アオイ……」

リュウジの声のトーンは一転感謝モード。
オレは思わず吹き出す。

「ぶっ、なんだよそれ? もしかしていい物を見たって、オレの乳首のことかよ!」
「その通りだ! いいか、それからずっと勃起してたんだぞ。お前のお色気作戦が無ければ、走り高跳び勝負だって俺が勝っていたかもしれないんだからな! アオイは卑怯だ!」

オレは、リュウジの剣幕に押され気味になった。
確かに走り高跳び勝負は、オレが圧倒的過ぎて物足りなかったのは事実。

だからといって、オレが何をしたって言うんだ。
オレは必死に言い返す。

「な、な、何て言い草だよ……」
「とにかくだ! そのおっぱいが目の前にあったんだぞ? 人がいるから舐めるなだと? そんな事ができるか! 舐めるなって言う方がおかしい。そうだろ?」

「何だよ、その理屈! オレがいけないみたいじゃん」
「うんうん。アオイがいけない。いや、むしろ、アオイのおっぱいがいけない」

リュウジは、いきなりオレのおっぱいに吸い付いた。

「この悪いおっぱいめ!」
「何を……あっ、やめろ……」

オレの乳首はリュウジに散々嬲られ、超絶敏感になっていた。
だから、吸いつかれるだけで快感が全身を駆け巡った。

「あっ、あっ、バカ、やめて……お願い……はぁあん」
「ちゅっぱ、ちゅっぱ、美味しい……くそっ! 悪いおっぱいだけど憎めない……大好きだよ、おっぱいちゃん……」

ザラザラがした舌の感覚が、快楽の波を積み重ねていく。

「あっ、あっ、ダメ……」

喘ぎ声が次から次へと漏れ出る。
リュウジは満足気にオレの反応を楽しみながら、オレのおっぱいを間近で観察した。

「あれ? アオイのおっぱいってこんなに膨らんでいたか? それに、先っちょなんて、ツーンと上を向いて……エッチだろこれ……」

リュウジは乳首の先をコリコリと摘む。

「あぁあん、や、やめろ……やめて……」

涙目で訴えるけど、リュウジは容赦ない。
今度は、指先を丸め弾くように構えた。

オレは、それを見て驚愕する。
指で弾くなんて……そんな事をしたら……。

「リュウジ……だめ。それだけは、やめて!」

オレの懇願も無駄に終わる。
リュウジは、ニヤッと悪戯っ子の顔で、乳首の先をピンッと弾いた。
雷に打たれたかのように刺激が全身をめぐる。

「あはぁうううっ……あ、あーっ……」

一瞬で頭の中は真っ白になった。
そして、ふあふあとした最高に気持ちのいい感覚がぱぁっと広がった。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

俺、転生したら社畜メンタルのまま超絶イケメンになってた件~転生したのに、恋愛難易度はなぜかハードモード

中岡 始
BL
ブラック企業の激務で過労死した40歳の社畜・藤堂悠真。 目を覚ますと、高校2年生の自分に転生していた。 しかも、鏡に映ったのは芸能人レベルの超絶イケメン。 転入初日から女子たちに囲まれ、学園中の話題の的に。 だが、社畜思考が抜けず**「これはマーケティング施策か?」**と疑うばかり。 そして、モテすぎて業務過多状態に陥る。 弁当争奪戦、放課後のデート攻勢…悠真の平穏は完全に崩壊。 そんな中、唯一冷静な男・藤崎颯斗の存在に救われる。 颯斗はやたらと落ち着いていて、悠真をさりげなくフォローする。 「お前といると、楽だ」 次第に悠真の中で、彼の存在が大きくなっていき――。 「お前、俺から逃げるな」 颯斗の言葉に、悠真の心は大きく揺れ動く。 転生×学園ラブコメ×じわじわ迫る恋。 これは、悠真が「本当に選ぶべきもの」を見つける物語。 続編『元社畜の俺、大学生になってまたモテすぎてるけど、今度は恋人がいるので無理です』 かつてブラック企業で心を擦り減らし、過労死した元社畜の男・藤堂悠真は、 転生した高校時代を経て、無事に大学生になった―― 恋人である藤崎颯斗と共に。 だが、大学という“自由すぎる”世界は、ふたりの関係を少しずつ揺らがせていく。 「付き合ってるけど、誰にも言っていない」 その選択が、予想以上のすれ違いを生んでいった。 モテ地獄の再来、空気を読み続ける日々、 そして自分で自分を苦しめていた“頑張る癖”。 甘えたくても甘えられない―― そんな悠真の隣で、颯斗はずっと静かに手を差し伸べ続ける。 過去に縛られていた悠真が、未来を見つめ直すまでの じれ甘・再構築・すれ違いと回復のキャンパス・ラブストーリー。 今度こそ、言葉にする。 「好きだよ」って、ちゃんと。

男子高校に入学したらハーレムでした!

はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。 ゆっくり書いていきます。 毎日19時更新です。 よろしくお願い致します。 2022.04.28 お気に入り、栞ありがとうございます。 とても励みになります。 引き続き宜しくお願いします。 2022.05.01 近々番外編SSをあげます。 よければ覗いてみてください。 2022.05.10 お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。 精一杯書いていきます。 2022.05.15 閲覧、お気に入り、ありがとうございます。 読んでいただけてとても嬉しいです。 近々番外編をあげます。 良ければ覗いてみてください。 2022.05.28 今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。 次作も頑張って書きます。 よろしくおねがいします。

男子寮のベットの軋む音

なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。 そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。 ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。 女子禁制の禁断の場所。

どうせ全部、知ってるくせに。

楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】 親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。 飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。 ※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。

泣き虫だったはずの幼なじみが再会したら僕を守るために完璧超人になっていた話。

ネギマ
BL
気弱で泣き虫な高校生、日比野千明は、昔からいじめられっ子体質だった。 高校生になればマシになるかと期待したが状況は変わらず、クラスメイトから雑用を押し付けられる毎日を送っていた。 そんなある日、いつものように雑用を押し付けられそうになっている千明を助けたのは、学校中が恐れる“完璧超人”の男子生徒、山吹史郎だった。 文武両道、眉目秀麗、近寄りがたい雰囲気を纏う一匹狼の生徒だったが、実は二人は、幼い頃に離れ離れになった幼なじみだった――。

処理中です...