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二人の思い
レニドールSide 身の振り方を伝える
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次の日はさすがに身体が重くて、昼過ぎまで寝てしまった。喉が少しいがいがする……。あと股関節がさすがに痛い。
変な場所が筋肉痛みたいな感じだ。完全にヤリすぎだな。
でも、昨日のルーファスとの恋人セックスは、本当に最高だった。
凄すぎて、意識が何度飛んだか……。知らない扉を開いてしまった。恥も外聞も吹き飛んで、あられもない姿を晒してしまった。
ルーファスがドン引きしてなければいいけど……。
俺達はあの夜の甘さを引き摺る事無く帰り支度を済まして宿をでた。
最後の旅を彩った宿を振り返った。
鄙びた宿から関係が始まって、鄙びた宿で終える。少しだけ感傷に浸った後はもう振り返らない。
踵を返して王都への街道へ向かった。
王宮にはすぐ着いて欲しくなくて、馬を引きながらトボトボと歩き、俺は決めた身の振り方を伝えようとルーファスに身を向けた。
「ルーファス、今回は無茶な旅に付合ってくれて本当にありがとう。感謝してる」
「……殿下、当然の事をしたまでです」
「いや、俺だって行きたくなかったくらいだ。誰もがそう思うわけじゃない。それから、閨の事を教えてくれてありがとう。なんていうかさ、ああいう事って俺にとっては現実的でない行為っていうか……。体験できると思わなかった。好きな人と……とか、結婚も出来るとは思ってなかったから」
「……っそんなっことは……」
「出来ると思うか? 平凡、残念王子って皆に言われてるんだぜ。……でもさ、ルーファスが、こんな俺を受け入れてくれて凄く嬉しかった。平凡な俺でもあんな経験出来て、自信にもなった」
「…………殿下……」
「ルーファスと旅して、色々な経験をしたおかげだ。これで俺、王宮を出ても生きていけるよ」
「やはり、王宮を出られるのですか……。出られてからはどうされるのですか……」
「……うん、ここはさ、悪いことも無いけど、いい思い出もなくて、正直想い入れはないんだ」
ルーファスと過ごした日々だけが俺の宝物。でもそんなルーファスは王宮に戻れば確実に誰かのものになる。もう騎士団事務員のものなのかもしれない。
ルーファスを知ってしまった後では、誰かと幸せそうにしている彼を眺めるなんて出来るわけがない。
ルーファスがいないのなら、この国にいる意味はない。ルーファスとたくさんセックスをして、自信や大切な思い出も出来た。この出来事を胸に閉まって一生生きていける。
「戦士になってアルハート国か、……ヴェルカ国で復興の手伝いとかもいいな。この辺の魔物激弱だし、俺でも何とかやっていけるだろ。…………いつか、好きな人が出来て、今度こそ結ばれるといいなぁ」
ルーファスが思い出の中の人になって落ち着いて、いつかそんな人が出来ればいいな、と思いながら馬の首を撫でていると
「……っならば私も殿下に付いて行きますっ!!」
ルーファスの突拍子も無い申し出に目を丸くした。
「え゛……何で……?? お前第一王子付きだろ。それこそ時期騎士団長か、兄上の側近になるんじゃないのか……?」
「貴方がいない王宮や国にいる意味はありません! 貴方が嫌がろうと絶対に付いて行きますからね!」
「……そ、それは……言い過ぎじゃ……何でそこまでして俺なんかに付いてくるの……? 何の得にもならいよ?」
「っっ貴方をっレニドール殿下を愛しているからですよ!!」
「ふぁっっ!?」
なんとルーファスは俺の両肩を掴み、突然愛の告白をしてきた…………!!
変な場所が筋肉痛みたいな感じだ。完全にヤリすぎだな。
でも、昨日のルーファスとの恋人セックスは、本当に最高だった。
凄すぎて、意識が何度飛んだか……。知らない扉を開いてしまった。恥も外聞も吹き飛んで、あられもない姿を晒してしまった。
ルーファスがドン引きしてなければいいけど……。
俺達はあの夜の甘さを引き摺る事無く帰り支度を済まして宿をでた。
最後の旅を彩った宿を振り返った。
鄙びた宿から関係が始まって、鄙びた宿で終える。少しだけ感傷に浸った後はもう振り返らない。
踵を返して王都への街道へ向かった。
王宮にはすぐ着いて欲しくなくて、馬を引きながらトボトボと歩き、俺は決めた身の振り方を伝えようとルーファスに身を向けた。
「ルーファス、今回は無茶な旅に付合ってくれて本当にありがとう。感謝してる」
「……殿下、当然の事をしたまでです」
「いや、俺だって行きたくなかったくらいだ。誰もがそう思うわけじゃない。それから、閨の事を教えてくれてありがとう。なんていうかさ、ああいう事って俺にとっては現実的でない行為っていうか……。体験できると思わなかった。好きな人と……とか、結婚も出来るとは思ってなかったから」
「……っそんなっことは……」
「出来ると思うか? 平凡、残念王子って皆に言われてるんだぜ。……でもさ、ルーファスが、こんな俺を受け入れてくれて凄く嬉しかった。平凡な俺でもあんな経験出来て、自信にもなった」
「…………殿下……」
「ルーファスと旅して、色々な経験をしたおかげだ。これで俺、王宮を出ても生きていけるよ」
「やはり、王宮を出られるのですか……。出られてからはどうされるのですか……」
「……うん、ここはさ、悪いことも無いけど、いい思い出もなくて、正直想い入れはないんだ」
ルーファスと過ごした日々だけが俺の宝物。でもそんなルーファスは王宮に戻れば確実に誰かのものになる。もう騎士団事務員のものなのかもしれない。
ルーファスを知ってしまった後では、誰かと幸せそうにしている彼を眺めるなんて出来るわけがない。
ルーファスがいないのなら、この国にいる意味はない。ルーファスとたくさんセックスをして、自信や大切な思い出も出来た。この出来事を胸に閉まって一生生きていける。
「戦士になってアルハート国か、……ヴェルカ国で復興の手伝いとかもいいな。この辺の魔物激弱だし、俺でも何とかやっていけるだろ。…………いつか、好きな人が出来て、今度こそ結ばれるといいなぁ」
ルーファスが思い出の中の人になって落ち着いて、いつかそんな人が出来ればいいな、と思いながら馬の首を撫でていると
「……っならば私も殿下に付いて行きますっ!!」
ルーファスの突拍子も無い申し出に目を丸くした。
「え゛……何で……?? お前第一王子付きだろ。それこそ時期騎士団長か、兄上の側近になるんじゃないのか……?」
「貴方がいない王宮や国にいる意味はありません! 貴方が嫌がろうと絶対に付いて行きますからね!」
「……そ、それは……言い過ぎじゃ……何でそこまでして俺なんかに付いてくるの……? 何の得にもならいよ?」
「っっ貴方をっレニドール殿下を愛しているからですよ!!」
「ふぁっっ!?」
なんとルーファスは俺の両肩を掴み、突然愛の告白をしてきた…………!!
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