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第20話「襲来!ブルマー星人マルブ」上
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ぷぷるんがこの星にやってきたときに放ったビームは、町ひとつを壊滅させ巨大なクレーターにし、その爆心地に住んでいた数千人の人々を跡形もなく消してしまった。
その場所は、今ではグラウンド・ゼロフォーと呼ばれるようになっていた。
しかし、そこにいた人々は、一時的にアリステラと呼ばれる場所に避難させられていただけらしい。
秋月ピノアは、約束通り本当に、その場所から人々をこの星に連れ戻してくれた。
クレーターができていたのは、まるで巨大なスプーンで削り取るかのように建物や地面ごとアリステラという異空間に避難させられていたかららしく、グラウンドゼロフォーは一夜にしてクレーターではなくなり、すべて元通りになっていた。
鶴房ナノカや神名 詩の協力もあり、滅亡の危機に瀕していた未来星の問題も無事解決した。
「レイタだっけ? あんた、すごい力を持ってるみたいだね。不老不死とか、星の核と一体化できるアリフってやつだけじゃなくてさ。無限の才能や可能性みたいなのが、あんたの中に眠ってるのがわかるよ。あんたの戦いはこれで終わりじゃない。まだ始まってもいないんじゃないかな」
秋月ピノアはレイタにそう言い残すと、鶴房ナノカや神名 詩と共に姿を消した。瞬間移動の魔法を使ったのだろう。
ぷぷるんと瓜二つの顔をしたその3人の少女とはそれきりだったが、ぷぷるんは相変わらず、もちろんスク水星人三姉妹たちも、レイタの家に居候していた。
季節は初夏になっていた。鬱陶しい梅雨の季節だった。
蒸し暑く気だるい梅雨の季節も、4月からの激動のエイリアンラッシュアワーに比べれば平和なものだった。
「最近平和だねぇ、レイちゃん……」
「あぁ、本当に平和だな、マヒル。平和っていいよな……」
学校の昼休み、お弁当を食べ終わったレイタとマヒルは、窓の外に落ちる無数の雨粒を眺めながら、熟年夫婦のように呟いていた。
「マヒルが作ってくれた弁当、今日もうまかった。いつもありがとな」
「どういたしましてなのだ!」
ふたりのそばにいたぷぷるんが、マヒルに代わって言ったので、
「お前はごちそうままだろ」
すかさずレイタがツッコミを入れた。
「レイちゃんはいつも美味しそうに食べてくれるから作りがいがあるよ? また明日も作ってくるね?」
「本当にマヒルの弁当はうまいからな。カロリーとか栄養とかもちゃんと考えてくれてるし、毎日三食マヒルの料理だったらいいなって思う」
「レイちゃん……それは教室で言うようなことじゃ……」
「マヒルはレイタの胃袋をもうつかんでるのだ? マジで結婚する5年前なのだ?」
「2~3ヶ月前とはいえ、逮捕された自称俳優の44歳さんの歌を元ネタに使うのはやめような? あと、俺たちたぶん大学行くから、5年後はまだ大学3年だ。早くても7年後くらいじゃないかな」
「レイちゃん……だから、それは教室で言うようなことじゃ……」
「ふたりはもうセ○クスはしてるのか?」
「ウル、お前は黙ってろ」
「なーんだ、マヒルの胸が日に日にホルスタイン化現象を起こしていたのはそういうことだったんだ? 好きな人に揉まれるとおっきく……」
「ルゥ、マヒルのおっぱいは確かにでかいけど、さすがに4つもないぞ?」
「レ、レイちゃんッ!? 何言ってるの!?」
「見たことないから知らんけど。たぶんないはず……ないよな?」
「な、ないです……お願いだから、もうやめて……」
「いっそ、4つあればいいのに。そしたら、わたしとぷぷるん先輩とルゥとウルが一度に……」
「おい、ミズキ、俺の分がなくなってるじゃねーか。なんでお前らが俺のマヒルのおっぱい独占するんだよ」
「レイちゃんッ!? 恥ずかしいからホントにやめてッ!? ここ、学校だよ? 家なら……家でもダメなんだけどね!?」
「今調べたら、6つの乳頭を持つ牛もいるみたいだな」
「牛のおっぱいの数は調べなくていいんだよ!?」
「副乳頭と呼ばれ、本来の乳頭とは別に余分についているものです、だって。市場では名簿に明記され、マイナスと捉えられてしまうこともあります。なんでだよ。たくさんあった方がいいだろ……じゃあ、俺がマヒルのおっぱいをふたつ、お前らに取られないよう名前を書いて確保しとくか。残りふたつと副乳ふたつを4人で奪いあってくれ」
「わたしのおっぱいで、おかしなデスゲームが始まろうとしてる!? みんな、落ち着いて! 冷静になろ? わたしのおっぱいはふたつしかないからね?」
「副乳は人間にもあるらしいぞ。まぁ、お前ら4人でせいぜい頑張って探すんだな」
「確かにこないだ見つけてびっくりしたけど……もうやめて……恥ずかしくて死にそう……」
「なぁなぁ、レイタ、マヒル。ぷぷるん、大阪万博に行きたいのだ!」
「ぷぷるんちゃんナイスだよ!」
