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第一部「おにーちゃんさえいればいい」
2020/08/18 「エロマンガ先生大好きマン、現る」
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朝起きたら、隣におにーちゃんがいなくて、すごくさびしかった……
でも、寝相が悪い上にえちえちランジェリー姿のわたしが、クーラーで風邪を引かないように、タオルケットがちゃんとかけてあって……
わたし愛されてるなぁって朝からニヤニヤしちゃった!
リビングに降りていったら、おにーちゃんはもうパソコンで何か作業をしていました。
「おに~ちゃんっ!」
って、抱きつこうとしたのですが……
その人は「エロマンガ先生」のムラマサちゃんのTシャツ(ブックタウンで買った、おそらく非公式の偽グッズ)を着ている上に、エルフちゃんのバスタオル(こっちはちゃんと公式グッズ)を肩にかけていました。
「おにーちゃんじゃない! 誰だ!?」
「エロマンガ先生大好きマンだ!」
「もう一度聞く。お前はおにーちゃんじゃない! 誰だ!?」
「エロマンガ先生大好きマンだ!!」
「ちがうわ! あなたはエルフちゃんとムラマサちゃん大好きマンよ!!」
「それでもエロマンガ先生大好きマンだ!!!」
8月18日、わたしのおにーちゃんが、わたしの知らない人になっていました。
わたしが小説を書くようになったきっかけは、わたしが漫画だけじゃなくて小説を読むようになる頃にはもう、おにーちゃんが小説を書いていたからでした。
おにーちゃんの書く小説が大好きで、わたしはいつも一番最初におにーちゃんの小説を読ませてもらえる、一ファンとしてこれ以上ないくらい恵まれた読者でした。
わたしの創作活動は、最初はおにーちゃんが煮詰まったりしたときに、いくつか思いつくかぎりのアイデアを出してみたり、そういうところからはじまりました。
書き方を教わったりはしてないけど、創作活動においてだけは(笑)、わたしはおにーちゃんをめちゃくちゃリスペクトしてるのです。
最近おにーちゃんはずっとパソコンばっかりで、
せっかくまた一緒に暮らせるようになったのに、全然わたしにかまってくれない!
って、わたしはちょっと、というか、かなり不満に思っていたのですが……
おにーちゃんは、どうやらはじめての二次創作の真っ最中だったようでした。
おにーちゃんの「ぼくの考えた最強の仮面ライダー」が、歴代ライダーやアベンジャーズ、それから相棒とか、おにーちゃんの好きないろんな作品とクロスオーバーしてて、今回もようやくできたその作品をわたしに一番に見せてくれました。
その作品は、これまでにおにーちゃんが書いたどんな物語よりも面白くて……
そして、本気でわたしを泣かせにきやがりました。
おにーちゃんがこれまでに書いてきたオリジナル、一次創作よりもおもしろいっていうのはどうなんだろ? ってちょっと思っちゃったけど。
今回の作品も、どこからそのアイデア出てくるの? ほんとにすごい!って思うんだけど、ムラマサちゃんのTシャツと肩にかけたエルフちゃんのバスタオルがすごい邪魔。ほんとに邪魔。
「エロマンガ先生大好きマン、わたしのおにーちゃんを返して!!」
「返して欲しければ、お前のパンツを寄越せ」
「わたしのパンツで何をするつもりなの!?」
「顔にかぶるに決まっているだろう」
「決まってない! おにーちゃんはそんなことしない!」
「お前の兄はしないかもしれないが私はする。さぁ、はやく寄越せ」
「パンツを渡したら、本当におにーちゃん返してくれる?」
「変態仮面に、俺はなる!」
朝からテンション高いなぁ……
即興コントに付き合うの、正直めんどくさいなぁ……
わたしは思いました。
おにーちゃんがこんな風に朝からスーパーハイテンションな日は、大体お昼すぎくらいに気持ちが一気に落ち込んで、なぐさめたり、はげましたりしなきゃいけなくて、めんどくさいんだよなぁ……
パンツを渡したらめんどくさい。
渡さなくてもめんどくさい。
とりあえず、寝かしつけよ……
朝四時からクライマックスしてたみたいだし……
本当に手がかかる……
だけど、そんなおにーちゃんが、わたしはかわいくてかわいくてしかたがなくて……
おっぱいあげたくなってきちゃった!!!
