未来星人ぷぷるん VS 強襲! スク水星人 , 激神!! ブルマー星人 , 烈戦!!!女児服星人 , 未来星人絶滅計画!!!!

あめの みかな

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第39話「出会いと再会と、始まりの嘘なのだ」前編

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数日後、まだぷぷるんたちの転入手続きはすんでいなかった。

どうしても学校についてきたがる彼女たちの登校ごっこに巻き込まれたレイタは、昼休みにわけがわからぬままぷぷるんらに拉致され、わけがわからぬま学校の家庭科室で「調理実習」をすることになった。

「レイタ、ぷぷるんたちに教えてほしいのだ! マヒルみたいにおいしい地球のごはんをつくりたいのだ!」

「まあ、せっかくだし、別にいいけど……」

ウル・ルゥ・マルブも張り切って準備する。
だが、ぷぷるんはどこか落ち着きがない。
いや、彼女に落ち着きなんてものがないのはいつものことだ。
だから、ぷぷるんはいつもより輪をかけて落ち着きがなかった、というべきだろう。

「なあ、ぷぷるん。何作るか決めたのか?」

「ぷぷるんは、前に喫茶店で食べた地球料理の定番『ナポリたん』を作るのだ!」

発音が完全に、いにしえのネット用語「○○○タソ」のそれだった。

「たん!? ナポリ“たん”って誰!? てか、あの部位を使うの!? ナポリタンなだけに!?」

「レイタは知らないのだ? 地球の、特に日本とイタリアのナポリで大人気の、ケチャップの味しかしない麺料理のことなのだ!」

「本場のイタリア人はナポリタンは食わねえよ!? 日本発祥の料理だよ!!」

ケチャップ以外の味もちゃんとする。


***


調理が始まった。

ぷぷるんはコンロの火に未来魔法エネルギーなるものを注ぎ、スパゲッティを「ぷぷるん☆超加速ゆで」にする。
しかしその熱があまりに高すぎて、パスタ鍋が光りだした。

「なぁ、なんかこれ……鳴ってない? ピッ、ピッ、ピッて」

「カウントダウンしてるのだ♡」

「それ、もうただの爆薬じゃねーかああああ!!」

ズボォォォォォン!!!!!

地球産のステンレス鍋では、宇宙核融合炉並みの高熱に耐えきれず、大爆発を起こした。
家庭科室の窓が割れ、天井が焦げ、電子レンジなど近くにあったものは跡形もなく消えていた。

──が、爆発の直前、レイタが無意識に腕をかざし、光の壁を発生させていた。
彼はその場にいた全員を爆発から守っていた。

毎度お馴染みの「アリフ」の力である。
彼はもう、その力を完全に使いこなしていた。


爆発の後のこと。
料理室の片隅で、しょんぼりしているぷぷるん。

「ごめんなのだ……ぷぷるん、また、レイタに迷惑かけてしまったのだ……」

自覚あったんだ? と驚きながら苦笑して、レイタはそっと彼女の頭に手を置いた。

「いいんだよ。次は、一緒にちゃんと作ろうな。ちゃんと、火加減見ながら」

「レイタぁ……!」

「あと“ナポリタン”だから。“ナポリたん”じゃなくて“ナポリタン”な」

「言い直しても、一緒に聞こえるのだ?」


後片付けを終え、教室に向かう途中、

「レイタ~、明日はプリンつくりたいのだ♡」

「まだやる気かよ……」

「大丈夫なのだ。今度は爆発しないプリンにするのだ!」

「どういう意味それ!?」

もうしばらく、在経調理専門学校は続きそうだな。
レイタはため息をつかざるを得なかった。


その日の放課後、レイタたちの教室にざわめきが走った。

校庭で謎の光が炸裂したかと思えば、制服姿の生徒たちがぞろぞろと現れたのだ。

「なにあれ……めっちゃ美形じゃん……でも、なんか軍隊みたいな空気……」

その中で、ひときわ目立っていたのが少女がいた。
冷たい表情。虚ろな瞳。
前はあんな表情、してなかったのにと、レイタは見知らぬ少女を見ながら思った。

「……ミズキ?」

そんな名前が口をついて出たりもした。
だが、次の瞬間、自分でも何を言ったのかがわからなくなる。

誰だ、それ?
そんな名前の奴、いたっけ?

「レイタ、どうしたのだ?」

「いや……なんか、妙に胸騒ぎがして……」

突如現れた彼女たちは、どうやら明日からこの学校に通う転校生らしかった。
彼女たちは、全員優等生の仮面を被っていたが、その仮面の奥からは、冷たい鋼のような殺意が滲み出ていた。

「ねぇ、レイちゃん、あの人たち……」

「間違いなく敵だろうな……」

「ぷぷるんもそう思うのだ!」

「学校を戦場にするわけにはいかないよ。ボクたち、もうすぐここの生徒になるんだし」

ウルの言うとおりだった。
転校生たちのことは気になったが、レイタたちは一先ず帰宅することにした。
ぷぷるん、ルゥ、ウル、マルブ、そしてレイタ、マヒルの6人は、万が一の事態に備え一緒に帰ることにした。

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