「コロシテくんは、絶対に頭のおかしな錬金術師に産み出された悲しきキメラなのだ! ぷぷるんがあいつの願いをそろそろかなえてやらなきゃいけないのだ!」
「全然ナイスじゃなかった……ぷぷるんちゃん? あの子は確かに『ハ○レン』とか『メイ○イン○ビス』に出てきそうな子だけど、コロシテくんじゃないからね? ミャクミャクちゃんだからね!?」
「25年後の自分に会えるパビリオンもあるらしいのだ!」
「すごいな。そんなの、何年も前から画像加工アプリでもうあるのにな。年をとらせるだけじゃなくて、写真ひとつで性転換もできたような……あっ、確か、俺とマヒルの間に子どもが生まれたらどんな顔の子になるかとかもできたよな?」
「あー……うん、かわいい子だったよね……もう! 話がまた……」
「へー、結構でかい画面に等身大? の25年後の自分のCGが出てくるんだ? なぁ、このCG、クオリティ低くね? プレステ2じゃね?」
「さすがに3くらいはあるんじゃない? どれどれ……あ、ごめん、2だ、これ」
「火星の石が、火星の石に見えないのだ……南極の絶対凍土から採取されたって一体どういうことなのだ……?」
「アダムだかリリスだかが落ちてきたからじゃね? 南極ならアダムか。この世界じゃセカンドインパクトも起きなかったし、石ころがひとつふたつ残ってても……」
「それは月の話なのだ! 火星の石が地球にあるなんて、ぷぷるんはわけがわからないのだ……おまけに、月の裏側から採取された土もあるみたいなのだ……」
「そうか……頑張って取りに行ったんだな……まぁ、でもそれはまだマシな方だぞ。鳥取砂丘の砂を10トン運んできただけの砂場があるらしいからな……」
「わたしたち、まだ1年でよかったよね……今年修学旅行の先輩たちとか、中学の後輩の子たちとか、行き先が万博に変わっちゃったらしいよ……」
「親御さんらは積み立てたお金、返還してほしいだろな……」
「で、ふたりはもうキスとかはしたのか?」
「してないけど?」
「うん、してない」
「キスもしてないのに、セッ……だと……!? ドラ○ンボールの悟○さみたいな男……女の敵……ッ!!」
「おい、おかしな風評被害はやめろ。俺は一応ベ○ータさんみたいな愛妻家になる予定だ」
「この男、40代や50代になっても、マヒルと一緒にお風呂に入るつもりだぞ!!」
「ちょっ、ルゥちゃん、やめて? クラスのみんなが聞いてるから! 聞き耳立ててるから!!」
「当たり前だ! 俺の結婚相手が、もしマヒルじゃなくてお前らの中の誰かだったとしても、それは変わらん! 70代になろうが80代になろうが、俺はひとりの女性を愛し続け、そして90代になっても100歳になっても抱き続けるぜ!!」
なぜか、教室のあちこちでまばらに拍手が聞こえ、それはあっという間にクラス中からの拍手と、
「いよっ! 在経屋っ!!」
「さすが、レイタくんだわ!」
「ハーレム系ラノベ主人公!!」
「そこに痺れる! 憧れる!!」
「わたしもその中に入りたい!!!」
喝采に変わった。
マヒルには、クラス全員、頭がどうかしているとしか思えなかった。
その場所は、今ではグラウンド・ゼロフォーと呼ばれるようになっていた。
しかし、そこにいた人々は、一時的にアリステラと呼ばれる場所に避難させられていただけらしい。
秋月ピノアは、約束通り本当に、その場所から人々をこの星に連れ戻してくれた。
クレーターができていたのは、まるで巨大なスプーンで削り取るかのように建物や地面ごとアリステラという異空間に避難させられていたかららしく、グラウンドゼロフォーは一夜にしてクレーターではなくなり、すべて元通りになっていた。
鶴房ナノカや神名 詩の協力もあり、滅亡の危機に瀕していた未来星の問題も無事解決した。
「レイタだっけ? あんた、すごい力を持ってるみたいだね。不老不死とか、星の核と一体化できるアリフってやつだけじゃなくてさ。無限の才能や可能性みたいなのが、あんたの中に眠ってるのがわかるよ。あんたの戦いはこれで終わりじゃない。まだ始まってもいないんじゃないかな」
秋月ピノアはレイタにそう言い残すと、鶴房ナノカや神名 詩と共に姿を消した。瞬間移動の魔法を使ったのだろう。
ぷぷるんと瓜二つの顔をしたその3人の少女とはそれきりだったが、ぷぷるんは相変わらず、もちろんスク水星人三姉妹たちも、レイタの家に居候していた。
季節は初夏になっていた。鬱陶しい梅雨の季節だった。
蒸し暑く気だるい梅雨の季節も、4月からの激動のエイリアンラッシュアワーに比べれば平和なものだった。
「最近平和だねぇ、レイちゃん……」
「あぁ、本当に平和だな、マヒル。平和っていいよな……」
学校の昼休み、お弁当を食べ終わったレイタとマヒルは、窓の外に落ちる無数の雨粒を眺めながら、熟年夫婦のように呟いていた。
「マヒルが作ってくれた弁当、今日もうまかった。いつもありがとな」
「どういたしましてなのだ!」
ふたりのそばにいたぷぷるんが、マヒルに代わって言ったので、