本当にあげてみようかな……
今のわたしなら、母乳出る気がする……(出ません
でも、寝相が悪い上にえちえちランジェリー姿のわたしが、クーラーで風邪を引かないように、タオルケットがちゃんとかけてあって……
わたし愛されてるなぁって朝からニヤニヤしちゃった!
リビングに降りていったら、おにーちゃんはもうパソコンで何か作業をしていました。
「おに~ちゃんっ!」
って、抱きつこうとしたのですが……
その人は「エロマンガ先生」のムラマサちゃんのTシャツ(ブックタウンで買った、おそらく非公式の偽グッズ)を着ている上に、エルフちゃんのバスタオル(こっちはちゃんと公式グッズ)を肩にかけていました。
「おにーちゃんじゃない! 誰だ!?」
「エロマンガ先生大好きマンだ!」
「もう一度聞く。お前はおにーちゃんじゃない! 誰だ!?」
「エロマンガ先生大好きマンだ!!」
「ちがうわ! あなたはエルフちゃんとムラマサちゃん大好きマンよ!!」
「それでもエロマンガ先生大好きマンだ!!!」
8月18日、わたしのおにーちゃんが、わたしの知らない人になっていました。
わたしが小説を書くようになったきっかけは、わたしが漫画だけじゃなくて小説を読むようになる頃にはもう、おにーちゃんが小説を書いていたからでした。
おにーちゃんの書く小説が大好きで、わたしはいつも一番最初におにーちゃんの小説を読ませてもらえる、一ファンとしてこれ以上ないくらい恵まれた読者でした。
わたしの創作活動は、最初はおにーちゃんが煮詰まったりしたときに、いくつか思いつくかぎりのアイデアを出してみたり、そういうところからはじまりました。
書き方を教わったりはしてないけど、創作活動においてだけは(笑)、わたしはおにーちゃんをめちゃくちゃリスペクトしてるのです。
最近おにーちゃんはずっとパソコンばっかりで、
せっかくまた一緒に暮らせるようになったのに、全然わたしにかまってくれない!
って、わたしはちょっと、というか、かなり不満に思っていたのですが……
おにーちゃんは、どうやらはじめての二次創作の真っ最中だったようでした。
おにーちゃんの「ぼくの考えた最強の仮面ライダー」が、歴代ライダーやアベンジャーズ、それから相棒とか、おにーちゃんの好きないろんな作品とクロスオーバーしてて、今回もようやくできたその作品をわたしに一番に見せてくれました。
その作品は、これまでにおにーちゃんが書いたどんな物語よりも面白くて……
そして、本気でわたしを泣かせにきやがりました。
おにーちゃんがこれまでに書いてきたオリジナル、一次創作よりもおもしろいっていうのはどうなんだろ? ってちょっと思っちゃったけど。
今回の作品も、どこからそのアイデア出てくるの? ほんとにすごい!って思うんだけど、ムラマサちゃんのTシャツと肩にかけたエルフちゃんのバスタオルがすごい邪魔。ほんとに邪魔。
「エロマンガ先生大好きマン、わたしのおにーちゃんを返して!!」
「返して欲しければ、お前のパンツを寄越せ」
「わたしのパンツで何をするつもりなの!?」
「顔にかぶるに決まっているだろう」
「決まってない! おにーちゃんはそんなことしない!」
「お前の兄はしないかもしれないが私はする。さぁ、はやく寄越せ」
「パンツを渡したら、本当におにーちゃん返してくれる?」
「変態仮面に、俺はなる!」
朝からテンション高いなぁ……
即興コントに付き合うの、正直めんどくさいなぁ……
わたしは思いました。
おにーちゃんがこんな風に朝からスーパーハイテンションな日は、大体お昼すぎくらいに気持ちが一気に落ち込んで、なぐさめたり、はげましたりしなきゃいけなくて、めんどくさいんだよなぁ……
パンツを渡したらめんどくさい。
渡さなくてもめんどくさい。
とりあえず、寝かしつけよ……
朝四時からクライマックスしてたみたいだし……
本当に手がかかる……
だけど、そんなおにーちゃんが、わたしはかわいくてかわいくてしかたがなくて……
おっぱいあげたくなってきちゃった!!!
本当にあげてみようかな……
今のわたしなら、母乳出る気がする……(出ません
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