「お前はごちそうままだろ」
すかさずレイタがツッコミを入れた。
「レイちゃんはいつも美味しそうに食べてくれるから作りがいがあるよ? また明日も作ってくるね?」
「本当にマヒルの弁当はうまいからな。カロリーとか栄養とかもちゃんと考えてくれてるし、毎日三食マヒルの料理だったらいいなって思う」
「レイちゃん……それは教室で言うようなことじゃ……」
「マヒルはレイタの胃袋をもうつかんでるのだ? マジで結婚する5年前なのだ?」
「2~3ヶ月前とはいえ、逮捕された自称俳優の44歳さんの歌を元ネタに使うのはやめような? あと、俺たちたぶん大学行くから、5年後はまだ大学3年だ。早くても7年後くらいじゃないかな」
「レイちゃん……だから、それは教室で言うようなことじゃ……」
「ふたりはもうセ○クスはしてるのか?」
「ウル、お前は黙ってろ」
「なーんだ、マヒルの胸が日に日にホルスタイン化現象を起こしていたのはそういうことだったんだ? 好きな人に揉まれるとおっきく……」
「ルゥ、マヒルのおっぱいは確かにでかいけど、さすがに4つもないぞ?」
「レ、レイちゃんッ!? 何言ってるの!?」
「見たことないから知らんけど。たぶんないはず……ないよな?」
「な、ないです……お願いだから、もうやめて……」
「いっそ、4つあればいいのに。そしたら、わたしとぷぷるん先輩とルゥとウルが一度に……」
「おい、ミズキ、俺の分がなくなってるじゃねーか。なんでお前らが俺のマヒルのおっぱい独占するんだよ」
「レイちゃんッ!? 恥ずかしいからホントにやめてッ!? ここ、学校だよ? 家なら……家でもダメなんだけどね!?」
「今調べたら、6つの乳頭を持つ牛もいるみたいだな」
「牛のおっぱいの数は調べなくていいんだよ!?」
「副乳頭と呼ばれ、本来の乳頭とは別に余分についているものです、だって。市場では名簿に明記され、マイナスと捉えられてしまうこともあります。なんでだよ。たくさんあった方がいいだろ……じゃあ、俺がマヒルのおっぱいをふたつ、お前らに取られないよう名前を書いて確保しとくか。残りふたつと副乳ふたつを4人で奪いあってくれ」
「わたしのおっぱいで、おかしなデスゲームが始まろうとしてる!? みんな、落ち着いて! 冷静になろ? わたしのおっぱいはふたつしかないからね?」
「副乳は人間にもあるらしいぞ。まぁ、お前ら4人でせいぜい頑張って探すんだな」
「確かにこないだ見つけてびっくりしたけど……もうやめて……恥ずかしくて死にそう……」
「なぁなぁ、レイタ、マヒル。ぷぷるん、大阪万博に行きたいのだ!」
「ぷぷるんちゃんナイスだよ!」
「コロシテくんは、絶対に頭のおかしな錬金術師に産み出された悲しきキメラなのだ! ぷぷるんがあいつの願いをそろそろかなえてやらなきゃいけないのだ!」
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「25年後の自分に会えるパビリオンもあるらしいのだ!」
「すごいな。そんなの、何年も前から画像加工アプリでもうあるのにな。年をとらせるだけじゃなくて、写真ひとつで性転換もできたような……あっ、確か、俺とマヒルの間に子どもが生まれたらどんな顔の子になるかとかもできたよな?」
「あー……うん、かわいい子だったよね……もう! 話がまた……」
「へー、結構でかい画面に等身大? の25年後の自分のCGが出てくるんだ? なぁ、このCG、クオリティ低くね? プレステ2じゃね?」
「さすがに3くらいはあるんじゃない? どれどれ……あ、ごめん、2だ、これ」
「火星の石が、火星の石に見えないのだ……南極の絶対凍土から採取されたって一体どういうことなのだ……?」
「アダムだかリリスだかが落ちてきたからじゃね? 南極ならアダムか。この世界じゃセカンドインパクトも起きなかったし、石ころがひとつふたつ残ってても……」
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「してないけど?」
「うん、してない」
「キスもしてないのに、セッ……だと……!? ドラ○ンボールの悟○さみたいな男……女の敵……ッ!!」
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「当たり前だ! 俺の結婚相手が、もしマヒルじゃなくてお前らの中の誰かだったとしても、それは変わらん! 70代になろうが80代になろうが、俺はひとりの女性を愛し続け、そして90代になっても100歳になっても抱き続けるぜ!!」
なぜか、教室のあちこちでまばらに拍手が聞こえ、それはあっという間にクラス中からの拍手と、
「いよっ! 在経屋っ!!」
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「ハーレム系ラノベ主人公!!」
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